みなさーん お元気でしたか?smiley
「阪急お客さま新聞」編集部の田中です。

暑かった夏をいかがお過ごしでしたかsign02


30数年ぶりに田舎の小学校の同窓会に出席してきました。
私は広島県甲奴郡(現府中市)上下町という小さな小さな町で生まれ、
小学校卒業まで住んでいました。

小学校の同窓会が開かれたのは、なんと卒業以来初めてです。

こどもの頃の面影が残っている人、
見る影もなく変わり果ててしまった人(人のこと言えないか・・)さまざまでしたが、
みんな自分なりの人生を歩んできたんだなあと感慨もひとしおでした。
宴の開始は午後3時で終わったのが深夜1時半。
なんと10時間、4次会まで行ってしまいましたsweat01

「ああ、幼なじみっていいなあ~ ふるさとっていいなあ~」
私もそろそろ、人生の重さと深さを感じる年頃になりました・・・(笑)

さてそれでは、今月も「お客さま新聞」でごゆるりとお楽しみくださいnote



【9月号の目次】

1.お客さま投稿コーナー〔お題:
「夏の旅の思い出」を聞かせてください
2.「旅を創る」現場を行く~旅職人、日々こんなことをやっています~
3.今月のお話 (ライター:ゆかっぷ)
4.お客さまからの声
5.編集後記


 

 


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 1.お客さま投稿コーナー
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今回のお題は
あなたの「夏の旅の思い出」を聞かせてくださいです。

さっそく今年の夏の思い出をお送りいただきました。ありがとうございます。
ではご紹介しましょう!

 


 
clip杉谷 由昭 さまより

2015年7月17日催行、T・D(添乗員)清野瑞菜さんと参加者12名のチロル・ドロミテハイキングに同行しました。

連日の悪天候予報にもめげず、T・Dの晴れ女を証明するような良い天候に恵まれ素晴らしい映像と絵がたくさん撮れました。旅行程・全員踏破したガイド付き中級ハイキングも程よく、撮影旅行目的の自分はとても満足しました。

又、行程内外を問わず適切に添乗してくれたT・D清野さんには同行者一同感謝でした!!


 



◇編集部より

杉谷さま

先日は、ご一緒頂きありがとうございました!
日本で天気予報を調べた時は、本当に毎日雨マーク…。

チロルドロミテ大好きな私としても、お客様以上にお天気を心配していました。
ですが、蓋を開けてみると、遥か遠くドイツの最高峰まで見渡せたゼーフェルトや、
中級を登りきったところで姿を見せてくれたトレ・チメ三山など、
素晴らしい景色を楽しめましたね!お客様の日頃の行いの賜です。

フリータイムで皆さんと地元の名物料理を頂いたり、
スーパーに行ったりしたことも印象に残っています。
一緒に楽しませて頂き、ありがとうございました。

(添乗員・清野瑞菜より)



~・~・~・~・~・~・~・~


さて次回の「お題」は?

【秋の夜長におススメの過ごし方】
です。

旅行に直接関係ないお話でも大歓迎ですsign03

「ちょっとちょっと~ 秋には●●するっていいよぉ
~」

と思わずお友だちに力説したくなるような
面白いお話をお待ちしていますmaple



mailto お題への投稿や、新聞へのご意見・ご感想は↓↓こちらからお寄せください。 
https://www.hankyu-travel.com/wakuwaku-paper/mail.php




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 2.「旅を創る」現場を行く
   ~旅職人、日々こんなことをやっています

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(第7話)大型クルーズ客船をチャーター!運営の舞台裏は?の巻<前編>


こんにちは。阪急交通社の久家です。

2015年夏。
東京トラピックスで、ダイヤモンド・プリンセスを1隻チャーターし、
横浜港を出港後、青森・秋田・済州島・鹿児島・大阪を
ぐるりと巡るクルーズツアーを催行しました。


pamphlet.jpg



<青森では「ねぶた祭り」・秋田では「竿燈まつり」>に合わせて、
東北夏祭りを巡る魅力いっぱいの内容となりました。

出航当日、私も横浜港へお見送りに行きましたが、何度も見ても出航風景は感動的です!

