※編集部よりお知らせ:
システム上の都合により、2020年12月号から従来と比べて文字が小さく表示されております。
大変お手数をお掛けしますが、改善できるまでの間、お手元のパソコン(又はスマートフォン)の表示を
拡大してお読みくださいますようお願いいたします。
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こんにちは。
阪急お客さま新聞編集部の田中です。
みなさんはどのような年末年始を過ごされたのでしょうか。
私は年末に実家(広島)の母が逝きました。
以前の「阪急お客さま新聞」でも、触れさせていただきましたが、
ちょうど2年前の年末、母が心筋梗塞で倒れ、一時は心肺停止したもののなんとか蘇生し、3か月後に退院して、在宅介護を受けておりました。
あれから2年、私は東京在住のため、近くで面倒を見ることができず、子供は私一人だけなので、近所の親戚(父の義妹)やご近所のおじちゃんおばちゃん、民生委員さん、そして介護サービスのケアマネジャーさん、ヘルパーさんたちに支えてもらい、生き続けることができました。
私も一時は会社を辞めて実家に帰り、介護に専念しようか、と本気で考えたこともありましたが、周りの人たちのおかげで、母は天寿を全うできました。ありがたいことです。
私も死に目には会えませんでしたが、意識を失う前夜、電話で声を聴くことができました。息子としては、自分にしてやれることはやれた、と後悔はありません。
大切な人が亡くなる、ということは、遺った者が、自分の気持ちにどう折り合いをつけるか、ということなのだろうと思います。
私も淋しくない、といえば嘘になりますが、ひとり残った父と濃密な時間を共有することができましたし、とても意義深い年末年始でした。
母の味のお雑煮(我が家では「ブリ」と「はまぐり」入りのすまし雑煮です)を作り、父とふたりでしみじみ食べたことも良い思い出です。
誰もが通る道、これを乗り越えて、また人は成長する、そんなことを、今年は特に寒い冬に思った年末年始でした。
年明けから湿っぽい話ですみません。
母が亡くなって改めて感じたことがふたつあります。
それは「自分の大切な人が亡くなっても、世の中はいつもと変わらず過ぎて行く」ということ。
もうひとつは「人間はどんなに悲しくても腹は減る」ということです。
今は世界中が非常事態です。気持ちが落ち込んだり、不安になったり、投げやりになったりすることもあるかもしれません。しかし、人間はそれでも生きていかなければなりません、現状を受け入れ、自分にできることをやりながら強く生き抜いていかなければなりません。
身内の死であれ、感染症であれ、それを受け入れて、乗り越える。そういう強さは歴史を見ても人間には備わっているのかもしれません。
今年も一年生きていきたいと思います。
さあ、今月も阪急お客さま新聞!です。
ちょっと座って落ちついて、熱いお茶でも飲みながら、じっくりお楽しみください。
●○● 1月号の目次 ●○●
1.お客さま投稿コーナー :私の年賀状事情
2.今月のお話(はっぴー):原町田七福神めぐり
3.お客さまからの声
4.耳より情報:たびこふれサロン「オンラインイベント」へのお誘い
5.編集後記
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1.お客さま投稿コーナー〔お題:私の年賀状事情〕
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今月号のお題は【私の年賀状事情】です。
お題を提供いただいた青木さまをはじめ、みなさんから投稿いただきました!早速ご紹介しましょう♪
【私の年賀状事情】その1 11月に年賀状発売されると妻が「貴方、いつもの季節が来ましたね」近頃は こんなやりとりの中で今年の賀状を取り出し、喪中はがきをホッチキスで止め 順を追って宛名書きして文面に近況を書きゴム印で赤く元旦や干支を押印して 又、元旦・2日・3日・・・7日賀状が届いた日を氏名の頭に●,〇,◎...▲とチェックし、5日以降に届いた方は翌年出しません。但し出向していた会社の総務の方は(御社海外旅行に数度ご一緒しました)拘りが有って大晦日恒例の第九演奏会に行き、終夜運転の電車で帰宅し、庭から元日の空を見上げ一杯遣りながら賀状を書き投函するので5日目位に届きます。本来はこれが本当かも?彼女曰く「年末に書いて実情が伝わるか?」ごもっとも!! 我々凡人は初詣後元旦の朝拝見したい(笑) |
●青木 武さまより 【私の年賀状事情】その2 10数年間はアチコチ行った旅行で想い出のツーショット写真を賀状に印刷しておりました。翌年「グランドキャニオンに行かれたのですか」「素晴らしいマチュピチュ」「今度はどちら方面へ」等々やり取りを知人・友人と交わしておりました。賀状を書くのにも写真選び、文面楽しみながら作っていました。 時とともに連れ合いを亡くした喪中はがきが来て、夫婦の旅写真印刷は止めたり東日本大震災の時は、「絆」一文字で近況報告、最近はEPSONからの無料年賀状のアプリで干支印刷しております。 知人家族が結婚した写真・還暦・古希の祝い写真一族郎党孫たちと撮った写真を見ると微笑ましくなり、年賀状っていいなぁと思います。 来年は丑年あと八日で新年。どんな賀状が届くのか楽しみです。この行事は幾つになっても続けて行きたいです。 |
◇編集部・吉田より
「年賀状は卒業します」という声もチラホラ届いていますが、返信がなくてもまた出しちゃいますよ~(笑)
~・~・~・~・~・~・~・~・~
●E.S.さまより 【わたしの年賀状事情】 年賀状をいただくのは嬉しい。 医療従事者の方々の献身的な努力に心から感謝する。 |
◇編集部・吉田より
確かに、今年いただいた年賀状のコメントはコロナ一色でしたね。
かく言う私も「コロナが収まったら・・・」とたくさん書きました。
一日も早くい収束を願うばかりです。
コロナよ、早く退散してくれ!!
