みなさん、こんにちはー!
お元気でしたか?
阪急お客さま新聞編集部の田中です。
最近”本を読む”ことの楽しさを味わっています。
友人から薦められ、たったひとりの出版社「夏葉社(なつはしゃ)」の島田潤一郎さんを知ったことがきっかけです。
夏葉社は1年におよそ3冊、それも1冊2,500~3,000部ほどの発行部数しかない小さな出版社です。
夏葉社が扱っている本は新刊やベストセラーではなく、今は絶版になったような昔の文芸書の復刊が主です。
「傍らに置いて何度でも読み返したくなる本」を作る。
これが夏葉社の本作りのコンセプトです。
時代で言うと昭和20年代~。
作家でいうと庄野潤三さんや上林暁さんなど。
ドキドキワクワクのドラマチックなストーリーが展開するようなお話ではなく、日常のなにげない出来事を素朴に綴った私小説、エッセイなど。
初めて出会ったのですが、これがとてもいいのです。
図書館の座り心地の良い椅子で、静かなBGMが流れる喫茶店で、ひとり静かに読むと気持ちが穏やかになっていくのです。
本ってこんなに心を落ちつかせてくれる存在だったんだ、と知りました。
阪急お客さま新聞 先月号のお題は「秋に読みたい本」でした。
私の最近のおすすめはこちらの本です。
そして島田潤一郎さんがなぜひとりで出版社をやろうと思ったのかが書かれている次の2冊もおすすめです。
- <おすすめの本>
古くて新しい仕事(新潮文庫)
あしたから出版社(ちくま文庫)
上記4冊は私の地元、東京板橋区の図書館でも借りられました。
本は心を豊かにしてくれます。
知らない間にぎゅっと力が入った眉間、頭皮、肩、背中がホロホロとほぐれて体が弛緩していきます。ふんわり浮いているような感覚です。
夏葉社や島田潤一郎さんのお話をし始めたら、止まらなくなりますので今日はこの辺で。
ようやく涼しくなってきましたね。
秋の夜長には読書が友だちです。
そして今月も、阪急お客さま新聞でごゆるりとおくつろぎください。
▲▽▲▽10月号の目次 ▲▽▲▽
- 1. お客さま投稿コーナー:秋に読みたい!私のおすすめの本
- 2. 今月のお話(中尾 祝デビュー!):大好きな飛行機のお話
- 3. 記事友さんの広場(お客さまからお客さまへの声)
- 4. 阪急たびコト塾のすすめ:収穫体験バスツアー(東京)
- 5. お客さまからの声
- 6. 編集後記