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みなさん、こんにちはー!

お元気でしたか?

阪急お客さま新聞編集部の田中です。

先日のテレビで、春風亭 昇太師匠が仰っていました。
「私、日本史が好きなんですが、今は日本史史上まれにみる平和な時代なんですね。80年間も戦争が無いんですから。」

世界で見ると今日もあちこちで戦争が続き、人が殺されています。
「日本にも、自分にも、できることがあるはず」
「日本だけ平和ボケ」
「このままいくと世界はどうなってしまうのか」
テレビのニュース番組では、心を痛める映像が流れ、コメンテーターから問題提起がなされています。
その内容はその通りだと思います。

世を憂い、現状を嘆き、真剣に考えることは大事ですが、コロナの時のように必要以上に不安や焦りに覆われて平常心を失い、怒りや他者攻撃が増長されるようになると逆に恐ろしいと思います。

哲学の偉人のどなたかが「人に優しくするにはまず自分が幸せで心穏やかでいられること。そうでなければ人に優しくはできない」というような意味の言葉を仰っていたのを聞いたことがあります。

昇太師匠の言葉にはそういう意味も含まれているのかなと思いました。

さあ、今月も阪急お客さま新聞でごゆるりとおくつろぎください。


▲▽▲▽1月号の目次 ▲▽▲▽

  • 1. お客さま投稿コーナー:おすすめの温泉
  • 2. 今月のお話(やなぎー):食べ歩きと温泉で癒しのひととき♪
  • 3. 阪急たびコト塾のすすめ(福岡):長門湯本温泉の魅力
  • 4. お客さまからの声
  • 5. 編集後記


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 1. お客さま投稿コーナー〔あなたのおすすめの温泉
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それではさっそくご紹介しましょう!

 

●青木 武さんより

40代~50代に掛け1週間キャンプしながら訪れた八幡平温泉郷。
日帰り入浴300~500円でかけ流しの温泉です。

●玉川温泉:100度近い源泉がボコボコ沸いており、付近は岩盤浴する方々で一杯です。
癌の治療で20日位寝泊りする方も居りました。館内の浴槽は酸性が強くピリッとします。カメラ・時計・指輪など金属類は車に置いて行かないと錆びたり腐食します。浴槽も7つ位有って源泉浴槽は45度位です。
飲泉も出来ますが、飲んだあと真水で口を漱ぐことです。

●ふけの湯:旅館とは別に外に露天風呂があり、板囲い男女別に浴槽があります。
浴槽から出たり浸かったり1時間位楽しめます。付近は荒涼とした賽の河原の様です。

●後生掛温泉:地熱パイプで水を熱くして浴槽に、入口付近に数人は入れる泥パックがする風呂もあります。泥を落として大きな浴槽に入り、外に露天風呂が
あり、身体が温まります。

宿泊では、乳頭温泉の「妙の湯」。金の湯・銀の湯があり内風呂・露天風呂混浴です
女性はバスタオル巻いて入浴。秋の10月10日頃は錦秋の紅葉が素晴らしいです。
女将の京子さんが素敵で料理も贅を尽くしたキノコ汁が美味しいくてお代わりします。部屋は6畳で狭いですが楽しめます。
徒歩圏内に温泉宿が数軒あり、日帰り入浴が可能です。現在は秋田新幹線で田沢湖駅まで行きバスで1.5時間位です。妙の湯は常連さんが多く、毎月行かれる人もいます。

付近では「鶴の湯」が有名で冬季も除雪されて結構行かれる方も多いです。
私も何度も訪れましたが、あの池の様な浴槽をいつ清掃するのか?不思議です。
日本は温泉天国で素晴らしいです。
年間41湯位入っていました。北海道・東北・関東・関西・能登・山陰山陽・九州へ昔の写真眺めながら思い出します。


