旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年12月13日
フレンドツアー 関西発
エミレーツ航空利用
悠久のエジプトと華麗なるドバイ 8日間 【コースコード:FE685】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事、一部観光内容をご紹介します。
お食事は★の数で評価します。
満点が星5つ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~ドバイ~カイロ
深夜、関西空港よりEK317便にて翌朝ドバイへ(10時間40分)。ドバイにて乗り継ぎEK927便にてエジプト、カイロへ(4時間)。
到着後、世界遺産歴史地区カイロ観光へ。
ハン・ハリーリ市場。14世紀末マムルーク朝のスルタンによって開かれた旧市街の中で最も賑わうスークです。
モハメッド・アリモスク。オスマントルコのエジプト総督モハメッド・アリによってシタデル内に建てられたモスクです。
エジプト国立文明博物館。ここでは先史時代からファラオ、グレコローマン、コプト教(エジプトのキリスト教)、イスラム教、近代までの様々な興味深い展示がなされています。
珍しいファラオ時代の化粧道具。
コプト教時代のフレスコ画。
エジプトで織られた聖地メッカのカーバ神殿を覆う黒布「キスワ」。
エジプト各地方の民族衣装や金のアクセサリー類。
2021年、考古学博物館から移したミイラはこちらの地下室の奥にあり、各自で見学します。
見学後、カルトゥーシュ屋に立寄りホテルへ。
夕食:ホテル内レストラン
マッシュルーム入りルッコラサラダ。
シーフードビスク。シーフードのエキスが濃厚で好評でした。
スズキのグリルレモンバターソース&マッシュポテト&グリル野菜。スズキが巨大でビックリしました。
ストロベリーのセミフレッド。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:FAIRMONT NILE CITY CAIRO
3日目 カイロ
朝食:ホテル内レストラン
夕食、朝食共にこちらのレストランでいただきます。種類豊富なインターナショナルビュッフェです。
フルーツ類。トロピカルフルーツやデーツもあります。
フレッシュジュースも各種揃っています。デトックスのお水もありました。
サラダもチキンやコーン入り、ギリシャ風など選ぶのに迷います。
ファラフェル(ひよこ豆やそら豆をつぶして香辛料を混ぜて揚げたもの)やムサカもあります。
パンは伝統的なアエーシから甘いもの、ドーナッツまで充実のラインナップ。
エジプシャンクスクス。
家庭で食べられるフール(乾燥そら豆を煮込んでペースト状にしたもので、右側の薬味と一緒に食べます)もありました。
今回3連泊するホテル外観。ナイル川沿いに位置しています。
客室も広々としており、快適に過ごせます。
レセプションエリアもセンス良くまとまっています。
ロビーは吹き抜けで、中央にエレベーターが設置されています。
上層階プールエリア。
プールそばのバーエリアからはナイル川とカイロの街のパノラマが楽しめます。
朝食後、終日世界遺産メンフィスとその墓地遺跡、ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯観光へ。
まずは、ダハシュールに向かいます。崩れかけの黒のピラミッドを遠望。
屈折ピラミッド。クフ王の父、スネフェル王のピラミッドでこちらは現在でも表面に多くの化粧石が残っています。
赤のピラミッド。表面の花崗岩が赤く見えることからそう呼ばれるようになったそうです。
ダハシュール周辺の車窓からの風景は、ヤシの木や緑も多く癒されます。
メンフィス野外博物館へ。ハトシェプスト女王が造らせたとされるアラバスタ製のスフィンクス。
ラムセス2世の立像。実は他のファラオ像の名前を書き換えたといわれています。
ラムセス2世の像は1820年に発見された時と同じ形で横たわっています。地震により足首から下が破損しています。
角度を変えて眺めてみましょう。改めてその巨大さに驚かされます。
その後、サッカラに向かいます。ジュセル王のピラミッドコンプレックスに入場します。
通過すると目の前に階段ピラミッドの姿が!
世界最古のピラミッドの内部に入場します。アップダウンはないため身体は楽です。
天井を支えるレバノン杉も当時のまま残っています。
深さ28mの地下室の中には、遺体を納める玄室があり、南の墓と地下でつながっていたそうです。
見学後、ギザに向かいます。
昼食:9Pyramids Lounge
本日は名前の通り、9つのピラミッドが見えるスペシャルパノラマポイントがあるレストランでいただきます。
まずは前菜から。焼きたてのアエーシ、ワラッ・アエナブ(ブドウの葉包み)、タヒーナ(ゴマのペースト)、トマトサラダ、白チーズのサモサです。
コフタ(棒状にした挽肉をグリルで焼いたもの)&温野菜&ピラミッド型のライス。
ライスプディング。
レストラン横ではアエーシやお肉が次から次へと焼かれていました。
評価は星4つ★★★★です。
こちらの6つのピラミッドが写りこんでいますが、右側には更に3つのピラミッドがあります。
3大ピラミッドが見えるパノラマポイント。
いよいよクフ王のピラミッド内部に入場です。翌日筋肉痛になった方多数!