この日の出航は夕方。
金色の西日が、船体も水面もきらきらと照らし、
港全体は淡いオレンジ色に包み込まれていました。
これからの航海が素晴らしいものとなる予感させるような、とても幸せな光景でした。

ヴォー・・ ヴォー・・
汽笛を合図に、ダイヤモンプリンセスは、ゆっくりゆっくり港から離れていきました。
多くの見物の方々や横浜港のドラムパフォーマンスとダンス、
そして夕暮れに染まりかけた横浜高層ビル群に見送られながら。


diamond_sending3.jpg


そんな、旅情をそそる素敵な出航風景に目がうるんでしまった私ですが、
この日を迎えるその裏には、奮闘したたくさんのスタッフがいました。


今回は、大型豪華客船ダイヤモンド・プリンセスチャーターツアーを裏から支えた、
ある職人にスポットを当てたいと思います。


◆大型客船チャーターの職人◆
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<チャータークルーズ運営担当:多久田(MR)>

通常業務は、海外ツアーのオペレーション責任者。
ツアーのオペレーションとは、ツアー企画・募集以降の業務で、
現地手配会社や航空座席仕入部署にツアーに沿った内容の手配を依頼し、
ツアーごと出発日ごとに回答を確認。お客様の最終日程表作成、
空港カウンタースタッフ手配、添乗員への指示等海外ツアーを
円滑に運行するためコントロールをする部署。
女性スタッフが多い部署だが、企画部署との間に立ち、
スタッフが業務をしやすいよう調整役として日々活躍。
今回のチャータークルーズでは、全体統括に携わる。
  
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takuta.jpg


こんにちは。
東京で海外ツアーを担当しています多久田(たくた)と申します。

ダイヤモンド・プリンセスの貸切クルーズを無事に催行することができて、
まずは一安心しています。
ご参加くださった多くのお客様に心から感謝申し上げます。

夏休みということもあり、たくさんのお子様たちにも
ご参加いただけて、にぎやかな船内となりました。
当社でのクルーズの旅が、素敵な夏の思い出となりましたら、
私たちはこれ以上うれしいことはありません。

今回は、チャータークルーズの運営で、私が担当していた部分の
お話をさせていただこうと思います。


<船を1隻チャーターするという決断>

ダイヤモンド・プリンセスはツインキャビン利用で約2,700名の乗客を収容する
巨大な船です。1隻を10日間貸し切るということは、リスクも同じく巨大・・です。
やる・・やらない・・、できる・・できない・・役職者会議で何度も協議を重ねました。

結局、「1隻チャーターする」という大きな決断に至った理由は3つありました。

1つ目は、昨年に神戸・大阪で「サン・プリンセス」「サファイア・プリンセス」の
2隻をチャーターした実績と、海外クルーズにおいてプリンセスクルーズの取扱いは
当社がNo.1であること。
⇒ 積み重ねた実績と信頼関係があったことで、当社でチャーターが実現できること。
  
2つ目は、ダイヤモンド・プリンセスは、日本人向けの施設やサービスが充実していること。
 お客様に安心して乗船いただける船であること。

3つ目は、東北夏祭りの日程に合致していたことと、東北に向かう航路が組めたこと。
 お客様に、行き先にも魅力を感じていただけると確信。


<出航当日までの準備期間>

クルーズツアーの造成、パンフレット作成、新聞・トラピックス倶楽部等での募集・販売は、
ツアー企画部署が担当していましたが、船内での役割分担とそのため準備は、
部署の枠を越え、東京地区の全社を挙げて取り組みました。
準備期間は、約1年を要しました。

私は、船内では「運営本部」を担当することとなりましたが、
準備段階では「体制作り」と「お客様への情報発進」を担当しました。

まずは、「体制作り」と「お客様への情報発進」業務の一部を

ご紹介したいと思います。


・各担当の進捗確認、全体を把握してフィードバック(情報共有)

例えば「船内イベント班」「ツアーデスク班」「寄港地観光運行班」など、
いくつかの役割分担をしていました。
各自がスケジュールどおりに準備を進められているかを把握し、手が足りないなど
必要に応じて人員調整なども。


・サービスを行き渡らせるためのスタッフ数の調整

社内の「クルーズ経験者」「祭ツアー担当経験者」「イベント経験者」
「大型団体ツアー経験者」を集めました。
そして、実績ある多くの添乗員たちにも協力してもらい、全スタッフ100名で臨みました。


・船側と客室数コントロール

スタッフ・添乗員・ゲストなど、お客様以外の人員とともに客室数を
コントロールしていました。お客様のご予約状況を見て、空きのある客室に
スタッフの名前を入れていきましたが、お客様のご予約が流動的となるため、
その都度名前の入れ替え作業をしていました。


