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※編集部よりお知らせ:

システム上の都合により、2020年12月号から従来と比べて文字が小さく表示されております。

大変お手数をお掛けしますが、改善できるまでの間、お手元のパソコン(又はスマートフォン)の表示を

拡大してお読みくださいますようお願いいたします。

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こんにちは。

阪急お客さま新聞編集部の田中です。

みなさんはどのような年末年始を過ごされたのでしょうか。

私は年末に実家(広島)の母が逝きました。

以前の「阪急お客さま新聞」でも、触れさせていただきましたが、

ちょうど2年前の年末、母が心筋梗塞で倒れ、一時は心肺停止したもののなんとか蘇生し、3か月後に退院して、在宅介護を受けておりました。

あれから2年、私は東京在住のため、近くで面倒を見ることができず、子供は私一人だけなので、近所の親戚(父の義妹)やご近所のおじちゃんおばちゃん、民生委員さん、そして介護サービスのケアマネジャーさん、ヘルパーさんたちに支えてもらい、生き続けることができました。


私も一時は会社を辞めて実家に帰り、介護に専念しようか、と本気で考えたこともありましたが、周りの人たちのおかげで、母は天寿を全うできました。ありがたいことです。

私も死に目には会えませんでしたが、意識を失う前夜、電話で声を聴くことができました。息子としては、自分にしてやれることはやれた、と後悔はありません。

大切な人が亡くなる、ということは、遺った者が、自分の気持ちにどう折り合いをつけるか、ということなのだろうと思います。

私も淋しくない、といえば嘘になりますが、ひとり残った父と濃密な時間を共有することができましたし、とても意義深い年末年始でした。

母の味のお雑煮(我が家では「ブリ」と「はまぐり」入りのすまし雑煮です)を作り、父とふたりでしみじみ食べたことも良い思い出です。

誰もが通る道、これを乗り越えて、また人は成長する、そんなことを、今年は特に寒い冬に思った年末年始でした。

年明けから湿っぽい話ですみません。

母が亡くなって改めて感じたことがふたつあります。

それは「自分の大切な人が亡くなっても、世の中はいつもと変わらず過ぎて行く」ということ。

もうひとつは「人間はどんなに悲しくても腹は減る」ということです。

今は世界中が非常事態です。気持ちが落ち込んだり、不安になったり、投げやりになったりすることもあるかもしれません。しかし、人間はそれでも生きていかなければなりません、現状を受け入れ、自分にできることをやりながら強く生き抜いていかなければなりません。


身内の死であれ、感染症であれ、それを受け入れて、乗り越える。そういう強さは歴史を見ても人間には備わっているのかもしれません。
今年も一年生きていきたいと思います。

さあ、今月も阪急お客さま新聞!です。

ちょっと座って落ちついて、熱いお茶でも飲みながら、じっくりお楽しみください。

●○● 1月号の目次 ●○●

1.お客さま投稿コーナー :私の年賀状事情
2.今月のお話(はっぴー):原町田七福神めぐり

3.お客さまからの声
4.耳より情報:たびこふれサロン「オンラインイベント」へのお誘い

5.編集後記


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 1.お客さま投稿コーナー〔お題:私の年賀状事情〕
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今月号のお題は【私の年賀状事情】です。

お題を提供いただいた青木さまをはじめ、みなさんから投稿いただきました!早速ご紹介しましょう


●青木 武さま
より

【私の年賀状事情】その1

11月に年賀状発売されると妻が「貴方、いつもの季節が来ましたね」近頃は
「お父さん、せっせとやらないと間に合わないわよ、昔のように若くないんだから」「何十年もやっているから問題ないよ」

こんなやりとりの中で今年の賀状を取り出し、喪中はがきをホッチキスで止め
済のグループにします。そうしてA4用紙にIHI工場・プラント関係・LNG部・
旅メンバー・出向先・取引先・地域同級生・親戚・奥様など12のグループに
分類して氏名を書き止め、これが最初の設計段階です。今はExcelで作りますが、昭和時代はこれも、はがきも全て手書きでしたから一大イベントです。

順を追って宛名書きして文面に近況を書きゴム印で赤く元旦や干支を押印して
表裏確認しA4用紙の氏名欄を黄色マーカーし、上の余白に日付と正の文字で
枚数を記録しておきます。数が多いので出し忘れを防ぐためです。

