みなさーん、お元気でしたか?
「阪急お客さま新聞」編集部の田中です。
ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか?
私のGWは家内の実家(東京杉並区)に家族5人で泊りがけで遊びに行き、
飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎが恒例となっています・・・・・
旅行に出かけられた方もいらっしゃるでしょうね。
さて私は、個人的には飛行機よりも新幹線の旅の方が好きです。
車窓の景色を眺めながら駅弁とビールなんて、旅情溢れるのはなんといっても新幹線ですね。
・・・僕が初めて新幹線に乗ったのはたしか小学校2年生くらいの時でした。
広島から京都の親戚の家に行く時に母とふたりで新幹線に初めて乗りました。
新幹線の車内にはワゴンサービスで売り子のお姉さんが行き来しますよね。
その時の母は、売り子さんが通る度にジュースやお菓子などを買って僕に「食べんさい」と渡すのです。
僕が欲しいと言ってるわけでもないのに。
不思議に思った僕は母に尋ねました。
僕「母ちゃん、なんで(売り子の)お姉ちゃんが通るたんびに買うん?」
母「若いお姉ちゃんが一生懸命声を張りあげて売りに来とる。買うてあげなんだらかわいそうじゃろ?」
・・・それから三十数年、僕は新幹線に乗る度にあの時の母の言葉と、カチンコチンに堅かったアイスクリームの味を思い出すのです。
<親のためにできること>
私は高校から親元を離れ、もう30年めになります。
年1回はお盆に帰省し、元気な顔を見せるのですが、普段はなかなか親孝行ができません。
それで1年くらい前から始めたことがあるんです。
それは広島にいる両親に毎日ハガキを書くことです。
きっかけはフジテレビ「エチカの鏡」でのエピソードです。
熊本から兵庫県に嫁いだ女性(40代)にある日、実家の父親から電話がありました。
「母さんが認知症になったから熊本に戻ってきてくれないか?」と。
その娘はすぐにでも実家に帰りたいと思いましたが、帰れない事情がありました。
それは自分の息子も重い障害を持っており、24時間体制で看護しなければならなかったからです。
娘は自分に何かできることはないかと考え、母親にハガキを書くことに決めました。
日々起こる些細な出来事や子供の介護で思ったことなどを書き、毎日毎日ポストに投函し始めました。
でも認知症の母は娘のハガキを認識することは出来ませんでした。
ハガキを書き始めて1年経った頃、父親から電話がありました。
母親の認知症の病状は良くなっていませんでしたが、ある変化が見えてきたというのです。
それは毎日郵便屋さんが来る時間になると、外に出て郵便屋さんが来るのを待つようになったというのです。
その後も娘は母親にハガキを出し続けていると、なんと母の病状は徐々に回復していったそうです。
今では母親本人が元気な姿でTVに出演するほどの回復ぶりです。
娘が母親にハガキを出し続けてもう12年・・・そして今日も娘は母親にハガキを出し続ける・・・
という場面でエピソードは締め括られていました。
医療ではなく、介護でもなく家族の気持ちで人を治すことは出来るんですね。
私の両親も70代後半となり、最近は年老いて段々体が弱ってきています。
私はその女性の話に感銘を受けて、自分もハガキを出そうと思いました。
子供たちと遊んだこと、仕事のこと、日常で感じたことを綴っていきました。
電話だとテレくさくて言えないこと、感謝の気持ちもハガキなら素直に言えます。
毎日ハガキを書き続けるなんてとても無理と最初は思ったのですが、
やり始めると結構書くこと(伝えたいこと)が出てきてそれほど負担にはなりません。
逆に自分の毎日を注意深く観察するようになりました。
仕事が忙しくなると毎日書くというわけにはいきませんが、それでも現在、累計で200枚くらい
書き送ったことになります。
私が書く10通に1通くらいの割合で、なんと父親から返事が来るようになりました。
父親なんてこれまでは1年に合計1時間も話さなかったのが、父もハガキだと素直に言いたいことが
言えるようで、「へえ こんなこと考えてたのか〜」と驚くコメントもあります。
この父からのハガキは僕の宝物です。
親子のハガキでの心のキャッチボールは、これからも続けられる限り続けようと思っています。
皆さんが親子でなさっている心のキャッチボールはなんですか?
