旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2023年5月 7日
2023年4月18日 関西空港発
FE675 エミレーツ航空利用
~ペラパレスに泊まる~優雅なトルコ10日間
のコースで頂いた食事の内容をご紹介させていただきます。風景写真も並びに撮ってきていますので、お楽しみいただければ幸いです。食事の評価は★印(★5つが満点)でしています。
1~2日目 大阪~ドバイ~イスタンブール
関西空港よりドバイ経由にてイスタンブール空港へ。ドバイまではB777機材で10時間10分、その後イスタンブールまではA380で4時間強の空の旅でした。
夕食:ホテル内レストラン
レンズ豆スープ。トルコ版お味噌汁といった感のある定番スープです。
サラダ。トルコではシンプルにオリーブオイルとレモンを絞っていただく人が多いです。
チキンのソテー&ピラフ
デザートは2種類から選べました。まずは代表的な甘~いトルコスイーツ4種です。
または、カットフルーツ(これで1人前)です。 最後にコーヒーかチャイ(紅茶)が付きます。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:LE MERIDIEN ISUTANBUL
3日目 イスタンブール~エフェソス~パムッカレ
本日の朝食は早朝出発のため、簡単な軽食を用意しました。空路トルコ航空国内線にてイズミールへ。
着後、エーゲ海最大の遺跡群が眠る世界遺産エフェソス遺跡へ。
シューズメーカーで有名になった勝利の女神ニケ(ナイキ)のレリーフ。
当時の水洗式公衆トイレ。
エフェソスのシンボルともいえる美しいセルスス図書館。
トルコではこの時期ハナズオウが満開を迎えます。各所で猫の姿も多く見かけます。
トルコで最大級の円形劇場。
世界七不思議のひとつ、アルテミス神殿跡。120数本の柱があったといわれていますが、現存するのは1本のみです。
昼食:HITIT HOTEL
トマトスープ。少し酸味が効いています。 この次にポテトとチーズのグラタンが出ました。
チョップシシ&ピラフ&ミニサラダ。 チョップシシは牛肉ですが、羊肉の油が風味付けでついています。お好みでクミンなどのスパイスを付けます。
プディング。昔懐かしい味でした。
評価は星3つ★★★です。
午後、世界遺産パムッカレ観光へ。
まず、ヒエラポリス遺跡を見ながら進んでいきます。
大理石の柱などが沈む温泉施設もあります。
石灰棚。現在は温泉水の量がコントロールされており、歩けるルートが決められています。
夕食:ホテル内レストラン
種類豊富なビュッフェ。プールサイドではバーベキューやパスタコーナーもありました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊ホテルには温水プールと温泉プールも有り、入浴された方もいらっしゃいました。(水着と水泳帽が必要です)
宿泊:DOGA THERMAL HEALTH & SPA
4日目 パムッカレ~コンヤ
朝食:ホテル内レストラン
夕食同様、種類豊富なビュッフェ。特にピクルスと新鮮な生野菜どっさりコーナーにはビックリ‼
本日はラマダン(断食)明けの砂糖祭りの初日でサプライズ! 道中検問箇所で警察に停められてドキドキしていると車内に入ってきて皆にキャンディーを配ってくれました。
ちなみに長距離移動は便利なWifi付きVIPバスをご用意しておりますので、身体も楽ですね。
昼食場所のドライブインがあるスルタンダジに近づくと、名産のサクランボの花が目を楽しませてくれます。
昼食:KIRAZLIBACHE
チキンスープ。
サラダ。
トルコ風ピザ「ピデ」2種。ピデ屋さんでは1番人気の挽肉とチーズ味です。
ビーフの鉄板焼き&ピラフ&ポテト。食べやすい味付けでした。
デザートはライスプディングでした。(写真なし)
評価は星4つ★★★★です。
午後、古都コンヤ観光へ。
メブラーナ博物館内、メブラーナ廟の繊細な装飾とシャンデリア。
「セマー」と呼ばれる神秘主義の旋回舞踊で知られています。
13世紀に造られたインジェ・ミナーレ神学校。ブルータイルが美しい塔も印象的です。
夕食:ホテル内レストラン
「花嫁のスープ」豆や穀物の入った栄養価の高いスーです。
チキンのステーキ風&ピラフ。人によっては付け合わせのしし唐が辛くて大変‼
しっとりとしたスポンジケーキ。
18階のレストランからの美しい夜景も楽しみました。
ホテルロビーには陶器のセマー人形とトルコ独特のおもてなしのコロンヤ(オーデコロン)、お菓子がおかれていました。
宿泊:DEDEMAN KONYA
5日目 コンヤ~カッパドキア
朝食:ホテル内レストラン
ビュッフェ。ひととおり揃っていました。
コンヤを後にして、シルクロードを走りカッパドキアへ。
途中、スルタンハンのキャラバンサライ(隊商宿)のそばで休憩しました。
カッパドキアに入って、最初にハトの谷でトイレ&写真ストップ。
ガイドさんの知り合いの方が住む洞窟住居にお邪魔しました。床には世代を越えて引き継がれていった絨毯が敷き詰められていました。