又、元旦・2日・3日・・・7日賀状が届いた日を氏名の頭に●,〇,◎...▲とチェックし、5日以降に届いた方は翌年出しません。但し出向していた会社の総務の方は(御社海外旅行に数度ご一緒しました)拘りが有って大晦日恒例の第九演奏会に行き、終夜運転の電車で帰宅し、庭から元日の空を見上げ一杯遣りながら賀状を書き投函するので5日目位に届きます。本来はこれが本当かも?彼女曰く「年末に書いて実情が伝わるか?」ごもっとも!!

我々凡人は初詣後元旦の朝拝見したい(笑)
人生120歳時代、まだまだこれからも続けます。如何でしょうか。

●青木 武さまより

【私の年賀状事情】その2

10数年間はアチコチ行った旅行で想い出のツーショット写真を賀状に印刷しておりました。翌年「グランドキャニオンに行かれたのですか」「素晴らしいマチュピチュ」「今度はどちら方面へ」等々やり取りを知人・友人と交わしておりました。賀状を書くのにも写真選び、文面楽しみながら作っていました。

時とともに連れ合いを亡くした喪中はがきが来て、夫婦の旅写真印刷は止めたり東日本大震災の時は、「絆」一文字で近況報告、最近はEPSONからの無料年賀状のアプリで干支印刷しております。

知人家族が結婚した写真・還暦・古希の祝い写真一族郎党孫たちと撮った写真を見ると微笑ましくなり、年賀状っていいなぁと思います。

来年は丑年あと八日で新年。どんな賀状が届くのか楽しみです。この行事は幾つになっても続けて行きたいです。


◇編集部・吉田より

さすがは青木さん!年賀状も段取りバッチリですね~。
まるで一大事業のような取り組み方ですね。

私も年賀状を楽しみにしています。
受け取るのはもちろん嬉しいですが、出すのが好きなのです。
お世話になった方や友人、親戚に「元気にしているよ~」と知らせたいのです。
前年いいただいた賀状を見ながら、相手を想ってひと言添える時間が大好きです。
「年賀状は卒業します」という声もチラホラ届いていますが、返信がなくてもまた出しちゃいますよ~(笑)

~・~・~・~・~・~・~・~・~

●E.S.さまより

【わたしの年賀状事情】

年賀状をいただくのは嬉しい。
だから私も出す。年に一度の便りもある。お互い年取ったなあ、と文面で納得する。
出しても来ないこともある。ひょっとして!なんて考えることもある。

今年の年賀状の3割は新型コロナウィルスの事が書かれている。
そのどれもが早く終息してくれ、という願いばかり。
もちろん私の年賀状も同じ。
先輩からこの年賀状で終りにするとのこと。
寂しい。まだまだお元気でと願う。

医療従事者の方々の献身的な努力に心から感謝する。
来年の年賀状には、極々平凡なあいさつにしたい。

コロナよ、早く退散してくれ!!


◇編集部・吉田より

確かに、今年いただいた年賀状のコメントはコロナ一色でしたね。
かく言う私も「コロナが収まったら・・・」とたくさん書きました。
一日も早くい収束を願うばかりです。

コロナよ、早く退散してくれ!!


~・~・~・~・~・~・~・~・~


●並木 敬晴
さまより

〇わたしの年賀状事情

12月号に投稿されました青木様の「年賀状事情」拝見しました。同感です。最近は受け取る年賀状の枚数がすくなくなり、郵便受けに大量の年賀状が届いたことがわかる、あの「ドスーン」という「わくわく感」はなくなりましたね。

わたしにとって、学生・現役時代での年賀状の作成・受け取りは「新年のはじまり」の重要イベント?の一つだったように思えます。今やメール、SNS中心の時代となり、賀状交換する習慣は薄れてきているようですが、遠距離にお住まいで、直接お会いできない方と年1度お互いの近況を伝えあえる「年賀状」は、新しい年の始まりの「日本の文化」の一つとして、今後も是非残していってもらいたいものです。毎年の年賀状の発行を喜んでいますし、皆さんから元気をもらっています。
小生、[卒業」はまったく考えていません・・・・

現在のようなパソコンでの作成以前は、「版画」「謄写版」「プリントゴッコ」により、500枚以上の年賀状を作成していました。12月に入るとせっせと準備をしながら、最後はぎりぎり年末に投函していたことが思い出されます。わたしにとっては「年末の風物詩?」。なつかしいーな!