また お聞かせください。
つづいては、今回で最終回となります尾上一途(おのえ かずみち)さんの登場です
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江戸・東京を旅しよう
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江戸・東京を旅しよう
「明治時代、文学の足跡を辿るたび」〈最終回〉
〜漱石・鴎外・一葉の東京と作品を訪ねて〜
■団子を食べに行きましょう
みなさん、「漱石・鴎外・一葉の東京と作品を訪ねて」も“おしまい”に近づいてまいりました。
と、いうことで、私、今日一日を回想してみたく、また、ちょっと小腹も空いてまいりました。今、「樋口一葉記念館」を出たところで、最寄りのバス停「龍泉」から都バス(08) に乗って5つ目、東日暮里5丁目で下車、有名な団子のお店に団子を食べに行くことにいたします。
「羽二重団子店(はぶたえだんごてん)」でございます。
この「羽二重団子店」、創業が江戸時代の文政2年(西暦1819年)、で、夏目漱石や正岡子規、森鴎外といった文豪たちの作品の中にもよく登場します。「きめ細かく羽二重のようだ」との評判からこのお店の名前がついたそうでございます。
■文学作品の中の団子店
ではちょっと、この「羽二重団子店」が出てくる作品の一節を読んでみましょう。
先ず、夏目漱石の名作「我輩は猫である」からです。
「行きましょう。上野にしますか。芋坂へ行って団子を食いましょうか。先生あすこの団子を食った事がありますか。奥さん一返行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます」。
次いで、正岡子規の「道灌山」より。
「ここに石橋ありて、芋坂団子の店あり。繁昌いつに変はらず。店の中には十人ばかり、腰かけて喰て居り。店の外には、女二人佇みて、団子の出来るのを待つ。根岸にことの鳴らぬ日はありとも、この店に人の待たぬ時はあらじ、戯れに歌をつくる」ということで、一句。
〜根岸名物 芋坂団子 売り切れ申し候の笹の雪〜
■羽二重団子店
夏目漱石や正岡子規の他にも、田山花袋や泉鏡花、近年では、司馬遼太郎といった歴史的な文学者の作品に、わざわざお店の名前が登場するくらいですから、「羽二重団子」がいかに有名だったか、皆さん、お分かりになっていただけたかと思います。あっ、それと、森鴎外も忘れてはいけません。森鴎外はこの近くに住んでいて、馬でよく訪れたそうです。それで、馬だけが先に帰宅したりしたので、家の人が心配して探すと、鴎外は羽二重団子で一杯飲んでいたそうでございます。
昔は酒の肴に焼き団子、というのが一般的な飲み方だったそうでございます。
と、いうことで、「羽二重団子店」の趣ある外観が見えて参りました。店内から中庭のちょっとした日本庭園を見ながら醤油とこしあんとの2種類の団子を注文しました。醤油味は香ばしく、こしあんはくどさがなく、上品な甘味が気持ちまでもを落ち着かせてくれます。
では皆様、心残りではございますが美味しいものを食す喜びの時とともに明治の時代にさようならをしたいと思います。
また、いずれかの時代にお会いしましょう。
おわり。
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お客さまから頂いたお声紹介コーナー
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それではここでお客さまから届いた声をご紹介しましょう。
声をお寄せいただき、ありがとうございます。
私もウオーキングを始めて、今年の2月19日で丸2年経過し、只今、3年目に入
っています。この2月19日までで10キロ痩せました。そして年齢の割には足の
筋肉がモリモリになりました(妻いわく。本人も自覚あり)、そして足だけで
なく両腕に500gのウエイトつけて歩いていますから、腕も足同様に筋肉モリモ
リに変化してきました。
ところが、ウオーキングをはじめるのだから、シューズもそれなりのメーカも
のを買いました。はじめは足の痛みなどはまったくなかったのですが、今年の
1月ごろから右足裏・親指の下あたりに軽い痛みが出始めました。ですから心
配で地元の医大・整形外科で診断。検査も「MRI検査」を行いましたが、「疲
労骨折でない」「歩きすぎで起こる炎症もない」との結果でした。では原因は
というとやはり「加齢」とのこと、よって足にあった「装具」(クッション的
なもの)をつくり、衝撃を和らげることなりました。
私のこれからの「最低目標」ですが、「もうこれ以上、太らないこと」、そし
て「最後まで自分の足で歩けること」を目指しています。
最近、TV放送では健康ものの番組が多いですが、そのなかでやはり適度な運動
=ウオーキングとよく照会しています。
まさにそうだと思っています。それから年齢とも関連しますが、脳を鍛える3
つの方法・・・①適度な運動。②指先を使うこと。③やれることはなんでも自
分ですること。以上ですが、これも実践しているところですが、それでも「ど
忘れ」はありますがね・・・・貴社のツアー参加も健康でないと無理ですから
ね。2009年は3ツアー(海外)を実行できました。今年も海外ツアーをめざし
ますの、またよろしく!!
T.N様より
→先月号久しぶりに登場した「こたにん」です。
わたくしと同じように「ウォーキングをはじめて3年で10キロやせた」という
お便りをいただきありがとうございます!
シューズを買われたり、今は「もうこれ以上、太らない」を目標にしていると
のこと。何を隠そう私も連休前に新しいシューズを買いました。
「当社のツアー参加も健康あってのこと」、おっしゃるとおりです。
健康でいつまでもご旅行をお楽しみください。
私は連休に千葉県 館山に行ってきました。
下の写真は南総里見八犬伝ゆかりの館山城です。
みなさんはGW楽しまれましたか?
また、お客様新聞でお会いしましょう!
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