旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2016年8月18日
2016年7月14日 関西空港発
F209 ルフトハンザドイツ航空利用!
2つの山岳ホテルとスイス・フラワーハイキング9日間
のコースで頂いた食事をご紹介させていただきます。食事の評価は五段階評価、★の数で評価しています。
第1日目 関西空港 ~ フランクフルト空港経由 ~ チューリッヒ
関西空港からLH741便にてフランクフルトまで約12時間のフライト。
フランクフルトからLH1198便にてスイスのチューリッヒへ
気 流の状態が悪く、スナックは搭乗の時に配られましたが、ドリンクサービスが途中で終わってしまいました。
ドリンクが当たった人と当たらなかった人がいまし た。
安全第一ですから、仕方がないですね。
空港到着後、バスでホテルへ。
ホテルはチューリッヒ・クローテン空港のそばなので、5分で到着しました。
第2日目 チューリッヒ ~ ベルン ~ ラウターブルネン ~ クライネシャイデック
ホテルの朝食の様子
入り口には本日のスムージーが置かれており、今回はストロベリーのスムージーでした。
食事の評価 ★★★★
ホ テルを出発してまずはスイスの首都ベルンへ。
昨日降っていた雨もベルン到着時には晴れ、バラ公園からは美しい旧市街を見ることができました。
その後、ベル ンのシンボル、クマがいるクマ公園へ。
晴れてきたのか、クマも外に出てきてうろうろしていました。
観光の後、旧市街にてフリータイム。
昼食 : ホテル ベルン
前菜はサラダ。
色とりどりの野菜がいっぱいで、特製自家製ドレッシングもいい感じでした。
メ インは川魚のフライ。
食べやすいサイズでカラッとあがていてホクホクおいしい!
自家製のタルタルソースもとてもおいしい!
玉ねぎのみじん切りがとても良 いアクセントになって、ピクルスとかも細かく刻んで入っていました。
こんな細かいところに手間をかけているのがうれしいです。
デザートはフルーツサラダとアイスクリーム。
生のフルーツたっぷり!濃厚なバニラアイスクリームでした。
食事の評価 ★★★★
昼食の後、トゥーン湖畔を走り、ラウターブルネンの谷へ。
この谷は典型的な氷河が削った谷で、「アルプスの少女ハイジ」のアニメのモデルとなった谷でもあります。
(冒頭のブランコの場面)
ラウターブルネンで美しい景色を見ながらクライネシャイデック(標高2061m)へ。
昨日降った雪がまだ残っていました。
ずっと天候不順だったスイスですが、
私たちが到着したら見事に天気が良くなったようです。
ありがたいですね。
クライネシャイデックのホテルに行くまでに、ユングフラウ3山、グリンデルワルトの谷もきれいに見えました。
チェックイン後、ゆっくりと散策する時間もありました。
夕食はホテルのダイニングにて。
前菜は小さなお団子の入った、ビーフコンソメスープ。
とても良いお味!まろやかで、上品なスープでした。
サラダのバイキングもあり!こんな標高の高いところで新鮮な野菜がたくさんあるのは有難い!
ドレッシングも3種類ありました。
メインはアンコウのグリルのパスタ包み。
クレープのよう大きなパスタの中に、アンコウのグリルが入ってました。
これも独創的で、オレンジビネガーソースととてもよく合います。
美味~
デザートは3種類のチョコレートのデザート。
これまたおいしい!
甘すぎず、チョコレートの濃厚な味がたまりませんでした
食事の評価 ★★★★★
ホテルについて一言
ホテルの廊下には、登山家たちの写真がありました。
ロビーも重厚な感じで素敵です。
ホ テルは1840年に小さな宿屋ができたことに始まる、歴史あるホテル。
まだ、登山電車ができたいないころからあったホテルで、
1864年にホテル・ベル ビュー、1896年にデザルプが完成。
それまでロバでホテルにやってきた人々も1893年に電車が開通すると飛躍的にお客様が増加しました。
そんな歴史あ るホテルのスタッフはとても親切で、雰囲気よく、気持ち良いサービスが受けられました。
歴史的建造物のため、ホテル内は本格的な登山靴は禁止。
館内は備え 付けのスリッパでうろうろしてOKです(レストランも含め)。
宿泊客にしか入れない、眺めの良いテラスもあり、夕食後も景色を堪能できました。
歴史あるホテルなので、いろいろと決まり事があったり、
バスルームが古風だったりもしますが、すばらしい思い出になります。
お天気にも恵まれたというのももちろんありますけどね。
悪天候だったら、きっと真っ白、きっとではなく、絶対雲の中!