最近はお付き合いしている方が高齢者化していることもあり、「年賀状じまい」「賀状卒業」の方や「喪中はがき」が増えてきてはいますが、直近の令和3年の賀状発行枚数は120枚で、おおむね同数の賀状をいただきました。

「うらのレイアウト」には毎年、海外や国内旅行の際撮影した写真を掲載しており、みなさんに喜んでいただいているようですが、昨年はコロナ禍により旅行ができず掲載写真がないため、寂しい賀状になりました。やむをえず以前に富士宮市にある朝霧高原のゴルフ場で撮影した「富士山」の写真を利用してみました。下記に今年の賀状を掲載しましたのでご覧いただけますか。

今年いただいた年賀状は皆さん、コロナへの対応の付記が多く、「コロナと仲良くならぬ様、ご自愛下さい」「おうち生活を楽しんでいます」「笑顔で過ごすように努力しています」「新しい発見もあり、楽しいことを見つけています」・・・等、コロナ自粛のストレス解消に役立つ内容が目立ちました。

また現役からは「テレワークで生活環境が、がらっと変わりましたが、頑張っています」「実力不足に加えてコロナの影響で大苦戦中」「この時期ヘッドハンティングされました」「定年退職をむかえ再雇用にチャレンジ中」等生々しい状況報告もありました。わたしが幹事をしている、いくつかの会社OBとの会食会のメンバーからは、昨年すべて中止となり「息詰まるような日々、一日も早く終息してみんなと飲みたい・・・」「今年は会いたいね」等など。

旅友からは、「計画してはキャンセルの連続」「海外旅行は0でした」「旅行に行けずにストレスたまっていませんか」「城めぐり再開したいのですが」「コロナが落ち着いたらどこか海外へ行きましょう」「じっと我慢の1年でした。今年は安心して海外へ行きたい」「昨年2月から観光ガイドができなくなっていまーす」といった、コロナ禍でのそれぞれの思いのコメントをいただきました。やはり皆さん「旅が好きなんだなー」と感じました。

もうひとつの毎年の楽しみは、現役時代に仲人(5組)をさせていただいた部下からの家族写真を掲載した賀状をいただくことです。掲載されているお子さん達の成長過程を拝見できる楽しさを感じています。今年も「娘が二十歳になりました」「おじいちゃんになりました」「還暦をむかえました」等を知らせてくれることもうれしい限りです。

今年8月で79才。これからも元気でパソコンによる賀状作成を続けていきまーす。

○今年のわたしの年賀状です。

01_並木さま(2021年賀状).jpg


◇編集部・吉田より

ステキな年賀状をありがとうございます!
昨年はまさに「息詰まるような日々」が続きました。
緊急事態宣言の効果もあり、少しずつ感染者数は減ってきましたが、

海外旅行の再開にはもうしばらくかかりそうですね。
早く自由に旅できる日が来ますように。


~・~・~・~・~・~・~・~・~


さて、来月号のお題は・・・
【私の好きなラジオ番組】です。

みなさんは、ラジオを聴きますか?私(吉田)は毎日ラジオを聴いています。東日本大震災の時にテレビを観るのが嫌になってからというもの、すっかりラジオ派!!家でも外出時も、ラジオアプリ「radiko」を愛用していて、在宅勤務のBGMはだいたい「Tokyo FM」です♪

みなさんはどんな時にラジオを聴きますか?好きなラジオ番組・好きなラジオ局、ラジオにまつわるエピソードなどなど、ぜひ聴かせてください!

★お題への投稿は↓↓こちらからお寄せください!
https://www.hankyu-travel.com/wakuwaku-paper/mail.php


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 2.今月のお話(はっぴー)

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みなさん、こんにちは!

