みなさ~ん、お元気でしたか?
阪急お客さま新聞編集部の田中です。
本年もよろしくお願いします。
みなさん、お正月はどうお過ごしでしたか?
太平洋側では晴天が続き、日本海側では大荒れの天候でしたね。
私の実家は広島県の北部にある三次(みよし)市という町なのですが、中国山地の山麓部に当たり、
少し北に行けば島根県に入るという場所に位置しています。
広島県というと瀬戸内の温暖なイメージがあるかもしれませんが、県北部は日本海側の気候に近く、
冬の空は鉛色でどんよりし、霧も深く雪も降ります。
三次では昨年末から雪が降り積り、近年ではかなり冬らしい天候でした
まだ雪が積もる前の私の実家そばの風景です。田舎でしょう?(笑)
私は年末年始は家庭の事情があり、約30年ぶりに2週間以上も実家に滞在していました。
その詳しい話は後ほど。
それでは本年もどうぞ阪急お客さま新聞におつきあいくださいますようお願いします。
○●○●○ 1月号の目次 ○●○●○
3."阪急たびコト塾"
4.お客さまからの声
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1.お客さま投稿コーナー〔お題:私が好きなおせちの一品〕
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今月号のお題は、【私が好きなおせちの一品】です。
みなさんから、エピソードとともにお寄せいただきました
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◇編集部・田中より
お父様が作る天下無敵の茶碗蒸し、そういう思い出があることそのものが幸せなことですね。
(娘さんが作られる茶碗蒸しがお父様が作られたものと肩を並べる日が来れば良いですね。)
我が家の正月の一品は母の作る「雑煮」です。ブリと蛤でダシを取るあっさりすましの雑煮。
今回は母が入院中だった為、父とふたりっきりの正月でした。私が母から聞いた味付けで雑煮を作りましたが、
やはり母の味にはなりませんでした。きっとこれからも母の味を越えることはできないでしょう。
でも「正月と言えば・・・」と毎年思い出す料理があること、これが家族の証であるような気がしました。
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青木 武さまより 【私が好きなおせちの一品】 先日のたびマガで阪急交通社でもおせち料理の注文があってビックリしました。 最近は和食レストランのとんでんや華屋与兵衛でも早期割引販売して、又アメ横商店街やイトーヨーカドーなど大手のスーパーマーケットでも手に入り便利な世の中です。 子供の頃は母や姉が伊達巻、昆布巻き・煮しめを作り、父が荒川で獲ったはぜや鮒を甘露煮にしていました。 数の子やかまぼこは近所の魚屋さんで買ってお重箱に盛っていたものを食べてました。 お餅も正月の三が日だけで、現在のように一年中食べられるのとは大違いでした。 米穀店にのし餅何枚・お供え餅一式など頼んでいました。 さて本題の好きな物は栗きんとんです。普段なかなか食べないものですから、正月明けにスーパーで割引になるとついつい買います。 |
◇編集部・田中より
ハイ、最近は阪急交通社も手広く商売しております(笑)
近頃のおせちは昔の伝統的な料理だけでなくバリエーションに富んでいますね。
昔のおせちは、年中休む間もなく働くお母さんたちが正月三が日くらいはゆっくり休めるようにと保存が効いて調理をしなくてもお重に補充するだけでよいような料理だったと聞いたことがあります。
今は元旦からお店も開いているし、保存が効くというよりはイベントでごちそうを味わうという別の文化に移行してきたようにも思います。ご家族や親戚が集まって大勢で賑やかに正月を祝うということも少なくなってきておひとりでおせちを食べるご家庭も増えているのではないでしょうか。それも時代の流れかもしれません。栗きんとんはお正月ならではの料理ですね。たづくりやかまぼこ、昆布巻きなどと違い、甘くて柔らかい栗きんとんは子供たちにも大人気ですね。
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K.Mさまより おせちは一応手作り派です。 でも、お多福豆だけは買ってきます。 なんで?買ったお多福豆の味が出せない! 一年に一度、高くても甘くて美味し~いお多福豆が食べたい! そう、お多福豆がなぜか小さいときから大好きなんです。 年末の忙しい時、デパートまでお多福豆だけを買いに行く、至福のひと時です。 |
◇編集部・田中より
おせち手作り派ですか!すごい!
お多福豆?我が家のおせちにはなかったような・・・(あったけど忘れた?)
年末のワサワサした雰囲気の中、デパートに買い出しに行く その行為も年越しならではの風情ですね。
そして思いますよね、「あ~日本人でよかった~」今年も良い年になりますように!
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◇編集部・吉田より
本年もどうぞよろしくお願いします。
今年もご家族お揃いで賑やかなお正月を迎えられましたね。
奥様お手製のおせち、彩りも鮮やかでおいしそうです!
