■海外旅行保険は必ずかけておいてください。
イタリア滞在中に何度も保険に入っていなかった為に大変な負担を強いられたお客様を見てまいりました。
「楽しい旅行なのにそんな縁起でもない」「健康はお金の問題ではない」などといわずに聞いてください。
実際に病院の世話になった場合には残念ながら「お金の問題」になってしまうのです。
被害にあった方が必ずいう言葉があります。
「自分だけは大丈夫だと思ってた・・・」
なんの根拠もありません。
日本とは状態が違うのですから。
環境の変化で体調を崩す可能性も高いです。何か起こってから後悔しても遅いのです。
最近はカードについている保険もありますね。
その場合でも必ずどれだけ補償がついているかを確認しておいてください。
ポイントは「疾病の治療費用がどれだけ補償されているか」です。
イタリアで入院、手術などしたら、五百万円くらいすぐかかって
しまう場合もあります。
イタリアでも私立病院は先進医療が整っているところもあります。
入院費用が一日三〜四万円くらいするところもざらです。
公立病院は安いですが、対応はかなり悪いです。
任意保険はまさにお守り。一日約千円程度の安心料。
現在、トラピックスでは四〜五割のお客様が任意保険に加入されています。
トラベルの語源はトラブルです。
何があっても不思議ではありません。
日本に残されたご家族に負担をかけない為にも悪いことはいわないので保険には入っといたほうがいいですよ。
私はイタリア滞在中の経験からことある毎に保険の重要性を訴えています。
旅行会社がお客さまに適正な保険加入をお奨めすることは義務だと思っています。
・・ちょっとイタリアに行くのが怖くなってきましたか?
こういうことは耳の痛いことですが、きちんと準備しておくことに
よって旅を存分に楽しむことが出来ます。
旅行はまさに「備えあれば憂いなし」なのです。
以上、現地に住んだ人間としてのアドバイスです。心の片隅に
留めて置いていただければ幸いです。