はっぴー
です。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年は明るい話題の多い良い年になればいいなぁ~と思い、昨年12月に実家がある東京都町田市の原町田七福神めぐりをしてきました。

七福神めぐりは全国各所にあり、諸説ありますが、室町時代ごろから「七難即滅、七福即生」、七福神を参拝すると七つの災難が消え去り七つの幸福が授かるとして信仰されるようになったそうです。お正月期間のみ開催しているところと、通年開催しているところがあるようです。

写真 地図.jpeg

原町田七福神めぐりは1年を通して楽しむことができ、約3Kmと気軽に歩ける距離も魅力的です。通常はそれぞれの神様のところにスタンプが設置されていて色紙にスタンプが押せるのですが、現在は新型コロナウィルス感染防止のためスタンプは撤去されています。こんなところにも影響があるのですね・・・。

どこから回ってもよいのですが、小田急線 町田駅 カリヨン広場にある大黒天さまから出発です!

写真1_カリヨン広場.jpeg
<カリヨン広場>

町田駅東口のカリヨン広場の片隅にひっそりと大黒天さまがいました。

写真2 大黒天.jpeg
<大黒天さま>

大黒さまは打ち出の小槌と大きな袋を持った五穀豊穣の福神様です。

写真3 浄運寺.jpeg

カリヨン広場から商店街の中をプラプラと5分ほど歩いていくと浄運寺(じょううんじ)に到着。

写真4 毘沙門天.jpeg
<毘沙門天さま>

入口にマスクをした毘沙門天さまがいました。今のご時世を感じます。毘沙門天さまは福寿増長の福神様です。

お菓子作りをされる方ならご存じの方も多い富沢商店 本店やスターバックスコーヒーなどを横目に商店街を歩いて行くと町田商工会議所に到着。

写真5 福禄寿.jpeg
<福禄寿さま>

こちらにいらっしゃる福禄寿さまもマスク姿でした。福禄寿さまは財宝守護の福神様です。

ここまでは商店街の中をプラプラと真直ぐ進んできましたが、ここからは少し点在しています。

写真6 勝楽寺.jpeg

商店街から外れて勝楽寺へ。

写真7 寿老人.jpeg
<寿老人さま>

こちらには寿老人さまがいました。寿老人はその名の通り不老長寿の福神様です。

写真8 天満宮.jpeg

勝楽寺から5分ほどで町田天満宮に到着。子供の頃、出店がたくさん出ている町田天満宮のお祭りに行くのが楽しみでした。

写真9 恵比寿.jpeg
<恵比寿さま>

ここには恵比寿さまがいました。恵比寿さまは商売繁盛の福神様です。

写真10 宗保院.jpeg

町田天満宮からJR横浜線の線路に沿って5分ほど歩き、宗保院(そうほいん)に到着。

写真11 布袋尊.jpeg
<布袋さま>

こちらには布袋さまがいました。布袋尊は家庭円満の福神様です。

写真12 母智丘神社.jpeg

宗保院から出発地点に戻るように歩きながら25分くらいで母智丘神社(もちおじんじゃ)に到着。

写真13 弁財天.jpeg
<弁財天さま>

こちらには七福神の中の紅一点、弁財天さまがいました。弁財天さまは芸術・財福の福神様です。

商店街を歩いている時は店をのぞいたりしながらプラプラ歩いて2時間弱、ちょうどいい散歩になりました。

今回は各所でのスタンプが押せなかったので母智丘神社に行く途中、商店街のスターバックスコーヒー隣にある「ぽっぽ町田」で色紙を購入し、その場で7箇所のスタンプを押しました。

写真14 色紙.jpeg

完成形がこちらです。


みなさまにもご利益が届くと嬉しいです!

では、2021年もみなさまとそのご家族が健康でありますように!!

(ライター:はっぴー)


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 3. お客さまからの声
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みなさんからお寄せいただいた<声>を紹介するコーナーです。
いつも声をお寄せいただき、ありがとうございます♬


斉藤 栄二さまより

~日本の歌謡曲の詞は素晴らしい~

年末から年始にかけてたくさんの歌番組がOAされました。観て聴いていますと歌の詞が素晴らしい。

豊かな自然の故郷の山河を歌った「北国の春」、楽しかった「青春時代」、怖いほどの女の情念が迫る「天城越え」などなど、情感をゆすぶられる詞も少なくありません。

コロナで外出もままならないいま、徒然なるままに、歌詞を引用して、私も詞を作ってみました。さて、どの歌からチョイスしたかお考え下さい。

■引用した曲名
「雪国」「神田川」「時の流れに身をまかせ」「夢芝居」「つぐない」「ふるさと」「手紙」「北の宿から」「時代」「また君に恋してる」「北国の春」 「みちのく挽歌」