朝日に輝くべったーホルンとアイガーの北壁です。朝は霜が降りていました。
第3日目 クライネシャイデック ~ ユングフラウヨッホ ~ ミューレン
ホテルの朝食の様子
朝、 まだ人々が登ってこないうちに、登山電車に乗って、ヨーロッパで一番高い電車の駅、ユングフラウヨッホへ。
スフィンクス展望台、氷河をくりぬいてできた、
氷の宮殿、そしてプラトー(高原)では、雪の上から素晴らしい風景を楽しめました。
結構、風が強く、飛ばされそうになりましたが、昨日降った雪が白く輝い ていました。
ばんざ~い!!
その後、下山してアイガーグレッチャー駅からクライネシャイデックまでハイキング 。
昨日は積雪のためハイキングができなかったそうですが、歩けるようにすぐに整備され、
雪は多少ありましたが、問題なくハイキングを楽しめました。
雪の重みで倒れてしまった高山植物もありました。
約1時間半ほど景色と花を楽しみながら、クライネシャイデックへ。
到着後、すぐにランチ。
昼食: バンホフ・ビュッフェ
すご~いスピーディーなサービス!
電車の発着時間が正確なスイスなので、限られた時間でのサービスが強いられるためです。
でも私たちはそんなにあわてなくてもよかったのですが、早かった!
おかげで昼食後、少し散策する時間がありました。
前菜はサラダとハムの盛り合わせ。
コーン風味のクリームスープもおいしかったです。
メインはラクレット。
冷めないうちにいただかないと、チーズが固まってしまいます!
デザートはプリン。
これはどこでもある、ゼラチンで固めたタイプのプリンでした。
食事の評価 ★★★★
ク ライネシャイデックから再び登山電車に乗ってラウターブルネンへ。
そしてロープウェイに乗り換え、グレッチュアルプ経由、電車でミューレンへ。
ホテルは ミューレン駅前のホテルで、ユングフラウ3山もきれいに見えるテラスがあります。
チェックイン後、ホッとタイム。
ご希望の方と村を案内。
小さな、ガソリン 車が禁止の静かな村です。
標高1634mですが、日中は汗ばむほどでしたが、夜になるとセーターが必要なくらい涼しく気持ちいい!
空気もとてもおいしいで す。
夕食:ホテルのメインダイニングにて
前菜はサラダのバイキング。
山の上なのに種類が多くてうれしい!何をとるのか、悩んでしまいます~
メインはサーモンのグリルとライス。
ちょっとライスはぱさぱさでしたが、これがヨーロッパ式ですね。
デザートはアップルタルト。
リンゴとアプリコットジャムのコンビネーションがスイスですね。
食事の評価 ★★★★
第4日目 ミューレン滞在
ホテル朝食の様子。
本日も晴天!
山の景色はすべてクリアーです。
午前、アルメントフーベル(標高1912m)行きのケーブルカーに乗って、
花の谷ブルメンタールを経由してミューレンまでハイキング。
花の谷といっても牧草地なので、ちょうど牧草が刈り取られたところで、いつもよりも花は少なかったです。
それでもってハイキングコースの一部が工事中で歩きづらい・・・・・
でものどかな雰囲気の中、楽しくハイキング。
途中から、ほかのハイキングに行かれたり、
午後のフリータイムで有名なノースフェーストレイルに行った方もいらっ しゃいました。
スイスハーフカードもこのツアーにはついているので、みなさん大いに活用して、
午後のフリータイムを楽しまれました。
これだけお天気が良い と、どっかに出かけないともったいな~い!