丁寧に作られたお煮しめはたっぷりの愛情を感じますね~
並木さまが「いちばん好き」な気持ちがわかります。(羨ましいです)
ちなみに、わが家は会社で販売していた「海鮮おせち」にしてみました。
美味しかったですが・・やはりお手製にはかないませんね~
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さて、来月号のお題は、【私がオススメする温泉】です
そう言えば、旅の重要な要素の一つなのに、
今まで一度もお題に取り上げたことがありませんでした
匿名希望さまからいただいた「温泉めぐり」の投稿からヒントを得ました
ありがとうございます
みなさんがオススメする温泉を教えてくださいね
たくさんの投稿をお待ちしています。
お題への投稿は↓↓こちらからお寄せください。
https://www.hankyu-travel.com/wakuwaku-paper/mail.php
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2.今月のお話(ライター:田中)
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田中です。
おめでたい新年1発目のお客さま新聞にこんなお話を取り上げてよいものかどうか迷ったのですが、
今年の正月は私にとって忘れられない正月となった為、お話させてください。
年も押し迫った12月20日、代休が一日あった為「よし1日かけて年賀状を印刷しよう」と決めて
朝からパソコンとプリンターをスタンバイしました。「筆ぐるめ」という年賀状ソフトに文面は入れてあります。「じゃあ一気に印刷だあ~」と印刷ボタンを押しました。ところが、プリンターのローラーの部分がうまく年賀状を吸い込んでくれず1枚も印刷できません。「もう、まったく何やってんだ、このプリンターめが!」とひとりでプンプンしていた時でした、自宅の電話が鳴ったのは。
電話は私の実家がある広島県三次(みよし)市の病院からでした。
「お母さんが倒れて救急車で運ばれました。意識はなくかなり危険な状態です。おそらく今日明日が山場になると思いますので出来たら三次に戻ってこれませんか?」という内容でした。私は万一の為、喪服を用意して、新幹線に飛び乗りました。
病院に着いたのは夜9時を回った頃でした。母は父と二人暮らし。子供は私ひとりです。父は数年前から認知症を患っており、呆けてはおりませんが、耳が遠く物忘れが激しくて、ドクターの所見をきちんと理解できない状態でしたので私が容態を伺いました。病名は心筋梗塞。私の家の前に小学校があり、雨の朝その校門の所で母が倒れていたのを学校に通ってきた小学生が見つけてくれて救急車で搬送されました。一度は心肺停止状態となり、体温は30度まで下がっていたそうです。検査で心筋梗塞とわかりカテーテルで処置をしてどうにか蘇生しました。私は死に目に会えないかと覚悟をしていたので意識が戻った時、それはそれは嬉しかったです。
ただ高齢の為、その後も感染症で炎症を起こしたり、血圧が下がったり、脈が不安定になったりと一進一退は続いたのですが、薬が効き、食べ物を自分の手で食べられるほどになりました。
今(1月初旬)現在も入院中で今後リハビリが進めば自宅に戻れるだろうという状態にまで回復しました。
一度はもうダメかもと諦めましたが、周りの方々のご尽力により一命を取り留めたことは正に奇跡だったと感謝しています。
さて今回お話したかったことは実は母のことよりも父のことです。
母の回復は病院にお願いするしかありません。
私に出来ることはお見舞いに行って声をかけ、励ますことだけです。(滞在中合計16回お見舞いに行きました)
一方、父は家事がまったくできません。トースターで食パン一枚焼けない男です。
母が退院するまでの間、又は母の状態によっては退院した後も、父は自分である程度のことはできないと生活に支障が出ます。食事、風呂のお湯入れ、洗濯、掃除。そういうことを教え、自分で出来るようにする、これが今回私が実家に滞在した時に一番大変だったことです。体力的というよりも精神的にです。父は物忘れが激しい為、例えばトースターでのパンの焼き方、洗濯機の使い方を教え、一緒にやってみて、やり方を紙に書いて現場に貼ります。それを翌日には忘れているのです。そこに紙で書いてある事も忘れます。ですから何度も何度も同じことを噛んで含めるように教えます。
今回年末年始を挟んだこともあり、会社の先輩同僚の皆さんのご理解とご協力により、2週間以上休みを取らせてもらえました。その間ずっと父がひとりで生きていけるように私は繰り返し伝え続けました。
父は自分でも物忘れがひどくなっていることがわかっていて「情けない、情けない」と言っていました。
父はこれまでの人生、自分の思うように生きてきました。すべてを自分で決め、気高くプライドの高い人でした。そんな父が自分の脳がおかしくなったことに戸惑い、不安を覚え、元気がなくなっていく姿を見るのは息子としてとても辛いことでした。
私は高校から親元を離れています。
2週間も実家に滞在し、しかも父と男ふたりだけでずっと過ごすというのは生まれて初めての経験でした。母の容態が少し落ち着いて私たちの不安が和らいだ頃、ふたりで晩酌をするようになりました。日本酒に燗をつけ、つまみはフライビーンズ(いかり豆)です。
そこでいろんな話をしました。父が若かった頃の話、母との出会い、結婚を親族全員から大反対され半分駆け落ちのように結婚したこと、もう亡くなってしまった父の同級生の話、親戚の話。私が初めて聞く話も多く、辛い日々の中でも楽しい時間でした。
私の家は三次の中でも更に奥の山間部の農村集落です。私は1年に1~2回、4日程度しか帰省しないので、ご近所や、地元の事情、関係、民生委員さんなど深くは知りませんでしたが、今回随分知ることが出来ました。
