町並みもクリスマス一色。どこへ行っても赤や緑の綺麗な装飾に包まれていますね。
私の家の近くのお家では以前はハローウィン一色でかわいらしくつい犬の散歩途中に足を止めてしまっていましたが、今では動くトナカイ・はしごを登っている姿のサンタクロースのイルミネーションに変化し、道行く人々を引きつけ、楽しませてくれています。

メリークリスマス★そして★ハッピーニューイヤー★良いお年をお迎え下さい。

 


<イタリアのクリスマスと年末年始>


イタリアではクリスマスのことを「Natale(ナターレ)」といいます。
「メリークリスマス!」は「Buon Natale(ボンナターレ)!」です。
イタリア国の中にあるヴァチカン市国はキリスト教(カトリック)の総本山ですから、イエスの生誕を祝う本来のクリスマスはそれはもう荘厳で静かな大人のクリスマスです。三角帽子にメガネかけてクラッカー鳴らすどこぞの国のクリスマスパーティーとはひとあじ違います。(今どきそんな人はいないでしょうか)イタリア人はクリスマスは家族といっしょに静かに過ごします。
「聖なる夜」まさにこの言葉がぴったりです。


クリスマスシーズンには「パネトーネ」という甘いパンのケーキがスーパーに山積みになります。(これ半年くらい賞味期限があるんです。本当かなあ?)それを甘いシャンパンースプマンテを飲みながら食べます。これが結構イケるんです。大人も子供も大好きです。
街のイルミネーションも派手ではなくスマートで品よく建物や通りを彩ります。
くやしいくらい美しいのです。
日本だとクリスマスが終わるとさっさと撤去されますが、イタリアでは、ツリーや装飾はクリスマスが終わっても年明けまでは残されます。ある場所の装飾などは3月になってもまだ残ってましたね。
「きれいだからしばらくそのままにしとこうよ」ということみたいです。
それがとってもイタリアらしいですね。イタリアではクリスマスと新年はセットなのです。いわゆる「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」です。


大晦日の夜、ローマでは市の北側にあるポポロ広場に人がぞろぞろ集まってきて、カウントダウンが始まります。そしてニューイヤーになると持ち寄ったシャンパンを開け、一斉に乾杯。その後は大さわぎです。まわりのだれかれなくバッチョ(キス)をしまくるのです。そうしてみんなで新年を祝うのです。正月休みは一月一日だけ。二日からは通常通り会社が始まります。イタリア人はいつも休日のようなイメージがありますが、国民の休日は実は日本よりも少ないのです。お正月はやっぱりおせちとこたつでみかん食べながら年賀状見るのが日本人の心ですよね。イタリア語の新年の挨拶は「Auguri(アウグーリ)!」です。日本と同じく「おめでとう」という意味です。


<お客様からの声コーナー>


○お客さま新聞を読みながらスタッフの皆さんが、トラピックスを愛する旅の仲間の皆さんとこの紙面を通じてしっかりと結ばれているようなそんな印象を持っています。旅はさまざまな発見や思いがけない感動を与えてくれます。が何より嬉しいのは心の触れ合うことのような気がします。トラピックスの目指す旅はそこにあるのかなと最近思うようになりました。たぶんこの新聞が気が付かせてくれたのでしょう。私がどの旅行社よりも阪急を好きな理由が今やっと分かりました。(K・T様)


↓こういう時代だからこそ心の触れ合いを大切にしていきたいと折に思います。


多くの方は、旅便りを送られているようですが、私は他社の地獄の旅便りを書きます。今年の四月、四国の高知へ行ったと思いねェ。旅どころ四万十川から足摺岬の観光、そして昼食ときたアーネ。そこまではどこの会社もやる企画じゃん。おいらはビールをたらふく飲み、いい気分全開と思いきや、その食事処から高知空港まで一二〇キロメートルだぜ。ノンストップで走るバスに乗せやがってよ。トイレ停車も途中ドライブインが無いとかガイドはだ、俺様の満タン状態を知ってか知らずか停まる気配なしってんだから驚きよ。廻りの人を見るとそれなりにだ、我慢が見れるわけ。それでもだぁ、トイレ休憩しましょうかと言う訳じゃなし。脂汗たらーり。視野は定まらずてんだから地獄よ。俺は勇気をもってガイドに言ったンダ。「トイレ休憩とれませんか?」って。それでも走るわ走る。フライト時刻に間に合わせるつもりなんだろうが、地獄の旅だったぜ。老齢者はビールばかりじゃなく、多種の薬の服用は当たり前。トラピックスさん、ぜひ高齢の旅行者に心遣いのある優しい旅の企画を頼んます。
(M・K様)