昼食、夕食は各自で。
シルトホルン展望台の回転レストランで食べた方や、パン屋さんで何か買って食べた方もいらっしゃいました。
夕食は、ホテルのレストランでは日本語メニューもあるし、
ホテルの横のゲストハウスで、スイスの郷土料理をいただいた方も!
添乗員もメニュー注文のお手伝い!テラス席で、ユングフラウ3山を見ながらの夕食で、贅沢!
でも日が沈むとかなり冷え込みます。
第5日目 ミューレン ~ グリムゼル峠 ~ フルカ峠 ~ アンデルマット ~ ツェルマット ~ リッフェルベルク
氷河特急の時間に合わせての出発のため、朝食は箱詰めになりました。
今日はスイスらしい山岳道路を通ってのドライブ。
まずはホテルからシュッテヒェルベルクまでロープウエイで降りて、
ラウターブルネンの谷を走り、ブリエンツ湖畔、
そして、ハリスの谷をドライブしながら、グリムゼル峠へ。
頂上の山々も湖もとてもきれい!
グ リムゼル峠で休憩した後、かつて氷河におおわれていたグレッチュを経由して、フルカ峠街道へ。
途中のベルビューからは氷河の氷河の谷、
かなり後退してし まったローヌ氷河の景色をお楽しみいただきました。
これから向かう、ヴァリス連峰のもきれいに見えました。
マッターホルンも見えました!
そして、フリータイムの間にマーモットが寄ってきて、お見合い状態
きゃ~劇的瞬間を撮ろうと頑張りましたが、
なかなかいい状態でシャッターが下りないのと、マーモットはじっとしてくれない
これがそのマーモット
牧歌的な風景を見ながら、フルカ峠を下り、アンデルマットへ。
町の中心に位置するレストランでランチ。
サービスが早かったので、氷河特急に乗車前に少し町で散策する時間もありました。
昼食 : ホテル シュヴァイツァーホフ
前菜はサラダ。
大きなボールに入ったものを4人に一つ、とりわけした頂きました。
メインは仔牛肉のソーセージとレシティ。
いわゆるハッシュブラウンのようなポテトの料理です。
デザートはキャロットケーキ。
甘さが抑えられていて、人参の細かく刻んだものも入っているものでした。
おいしかった!みなさん完食されていました。
食事の評価 ★★★★★
そして、氷河特急でツェルマットへ行き、ツェルマットで乗り換えてリッフェルベルクへ。
乗り換え時間があまりなかったのですが、皆様の協力のおかげで予定通りの電車に乗れました。
そして標高2582mのリッフェルベルクへ。
ウェルカムドリンクとおつまみのサービスを受けた後、またまた山岳ホテルでほっと一息。
360度のパノラマを楽しむことができました!
もちろん、マッターホルンは目の前です。
夕食 ホテルのメインダイニングにて
チェックインの時に出された、ウェルカムドリンクとアミューズ。
前菜はバイキングにてお好きなものを撮りました
メインはチキンのグリルと温野菜。
デザートはパンナコッタのベリーソース。
レストランのシェフがテーブルに回ってきて挨拶。
レストランからの眺めも素晴らしかったです。
食事の評価 ★★★★
夕暮れ時のマッターホルンもきれいですが、シルエットだけの姿もすばらしい!
このホテルに宿泊したからこそ、味わえる風景。
それとお天気に恵まれたこと!それが何よりの感謝です。
ホテルについて一言
こ のホテルはブルガーゲマインデ(村組織)が1854年に建てた歴史ある山岳ホテルです。
ホテルが建てられたころは有名な山岳登山地域となり、ことあと宿泊 するツェルマットのツェルマッターホフと並び、
プライベートではなく、村の人々の寄付や労働によって建てられたホテルです。
村の誇りでもあり、スイスのホ スピタリティ溢れるホテルです。
建てられている場所も一等地です!
第6日目 リッフェルベルク ~ ツェルマット
朝、5:30にモーニングコール!