昼食:BIZIM EV
アナトリア伝統料理で有名なレストランで、一部洞窟風になっています。
アナトリア名物タルハナスープとサラダ。 タルハナとはトマトベースにした干し物のこと。
カッパドキア地方の代表的な料理、ラスティケバブ(つぼ焼き) 牛肉と野菜の煮込みで肉じゃがのようで好評でした。こちらにピラフも付きました。
激甘のトルコスイーツ、バクラワです。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後も引き続き、世界遺産カッパドキア観光へ。 まずはパシャバー(キノコ岩)へ。
デブレント(ラクダ岩)。
砂糖祭りの連休でどこへ行っても大混雑でした。観光後、ご希望の方のみ絨毯工房へご案内しました。
夕食:ホテル内レストラン
レストランテラスからはカッパドキアらしい景色が広がります。
トマトスープ。 本日はお祭りということでホテルのオーナーからワインがふるまわれました。
サラダ。 次にお肉のパイが出ました。(写真なし)
チキンケバブ。上にある定番のトマトや玉ねぎ、ピーマン、ビネガー、オリーブオイルで調味したさっぱりとしたソースをつけて、下のナンで巻いていただきます。
ライスプディング。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:CAPPADOCIA CAVE RESORT & SPA
6日目 カッパドキア
本日の日の出は5時53分、5時半頃から各社の熱気球が続々と空に舞い上がっていきます。
朝食:ホテル内レストラン
シンプルなビュッフェですが、ひととおり揃っています。お好みでオムレツも焼いてくれます。
本日も世界遺産カッパドキア観光です。フレンドツアーでは、2日に分けてゆったりとカッパドキア各所をめぐります。
カッパドキア一帯で最も高い位置にある村、ウチヒサール。
カイマクルの地下都市はキリスト教徒が迫害から逃れるために造った地下8階の巨大都市です。
教会跡。
外敵が侵入してきた時のための巨大な石のドア。
三姉妹の岩。シメジに見えますね⁉
昼食:elai
ウチヒサールにある人気のレストランです。
まずはトルコメゼ各種から。 メゼとはメイン料理が来る前につまむ小皿料理で、皆で取り分けます。
薄いパイ風の生地の中に新鮮なグリーンサラダが入っており、上に乗せられた茄子も味が濃く美味でした。
お肉入りのパイ。揚げたての春巻き風でした。
メインはお魚かお肉のチョイスメニューです。
こちらは、お魚メニューのヒラメのフライ&雑穀ピラフです。
こちらは牛肉ケバブです。下には焼きナスのペーストが敷き詰められていました。
締めは、スイーツ&サワーアイスクリーム。
評価は星5つ★★★★★です。 味も雰囲気も良く大好評でした。
午後はギョレメ野外博物館へ。キリスト教徒が迫害から逃れ、岩を掘って造った教会や修道院が残されています。
暗闇の教会。 一般公開されている中でも、ここは保存状態が良くフレスコ画が最も美しく残っています。
観光後、ご希望の方のみトルコ石屋さんにご案内しました。
夕食:ホテル内レストラン
パスタ入りスパイシースープ。
角切り野菜のサラダ。
ギュベチ(牛肉と野菜のシチュー風煮込み)&ピラフ。ギュベチとは素焼きの土鍋の事で、それを使った肉や魚の料理もギュベチと呼ばれます。
デザートはカットフルーツ(取り分け)です。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:CAPPADOCIA CAVE RESORT & SPA(連泊)
7日目 カッパドキア~イスタンブール
午前、カイセリ空港よりトルコ航空国内線にてイスタンブールへ。航空機移動のため、身体も楽ですね。本日の昼食は機内食です。
着後、イスタンブール最大のマーケット、グランドバザールへ。
世界遺産ブルーモスク。女性はスカーフ着用です。
5年に渡り行われた修復が終わり、ちょうど3日前にセレモニーが行われたばかりで更に美しく生まれ変わりました。
色鮮やかなステンドグラスやイズニックタイルの装飾がまばゆいばかりの輝きを放っています。
イスタンブールでは、1892年開業「オリエント急行」で旅する人々のために建てられたホテルに2連泊です。ここを定宿にしていたミステリーの女王アガサ・クリスティーが411号室(日本風に言うと5階の角部屋)で「オリエント急行殺人事件」を執筆したのは有名なお話です。
玄関入って正面に階段と奥にロビーラウンジが広がります。
ロビーラウンジのオリエンタルな天井と見事なシャンデリア。
ラウンジに隣接するライブラリールーム。こちらで軽食を楽しむことができます。
奥には素敵なオリエントバーもあります。
トルコでは初めて電動式のエレベーターが設置されました。このシースルーのアンティークリフトは頼めば実際に乗せてくれます。
夕食:ホテル内レストラン
夕食、朝食共に地下のアガサレストランでいただきます。
季節のトルコ風メゼ盛り合わせ。野菜がふんだんに入っておりかなりのボリューム!