~・~・~・~・~・~・~・~・~
◇編集部・吉田より
ステキな年賀状をありがとうございます!
昨年はまさに「息詰まるような日々」が続きました。
緊急事態宣言の効果もあり、少しずつ感染者数は減ってきましたが、
海外旅行の再開にはもうしばらくかかりそうですね。
早く自由に旅できる日が来ますように。
~・~・~・~・~・~・~・~・~
さて、来月号のお題は・・・【私の好きなラジオ番組】です。
みなさんは、ラジオを聴きますか?私(吉田)は毎日ラジオを聴いています。東日本大震災の時にテレビを観るのが嫌になってからというもの、すっかりラジオ派!!家でも外出時も、ラジオアプリ「radiko」を愛用していて、在宅勤務のBGMはだいたい「Tokyo FM」です♪
みなさんはどんな時にラジオを聴きますか?好きなラジオ番組・好きなラジオ局、ラジオにまつわるエピソードなどなど、ぜひ聴かせてください!
★お題への投稿は↓↓こちらからお寄せください!
https://www.hankyu-travel.com/wakuwaku-paper/mail.php
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2.今月のお話(はっぴー)
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みなさん、こんにちは!
はっぴーです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年は明るい話題の多い良い年になればいいなぁ~と思い、昨年12月に実家がある東京都町田市の原町田七福神めぐりをしてきました。
七福神めぐりは全国各所にあり、諸説ありますが、室町時代ごろから「七難即滅、七福即生」、七福神を参拝すると七つの災難が消え去り七つの幸福が授かるとして信仰されるようになったそうです。お正月期間のみ開催しているところと、通年開催しているところがあるようです。
原町田七福神めぐりは1年を通して楽しむことができ、約3Kmと気軽に歩ける距離も魅力的です。通常はそれぞれの神様のところにスタンプが設置されていて色紙にスタンプが押せるのですが、現在は新型コロナウィルス感染防止のためスタンプは撤去されています。こんなところにも影響があるのですね・・・。
どこから回ってもよいのですが、小田急線 町田駅 カリヨン広場にある大黒天さまから出発です!
<カリヨン広場>
町田駅東口のカリヨン広場の片隅にひっそりと大黒天さまがいました。
大黒さまは打ち出の小槌と大きな袋を持った五穀豊穣の福神様です。
カリヨン広場から商店街の中をプラプラと5分ほど歩いていくと浄運寺(じょううんじ)に到着。
入口にマスクをした毘沙門天さまがいました。今のご時世を感じます。毘沙門天さまは福寿増長の福神様です。
お菓子作りをされる方ならご存じの方も多い富沢商店 本店やスターバックスコーヒーなどを横目に商店街を歩いて行くと町田商工会議所に到着。
こちらにいらっしゃる福禄寿さまもマスク姿でした。福禄寿さまは財宝守護の福神様です。
ここまでは商店街の中をプラプラと真直ぐ進んできましたが、ここからは少し点在しています。
商店街から外れて勝楽寺へ。
こちらには寿老人さまがいました。寿老人はその名の通り不老長寿の福神様です。
勝楽寺から5分ほどで町田天満宮に到着。子供の頃、出店がたくさん出ている町田天満宮のお祭りに行くのが楽しみでした。
ここには恵比寿さまがいました。恵比寿さまは商売繁盛の福神様です。
町田天満宮からJR横浜線の線路に沿って5分ほど歩き、宗保院(そうほいん)に到着。
こちらには布袋さまがいました。布袋尊は家庭円満の福神様です。
宗保院から出発地点に戻るように歩きながら25分くらいで母智丘神社(もちおじんじゃ)に到着。
こちらには七福神の中の紅一点、弁財天さまがいました。弁財天さまは芸術・財福の福神様です。
商店街を歩いている時は店をのぞいたりしながらプラプラ歩いて2時間弱、ちょうどいい散歩になりました。
今回は各所でのスタンプが押せなかったので母智丘神社に行く途中、商店街のスターバックスコーヒー隣にある「ぽっぽ町田」で色紙を購入し、その場で7箇所のスタンプを押しました。
完成形がこちらです。
みなさまにもご利益が届くと嬉しいです!
