旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2020年12月16日
紅葉と源氏物語の世界を訪ねる 京都2日間(コース番号:H003K)のツアーで実際にお召し上がりいただいたお食事と観光地の様子をご紹介します。
お食事の評価は☆で表示しています。☆☆☆☆☆5つが満点です。
関西にお住まいのお客様には、普段から「いつでも行けるし」「日帰りで半日ぐらい」な京都。
ですが、あえて専門ガイドとゆっくり歩いてみたり、リッツカールトン京都にゆっくり宿泊してみたり、
「この機会だから」な企画の1泊2日のコースをご提案してみました。
では、どうぞ!
【1日目】
11月30日(月)快晴
朝9時30分、京都駅集合。
大型タクシーで、まずはザ・リッツ・カールトン京都へ。
荷物を預け、京都ガイド歴18年の谷口氏と会い、散策スタート。
ホテルは二条通り、高瀬川のはじまりに位置しているので、すぐ目の前が一の舟入。
かつて大阪と水路で結ばれ、荷を積んだ高瀬舟が京都の商売を支えていました。
また、新選組にまつわるスポットも数多く、京都出身の添乗員も知らなかったこともたくさん!
谷口氏の楽しいお話とともに、奥深い京都を散策しました。
せせらぎの道から祇園エリアへ。
コロナ禍でインバウンド観光客がほとんどおらず、平日の午前中とはいえ
こんなに静かな祇園は数年ぶりでしょうか。。。。
祇園をこよなく愛した歌人 吉井勇の歌碑
「かにかくに 祇園はこいし 寝るときも 枕のしたに 水のながるる」
明日から師走、というのに暖かく快晴、最高のお散歩日和!
「祇園のお稲荷さん」として知られる辰巳神社
お稲荷さん、ですが、もともとはたぬきをお祀りしていたとか。
この辺りに住んでいた狸が、道行く人を騙して川の中を歩かせたりしたため神社に狸をお祀りしたところ、収まったとか。
芸舞妓が芸事の上達を願い、祇園の人々が商売繁盛を願う神社です。
映画やテレビの撮影によく使われるスポットです。
しつこいですが(笑)こんなに人が少なく、ゆったり観光できるなんて!
さらに祇園を奥へ進むと、観亀神社へ。
もとは火伏せ(防火)の神様をお祀りした神社です。
閉まっている時間帯はシャッターが下ろされている珍しい神社。
そのすぐそばの路地を入ると、火の見櫓が残されています。
流行りのお菓子屋さんもこの中庭にありますが、たどり着けない観光客も多いとか。
花見小路へ進み、一力茶屋。
いよいよ 「ぎおん 丸山」にてランチです!
ミシュランにも掲載された名店で京懐石をいただきます。
お品書き。ワクワク。
先附
柿の葉盛り
「疫病退散」のお札とともに。まずは目で楽しみます。
柿をくりぬいた器に、柿、なめこ、とんぶりの白和え。
季節の銀杏や白木茸、百合根を添えて。
器の柿もいただけます。(左、器の上に秋色の葉。右、ふたを開けると。。。)
椀 すまし汁
鱧、マイタケ、紅葉人参、など柚子の香りで。
ここで、向附(鯛とこしびのおつくり)、焼物(鰆の柚庵焼)があったのですが。。。。
すみません!写真が撮れていませんでした。
そして、お凌ぎ
焼き目をつけたかますのお寿司
酢橘の輪切りも一緒にいただきます。とってもさっぱり!
焚合せ
聖護院かぶら、海老芋、南瓜、蓮根、牛蒡など
京都ならではのお味でした。
珍味
菊菜などの菊浸し
生うにのうま煮
豆乳豆腐 もずく
季節感たっぷりに、目も舌も幸せです。
釜で炊かれたご飯、香の物、合わせみそのお味噌汁
水物
巨峰ゼリー、梨、キウイ、マンゴーシャーベット
お部屋のしつらえも、さすがの丸山さん。
床の間の掛け軸は源氏ゆかりだそうです。
もちろん大満足の☆☆☆☆☆5つです!