・全体マニュアルの作成

組織図や行程日ごと時間ごとのスケジュールを作成。
イベントごとの会場振り分け、お客様にお知らせする事項、
各港の情報、緊急連絡体制、全国各地からいらっしゃる方の交通情報、
寄港地オプションの添乗員担当分けなど約50ページにわたるスタッフ用マニュアル。
もちろん社外秘です(笑) 運営に関わる全ての事を網羅しました。



・定期的に「チャーター通信」を作成し、お客様へ船内イベントや観光地の情報を発送

はじめてクルーズツアーに参加するというお客様も多くいらっしゃいましたので、
お客様の疑問や不安を少しでも払拭できたらと思いまして。


・スタッフ100名への事前ブリーフィング(説明会)

スタッフの多くは添乗員です。前述のとおり、クルーズツアーに精通した添乗員を揃えました!
しかし、1隻チャーターツアーとなると、いつもの添乗業務と同じとはいきません。
各担当班の仕事内容やシフト、動線の確認など、細かなところまで全体で打ち合わせました。
この光景は、ツアーの大説明会のようでした(笑)


・2,600名分の最終案内の作成・発送

特に「2,600名分の最終案内の作成・発送」は多くの時間と手間を要しました。

2,600名全員分のWEBチェックイン(発券)を行い、最終日程表と一緒に
【船のタグ・トラピックスのタグ・健康質問票】準備。
それに加え、【乗船券・お食事の時間(1st、2nd)」・キャビン番号のご案内】
も同封しました。これらはお客様に内容がよって違いますので、2,600名分を予約情報と
照合させながらの作業となり、これだけで多くの日数を要しました。
正直なところ、本当にしんどい作業でした。

当たり前のことをやっているといえばそれまでですが、
夜遅くまで、根気よく確実な仕事をしてくれたスタッフたちにも感謝です。


私がご紹介した業務は、全体の中のほんの一部です。
それぞれの役割担当が、1年かけて出発前日まで準備・打ち合わせ・シミュレーションを重ね、
本番を迎えました。

次回は、船内での業務について、お話ししたいと思います。

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通常のツアーも毎日出発しているため、日常業務と並行して、
チャーターツアーに向けた準備をしていました。
「お客様に楽しんでいただきたい」という目標達成の為に、
部署の垣根を越えて、一つになっていたように思います。

東京のほとんどの部署が携わったダイヤモンド・プリンセスのチャータークルーズ。
次回はどんなお話が聞けるのでしょうか。どうぞお楽しみに。


(ライター:久家)




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 3.今月のお話(ライター:ゆかっぷ)
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みなさん、おひさしぶりですsign01
ゆかっぷです♪

暑い夏もあっという間に過ぎ去り、新緑のベストシーズンも終わり、
ちょっぴりさみしいなあ。。と考えているみなさん!大丈夫ですよ!
今年も食欲の秋が到来しましたよ!!

そんな食欲を沸き立たせる場所といえば?
やはり北海道~!!(前回につづきすみません(+ω+;)

今回は昨年初めて行った函館の魅力についてお話ししたいと思いますnote


今まで道央にしか訪れたことがない私、函館は自然もなさそうだしなあ~、
北海道っぽくないなあ、なんて正直思っていたのですが、
たまたま格安ツアーの情報が・・!!

これは行くしかないと思い、土日を利用してびゅ~んっと行ってきました。
こんな風に気軽に行けてしまうのが、いかにも旅行会社っぽいですかね >□<;


函館と言えば・・・
そう!グルメ!夜景!街散策!
冬の函館の夜景はより一層美しさを増しますshineshine


まずは到着して町をぷらっとします。
函館の街はコンパクトなので、ぐるりとすぐに回れます。
それにしても坂が多い・・坂だらけ・・sweat01


そうそう、この景色がみたかった~!
有名な八幡坂からの街景色&港

1.hachimanzaka.jpg



坂の上にはヨーロッパの教会が沢山!
こちらはフランスのカトリック元町教会

2.kyoukai.png

歴史がいっぱいの街散策は函館の魅力のひとつですねheart04


ちょっと勉強したあとは・・(本当にちょっとw)
お待ちかねの海鮮・ラーメン・スイーツのグルメ堪能~sign03

函館の朝市に潜入♪
意外に呼び込みが激しい・・笑
どこに入ってもおいしそうなので、ゆっくりできそうなお店へ。

ど~~ん!