 ◇編集部・田中より

す、すごい!まるで温泉ソムリエのようです。それだけ経験されるとどれが良かったですか、なんて訊かれても困ってしまいますね。

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●斉藤 栄二さんより

標高2,100m 白馬鑓ヶ岳の中腹に位置し、白馬岳から縦走してきても猿倉から登ってきても4時間以上かかるという雲上の温泉、白馬鑓温泉。
露天風呂からは、雲海を目の下にして、そして夜は降る雨の如くな星座の数々。
ここはバスや自家用で行けるところではなく、白馬岳を縦走してきた者の特権。
しかし、お勧めはなかなかできませんね。
ということで、私がお勧めをするのは、やはり草津温泉。シンジーノさんもあの硫黄泉の香り(あえて香りと言います)が大好きだそうですね。
温泉番付でも東の横綱。西は有馬温泉。
ともかく温泉に循環なんてなくて、すべてが源泉かけ流し。これでもか、これでもか、というほどの湯量。
湯畑を流れるお湯をパイプで我が家まで曳けたらいいなあ、といつも思います。
西の河原にあるマンモス露天風呂。入浴客がどこにいるのかわからないほど。
またここに行くまでの道路からは温泉がにじみ流れています。
各地の温泉巡りをしましたが、やはり行く着くところは草津ですね。
あの硫黄の香りの入浴剤を探してもあまりありません。昔、ムトウハップという硫黄の入浴剤があったのですが・・。
草津の湯畑で採取した湯の花を買いますが、やはり香りはいまいち。本物に行かなくては。


◇編集部・田中より

白馬鑓温泉はかなりの上級者向けですね。

一般的なおすすめはやはり草津ですか。今はインバウンドのお客さんにも大人気のようです。昔温泉旅館は夕食、朝食が付くのが当たり前でしたが、草津は素泊まりプランで食事は外で食べるのも一般的です。スタイルも時代や客層によって変わっていきますね。

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●並木 敬晴さんより

明けましておめでとうございます。本年も本誌を楽しみにしています。

温泉大好き!わたしがおすすめする温泉とホテル情報をいくつかご紹介します!

▼新潟県十日町のあてま温泉とホテル「当間(あてま)高原リゾートベルナティオ」(最近は2023年訪問)

・いろいろなタイプの宿泊部屋が用意されており、特にグループや団体でおでかけの皆様にいちばんおすすめしたいホテルです。温泉も最高ですよ!

2013年以来コロナ禍前まで、会社OBと現役時代から親交のある地元企業の仲間と1泊2日でホテル内のゴルフ場で、ゴルフコンペと夜の懇親会を続けていましたお気に入りのホテルです。

・上越新幹線越後湯沢駅から送迎バスで40分。ホテルは自然豊かな広大な高原の中に建ち、ゴルフ場や周辺のハイキングや観光、自然体験等のアクティビティーも楽しめるリゾートホテルです。館内全体は天井も高く広々とした空間の中で行動でき、スタッフサービスもよいので居心地がよく、リピーター客が多いホテルのようです!

・本館の「ふるさとの湯」の温泉はアルカリ性単純泉で色は少し黒茶っぽくて、よく温まります。脱衣場と洗い場、湯船は広々していてゆったりと疲れを癒すことができ、特に露天風呂は、周囲を緑の木々と芝生に囲まれていて解放感いっぱいの素晴らしい温泉です。

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<あてま高原リゾートベルナティオの玄関>

▼北海道の函館湯の川温泉とホテル「平成館しおさい亭」(2014年12月訪問)

・ホテルは北海道三大温泉郷のひとつの湯の川温泉にあり、函館空港から3kmと近く、雄大な津軽海峡をのぞめる「絶景の宿」です。夕食のズワイガニの食べ放題と海鮮丼やバイキング料理で大満足した後は、楽しみにしていた7階のオーシャンビューの展望大浴場へ。海上で操業をしている、たくさんの漁船から放たれた夜行灯が点在している光景は、いまでも忘れられない素晴らしい温浴となりました!近くに夜景がすばらしい函館山があります。

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<赤レンガ倉庫街と函館山>

▼そのほかのおすすめの温泉とホテル
(1)福島県の裏磐梯温泉とホテル「裏磐梯レイクリゾート」(2016年8月訪問:3泊4日)

・五色沼に近く、磐梯山や檜原湖の絶景をのぞむホテルで、特に露天風呂「ひばらみの湯」は源泉かけ流しの褐色の湯で、遠くに「檜原湖」を見渡せることができる最高のロケーションの温泉です。翌日には五色沼自然探勝路を散策、3日目は少し足をのばして会津若松駅経由会津鉄道で「大内宿」を見学してきました。