スフィンクス像にも会いに行きます。
観光後、パピルス屋さんに立寄りホテルへ。 途中、国賓車両の通行の為、長時間待たされ大渋滞。
夕食:ホテル内レストラン
毎食、各種パンが出されます。
グリーンアップル入りサラダ。さっぱりとした食感と味付けで好評でした。
濃厚なマッシュルームスープ。
ビーフメダイヨン&マッシュポテト&グリル野菜。 昨晩と付け合わせが重なり申し訳なかったです。
パンナコッタ。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:FAIRMONT NILE CITY CAIRO(連泊)
4日目 カイロ
朝食後、エジプト考古学博物館へ。ギザの大エジプト博物館の正式オープンが遅れているため、こちらでエジプトの至宝の数々をご覧いただきます。
サッカラの階段ピラミッドを建設したジュセル王の等身大の像。
あのギザの第一ピラミッドを建設したクフ王の像は、わずか7,5cmというミニサイズです。
ハトシェプスト女王の像。
博物館内唯一のガラスの棺。現在でも繊細な装飾が見事に残っています。
ツタンカーメンの内臓を入れた容器カノプス。
ツタンカーメンの椅子。ひじ掛けは翼、脚はライオンの足になっています。
ツタンカーメンの王墓から発掘されたアヌビス神の像。
ツタンカーメンの黄金のマスクや発掘された宝石類が展示された部屋には各自入場してじっくりご覧いただけます。写真撮影は禁じられています。
基本的に全ての展示物が当然ながら本物ですが、唯一レプリカなのが、こちらのロゼッタストーンです。本物はロンドンの大英博物館に展示されています。右側にはこれを解読したシャンポリオンの胸像があります。
昼食:SKY RIM
本日はカイロの街を眺望できるムカッタムの丘にあるレストランにていただきます。
よ~く目を凝らすとギザのピラミッドが見えます。
タヒーナ(ゴマのペースト)、サラダ、ホムス(ひよこ豆のペースト)。こちらにアエーシが付きます。
パスタ入りコンソメスープ。
ムサカ(ひき肉とナスをトマトで煮込んだ料理)&ピラフ。ピラフの上にカレーのようにムサカをかけていただきます。
チョコレートプディング。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、香水屋さんに立寄り、ホテルへ。
夕食:ホテル内レストラン
カプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズ)&ルッコラ。
ミネストローネ。
若鶏のグリル&マッシュルームリゾット&グリル野菜。
巨大なティラミス。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:FAIRMONT NILE CITY CAIRO(連泊)
5日目 カイロ~ドバイ
朝食後、カイロよりEK928便にてドバイへ(2時間50分)。
車窓より世界最大のドバイフレーム撮影。昼間と異なり幻想的な雰囲気です。
夕食レストランのあるバスタキア地区散策。こちらは伝統様式の保護区になっています。日没後は全体がライトアップされてフォトジェニックになります。
建物の上には中東ならではの風通しを良くして暑さを凌ぐ「風の塔」も見えています。
夕食:AL KHAYMA HERITAGE RESTAURANT
このレストランは食文化を通じてドバイの歴史を伝えていくというコンセプトを持っています。
店内に入るとテント風の内装になっています。
私たちは2階の部屋でいただきます。
レンズ豆のスープ、お好みでナチョス風のものを入れたり、レモンを絞っていただきます。
ミックスサラダ。
チキンケバブ。ピタにケバブや香草を挟んでいただきます。
つけあわせにサフランピラフも登場し、お腹いっぱいです。
下の階では、伝統的なデザートが焼かれていました。
評価は星4つ★★★★です。
ライトアップされた未来博物館を撮影。アラビア文字が浮かび上がる夜の姿も一見の価値があります。
今回2連泊するホテルの部屋もカイロに引き続き、広々として快適に過ごせました。
宿泊:JW MARRIOTTO MARQUIS HOTEL DUBAI
6日目 ドバイ
朝食:ホテル内レストラン
毎朝種類豊富なインターナショナルビュッフェをいただきました。
中華料理は世界中の観光客から大人気で点心は毎日メニューが変わります。
こちらはヌードルコーナー。好みの麺と具を丼に入れてスープの種類を選んで作ってもらいます。皆様にも好評でした。
まるで夕食のような中華の温かいメニューがラインナップ。
もちろん西洋風、インド風、アラブ風のメニューも豊富に揃っています。
ヨーグルトだけでこれだけの種類があります。
大人気のサーモンコーナー。
ハム、チーズ類。
パンにつけるペースト類もどれにするか迷います。
新鮮な生野菜もどんどん補充されます。
フルーツ類。
朝からアイスクリームも食べ放題!