 「故郷を思って」
 朝霧が招く光を浴びて
 旅を続ける人々は
 いつか故郷に出逢う日を
 思い出します囲炉裏ばた
 吹雪まじりに汽車の音
 山の根雪が溶け出すころは
 兄貴も親父似で無口な二人が
 たまには酒でも飲んでるだろか
 あ~誰にも故郷がある
      故郷がある

 「別れ」
 紅い手ぬぐいマフラーにして
 二人で行った横町の風呂や
 そんな時代もあったねと
 いつか話せる日が来るわ
 窓に西陽があたる部屋で
 二人で描いたこの絵
 壁の傷も残したまま
 置いていくわ
 若かったあの頃
 何も怖くなかった
 もしもあなたと逢えずにいたら
 わたしはなにをしてたでしょうか
 鳴瀬の川に
 あんたの名前
 行先の影も見えない
 心はらはら
 恋はいつでも初舞台

 

○斉藤さまへ

素晴らしい!情景が浮かびます。
懐かしい歌には、心を揺さぶる「何か」がありますね。
今から昔を思い出すと、キラキラ輝く良いことばかり思い出しますが、
その当時は当時で生きていくことが大変だったことも多く、決してパラダイスではありませんでしたよね。
その中で紡ぎだされてくる歌は、心に染みます。
今のこのしんどい時代も、時が過ぎれば「あ~あの頃はよかったなぁ」と思えるような日が来るのでしょうか。
結局人間は「今」を一生懸命生きるしかない、そういうことなのかもしれませんね。

(田中より)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


斉藤 栄二さまより

【Love Peace 英連邦戦没者墓地】


横浜には外国人が眠る墓地が4か所あります。
山手にある外国人墓地は有名で、年間多くの観光客が訪れます。
ほかに根岸外国人墓地、中華義荘(中国人の方が眠る)と英連邦戦没者墓地です。

01_入り口.JPG

英連邦戦没者墓地は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜になり、日本に連行され、その後亡くなられた英連邦の兵士が眠っています。イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、インド、パキスタンのほかに米軍兵士のお墓があります。

亡くなった捕虜は亡くなった国に埋葬する国際的な取り組みがあるそうです。英連邦戦没者墓地もその取り組みに基づき、1946年に横浜市保土ヶ谷区に作られました。広さはおよそ8万平方メートル。樹林に囲まれたとても静かな広い墓地です。この墓地にはエリザベス女王、ダイアナ妃も訪れ、献花されました。軍事墓地と言いますと警備も厳しく、一般の人には近寄りがたい印象がありますが、この墓地は、時間内ならいつでも、どなたでも、訪れることができます。

04_墓地.JPG

門を入りますと、整然と墓地が並んでいます。墓地は各国ごとに仕切られています。広大な手入れのされた芝生の間に墓石はあります。

03_墓石.jpg

墓石を見てみますと年齢は20歳代から40歳代くらいまで。若い兵士のお墓が多く、いかに若者がこの戦争で命を落としたか物語っています。墓石には家族から贈られた墓碑が彫られています。「愛する息子、私はいつもあなたのそばにいます」「愛しています」「家族はいつもあなたと一緒に・・」など家族の方々の愛に包まれたメッセージです。読んでいるうちに涙が溢れます。碑文に多いのが「Love」「Peace」の言葉。

ベンチに腰掛け、晴れ渡った冬空を見ていますと、愛と平和はいつの時代も何事にも優先することを実感しました。

冬枯れの芝生の間にたたずみ、コロナが早く収まり、多くの人たちが、「Love」「Peace」を実感できるような社会に戻る日が来ることを願っています。

02_全景.JPG


○斉藤さまへ

私の母のように天寿を全うして亡くなるのはしあわせで、戦争で若く亡くなった方のご遺族の無念や悲しみは、察するに余りあります。
斉藤さまのおっしゃるように「いつの時代も愛と平和が何事にも優先する」は正にその通りです。
(田中より)