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<磐梯山の絶景>

(2)群馬県のみなかみ温泉とホテル「源泉湯の宿松乃井」(2024年9月訪問:2泊3日)

・上越新幹線上毛高原駅から送迎バスで20分。ホテルは利根川沿いに建ち、特に広い緑の庭をつなぐ「温泉回廊」を利用して、趣の異なる「火あかりの湯」「蛍あかりの湯」「月あかりの湯」の三つの露天風呂を、浴衣を着て自由に移動して楽しめる温泉がおすすめです。2日目には、ロープウェイとリフトを利用して、日本百名山の「谷川岳」をのぞめる天神峠周辺を散策してきました。当日は残念ながら雲に覆われて、名峰の姿を眺めることはできませんでした。
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<源泉の湯の宿 松乃井の温泉回廊>


◇編集部・田中より

たくさんの温泉情報をありがとうございます。日本は本当に温泉天国ですね。

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さて、来月のお題は、

あなたが2025年に「やってみたい」「始めてみたい」と思ったことはありますか?
あれば教えてください。


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 2. 今月のお話(ライター:やなぎー)

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①おみくじ.jpg

2025年になりましたね!
年末年始は最大9連休の大型休みを楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
私は年末にインフルエンザにかかってしまいましたが、回復後に初詣で大吉を引いて気持ち新たにスタートを切りました。

今回は私が兵庫県にイベント目的で向かった時、空き時間に充実した時間を過ごせたのでその話をさせていただきます。

②滑走路デザインホテル.JPG

旅の始まりは羽田空港近くのホテル。
滑走路をイメージしたユニークな内装が印象的でした。

翌朝は送迎バスで空港へ向かい、いざ兵庫へ出発!

兵庫到着後、まず向かったのは日本三大中華街の1つ「南京町」。

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③角煮バーガー.JPG

小籠包や北京ダック、神戸牛など魅力的なグルメが揃う中、私が特に気に入ったのは「天獅堂(てんしどう)」の角煮バーガー!
なんと旅行中2回も足を運ぶほどハマってしまいました!!

次に訪れたのは兵庫の名湯「有馬温泉」。
茶褐色の湯には鉄分が含まれ、冷え性や保湿に効果的とのこと。女性の私にとってはうれしい効果でした♪

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そして温泉上がりには地元の名物「有馬サイダーてっぽう水」を堪能しました。
さっぱりとした味わいで温泉後にぴったり!

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また、有馬町には釣ったニジマスをその場で調理してもらえる「有馬ます池」がありました。
私も釣り体験を楽しみ、3匹釣り上げました!

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釣ったニジマスはお持ち帰り用の甘露煮と引き換え、家で美味しくいただきました。

私は今回南京町を訪れたことで、日本三大中華街のうち2つの中華街(横浜と南京町)を制覇しました!南京町はお祭り感のある雰囲気が印象的で、同じ料理でも横浜中華街とはまた違う味が楽しめました。残りの長崎中華街にもいつか行ってみたいです。

みなさまも兵庫県に旅行に行く機会がありましたら、ぜひ南京町へ食べ歩きを楽しんだり、有馬温泉で体を労わってはどうでしょうか。

(ライター:やなぎー)

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 3. 阪急たびコト塾のすすめ(福岡)
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みなさん、こんにちは!
阪急たびコト塾 福岡エリア担当の“おっそー”です。

2025年1発目は、たまには仕事してるぞ!アピールも込めて久しぶりの「たびコト塾」のおはなし。

会場の問題でなかなかリアル開催にこぎつけることができなかったのですが、約半年ぶりの 開催となりました。
懐かしい常連?さんとも再開。「待っとったよ」「いや~元気にしとったね」とお声かけいただき、リアル開催の良さを改めて実感しました。

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そんな新春第1回目は「長門湯本温泉の再生物語 ~歴史と未来への歩み~」と題して、講師の方より湯本温泉の魅力を紹介いただきました。

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長門湯本温泉は、約600年前、大寧寺(たいねいじ)の定庵禅師が住吉大明神からのおつげに よって発見した”神授の湯”と伝えられる、山口県で最も古い歴史を持つ名湯です。