マッターホルンに朝日が当たるその瞬間を見るために頑張りました。
これも晴れたからこそ見れたもの。
本当にお天気に感謝です。
朝食の様子
パンは焼きたて! まだ温かかったです。
種類も山の上のホテルなのに豊富でした。
朝食後、登山電車に乗って標高3089mのゴールナーグラート展望台へ。
ここからは見事な360度のパノラマを楽しむことができました。
展望のあと、電車に再乗車、ローテンボーデン駅で下車してハイキングスタート
高山植物を見ながら、逆さマッターホルンで有名な湖、リッフェルゼーからのながめも見事でした。
リッフェルベルクまで約1時間半のハイキング。
そのあ と、電車でツェルマットへ下山。
ホテルのチェックインが15:00以降とのことで、大きな荷物はホテルのポーターに預けて、
駅に到着した後、みなさんそれぞれフリータイム。
といっても、全員スネガ方面へ出かけられました。
昼食、夕食は各自で。
第7日目 ツェルマット ~ ヌフェネン峠 ~ ルツェルン
ホテルの朝食の様子
さすが~ デラックスホテルですねぇ~
はちみつのスプーンには蜂の透かし模様がありました。
い よいよさわやかな山のリゾート地を去り、ルツェルンへ。
唯一イタリア語圏のティチーノ州との州境のヌフェネン峠(標高2478m)を抜け、
サンゴッタルト トンネルを抜けて、フィーアーヴァルト・シュテッテ湖畔をドライブしながら、ルツェルンへ。
ヌフェネン峠で休憩した時に撮った写真。
ベルナーオーバーラン ドの山々がきれいに見えました。
到着後すぐにランチ。
その後ライオンの記念碑を見学した後、ホテルにチェックインしたあと、ルツェルンの旧市街を歩いて観光。
昼食 ラパン
前菜はサラダ。
この暑さではスープはいらないからありがたい!
メインはスイスの名物鍋料理のチーズフォンデュ。
4人で一鍋という感じで、串にパンを刺してにチーズを絡めていただきました。
ちょっと火が弱くてチーズが固まってしまって苦労した鍋もあり~
デザートはチョコレートクリーム。
ゼリーではなく、チョコレートソースでもなく、シェイクのような感じのデザート。
食事の評価 ★★★★
今日の最高気温は38℃
山のリゾート地との気温差がすごい!
湖に飛び込みたい気分でした。
スイス人も暑すぎる~とぼやいていましたね。
一週間前まで雪が降っていたというのに~
夕食は各自で。
翌日が早朝出発なので、ホテルでスナックをいただいたり、スーパーで買って部屋食したり・・・・。
今回宿泊した場所では一番の都会です。
ホテルにもクーラーがついていてよかった!(デラックスホテルだからこそ♪)
第8,9日目 ルツェルン ~ チューリッヒ ~ フランクフルト空港経由 ~ 関西空港
早朝出発のため、朝食は箱詰め。写真を撮るのを忘れました。すみません~
オレンジジュース、チーズハムサンドイッチ、ゆで卵、クッキー、ミューズリーなどがはいっていました。
ホテルのロビーではコーヒーと紅茶などの温かい飲み物も人数分用意してくれていました。
こういう気遣いがうれしいですね。
チューリッヒ空港まで約1時間。
LH1185便にてチューリッヒ空港からフランクフルトへ。
その後、LH740便にて関西空港へ。
到着後、流れ解散。お疲れ様でした。
ツアーのまとめ
このコースは2か所で山岳ホテルに泊まるという、ユニークな内容。
移動距離も少なく、日程にも無理がありません!
リピーターの方にはおすすめのコースで す。
ただし、お天気にかなり左右されるので、
山岳ホテル滞在中に天気が悪ければ、雲の中の宿泊となりますが、
静かで周りに何もない、山独特の雰囲気でリ ラックスしていただけると思います。
観光地化されすぎた、有名どころのリゾートに滞在するのではなく、
ひっそりとした昔ながらのスイスらしさが残っている 村での時間は印象に残るはず!
ハイキングコースも人が少なく、ゆっくりと楽しむことができるコースです♪
あいにくこちらのコースのツアーの募集は終了しました。
夏のスイスコースは、また来年に乞うご期待!
これからの時期であれば、スイスのクリスマスマーケットを訪れるツアーなどご用意しています。
下記URLよりご確認ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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