朝食後、終日ドバイ観光へ。
ヤシの木を模した人工島パームジュメイラへ。豪華なホテルやレジデンス、マンションなどが建ち並んでいます。
ブルーウォーターズにある観覧車アイン・ドバイやJBRの高層ビル群を一望。
ドバイを代表する超高級7つ星ホテル、バージ・アル・アラブはダウ船の帆をイメージして造られています。手前は波をイメージしたジュメイラビーチホテル。
ドバイ随一の白砂ビーチ、ジュメイラビーチ。
オールドドバイからアブラ船(渡し舟)に乗って約5分で対岸のデイラ地区へ。
中東らしいスパイシーな香りが漂うスパイススーク。
ギネスにも認定されている世界最大の金のリング。
まばゆいばかりの金色に輝くショーウィンドーが並ぶゴールドスーク。
こちらもギネスに認定されている世界で最も大きな額縁「ドバイ・フレーム」。高さ150mのフレームは昼間に見ると金色に輝いて見えます。
無人運転の日本製のドバイメトロにも乗車します。
メトロ下車後、連絡通路を進んでいくと。。。
2022年にオープンした未来博物館の近代的な吹き抜けロビーに入っていきます。
非常にユニークな形で、アラビア文字を用いた独特なデザインには目を見張ります。ドバイ首長の手を模したモニュメントと一緒に写真を撮るのが定番です。
角度を変えて見ても強烈なインパクトが伝わります。
昼食:Carluccio's Restaurant
本日の昼食はドバイモール内のイタリアンレストランでいただきます。
イカ、エビ、白身魚のフライ。 お好みでレモンやタルタルソースをかけていただきます。
エビ入りリガトーニ。ものすごいボリュームでした。
フォンダンショコラ&バニラアイスクリーム。
評価は星5つ★★★★★です。(量が多すぎましたが。。)
昼食後、地上828m、160階建ての世界一の高層ビル、バージュ・カリファへ。高速エレベーターで約1分、あっという間に124階「At The Top」まで到達します。
125階の展望台からが眼下に林立する高層ビル群を眺めます。
モール内のドバイ水族館。入場せずとも見える巨大な水槽は圧巻です。
モール内には人口の滝まであります。皆様ショッピングやコーヒーブレークなど思い思いにフリータイムを過ごされました。
昼間に中止となった名物のドバイファウンテンの噴水ショーを見学。約5分間の水と光のショーを満喫しました。
夕食:ホテル内レストラン
本日はインターナショナルビュッフェをいただきます。今晩は「Indian Night」がテーマで装飾もインド風になっていました。
インターナショナル料理に加えてドバイではポピュラーなインド料理が並んでいました。
インディアンデザート各種。
お寿司は世界中の観光客から大人気で、どんどん補充されていました。
チーズ類も豊富。
前菜も小皿で並んでいました。
デザートもスイーツからフルーツと豊富に揃っており、子供たちに大人気のチョコレートファウンテンもありました。
ちょうど私達のテーブルの前でインディアン舞踊を踊ってくれました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:JW MARRIOTT MARQUIS HOTEL DUBAI(連泊)
7~8日目 ドバイ~大阪
今回2連泊する宿泊ホテルは世界第2位の高さを誇るツインタワーです。
プールサイドからダウンタウンの高層ビル群が見渡せます。
ホテル横にはドバイクリークが流れています。
ロビーも巨大な吹き抜けになっています。
朝食後、皆様全員参加でオプショナルツアー「終日アブダビ観光」へ。
まずはUAE建国の父の名前が冠されたシェイク・ザイードモスクへ。年間300万人以上が訪れる絢爛豪華なモスクは必見のスポットです。
中庭に入るとモスクが目の前に!青空に映える真っ白なモスクに圧倒されます。
魅惑的な回廊の装飾にも目を奪われます。
細部まで繊細な装飾が施されており、ため息が出るほどの美しさです。
直径10mの世界一大きなスワロフスキーのシャンデリアと聖地メッカを示すくぼみ、ミヒラブも奥に見えています。
ガラス細工や大理石の床のモザイク画も計算されつくした美しさで仕上げられています。
世界一大きな手織りのペルシャ絨毯の見事な熟練の技からも目が離せません。