しかし、近年では宿泊者・温泉利用者も大きく減少し、まち歩きも乏しい状況となっていたそうです。
そんな中、長門市が平成29年に「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を策定し、民間・行政・専門家が 力を合わせて、新たな温泉街の魅力創出に向けて動き始めました。

そして、令和2年 「星野リゾート 界 長門」の開業や地域の若手による立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」 の再建と合わせて、温泉街は新たなリニューアルオープンを迎えました。

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街を流れる音信川(おとずれがわ)に沿って「外湯」「食べ歩き」「文化体験」「そぞろ歩き」 「絵になる場所」「休む・佇む空間」 の6つの魅力が散りばめられています。

その音信川の名を冠した西鉄高速バス「おとずれ号」が、福岡~長門湯本温泉間で運行が始まり、 アクセスも便利になりました。

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冬の長門湯本温泉では、温泉街を流れる音信川(おとずれがわ)を舞台に、長門市出身の童謡詩人 「金子みすゞ」の詩をテーマにした灯りイベント「音信川うたあかり」が開催されます。
長門湯本のまち全体をつかって、約1ヶ月間開催されるイベントで、温泉街がやさしい灯りに満たされます。

講演の最後に「おとずれ号」のペア乗車券が3名様に当たる抽選会を開催!

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※興奮のあまり手ぶれして申し訳ありませんm(__)m

興奮の理由は、1~30までの玉を入れたビンゴを講師の方が回されたのですが、

「それでは1組目!13番の方おめでとうございます!」 ワーパチパチパチ(*'▽')
「つづいて2組目は!14番の方おめでとうございます!」 ワーパチパチパチ(*'▽')
「これで次が15番だったらミラクルですね!15番の方期待してお待ちください!」
「それではドラムロール!ドコドコドコドン!15番の方おめでとうございます!」

まじ?そんなことある?と、小さなミラクルで終了となりました^^

皆様もぜひ一度、長門湯本温泉へお越しください!

福岡エリアでは、今後も魅力的な講座をご用意し、皆様のお越しを心からお待ち致して おります。新講座はメルマガで随時配信致しますので、お楽しみに!

引き続き、「たびコト塾」をご愛顧賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

集合講座だけでなくご自宅から参加できるオンライン講座も多数開催しております!ぜひ興味がある講座がございましたら、お気軽にご参加くださいね☆

→→阪急たびコト塾をもっと詳しく知りたい方はこちらから♪


(ライター:おっそー)


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 4. お客さまからの声
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みなさんからお寄せいただいた<声>を紹介するコーナーです。

いつも声をお寄せいただき、ありがとうございます♪

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●E.Sさんより

「作ったぞ!柿すだれ」
柿は不思議な果物です。あの口が曲がるほどの渋柿が、焼酎をふりかけ、また干すことで渋が抜け、甘くなる。
その中でも干し柿のおいしさは格別です。あのまったりとした柔らかさ、奥深い甘さ。何とも言えず、大好きです。
ご進物に使われるほどの高級品でもあり、そのお値段もそれなりです。

東北に旅した時、農家の軒下に吊り下げられていた柿すだれ。
見事で、秋の陽を照り返し、黄金色に輝いていました。秋の風物詩です。

以前から干し柿を作ってみたかったのですが、柿の木があるわけでもなく、たまたまインターネットで見つけた渋柿の通信販売を利用することにしました。
高知県の農協から購入することに決めたのは、5kgで3,000円ほど。
送られてきたのは、大人の拳の一回り大きい丸い柿が20個ほどでヘタの先の枝も吊り下げられるように切ってありました。
親切ですね。
ルンルンしながら早速皮むきに取り掛かりました。柿の皮むき器もあるようですが、一般のピーラーでむくことにしました。
軍手をはめて、上から、下から、横から、苦労しながらむきました。むいた皮は干して漬物用に。