3.kaisendon.jpg

ああ・・やっぱり鮮度が違います。
もちろんビールと一緒に(笑)


いきなりすっ飛びますが・・・翌日の食レポへ移ります(笑)

またもや市場へ。

そしてまたまた失礼な発言ですが、刺身イカの魅力に気付かなかった私、
「さきイカの方がおいしい」なんて思っていましたが、、

じゃじゃ~~~ん!

4.ika.jpg


見た目はピカピカ、味もコリコリ&濃厚でとっても美味なイカ様でございました。

そして旬ではないですが、函館の牡蠣にも挑戦!
でかっ!!美味!

5.kaki.jpg


そして〆にど~~ん!

6.unidon.jpg


このあとあまりにもおいしすぎて感動のあまり、
個別にウニだけで追加注文。。(笑)

甘くておいしかったあ~~heart02


そしてお昼は全国ご当地グルメNo.1のラッキーピエロ
地元の方は「ラッピ」と呼ぶそうです。

とってもかわいいというか、遊園地みたいにド派手な外観 happy02

7.piero1.jpg


8.piero1.jpg

北海道に来てまでハンバーガー?と思っていましたが、
知人に勧められたので、ためしに友人と半分こ。。


ウマ!!w

9.piero3.jpg


あまりのおいしさに感動して2日連続でいきましたとさ *□*
もちろん次の日はまるごと一個。。完食!


からの、ラーメン!(驚)

10.ramen.jpg


すみません、もうお腹いっぱいですよね。。。

全国でも有名な「あじさい」という塩ラーメンがおいしいお店です。
もうお腹が限界・・

お腹が満たされすぎたところで夜はおまちかね、
世界三大夜景の函館夜景へ!!

こっちがメインですよ?笑

11.yakei.jpg


一度は見てみたかったので本当によかったsign03
寒さ+夜景はなんともロマンチックでその美しさに絶句・・

改めて、函館ってとっても不思議な形だなあ~、
その形がより美しさを惹きたてていることを実感。

あとはここも忘れちゃいけません!
雪は解けてしまっていましたが、有名な星形の五稜郭


12.goryoukaku.jpg


五稜郭も素晴らしいですが、五稜郭タワーのお姉さんは
さすがの北海道、べっぴんさんばかりでこちらも感動。。shine

夜は温泉につかりspa、旅館でお酒を飲んでまったり・・bottle

ああ、つくづく日本って本当に素晴らしいと実感できる函館note

このあと体重計にはしばらく乗れませんでしたが、
2日間でも十分に、観光もお腹も夜景も楽しめる函館は、
これからの時期に絶対おすすめです~~~sign01


(ライター:ゆかっぷ)



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 4.お客さまからの声
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ここで、みなさんからいただいた「声」をご紹介します。
いつもたくさんの声をお寄せいただき、ありがとうございます。

 


mail 小畑 京子さまより

☆毎月楽しみに拝読させて頂いております。
新聞作成に係わる方々の日々のご苦労は大層な事と推察しておりますが、話題の豊富さ、新鮮なニュース、旅に限らず身近でホットする話題等々、本当に中身の濃い新聞ですね。有難う御座います。

8月号でA・M様がスリランカで宿泊ホテルのスタッフの心ある対応に感激されたご様子の件、私もスリランカ旅行で現地ガイドをして頂いた方と今だメール交換をしており、とても嬉しく拝読致しました。

紛失したり落としたりした物が思わず出て来たり届いたりすると本当に嬉しくありがたいことですが、ライター久家さんの次回のテーマが『大型クルーズ客船をチャーター!運営の舞台裏は?の巻』と言う事で、実は私もこの客船で何度もサングラスやスカーフ、小銭入れなどを置き忘れたり落としたりしたのですが、必ずレセプションに届いておりました。必ずです。

3,000人以上のゲストが乗船しているのに、こんなに安心で安全、しかも様々な国々の方達とお友達になれたり美味しいお食事を堪能して、色々なアクティビティを楽しめるクルーズの旅、是非皆さまにもお薦めしたいと思います。異国の温かく親切な人々、その優しさに触れて日本も色々な角度から再度見つめ直す良い機会にもなると思われます。

久家さんの レポート、楽しみにしておりますね。☆


 


pencil 小畑さま

いつも温かいお便りをありがとうございます。
旅の道中に人の情に触れることはなによりの思い出になりますね。
写真やお土産に負けないくらい、いつまでもキラキラと鮮やかに輝く宝物に。
そして自分も人に優しくなれる。

旅って本当にいいですね~
これからも素敵な思い出を創り続けられることをお祈りしております。
クルーズをおススメくださってありがとうございます(笑)
(田中より)