次は2019年から一般公開されたUAEの大統領官邸「カスル・アル・ワタン」へ。UAEの連邦内閣と最高評議会、外交の場としても使用されています。広い敷地内はバスで移動します。
伝統的なアラブ様式とムガール様式を取り入れた美しい宮殿の内部に足を踏み入れた瞬間、思わず感嘆の声が上がります。
グランドホールは100m四方で、天井のドームは直径37mもあります。ゴージャスの一言です。
内部は豪華絢爛で、青色は海と空、ゴールドは砂漠、白は平和と共存を表しているそうです。
アラビア語のカリグラフィーをモチーフに使ったオブジェは、中に入っての不思議な写真撮影の大人気スポットでした。
議会室。奥にはUAEの国旗と初代大統領の肖像画があります。
各国から贈られたプレジデンシャルギフトの中には、日本から贈られた鎧兜もありました。
イスラム建築のムカルナス装飾も天井に使われていました。
最大300人収容、外交の晩餐会が行われるダイニングルーム。食器類は全て特注品です。
エティハドタワーをはじめとするアブダビの高層ビル群。
昼食:GRAND MILLENIUM AL WAHDA
本日の昼食はホテル内レストランでのビュッフェです。アラビア料理屋デザートも揃っていました。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、サディヤット島にあるルーブル・アブダビへ。フランス人建築家、ジャン・ヌーヴェルが設計した美しい美術館です。
人類の歴史を文明の始まりから現代美術に至るまで受け継がれてきたあらゆる芸術作品が多岐に渡って展示されている、非常にユニークな洗練された美術館です。
こちらは、紀元前6500年前のヨルダンで出土したアインガザルの像。
紀元前3500~2500年頃の縄文土器も展示されています。
エジプト、ラムセスの像。
美しいローマンガラス。
ギリシャ彫刻も展示されています。
イラン、スーサから出土したアケメネス朝ペルシャ時代の「射手のレリーフ」。
ジェニファー・ホルツァーによる巨大な石のレリーフ「For the Louvre Abu Dhabi」。
1690年頃の屏風に描かれた北海道のない日本地図と世界地図。
レンブラント作「物思いにふける哲学者」。
歌川広重の2作品。
ロダン作「ビクトル・ユーゴーのモニュメント」。
モネ、ポプラ並木の連作。
マネ作「ザ・ボヘミアアン」。
ピカソ作「マンドリンを持つ少女」。
日本の抽象画家、白髪一雄さんの作品もありました。
最後の展示室の作品は、サイ・トゥオンブリーの絵画と4000年以上前のアラブの羊飼いたちが削った岩の彫刻です。作品の対比に驚かされます。
ちょうど後期印象派時代の特別展示の期間中でした。こちらはセザンヌ作「サントヴィクトワール山」。
ポール・ゴーギャン作「アレアレア」。
ゴッホ作「アルルの寝室」。
他にもロートレック、マチス、ピサロ、スーラなどの作品も展示されていました。
約8000個のメタル製のパーツで構成されたドームが全体を覆い、海と直接つながった入江もあり独特な空間を生み出しています。
すぐそばには、ビルバオと同じ建築家フランク・O・ゲーリー設計によるグッゲンハイムアブダビが建設中で開館が楽しみに待たれています。
観光後、ホテルに戻ると可愛らしいタオルアートが迎えてくれました。お部屋は出発時までご利用いただけるため、夕食後ゆっくりとシャワーを浴びて荷造りも可能です。
夕食:ホテル内レストラン
本日の夕食は各自インターナショナルビュッフェ(メインはシーフード)、フレンチカフェ、イタリアンの3か所からお好きなレストランをチョイスして召し上がっていただきました。
朝と同じプールサイドから夜景の写真も撮ってみました。
深夜ホテルチェックアウトし、日にちが変わりドバイよりEK316直行便にて帰国の途へ(8時間15分)。夕刻、関西空港到着。長い空の旅お疲れさまでした。
母なるナイル川の恵みに育まれ、悠久の時の流れの中で人間の生命力あふれるたくましさを感じさせるエジプトと、発展著しい現代の最先端技術を駆使し、創造性豊かな近未来的な街を造り上げたドバイ。まるでタイムスリップしたかのような2つの個性的な街を訪ねるツアーを体感してみませんか?
皆様のご参加スタッフ一同心よりお待ちしております。
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