小一時間ほどで皮むきが終了し、夢だった柿すだれを作り始めました。結構な重さなのでビニールのひもに5個ずつ吊り下げ、4列の柿すだれが完成しました。
干した柿を見ながら、この柿を作った農家の方たちに思いを馳せました。
高い枝から実を取り、枝を整え箱詰めする作業を、日当たりの良い縁側でお年寄りたちが笑いながら行っている様子を想像しました。
箱に敷かれていた新聞紙の記事にも見入ってしまい、普段なかなか読む機会のないその地域の記事が興味深く感じられました。

たった4列の柿すだれですが、大きいので食べられるまでにはかなりの時間がかかりそうです。
雨に当たらないように気をつけなくてはなりません。楽しみが増えました。幸せで平和な秋の1日でした。

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◇編集部・田中より

ほんとにです。
なぜ渋柿があんなに甘くなるんでしょうか!まさに日本の文化ですね。
柿は二日酔いにも良いので酒好きの飲んべの救いの神でもあります(笑)

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


●S.Eさんより

【吹けば飛ぶような】

ご隠居さん

「熊さん、王はどこにやった?」

「へへー、ここですよ」

「ダメじゃないか!懐に入れて」

「王より飛車の方が好きなんで。」

読者の皆さん、将棋はお好きですか?わたしはへぼの横好き。

さて山形県天童市は、将棋の駒の一大生産地として知られています。
毎年4月中旬に行われる天童の春を彩る「人間将棋」は、1956年(昭和31年)から行われている一大イベントです。
約2,000本の桜が咲き乱れる舞鶴山を舞台に、巨大な盤上を駒に扮した人々が甲冑姿の武者や着物姿の腰元たちとして登場し、
プロ棋士・女流棋士の指し手に従って盤上を動きます。このイベントは多くの参加者が応募する人気の行事です。

最近では、最年少で将棋の名人位など、数々のタイトルを持つ藤井聡太さんが注目されています。
デビューからの29連勝は各メディアに取り上げられ、藤井さんの人気は社会現象となり、将棋ブームを引き起こしました。

天童市が将棋の駒の生産地となった背景には、織田信長とのつながりがあります。
関ヶ原の戦いで勝利を収めた徳川家康は、信長の次男信雄の四男、信良に小幡藩、現在の群馬県甘楽町付近を領地として与えました。
信良は小幡藩の領主となりましたが、やがて様々な変遷をえて1828年に天童市に移りました。

戦のない天下泰平の世の中で、武士たちの給料が上がらず、諸物価高騰の中で藩の財政も厳しい状況でした。
幕末の家老、吉田大八は藩士たちに内職として将棋の駒作りを奨励し、やがて天童市の名産品となりました。
現在も将棋の駒のシェアの大半は天童市が占めており、その由来は織田家にまでさかのぼります。

旅に出る前に少しでも予備知識を得ておくことで、さらに楽しい旅となるでしょう。
天童市を訪れて、将棋の歴史と文化を体験し、その素晴らしさを感じてみてください。
現地の温かな人々と触れ合い、特別な体験を通じて、旅の思い出が一生の宝物になることでしょう。

天童令和7年の人間将棋の日程が出ました。

日程:令和7年4月12日(土曜日)・13日(日曜日)

会場:舞鶴山山頂広場(荒天時は天童市市民文化会館)

プロ棋士による対局もあり、桜満開の天童市を訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

◇編集部・田中より

私も天童には3度訪れたことがあり、この人間将棋の公園に行ったことがあります。イベントの日ではなかったのですが、将棋盤の大きさに驚きました。
天童にはあちこちに将棋の駒が見られ、さすが将棋の町だなと感じました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
「お客さまからの声」のコーナーでは、お客さま新聞を読んだ感想、ご意見、エッセイなどをご紹介しています。

みなさんに伝えたいこと、聞いて欲しいことなど、何でもOKです!

ぜひお気軽にお寄せください♪


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 5. 編集後記
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これまでにも何度か言葉にしたことがあると思いますが「しあわせとは、なるものじゃなく感じるもの」という考え方が好きです。
自分を取り巻く環境よりも自分の感じ方(捉え方)が大事ということです。

そこには、共感、親和感、思いやり、達成感、気づき、発見、学び、希望、自己肯定、そんな感情が含まれているように思います。

そんな心の状態でいられるよう今年も生きていきたいと思います。

それではまた来月、元気でお会いしましょう!

田中でした。

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