お喋りもはずんで、あっという間に2時間が過ぎていました。
午後は建仁寺。紅葉は終わりかけでしたが。。。
山門が立派です。
建仁寺を抜けると、摩利支天。
猪が祀られていて、狛犬ならぬ狛いのしし。
イノシシのおみくじも可愛いのが売られていました。
恵比寿神社。
鳥居の真ん中にある網に、小銭を投げて入るとご利益倍増で儲かる?!
チャレンジしましたが、成功したのはガイドさんだけ。。。。日々の練習の成果(笑)
ガイドさんの語る祇園七不思議に耳を傾けながらの楽しい一日でした。
お泊りのザ・リッツ・カールトン京都
ロビーはこんな感じです▼
京都の町屋のつくりを意匠に取り入れたシックなつくりです。源氏物語がコンセプトだとか。
玄関へのアプローチも、どこか隠れ家風。
せせらぎが心地良いです。紅葉も綺麗でした。
お部屋はデラックスカモガワリバービュー。
鴨川と東山三十六峰を眺められるお部屋です。
添乗員は泊まっていないので、すみません、お部屋の写真なしです。
とても快適だった、とのお客様からのお声をいただきました。
夕食はフリーでしたが、お昼がごちそうだったので、皆様軽い感じでお済ませになりました。
【2日目】
12月1日(火)晴れ
ホテルでの朝食は和・洋から選べ、それぞれのレストランへ。
洋食ではピエール・エルメ・パリのクロワッサン(マロンクリームもあったそうです)が噂どおり!と絶賛されていました!
ロビーのピエール・エルメショップは11時から18時半なのでお買い物は前日に。
9時30分に大型タクシーで出発、今日は宇治で過ごす1日です。
まずは源氏物語ミュージアムをたずね、さわらぎの道を散策。紅葉が残っていて綺麗でした。
世界遺産の宇治上神社(本殿は鎌倉時代。ウサギのおみくじも)、宇治神社をめぐり、興聖寺へ。
曹洞宗をひらいた道元禅師が宋から戻って最初にひらかれたお寺です。
お寺の方の詳しい案内で見学しました。
お寺への参道は「琴坂」として知られます。
参道わきのせせらぎの音が琴の音のようだとか。残る紅葉が綺麗です。
手入れの行き届いたお庭が見事。
今も修行層がたくさんおられる禅寺です。
おくどさんも大きい!
奥の間ではしばし座って瞑想。。。。
観音菩薩像は鎌倉時代といわれ、国宝級
禅堂
お寺をゆっくり訪ねた後は、宇治川を渡ります。鵜飼でも知られるところです。
今日のランチはステーキ割烹「花やしき」にて
隠れ家風のお店です。
前菜のノルウェーサーモンのカルパッチョ
そして、サラダ、スープ、絶品の黒毛和牛ステーキとお野菜を目の前で!
・・・・・なんですが、お客様とお話が弾みすぎ、美味しすぎて、写真をすっかり忘れていました。。。
申し訳ございません。11/19出発の同コースの記事をご参照ください
こちらからご覧いただけます▼
https://blog.hankyu-travel.com/menu/kaigai/asia/japan/20201119h0032.php
もちろん☆☆☆☆☆満点の5つです!
午後は世界遺産 宇治平等院鳳凰堂へ。
元藤原道長の宇治殿だったところを、頼通が末法の時代に極楽往生を願ってお寺にしたもの。
鳳翔館では国宝の観音像や二六飛翔像などもじっくりご見学いただきました。
見学後、お茶を使ったお菓子などお買い物、散策をして
源氏物語の像の前で宇治にお別れをして京都駅へ。
「近いからいつでも来られる」と思っていた京都の知られざるスポットをめぐり、意外な発見がたくさんありました。
皆様、「参加してみてよかったー!こんなチャンスでないと来なかった!楽しかったー!」と喜んでいただけたようです。
またこんな企画を練っていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
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