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

並木 敬晴さまより

12月号の「お客さまコーナー」のお題「さほど期待していなかったけれど、行ってみたらすごく良かった所」の投稿を発信忘れてしまいましたので、投稿させていただきました。よろしくお願いします。

【さほど期待していなかったけれど、行ってみたらすごく良かった所】

数多く貴社の海外ツアーに参加していますが、特に2013年10月の「秋のクロアチア、スロベニア5ケ国(ドイツ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、オーストリア)周遊10日間」に参加した中で、日本では知名度の少ない、あまり知られていない?スロベニアの「ポストイナ洞窟」に行ってみてびっくり!今回はこの洞窟探検のスリル満点の体験を皆様にご紹介させていただきます。コロナ終息後、是非機会があれば行かれることをおすすめ致します。ちなみにスロベニアは、中央ヨーロッパに位置し、風光明媚な観光地が多く、人口200万人の国。洞窟が6,000ケ所もあるそうです。

〇ポストイナ洞窟探検
世界最大のポストイナ洞窟は、全長20km。そのうち2kmを、疾走するトロッコ電車に乗りなら、曲がりくねった鍾乳洞内を見学できてしまうという、まったく想像できない「アトラクション?」を経験してきました。この「発想」にただただ驚くばかりでした。

満員の8両編成(1車両に16人)のトロッコ電車で洞窟探検がスタート。走りはじめは、暗くて、狭い洞窟内の岸壁をすれすれに走るためスリル満点!その後は徐々に洞窟内は広く天井も高くなってきて、ライトアップもされて岸壁の凸凹もはっきりわかるようになりますが、洞窟内を時速20kmで疾走するスピード感は半端ない。大きな鍾乳石、尖った石柱が眼前、眼右に現れてくる光景が延々と続き、ようやくトロッコ電車は、片道10分をかけて洞窟奥に到着。

下車後は起伏のある鍾乳洞内を上ったり、下ったりしながら1.7kmを徒歩で散策。鍾乳洞のシンボル「グリリアント鍾乳石」をはじめ美しく輝く鍾乳石、石柱が続く。ガイドから鍾乳石は1mm成長するのに10~30年かかるという話を聞いてびっくり。そのあと第一次世界大戦時にロシアの捕虜によって架けられたと言われている「ロシア橋」や「コンサートホール」と呼ばれる洞窟の大空間、水槽内の類人魚「ホライモリ」も見学。洞窟性の生物で、生息数の少ない希少動物だそうです。

40分程の素晴らしい洞窟見学を終えて、ふたたびトロッコ電車に乗車。帰路は後ろの車両に乗車しましたので、大きなカーブを勢いよく曲がってゆく前方車両の大きな揺れの動きや、迫ってくる大小の石柱、岸壁への皆さんの歓声を聞きながら、洞窟内を10分程かけて戻ってきました。読者の皆さんには数々の神秘な光景が見学でき、トロッコ電車による洞窟探検の感動体験ができる「ポストイナ洞窟」観光をおすすめ致します。

洞窟内は「インスタ映え」する幻想的な光景がいっぱいでしたが、残念ながら撮影禁止でしたので、素晴らしい鍾乳洞の写真は是非「関連Webページ」でご覧下さい。

スロベニアにはポストイナ洞窟のほか、「アルプスの瞳」と呼ばれている美しい「ブレッド湖」へ行かれることをおすすめします。ホテルから朝食前の散歩に出て5分後、突然朝もやの中に美しい湖が現れ、湖上に浮かぶ遠くの小島に建つ「瀟洒な教会」(聖母被昇天教会)を発見。「おとぎ話」に出てくるような素晴らしい光景。まったく思いもよらなかったこの光景は、今でも忘れられません。その後ツアーでは遠くにアルプス、近くには「ブレッド城」を見ながら、15人乗り?の「手こぎボート」でこの教会へ上陸し、ブレッド湖の絶景を満喫しました。「ブレッド湖」いいですよ!

