bn698.jpg

 

みなさーん!こんにちは

阪急お客さま新聞 編集部の田中です。

私には学生時代から、かれこれ30年以上つきあっている友人がいます。
その彼とひさしぶりに杯を酌み交わしました。

その酒場で彼が言ったのです。

「俺たちもそろそろ定年が見えてきたよな。俺は定年後やろうとしていることがあるんだ。
それは自分が今まで生きてきて関わったすべての土地をもう一度改めて巡りたいんだ。
子供の頃、学生時代、会社に入って出張、転勤、旅行などを通じて自分が関わった場所。その土地にもう一度行って、自分の足を置いて踏みしめたい、確かめたいんだ。」

そして彼はこうも言いました。

「昔の映画を観ると、懐かしい風景や街並みが見えるだろ。でも日本は目まぐるしいスピードで変わっていってるから、少し前、例えば10年前の映画では見られた風景が今はもう変わってしまって見られなくなっている場所も多い。
そういう面から言うと、今さら過去自分が関わった土地に行っても、そのあまりの変わりようにがっかりするだけかもしれない。
でも、それでも俺は、自分が関わった土地に改めて自分の足で跡を残したいんだ。」

親父ふたりの夜はしみじみと更けていきました。

さあ、今月も阪急お客さま新聞です。

師走のあわただしい夜、あなたのお手もとに、そっとどうぞ。

 

★☆★12月号の目次★☆★

1. お客さま投稿コーナー:最近見た映画
2. 今月のお話(うわじい):YouTubeはじめました。
3. お客さまからの声
4. 編集後記

続きを読む