~・~・~・~・~・~・~・~
 


mail 斉藤 栄二さまより

【天高く】

117号での田中編集長の「早く涼しくなってくれ~」の悲痛な叫びが届いたのか一気に涼しくなりました。

それにしても今年の夏は突然猛暑が来て、まだ夏休みが終わらないのに一気に涼しくなりました。そして長雨。

例年秋の長雨はもう少し後で、210日前後です。秋霖、秋黴雨(あきついり)秋雨と季語にはあります。永井荷風の句に「秋雨や夕餉の箸の手くらがり」というのがあります。朝から降り続く雨。食事をとる手元も暗く雨の音だけが続いている。また明日も雨か。時間が静かに過ぎていく情景が浮かびます。ツバメが南に去り、アキアカネが飛び、ススキの花も咲き始めます。

そして「天高く馬肥ゆる秋」。絶好の行楽シーズンの到来です。秋の祭りを見る旅もまたよし。秋の花を探す旅もまたよし。そして各地に郷土の酒や料理を味わう旅もこれまた素晴らしい。

「白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の
 酒はしずかに 飲むべかりけり」 若山牧水



 


pencil 斉藤さま

ほんとうに酷暑が嘘のように、急に涼しくなりましたね。
秋が来ますね~ 
「4つある季節の中でどれが好き?」と訊かれたら
私は「断然秋が一番!」と答えます。
(まだ訊かれたことはないですけれども・・・)

斉藤さまの表現、まさに情景が浮かぶような秋の姿、
雰囲気が堪らなく好きですね。

大の日本酒党(夏でも熱燗を飲むほどの)である私は
やはり秋からの季節が本番到来!なのです。
とある山間の旅館で浴衣ですすきなんぞを見ながら飲む酒は
それはそれは旨いでしょうねえ。
あ~行きたーい!

(田中より)


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 5.編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございましたnotes
今月のお客さま新聞はいかがでしたか?


8月の終わりに箱根出張に行ってきました。

ホテルの視察と噴火の現状を見るのが目的です。
結論としては、大涌谷2km圏内の立寄り禁止地域以外の場所
(箱根湯本、強羅、仙石原、芦ノ湖辺り)は、生活も観光も支障なく落ち着いていました。

私たち旅行会社にも責任の一旦はありますが、風評被害の大きさを改めて感じました。
本来であれば夏休みのピーク時であるのに観光地はとても静かでした。
そんな中、外国人観光客は賑わっていましたねえ~
これで箱根の町もずいぶん助かっていると思います。

印象に残っているのは、コンビニに寄った時のこと。
外国人の若者4人が、浴衣姿で買い物に来ていました。
彼らはすっごく楽しそうで、見るもの見るものが珍しく、たくさんのお菓子や飲み物を
買い込んで浴衣のままレンタカーに乗って宿に帰っていきました。
その姿がすごく微笑ましかった。

「旅って本来はあんな風に笑っていろいろ冒険しながらなんでも試してみて
地元の人と触れあって・・それがかけがえのない思い出になるんだろうなあ」と。
泊まったホテルに中国人のグループがバス3台口で泊まっていました。
イメージと違って思ったより静かでおとなしかったですね。
朝も大広間で畳に正座し、和食膳を箸を使って食べていました。
私が北京に駐在していた頃、男性トイレに「その小さな一歩は文明への第一歩なのだ!」
と書いてあったり、街なかで「中国国民は世界のお手本になるような民族にならなければならない」といった呼びかけがされていました。
「つい私たちの一方的な思い込みやイメージで中国人全体を決めつけるのはよくないな」と改めて思いました。

今回久しぶりに箱根を一周しましたが、箱根はやはり魅力的な街でした。家族や大切な人との思い出創りには雰囲気ばっちりです。観光客が比較的少ない今の時期が逆にねらい目かもしれません。

秋の旅行シーズンに向け、「あらためて箱根を見直す旅」なんていかがですか?



・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

<お知らせ>

世界最大級の旅の祭典ツーリズムEXPOジャパン」開催!
日程:9月26~27日/場所:東京ビッグサイト
http://www.t-expo.jp/

この2日間のためだけに世界各国・全国各地から、
数多くの出展者が集まって、それぞれの魅力を発信します。
当社もブースを出しますので、ぜひ遊びに来てくださいねnotes


ボク(トラピッグ)も待ってるよ~~!    DSC_5614.jpg
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


それではまた来月、元気でお会いしましょうsmiley

(編集部:田中)



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