↓面白いお話有難うございます。決して他人事ではなく、私たちも身を引き締めて頑張ります。


私は熱き○ラブツーリズムファンです。嫌な話ですけどぜひ掲載して下さい。阪急さんも相部屋を検討して下さい。せっかく安いツアーでも一人参加料金を取られてはもともこもありません。三年前、阪急のロサンゼルスのツアーに参加しました。安くてハッピーでしたが、ホテルは良くなかったです。五年前ナイヤガラトロント三泊五日のツアーではナイアガラの滝も見えないホテルでした。安い価格で無理もない。○ラブツーリズムのホテルはスタンダード以上です。(匿名希望)


↓安かろう悪かろうではお客様にファンになっていただくことが出来ません。頂いた声を真摯に受け止め品質改善に努めて参ります。相部屋制度は既に一部コースにてお受けいたしておりまう。トラピックスもここ一〜二年でツアー内容が向上してきたというお声も頂いています。よろしければ、又ご参加してみて下さい。お待ちしております。


たくさんのメッセージの中から「お客様の声コーナー」に私の記事が載っていてびっくり。でも嬉しかったです。同封の手作りコースター。お作りになられている方の誠意が伝わってきて人の心を優しくしてくれます。スタッフの皆さんありがとうございます。私が初めてトラピックスを利用したのは平成八年十一月のスペインからです。海外旅行としては二回目。一回目は他社でしてその時のツアーのお仲間の方からトラピックスを薦められました。それ以降、トラピックスでヨーロッパ、アジア、オセアニア、ロシアなどの国々を旅行しました。それぞれの国の世界遺産、宮殿、寺院、お城、そしてさまざまな文化、宗教、芸術、雄大な大自然を見学することが出来ました。アンデルセンの提言のごとく「旅は私にとって精神の若返りの泉だ」旅をすると私の精神は若返る。十回旅すると十回分若返る」名言ですね。これからも迷わずトラピックスを選ぶことでしょう。(T・I様)


↓旅には本当に人間を元気にする効能があると思います。旅行中のあの元気はどこから生まれてくるのでしょう。


「イタリア旅行を十倍楽しむための三つのコツ」を読み納得しました。私ども夫婦は阪急の海外旅行を五回参加しています。第一回目が「ロンドンパリローマ」でした。その折「郷に入れば郷に従え」という事を身を以って実感しました。集合時間が迫り、ローマのホテルで入ったトイレのドアが開かず、大弱りでしたが、思い切って蹴っ飛ばしたらさっと開いた事を今でも忘れません。自由行動の時地下鉄を乗ってローマの休日の舞台を周った楽しさは格別でした。来年の初夏にはミラノ・フィレンツエ、ヴェネツイアなど前回行かなかったイタリア北部にいきたいと計画中です。(K・T様)


↓イタリアにはローマ以外にも魅力的な街が沢山あります。懐の深い国です。是非ご自身の目でお確かめ下さい。


今月もコースター入りお便り有難うございました。昨日フランスから帰ったら、留めておいた郵便物がドサリ、その中に"お客さま新聞"が。オリーブオイルが高い訳が分かりました。一本の木からオイル一本分だなんて思ってもいませんでした。オーストラリアのお話の中で「月への階段」、わぁー見たい、と・・。オーストラリアへ行きたいと思ったことないのにこのお話で、言ってみたくなりました。でも自然現象は、運が良けりゃあ、ですもんね。ツアーコースには入ってませんでしょうしね。(M・I様)


↓月への階段がこんなに感動の現象とは思っていませんでした。ブルーム自体小さいのでガイドブック一ページに収まってしまっていたのでこんなに特等席で素敵な鑑賞なるとも期待していませんでした。良い意味で期待を裏切ってくれました。ですが、残念ながら今はツアーに入っておりません。日程の関係で、残念ながら今はツアーに入っておりませんが、担当者に提案しております。


お客様への質問のお答え

<今でも忘れられない私だけのエピソード>
ドイツウイーンの旅でした。長いバス移動の時、添乗員さんはその場所にあった音楽を流してくれ、優雅な雰囲気を作ってくれました。彼女も知的な人でした。ウイーンのバスドライバー、普通の青年ですが、いつも車を停止させると自分はすばやく降りてドアの前に立ち、女性の手をとってくれます。その動作の機敏さに夫と私は感動しました。その後、旅行の時、バスに乗ると夫は必ず先に降り、私に手を差し伸べてくれます。旅行は何も風景、歴史だけではなくマナーも学んできました。(T・K様)                                       

