旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年8月 5日
エミレーツ航空ビジネスクラス利用
2つの絶景列車とアルプス4大名峰スイスの旅10日間
7月20日からスイスの旅へ出発しました。今年のスイスが6月から長雨が続いていましたが、ようやく天候も落ち着き一気に夏が来たようでした。
毎日が奇跡のようなグットタイミングで素晴らしい景色を臨むことができました。
スイス到着初日はフルカ峠を越えてサンモリッツに向かいました。
到着後は本日はゆっくりと宿泊ホテルクリスタルでのご夕食です。
前菜にはグラウビュンデン州の特産品として知られるドライビーフ(熟成ビーフ)を召し上がって頂きました。
スイスでのご朝食はハム、チーズも豊富です。
イタリアにも近いということで甘いパンも揃っていました。
ロープウェイでわずか10分で標高2985mのディアボレッツァ展望台へ向かいます。
ロープウェイからはラーゴビアンコ(白い湖)と美しい山並みが広がります。
雄大なピッツ・パリュ(3905m)、ベラヴィスタ(3922m)、ピッツ・ベルニナ(4049m)、ピッツ・カンブレナ(3604m)などベルニナアルプスの山々とペルス氷河が眼前に広がります。
ご昼食はディアボレッツァ展望台のレストランにて野菜のスープ、ソーセージとスイス人の国民食ロシュティ(じゃがいものパンケーキ)
ソーセージにはオニオンソースをかけて味変もでき美味でした。
ベルニナ・ディアボレッツァ駅前にはエーデルワイスも植えられていました。
ベルニナ・ディアボレッツァ駅からレーテッシャ鉄道ベルニナ急行にてイタリアのティラーノ駅までの列車の旅を楽しみます。
ベルニナ鉄道のみどころの360度ループの石橋「ブルシオ橋」は長さ約142.8メートル、円を描きながら、約10メートルの高度を調整していきます。
ティラーノからベルニナ線で移動した道をバスにてサンモリッツへ戻りますが、帰り道ではベルニナ線の最も標高の高い駅オスピツィオベルニナにて
パノラマ写真ストップ。
ラーゴビアンコとベルニナ線の美しい景色を写真に収めることができました。
サンモリッツに戻ってからご希望の方と無料のエンガディンカードにてムオタス・ムライユ展望台からは眼下にサンモリッツの街、エンガディンの谷を
眺めに行きました。
4日目にはサンモリッツからアンデルマットまで氷河特急1等車に乗車しました。
ご昼食は氷河特急内にて サラダ、チキンフリカッセ、キャラメルタルトのメニュー。
チキンは思いのほか柔らかく食べやすかったです。キャラメルタルトが好評でした。
アンデルマットからはバスドライバーさん泣かせの(笑)美しい景色が広がるフルカ峠へ。
フルカ峠はウーリ州のアンデルマットとヴァレー州のグレッチを結ぶアルプスの峠でローヌ川の源流であるローヌ氷河を間近に見ることができることで古くから観光の名所として知られています。
温暖化でどんどんと溶けてしまっているローヌ河を間近で見ることができました。
ヴァレー州を中心とするサヴォア地方の名物料理「ラクレット」はチーズ断面を熱で溶かして削ぐ料理です。優しいお味のとろとろのチーズをじゃがいもの絡めていただきます。
メインはポークソテーのマスタードソース。
山の中でもいろいろのお食事が楽しめます。
朝日の当たるマッターホルンを臨めるからチャレンジ!!しましたが、残念ながら赤くなりませんでした。
この後金色に輝くマッターホルンとなりました。(写真がなくごめんなさい)
ツェルマットの宿泊ホテル「アルペンリゾートホテル」でのご朝食もメニュー豊富でハイキングに備えてたっぷりとお召し上がりいただけます。
ツェルマットからアルプスの絶景が広がるゴルナーグラートまで高差1469mを約40分で結ぶゴルナーグラード鉄道にてゴルナーグラート 展望台まで(3089m)登山鉄道にて移動しました。
展望台からはマッターホルンやモンテ・ローザ、ゴルナー氷河などの素晴らしいパノラマが広がります。
マッターホルン、高山植物を眺めながら、ローテンボーデンからリッフェルベルクまでのんびりハイキング。
高山植物もきれいな状態で見ることができました。
コケマンテナとチョウノスケソウ
2つの湖にて逆さマッターホルンを見ることができました。
ハイキングの後はリッフェルベルク駅で景色を眺めながらご昼食を取られたり、ゴンドラに乗りフーリまで移動しグレッシャーパラダイス(クラインマッターホルンまでお出かけになられたりと思い思いに過ごされました。
一駅降りたレッフェルアルプにあるリゾートホテルのイタリアンレストランテラスでのピッツァはマッターホルン型でした!