では、2021年もみなさまとそのご家族が健康でありますように!!
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3. お客さまからの声
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みなさんからお寄せいただいた<声>を紹介するコーナーです。
いつも声をお寄せいただき、ありがとうございます♬
~日本の歌謡曲の詞は素晴らしい~ コロナで外出もままならないいま、徒然なるままに、歌詞を引用して、私も詞を作ってみました。さて、どの歌からチョイスしたかお考え下さい。
|
○斉藤さまへ
素晴らしい!情景が浮かびます。
懐かしい歌には、心を揺さぶる「何か」がありますね。
今から昔を思い出すと、キラキラ輝く良いことばかり思い出しますが、
その当時は当時で生きていくことが大変だったことも多く、決してパラダイスではありませんでしたよね。
その中で紡ぎだされてくる歌は、心に染みます。
今のこのしんどい時代も、時が過ぎれば「あ~あの頃はよかったなぁ」と思えるような日が来るのでしょうか。
結局人間は「今」を一生懸命生きるしかない、そういうことなのかもしれませんね。
(田中より)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
○斉藤さまへ
私の母のように天寿を全うして亡くなるのはしあわせで、戦争で若く亡くなった方のご遺族の無念や悲しみは、察するに余りあります。
斉藤さまのおっしゃるように「いつの時代も愛と平和が何事にも優先する」は正にその通りです。
(田中より)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
● 並木 敬晴さまより |
○並木さまへ
期待していた以上のものに出会った歓びはひとしおですよね。
それが旅本来が持つ、醍醐味かもしれません。
少し視点が違うかもしれませんが、「旅慣れてくると感動する気持ちも麻痺してしまって、スーパーに行くような感じで旅行する気分になってきた」
という声をお聴きすることがたまにあります。
初めて旅した時の感動や驚きや気づきのこころををいつまでも持っていたいものです。
(田中より)
ご意見や新聞の感想、エッセイなど、ぜひお気軽にお寄せください♪
お待ちしています\(^O^)/
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4. 耳より情報:たびこふれサロン「オンラインイベント」へのお誘い
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~たびこふれサロン、会員以外の方も視聴できるイベントを開催します~
2020年10月にオープンした「たびこふれサロン」では、サロン会員向けのイベントを随時開催していますが、このたび会員以外の方もZoomを利用して視聴いただける特別なオンラインイベントを開催することになりました。
自分で金額を決められる投げ銭スタイル(0円~2,000円)です。どうぞお気軽にお申込み&ご覧くださいね~!
■2月5日(金)21:00
【LIVE】たびこふれサロン・オンライン講座「チェブラーシカとロシア文化」
ロシアから【LIVE】配信!たびこふれサロン<初>の投げ銭オンライン講座「チェブラーシカとロシア文化」:チェブラーシカ愛が止まらない!!これを視聴したら、アナタもチェブラーシカファンになっちゃうかも?!アフターコロナの旅行先を探しているアナタもぜひ!オンラインサロン「たびこふれサロン」で大人気のLIVEイベント・海外在住者へのオンラインインタビューがPeatixに登場!今回は、あの「南アフリカ」からこんにちは!(こんばんは?)日本との時差は-7時間、夜の日本から昼間の南アフリカに繋ぎ、LIVEならではの臨場感でお伝えします!
詳細&お申込みはこちらから:https://peatix.com/event/1788691/view
ちなみに・・・お客さま新聞の田中&吉田もチラリと登場しますよ~笑
■ご注意■
オンライン講座の視聴には通信量を大量に消費することがあります。インターネットの契約がパケット放題でない場合は、「Wi-Fi(ワイファイ)」でのご利用をおすすめします。詳しくは契約されている通信会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)にお問い合わせください。
(編集部・吉田より)
5. 編集後記
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私の父は、どちらかというと薄情(おやじ、ごめん!笑)なタイプなので、母の死に面しても「さほどショックは受けないのではないか」と思っていましたが、そうではありませんでした。父はかなり淋しそうでした。「ええ女房じゃった」「ほんまようやってくれた」と何度もつぶやくように言っていました。
「おやじ、それ、生きとる時に言うてやったら母ちゃんも喜んだじゃろうに」と言いましたが、生前はかなり母にきつくあたっていた父が心ではそう思っていたことが、嬉しくもありました。
母は財産もなく、形見になるようなものもありませんでしたが、ひとつだけ私が東京に持ち帰ったものがあります。それは「孫の手」。
私も最近、背中が痒いことが多くなりましたが、40肩なのか50肩なのか背中に手を回すのが痛くなってきたので「孫の手でも買おうかな」と思っていたところだったのです。
母愛用の孫の手はかなり使い込まれており「この孫の手は母の背中も掻いていたんだなぁ」と思うと感慨深いです。
みなさんもどうか、こころと体を大切に!
今年も「阪急お客さま新聞」をどうぞよろしくお願いいたします。
(編集部:田中)
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