↓いいですね、こういうエピソード。ご主人を惚れ直されたのではないでしょうか?これからもご夫婦仲良く旅にお出かけ下さい。


ニューヨークで一日観光を終え、ヒルトンで下車し、夜景を見ながらのディナーツアーもヒルトン集合だったので町を散策しているとドラッグストアーがあり、サプリメントなどお土産に喜ばれそうなものが色々と揃っていて沢山買ってしまい、いったんホテルに戻ろうとしてホテルまでの道を誰かに聞いてよいか分からず、近くのホテルに聞いてみようとホテルらしき建物の中にはいりました、がフォーマルウェアーの方達がいたのでパーティーでもあるのかと思い、入り口に戻りビックリ!!カーネギーホールと書いてありました。ショルダーバッグをたすきがけにし、両手にドラッグストアーの袋を持ち、カーネギーホールに入っていったのは私たち二人だけでしょう。(A・T様)


↓トラベルの語源はトラブル。こういうエピソードこそが忘れられない良い思い出となるのですね。


三十四,五年前初めてのハワイに言った時のことです。まだ、日本人観光客も多くなく小さな娘たちに対して「オー、ダークワイズ!なんとかかんとか・・・」と現地の方々に話しかけられていました。ディナーに出かけたレストランでのこと。夫も私も英語は苦手。メニューも英語。分からないけれども何とか注文しました。私たちに付いてくださったウェイトレスさんが「オーケー・オーケー」と言いながら更に「なんとかかんとか・・」盛んに聞いてくるのです。ニコニコしながら何度も「なんとかかんとか・・」なんです。困っていたら、ウエイトレスさんが近くで食事をしている人のテーブルに行き、食べかけのお皿を持ってきたのです。そして指差すのです。あっそうかやっと分かりました。付け合せを何にするかということだったのです。ポテト・インゲンとなんだったか3種の付け合せでしたか?同じものでよいと言ったら通じたようです。その間の周りのテーブルの人たちの優しいこと。とても穏やかな笑顔で友好的な態度でちっとも恥ずかしいと感じませんでした。(M・I様)


↓旅行中であればほとんどのことが身振り手振りで通じます。大切なのは思いを伝えようとすることです。相手の目をみて通じた時の嬉しさはたまらないですよね。


皆さん一気に寒くなって参りましたが、お元気ですか?工藤です。
紅葉の秋も過ぎ、クリスマスの時期となりました。前回、十一月末に京都に行くというお話しをさせて頂きました。念願の一番良い時期の紅葉を見ることが出来たのです。本当にどの山も錦織り成す赤・黄・緑。京都の紅葉は赤が本当に鮮やか。赤は赤でも、真紅なのです。そしてもみじの葉はホントに小さくて可愛らしいのです。一本の木にぎっしり真っ赤なもみじの葉が付いていて、どこへ行っても漏れる声は「うわぁー」・「あーかわいい」と紅葉の素晴らしさに感激のため息のみ。特に一番綺麗だったのが、大原三千院のもみじです!お寺の重みと紅葉がマッチしていて厳かな雰囲気を醸し出していました。一本の木にオレンジ・黄・赤の葉があり、グラデーションもなしていたりと・・・。んーカラー写真をお見せできればうまくお伝えできるのですが・・。皆で作った「もみじ」が懐かしくなりました。今年は紅葉の始まりがやや遅かったおかげで、私たちの旅行時期にぴったりと合ってくれていました。皆さんの中にも京都行ってきた方いらっしゃるのではないですか?また、京都だけではなく各地の紅葉をお楽しみになった方も多いのではないでしょうか?紅葉に感激してお土産もついいっぱい!?関係ないですね・・。春に京都の桜を見に行った時は時期はずれで残念な旅行でしたが、今回は満足!満足!!の旅でした。
  

「えっ?真夏のクリスマス!?」皆さんも十二月になるとテレビで各国のクリスマスの様子を目にすることがあるのではないでしょうか?
私などは「クリスマス」と聞くだけでわくわく胸踊る思いになります!もみの木にチカチカ輝き点滅するカラフルなライト、ふんわりとかぶった雪。外ではちらちら粉雪が舞い、シャンシャンと鈴を鳴らしそりを走らせサンタがプレゼントを大きな白い袋にいっぱい詰めて・・・。と小さい頃に夢の世界を描いていたそんなクリスマス、私たちが住んでいる日本とパースではとっても大きな違いがあるのです!!
それは!日本は寒〜い冬のクリスマス(ちらちら雪が降ってきたり・・幻想的!)、ですがパースは南半球。つまり日本とは季節は全く逆。