母が倒れた時から入院まで、そして父への心配など地域の方々が大変お気遣い頂いていることがわかり涙が出るほど嬉しかったです。
母は現在も入院中で、この先どうなるかはまだはっきり見えない状態です。
私も一時は会社を辞めて両親の面倒を見なくてはならないと思ったほど精神的に追いつめられた厳しい年越しではありましたが、逆にいろいろ今まで見えなかったことが見え、周りの人たちの優しさ、温かさに触れ、自分自身も成長できた貴重な経験だったように思います。
たとえ今日あったこと、話したことを明日忘れられたとしても、楽しい時間を共に過ごすことに価値があることを知りました。
人生は“どんな時間を過ごしたか”で決まるのかもしれません。
個人的な話に最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(ライター:田中)
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3.「阪急たびコト塾」のすすめ
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今月のレポートはお休みしますが、
阪急たびコト塾講座は、各地で開催中です
新しい講座も続々登場していますので、
ぜひお近くの会場で探してみてくださいね
阪急たびコト塾は、東京・名古屋・大阪・福岡・高知・長崎・鹿児島で開催中です♪
https://www.hankyu-travel.com/tabikoto/
※北海道は昨年の地震影響からしばらくの間お休みしています。
(編集部・吉田)
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4.お客さまからの声
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みなさんからお寄せいただいた<声>をご紹介します。
いつも声をお寄せいただき、ありがとうございます!
匿名希望さま
温泉ソムリエがオススメする新絶景温泉めぐり、
たくさんご参加いただきまして、ありがとうございました。
今回の小豆島は、あいにくの雨模様の中でも、なんとか景色も観られたようで良かったです。
小豆島といえばやはりオリーブですよね~
以前父からお土産でもらったことがありますが、フレッシュでとっても美味しかったです。
山芋入りそうめんは、普通のそうめんよりもツルツルっとのど越しが良さそう!とっても気になります♪
さて、来月号のお題は匿名希望さまの投稿にヒントを得て「私がオススメする温泉」にしました。
良かったらオススメの温泉を教えてくださいね。
(吉田)
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岡尾さま
カニはすごいです!カニは偉大です!とても上品な味です。くどくないのでいくらでも食べられます。
上品で繊細でさっぱりした味なのに鍋や味噌汁にしたら驚くほど良いダシが出ます。そしてカロリーも抑えめです。良いことづくめです。ただ強いてデメリットを言えば、、、値段が高い!そう簡単には食べられません。だからいろいろ言い訳をつけて食べる機会を探します。カニってそんな存在ですね。他の食材とは別格です。(田中)
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ノブリンさま
この度のご参加、誠にありがとうございます。
北海道ふっこう割適用コースは普段より大幅な値下げが
実現したため大変人気がございました。
北海道旅行で人気の季節は夏ですが、冬が旬のマツカワカレイをはじめ
冬もグルメや温泉や雪景色など観光に素敵な季節ですよね。
是非また北海道旅行にご参加くださいませ!
(ツアー担当:乗木より)
ノブリンさま、今月も楽しい投稿をありがとうございました!
いつも凝った内容で投稿してくださるので、編集作業も楽しいです。
今年もたくさんの投稿をお待ちしています。
(吉田より)
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5.編集後記
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新年最初のお客さま新聞はいかがでしたか?
今回の帰省は復路のスケジュールが読めず、
Uターンラッシュ時期でもあった為、新幹線の席が思うように取れなかった為、
奮発してグリーン車で広島から東京へ帰ってきました
グリーン車いいですね~。快適です
席もゆったり、窓も広く、脚を置くフットレストもついています。乗車したら紙おしぼりが配られるのですが、このおしぼりが他では見たことがないようなふんわり分厚くて使うのがもったいないくらいリッチなのです。定期的にごみも集めに来てくれます。
「たまにはこんな贅沢もいいなあ~」と約4時間を過ごしました。
意外だったのは、グリーン車というと会社の役員さんとかいかにもお金持ちっぽい人が乗っているイメージだったのですが、若者とかファミリーとかいわゆるお金持ちの典型みたいな人ではない(乗っていた皆さんごめんなさい)もちろん帰省という時期的なこともあったと思いますが。
ともかくもグリーン車は快適でした。たまには日常とは違ったことをしてみるのも面白いなあと思いました。
2019年はどんな一年になるのでしょうか。
新元号施行、ラグビーワールドカップなどイベントも目白押しですね。
・・・どんな一年になるのでしょうか?ではないですね、どんな一年にしようか?ですよね。
人生、自分が主人公です。思い出に残る素敵な一年にしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
(編集部:田中)
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