モンブランの東側スイス・イタリア国境のアルプスを越える、古来アルプス越えの交通路として知られているグラン・サン・ベルナール峠はセントバーナード犬のゆかりの地としても知られています。
イタリア、クールマイヨールでのご昼食はホテルパヴィロンにて。サラダ、ホワイトマカロニ、ローストポーク。
デザートはチョイスにて。素朴ながらもさすがイタリア、美味しく頂けました。
クールマイヨーから360度回転するパノラマロープウェイにてエルブロンネ展望台へ。
エルブロンネ展望台からエギーユ・デュ・ミディ展望台まで3連ゴンドラにてイタリアからフランスまで国境越えします。
氷河の上を歩く登山家達の姿もたくさん見ることができました。
モンブランもくっきり見えました。
モンブランはフランス語、イタリア語はモンテブランコと呼びます。
エギーユ・デュ・ミディ展望台から360度のパノラマの景色が広がります。
ローザンヌの宿泊ホテル「ドゥ・ラ・ぺ」でのご夕食はサラダ、サーモン、セミフレッドのデザート。
お肉続きの中サーモンはほっとするメニューでした。
フランス語圏のローザンヌではクロワッサンのご朝食を。
ローザンヌから三日月型をしたレマン湖クルーズへ出発します。
湖岸に広がるブドウ畑など美しい風景が広がります。
スイス側のレマン湖畔はワインの産地として有名です。
湖のほとりの岩上に建てられ、水面に浮かんでいるようにみえるシヨン城にて下船します。
ご昼食はモントルーにて淡水魚のパイクのムニエル。
小ぶりなサイズで提供されとても食べやすかったです。
スイスの首都ベルンにも立ち寄りました。
アーレ川の近くには町のシンボルの熊が飼われている熊公園があります。
ベルンの創始者ツェーリンゲン公ベルヒトルト5世が狩りで最初に仕留めた動物を街の名前に決めようとしたところ、最初に仕留めたのが熊だったので、ベルン(熊)になったという伝説があります。
ツェーリンゲンの泉はようく見ると騎士も熊さんです。
バラ公園にも立ち寄りました。水連も咲いてました。
7日目のご夕食はグリンデルワルトの宿泊ホテル「シュバイツァーホフ」にてサラダ、ポークシュニッツェル・マッシュルームソースとデザートでした。
グリンデルワルトから新しくできたロープウェイにてアイガーグレッチャーにて移動しました。
グループにて貸し切りで乗車することができのんびり景色を眺めながら移動できました。
アイガーグレッチャーからユングフラウ鉄道にてユングフラウヨッホを目指します。
途中トンネル内にある氷の海という意味のアイスメーア駅から見た氷河は流れているのがわかります。
ユングフラウヨッホ、スウィンクス展望台から見たメンヒ、ユングフラウとメンヒ、アルプス最大最長のアレッチ氷河とともに「スイスアルプス ユングフラウ - アレッチ」は世界自然遺産に認定されています。
「アイスパレス 」はアスレチック氷河の中(約30m地下)に掘られた「氷の宮殿」です。氷の彫刻も置かれています。
プラトー展望台では雪の上を歩くことができました。
ユングフラウヨッホへ向かうユングフラウ鉄道。
アイガーグレッチャーまで登山電車で戻りここからクライネシャイデックまでのハイキングを楽しみました。
狂い咲きで6月から8月にかけて咲く花が入り乱れて咲いている美しいお花の絨毯を眺めながらのハイキングとなりました。
グリンデルワルトとは反対のラウターブルネン側の谷も臨めました。
人工の池は実は人工雪用の貯水池です。後方にはアイガーがきれいに見えています。
中盤は歩きやすいハイキングコースが続きます。
ハイキングのゴール地点「クライネシャイデック」の駅とユウグフラウ鉄道。
最終日はホテルでゆっくりとご朝食を召し上がって頂いてからチューリッヒ空港へと向かいました。
大自然を満喫できるスイスはお天気によっても違った趣を見せてくれる場所です。
なかなか山が見れない、なんてこともあるかも知れませんがそれでも何度も訪れたくなる国の一つです。
今回は奇跡のような幸運に恵まれ、素晴らしい景色もご参加のお客様と共有できとてもうれしく思います。
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