・・・・と言うことは真夏!サンタクロースがサーフィンをしちゃうくらいなんです!そこまで華やかに祝うといった感じではなく、パースの中心の郵便局がクリスマスの飾りに包まれるくらいです。ここ最近日本では、クリスマスにホテルやレストランなど外で食事をとったり、飲みに行ったりして祝う人が多くなってきたように感じますが、パースは、アットホームなパーティーを開いたりして過ごします。海岸でバーベキューをして過ごす方も少なくないのです。もちろん水着姿で。さすが〜真夏のクリスマスって感じがしますよね。昼はバーベキュー、夜は海岸で星空を鑑賞したりと。これもなかなか素敵ですよ、ね!素朴で飾らないオーストラリア人らしさがここでも現れているように思います。でもオーストラリア人のクリスマスプレゼントにかける情熱は大変なものがあるのです。プレゼントは甥・姪まで子供・大人関係なく多くの方に送ります。その為、十一月からデパートにはクリスマス関連商品が並び始め、買い物ラッシュが始まります。日本ではあまりクリスマスカードを交換しあうと言う習慣がないと思いますが、パースでは決まりのようになっています。日本の年賀はがきのような役割ですね。又、それだけではなく、どんなお祝い事にも必ずカードを送ったり渡したりします。そこでカード売り場は人目を引くような可愛らしいカードが常に並んでいます。もちろん、クリスマスの時期は、ひときわ多いです!どこのデパートでもカード売り場はかなり大きく設けられていてカードがどれだけ人々に重視されているかが分かります。旅の思い出に絵葉書もいいですが、カードもいいですよ。きっと、日本にはない気に入ったカードが見つかりますよ!!是非どうぞ!


そして一年で一番盛り上がるのが、新年です。クリスマスは、こじんまりと家族や、友達と過ごしますが、新年は皆が外に繰り出し皆で騒ぎます。十二時前になると、カウントダウンが始まり、どこのレストラン・バーでも音楽が流れ始めます。そして、十二時になると美味しいワインで乾杯し、近くの人と抱き合ったり、握手をしたりします。これはイタリアと似ていますね。日本は、暖かい部屋でみかんを食べながら、テレビを見て新年を迎えたり、初詣に行ったりと静かに新年を迎えますがパースは夏ですので、外で騒いでも寒くは全くありません!むしろ外で騒いだほうが涼しくてよいくらいです。開放的で、美味しいワインがあるオーストラリアならではの新年の迎え方だと思います。少し変わったクリスマス・新年を海外オーストラリアで過ごしてみてはいかがですか?違った文化を味わえるのではないでしょうか?ではまた!


※ 皆さんへのお知らせ ※


今年の春(四月)からお客さま新聞を発行しはじめて早いもので十号目となりました。
最初は意気込んで始めたものの二,三号で息切れするのではという大方の予想(?)を裏切りどうにかここまで来ることができました。カウンター店舗をほとんど持たない阪急交通社におきまして、少しでも旅行の作り手の顔が見えるように、又私たちの旅作りへの思いを皆さまにお伝えしたいと頑張ってきました。ここまで来れましたのも、皆さまからのはげましと応援のお言葉があったからです。そしてお手紙はなくとも多くの方々から温かく見守っていただいていることが伝わって来たからです。正直、ここまで皆さまに受け入れてもらえるとは思っていませんでした。「こんなくだらないもの読みたくない、即刻送付を停止しなさい」という声がたくさんあるかと覚悟していましたが、実際にはそういう声はほとんどありませんでした。


今は乾いた時代といわれ、こういう青くさい、ウエットな関係は古い、くどい、わずらわしい、時代遅れという冷めた見方が多数派と思っていましたが、時代は変わっても人間は人とのつながりを求めているんだなあと感じました。


お客さまやスタッフからもよく言われることがあります。「こんな新聞毎月発行するのは大変でしょう?」と。ところがやっている本人達はそれほど大変ではないんです。もちろん新聞発行が本業ではありませんので、仕事の合間、特に原稿書きや編集は休日にやることが多いんです。でもそれは決して苦ではありません、むしろ楽しいんです。なぜならば今やっていることを認めて励まして応援してくださって
いる人達がいるということを肌で感じるからです。ほんとうにありがとうございます。「お客さま新聞」は今年の四月から試験的に始めました。今までに弊社宛にお手紙をいただいたお客様、そしてその方々からご紹介いただいたお友達と輪を広げ、現在約九百名の方にお客さま新聞をお送りしています。そしてその反響のすごさは予想を大きく上回るものでした。


・・・ということで調子に乗った私たち編集部は、年明けから、もっと多くのお客さまにこのお客さま新聞を読んでいただきたいと発行部数を増やしたいと思っております。(大丈夫かなあ?そんなことして)内容、進め方は基本的に同じなのですが、改めて読み始められる方々にもわかるよう一部過去の号のものと重複するお話が出てくると思いますが、そのあたりはご了承ください。輪を広げることによって、より多くのお客さまからの声もご紹介できるようになると思います。


私達はお客さま新聞を読んでいただいている皆さまとは強い一体感を感じています。
もっとこの輪を広げていきたいと考えています。
ライターも田中、工藤以外にも増やしていく予定です。
より幅広く皆さんに耳より情報をお伝えしてまいります。
これからも応援よろしくお願いいたします。