〇ブレッド湖の写真

03_並木さま(朝もやのフレッド湖と小島の教会).jpg
<朝もやのブレッド湖と小島の教会>

03_並木さま(ブレッド湖の手漕ぎボートと小島の教会).jpg
<手漕ぎボートと教会のベストショット写真>


○並木さまへ

期待していた以上のものに出会った歓びはひとしおですよね。
それが旅本来が持つ、醍醐味かもしれません。
少し視点が違うかもしれませんが、「旅慣れてくると感動する気持ちも麻痺してしまって、スーパーに行くような感じで旅行する気分になってきた」
という声をお聴きすることがたまにあります。
初めて旅した時の感動や驚きや気づきのこころををいつまでも持っていたいものです。
(田中より)

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


ご意見や新聞の感想、エッセイなど、ぜひお気軽にお寄せください♪


★投稿は↓↓こちらの投稿用フォームからお寄せください。

https://www.hankyu-travel.com/wakuwaku-paper/mail.php


お待ちしています\(^O^)/

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 4. 耳より情報:たびこふれサロン「オンラインイベント」へのお誘い

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~たびこふれサロン、会員以外の方も視聴できるイベントを開催します~

2020年10月にオープンした「たびこふれサロン」では、サロン会員向けのイベントを随時開催していますが、このたび会員以外の方もZoomを利用して視聴いただける特別なオンラインイベントを開催することになりました。
詳細&お申込みは、チケットサイト・Peatix(ピーティックス)から♪
自分で金額を決められる投げ銭スタイル(0円~2,000円)です。どうぞお気軽にお申込み&ご覧くださいね~!

■2月1日(月)20:00

【LIVE】たびこふれサロン・オンラインインタビュー「南アフリカ編」

オンラインサロン「たびこふれサロン」で大人気のLIVEイベント・海外在住者へのオンラインインタビューがPeatixに登場!今回は、あの「南アフリカ」からこんにちは!(こんばんは?)日本との時差は-7時間、夜の日本から昼間の南アフリカに繋ぎ、LIVEならではの臨場感でお伝えします!

詳細&お申込みはこちらから:https://peatix.com/event/1786034/view

■2月5日(金)21:00

【LIVE】たびこふれサロン・オンライン講座「チェブラーシカとロシア文化」

ロシアから【LIVE】配信!たびこふれサロン<初>の投げ銭オンライン講座「チェブラーシカとロシア文化」:チェブラーシカ愛が止まらない!!これを視聴したら、アナタもチェブラーシカファンになっちゃうかも?!アフターコロナの旅行先を探しているアナタもぜひ!オンラインサロン「たびこふれサロン」で大人気のLIVEイベント・海外在住者へのオンラインインタビューがPeatixに登場!今回は、あの「南アフリカ」からこんにちは!(こんばんは?)日本との時差は-7時間、夜の日本から昼間の南アフリカに繋ぎ、LIVEならではの臨場感でお伝えします!

詳細&お申込みはこちらから:https://peatix.com/event/1788691/view

ちなみに・・・お客さま新聞の田中&吉田もチラリと登場しますよ~笑

■ご注意■

オンライン講座の視聴には通信量を大量に消費することがあります。インターネットの契約がパケット放題でない場合は、「Wi-Fi(ワイファイ)」でのご利用をおすすめします。詳しくは契約されている通信会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)にお問い合わせください。

(編集部・吉田より)

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 5. 編集後記
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私の父は、どちらかというと薄情(おやじ、ごめん!笑)なタイプなので、母の死に面しても「さほどショックは受けないのではないか」と思っていましたが、そうではありませんでした。父はかなり淋しそうでした。「ええ女房じゃった」「ほんまようやってくれた」と何度もつぶやくように言っていました。


「おやじ、それ、生きとる時に言うてやったら母ちゃんも喜んだじゃろうに」と言いましたが、生前はかなり母にきつくあたっていた父が心ではそう思っていたことが、嬉しくもありました。

母は財産もなく、形見になるようなものもありませんでしたが、ひとつだけ私が東京に持ち帰ったものがあります。それは「孫の手」。
私も最近、背中が痒いことが多くなりましたが、40肩なのか50肩なのか背中に手を回すのが痛くなってきたので「孫の手でも買おうかな」と思っていたところだったのです。

母愛用の孫の手はかなり使い込まれており「この孫の手は母の背中も掻いていたんだなぁ」と思うと感慨深いです。

みなさんもどうか、こころと体を大切に!

今年も「阪急お客さま新聞」をどうぞよろしくお願いいたします。

(編集部:田中)


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