サーモンのグリル、ホワイトバターソース & ねぎのコンフィ & チミチュリソースがけベビーポテト
巨大なピーチのパンナコッタ、ベリーとパッションフルーツ添え。 コーヒーまたは紅茶も付きます。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:PERA PALACE
8日目 イスタンブール
朝食:ホテル内レストラン
レストランの壁には、アガサ・クリスティーをはじめ多くのゲストの写真が飾られています。
厳選された食材のビュッフェ。本日も明日も遅めのホテル出発のため、ゆったりといただくことができます。
午前、ボスポラス海峡に面して建てられたきらびやかで壮麗なドルマバフチェ宮殿へ入場します。 アブドゥル・メジト1世の花押が美しい正門。
庭園も春の花が咲き乱れていました。
本ツアー限定、この時期ちょうどトルコの国花チューリップが満開を迎えたギュルハネ公園を散策。
昼食:ORIENT EXPRESS
かつてのオリエント急行の終点(起点)であったシルケジ駅舎内にあるレストランです。
壁にはアガサ・クリスティーや映画のシーンなどの写真が飾られています。
優しい味の野菜スープ。
いつものサラダ。
メインは3種から選びます。 まずはキョフテ(トルコ版ハンバーグ)&ピラフ。
チキンのグリル&ピラフ。
カブルマ(牛肉の鉄板焼き)&ピラフ。
スポンジケーキ。
評価は星3つ★★★です。
午後も引き続き世界遺産イスタンブール観光へ。
アヤソフィア外観。かつてキリスト教の聖堂として奉献され、オスマン帝国時代になるとイスラム教のモスクに姿を変え、その後アタチュルクの意向で博物館になりましたが、再び2020年7月からモスクとして使われています。
内陣(本堂)の巨大なドームと装飾。
その昔ビザンチン帝国時代には、歴代皇帝の戴冠式が執り行われた場所。
後塵のアーチの中央部にある「聖母子」のモザイク画は上手に白布で隠されています。
聖地メッカの方角を示すくぼみミヒラブに向かってお祈りする人々。
南入口の扉の上にある有名な「聖母子に献上する皇帝」のモザイク画。
地下宮殿。 ビザンチン帝国時代に造られた地下貯水施設。
奥のほうに行くと柱の土台に遺跡から調達してきたメドゥーサの頭部を見ることができます。
夕刻早めにホテルに戻りフリータイム。ホテルそばのメインストリート、イスティクラル通りにはアンティークトラムも走っており、ショッピングやレストランも多く散策にぴったりです。本日の夕食は自由食でしたが、ホテル内での軽食、市内レストランでのディナー、名物の鯖サンドを食べたり、スーパーで買い出しなど、自由に楽しまれました。
宿泊:PERA PALACE(連泊)
9~10日目 イスタンブール~ドバイ~大阪
ホテル出発前にアタチュルクが使用し、現在は博物館になっている101号室を見学しました。
ボスポラス海峡クルーズに出発。貸切りで船内にはカフェ(有料)やトイレもありゆったりとできます。本日は晴天で皆様ずっと上のデッキで楽しまれました。
海峡から眺めるドルマバフチェ宮殿。
行きはヨーロッパ側に沿って進み、第1大橋の下をくぐり抜けて、第2大橋の手前で引き返します。
戻りはアジア側に沿って進みます。歌にうたわれた町、ウシュクダラも見えてきます。
乙女の塔。
トプカプ宮殿の姿も近くに見えてきます。
ガラタ橋とスレイマニエモスクの姿が見えてくるとゴール間近です。
最後の観光スポット、トプカプ宮殿へ。立派な門から入場します。
当ツアーではハーレム(私的スペース)も入場します。華麗な装飾が施された皇太后や皇帝が使用した部屋や中庭をご覧いただきます。
歴代スルタンの宝石類や武具、玉座などが展示された宝物館は必見です。まずは「トプカプの短剣」から。エメラルドの大きさに圧倒されます。
最も有名な86カラットの「スプーンダイヤモンド」。 原石を拾った漁師が市場で3本のスプーンと交換したためにこの名がついたといわれています。
宮殿のテラスからも美しい海峡の姿を眺めることができます。
昼食:SEVEN HILLS
トルコ風メゼ4種(取り分け)。
サラダとイカフライ(取り分け)
マッシュルーム炒め(取り分け)
メインはお肉かお魚から選べます。こちらはキョフテ(トルコ版ハンバーグ)
お魚を選んだ方は、こちらの黒鯛のグリル、尾頭付きです。シンプルな塩焼きで好評でした。
デザートはセモリナヘルバとカットフルーツ(取り分け)でした。
評価は星5つ★★★★★です。
こちらのレストランのテラスから旧市街の眺望を楽しめます。まずはアヤソフィアです。
次はブルーモスクの姿をしっかりと目に焼き付けます。
昼食後、イスタンブール発、空路エミレーツ航空にてドバイ乗り継ぎ関西空港へ。
今回の旅では砂糖祭りによる日程の変更をはじめとして、皆様の温かいご理解とご協力により無事にツアーを終えることができ感謝申し上げます。
ヨーロッパとアジアが出会い、幾多の文化が混じりあった多様な親日の国でもあるトルコ。皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
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