みなさ~ん!お元気でしたか?
阪急お客さま新聞編集部の田中です。
2020年も阪急お客さま新聞をどうぞよろしくお願いします。
年明け第1号ですが、今日は私が皆さんにおススメしたい映画を紹介させてください。
その映画の題名は・・・「ラーメン食いてぇ!」(2018年3月公開)です。
あら、ずっこけましたか?
この映画の舞台は群馬県高崎市にあった「清華軒(せいかけん)」がモデルになっています。
(映画の店名は清蘭)
映画の話をする前に、私の体験談を聞いてください。
もう20年近く前になりますが、群馬県高崎市の建設会社で構成された協会組織がありました。
阪急交通社はそこから毎年、旅行手配のお仕事を頂いていました。
旅行ご参加者は各社の社長さん達で、私は添乗員としてご一緒していました。
そのツアーが行程3日目を過ぎた頃になるとこういう声が聞こえてきたんです。
「あぁ~清華軒のラーメン食いてぇなぁ!」
そしてツアーも終盤になり、明日には高崎に帰るという頃になると
「俺ぁ高崎帰ったら、いの一番に清華軒のラーメン食ってやるんだ、絶対に食ってやるんだぁ!」
それは誰に言うでもなく呪文のように自分に言い聞かせるように(笑)、ぶつぶつと仰っているのです。
私はそのラーメンを食べたことがなかったのでその社長さん達の気持ちはわからなかったんですが、
ある時機会があって行ったんです。例の清華軒へ。
そして食べました。あのラーメンを。
・・・どうだったと思います?
清華軒のラーメン、想像以上の味でした。すごく美味しかった。
私が生まれてこれまで食べてきた中でベスト3に入るくらいでした。
創業者は台湾出身の方だったらしく、いわゆる日本の中華そばとはちょっと違う、透き通ってあっさりしているけどコクのあるスープ。強烈なインパクトがあるというよりも毎日でも食べられる飽きない味。
「うわっ!美味し~い!」というどこかのわざとらしいテレビグルメ番組のようではなく、一口含んだら黙って「ウンウン、これこれ」とうなづいてしまうような味です。
清華軒は1956年創業。
目立たない住宅街にあって、自宅がお店を兼ねているようでした。
高崎駅からも遠く、知らない人はまずたどり着けないような場所にあったのですが、
私が訪ねた時も多くのお客さんで賑わっていました。
その後も私は高崎に出張する度に清華軒に足を運んでいたのですが、
残念ながら2016年10月に閉店してしまいました。
さてそれでは、映画「ラーメン食いてぇ!」の話をしましょう。
惜しまれながら閉店した清華軒ですが、漫画家 林明輝さんが清華軒を取り上げたWEB漫画「ラーメン食いてぇ!」が150万ページビューを超え、待望の声が高まって映画化が決定しました。
撮影には本物の清華軒(の建物)が使われ、ラーメンも忠実に再現されました。
大手映画会社が巨額の制作費や広告費をかけて作った映画ではありませんが、ラーメン愛が至るところに満ち溢れた素敵な映画です。
ストーリーはやや荒唐無稽な部分もあるのですが、石橋蓮司さんを師匠とするラーメンの修行シーンでは鳥肌が立ちます。観ている間に私、何度も喉がゴクッと鳴りました(笑)
この映画で私が一番好きなシーンは「女将さんが麺を茹でる場面」です。
このシーン最高です。ピカイチです。
この映画で一番言いたかったところはここではないかと思います。(個人的に)
今は劇場公開されていませんが、アマゾンプライム(月額500円で見放題)などで観ることができます。
ぜひ観てみてください。
きっとしあわせな気持ちになれると思います。
ただし、夜寝る前には絶対見ない方がいいですヨ(笑)
映画「ラーメン食いてぇ!」公式サイト
http://ramen-kuitee.com/
そしてうれしい情報をひとつ。
閉店してしまった清華軒ですが、そのDNAを受け継ぐお店が生まれています。
私はまだ食べたことがないのですが、今度ぜひ行ってみたいと思っています。
★清華軒のDNAを受け継ぐと言われているラーメン屋さん
①麺屋 八
https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10010735/
②恵比寿
https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10018142/
③清仁軒
https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10018057/
さあ、今年もよろしく阪急お客さま新聞!です。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
◆◇◆ 1月号の目次 ◆◇◆
1.お客さま投稿コーナー : コレは手作りが一番♪
2.今月のお話(池村): 社会実業家の使命
3."阪急たびコト塾" : 新橋発「有料講座」をご紹介
4.お客さまからの声
5.編集後記