※編集部よりお知らせ:
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こんにちは。
阪急お客さま新聞編集部の田中です。
みなさんはどのような年末年始を過ごされたのでしょうか。
私は年末に実家(広島)の母が逝きました。
以前の「阪急お客さま新聞」でも、触れさせていただきましたが、
ちょうど2年前の年末、母が心筋梗塞で倒れ、一時は心肺停止したもののなんとか蘇生し、3か月後に退院して、在宅介護を受けておりました。
あれから2年、私は東京在住のため、近くで面倒を見ることができず、子供は私一人だけなので、近所の親戚(父の義妹)やご近所のおじちゃんおばちゃん、民生委員さん、そして介護サービスのケアマネジャーさん、ヘルパーさんたちに支えてもらい、生き続けることができました。
私も一時は会社を辞めて実家に帰り、介護に専念しようか、と本気で考えたこともありましたが、周りの人たちのおかげで、母は天寿を全うできました。ありがたいことです。
私も死に目には会えませんでしたが、意識を失う前夜、電話で声を聴くことができました。息子としては、自分にしてやれることはやれた、と後悔はありません。
大切な人が亡くなる、ということは、遺った者が、自分の気持ちにどう折り合いをつけるか、ということなのだろうと思います。
私も淋しくない、といえば嘘になりますが、ひとり残った父と濃密な時間を共有することができましたし、とても意義深い年末年始でした。
母の味のお雑煮(我が家では「ブリ」と「はまぐり」入りのすまし雑煮です)を作り、父とふたりでしみじみ食べたことも良い思い出です。
誰もが通る道、これを乗り越えて、また人は成長する、そんなことを、今年は特に寒い冬に思った年末年始でした。
年明けから湿っぽい話ですみません。
母が亡くなって改めて感じたことがふたつあります。
それは「自分の大切な人が亡くなっても、世の中はいつもと変わらず過ぎて行く」ということ。
もうひとつは「人間はどんなに悲しくても腹は減る」ということです。
今は世界中が非常事態です。気持ちが落ち込んだり、不安になったり、投げやりになったりすることもあるかもしれません。しかし、人間はそれでも生きていかなければなりません、現状を受け入れ、自分にできることをやりながら強く生き抜いていかなければなりません。
身内の死であれ、感染症であれ、それを受け入れて、乗り越える。そういう強さは歴史を見ても人間には備わっているのかもしれません。今年も一年生きていきたいと思います。
さあ、今月も阪急お客さま新聞!です。
ちょっと座って落ちついて、熱いお茶でも飲みながら、じっくりお楽しみください。
●○● 1月号の目次 ●○●
1.お客さま投稿コーナー :私の年賀状事情
2.今月のお話(はっぴー):原町田七福神めぐり
3.お客さまからの声
4.耳より情報:たびこふれサロン「オンラインイベント」へのお誘い
5.編集後記
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