
旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年12月 5日
フレンドツアー 関西発
2025年10月30日出発
カタール航空利用 断崖絶壁に建つパラドールに泊まるスペイン周遊11日間【コース番号:FE010】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
1~2日目 大阪~ドーハ~バルセロナ
夕刻、関西空港よりQR803便にてカタール、ドーハへ(10時間55分)。こちらはドーハ名物の黄色いクマちゃんです。
日にち変わって深夜、ドーハにて乗継ぎQR137便にてスペイン、バルセロナへ(6時間30分)。

到着後、バルセロナ市内観光へ。
まずはガウディと同時代の建築家モンタネール作の世界遺産サンパウ病院へ。

その後、遊歩道を歩いてガウディ作世界遺産サグラダファミリアを目指します。右側にある上に星がついているのがマリア様の塔です。

向かいの公園からの眺望。中央にある1番高いキリストの塔は2026年完成予定と言われています。

スペイン市民戦争の際に破壊されましたが、その後修復されたロザリオ礼拝堂。

ガウディ作「ご生誕の門」に圧倒されます。

教会内部は、ちょうどステンドグラスに朝日が差し込み、まるでオーロラのように幻想的な美しさでした。

スビラックスが手がけた「ご受難の門」はガウディのそれとは全く異なる印象を与えます。

交差廊の天井を真下から見上げたところです。

昼食:EL CANGREJO LOCO
カタルーニャ名物の「パンコントマテ」。

タラのカルパッチョ。

イカ墨のパエジャ。

こちらはカタルーニャ名物シーフードの「フィデウア」です。お米で作るパエジャのパスタ版です。

大きなパエジャ鍋から一人づつ取り分けてくれます。エビ、イカ、ムール貝などたくさんの具が入っています。

デザートもカタルーニャ名物「クレマカタラン」。甘~いスペイン版クリームブリュレといった感じです。コーヒー又はハーブティーもサーブされました。

昼食後、ガウディが手がけた世界遺産グエル公園へご案内します。公園からバルセロナの街と地中海眺望。左側にサグラダファミリアも見えています。

実際に人を座らせてかたどって造った色鮮やかなモザイク装飾のベンチ。上には遊歩道も見えています。

ガウディ独特の曲線がユニークな通路。手前の柱は女性の姿になっています。

公園のマスコットのような存在、ドラゴンも大人気の写真スポットです。

お菓子の家のような建物や塀もディティールにこだわっています。

宿泊:ASTORIA BARCELONA
3日目 バルセロナ
朝食:ホテル内レストラン
ハム、チーズ類。もちろん名物のパンコントマテもおいてあります。

スペイン人は朝から甘い物を食べる方が多いため、ここにも並んでいます。

フルーツと新鮮な生野菜も嬉しいです。

本日は終日フリータイムです。皆様思い思いに楽しい時間を過ごされたようです。
こちらはホテルから約10分、ガウディ作カサミラ。入場された方もいらっしゃいました。

こちらもガウディ作カサバトリョ。ホテルから徒歩圏内です。

宿泊:ASTORIA BARCELONA(連泊)
4日目 バルセロナ~グラナダ
朝食後、バルセロナよりブエリング航空2121便にてコスタ・デル・ソル(太陽海岸)の玄関口マラガへ(1時間15分)。

到着後、白い村ミハスへ。ガイドブックにもよく出てくるサンセバスチャン通り。

展望台からコスタ・デル・ソルを眺望。薄~くジブラルタルの岩とモロッコがみえました。

小さな四角い闘牛場。

とてもフォトジェニックなアンダルシアらしいパティオ。

祠の礼拝堂もあります。

礼拝堂内部にはマリア様が祀られています。

有名なロバのタクシーも客待ち状態。

散策後、グラナダへ。ホテルチェックイン後フラメンコディナーショーへ。世界遺産アルバイシン地区にあるタブラオへ向かいます。

夕食:EL TEMPLO DEL FLAMENCO
カプレーゼ、生ハム、チーズ、チョリソ、サラミを取り分けていただきます。

チキンと野菜の煮込み。

ナスのフライ、ハニーソース添え。

目玉焼き&ポテト、生ハムのせ。

洞窟風のステージで踊りが始まります。まずはバイラオーラ(女性舞踊手)の踊りでスタート。

デザートはプディングが出ました。

最後はバイラオール(男性舞踊手)が登場。間近で見るダンサーたちのサパテアード(足拍子によるステップ)に圧倒されます。

ショーが終了し踊り手さん、歌い手さん、ギタリスト全員集合です。

ショーの後、アルハンブラ宮殿の夜景を鑑賞。

宿泊:TURIA GRANADA
5日目 グラナダ~ロンダ
朝食:ホテル内レストラン
ひと通り揃った種類豊富なビュッフェ内容でした。温かい料理のラインナップ。

おなじみ甘いパンコーナー。

卵料理のコーナーでは、スペイン風に油たっぷりで揚げた目玉焼きがズラッと並んでいました。

カラフルなジュースと新鮮な生野菜類。

ハム、チーズ類。

フルーツ類も豊富です。

朝食後、世界遺産アルハンブラ宮殿とヘネラリフェ庭園観光へ。
キリスト教のルネサンス様式で、後の時代に造られたカルロス5世宮殿。

アラヤネス(天人花)の中庭。

見事な漆喰装飾とタイルの壁面、降り注ぐ木漏れ日すべてが計算された美しさです。

同じ中庭の反対側から眺めます。水面に映る宮殿の姿も素敵です。

有名なライオンのパティオ。

パティオの真ん中には、まるで狛犬のような12頭のライオンの口から水が出ています。

中庭の一角には、イスラム建築には珍しい諸王の絵が天井に描かれています。

リンダラハの間の天井に今も残る貴重なステンドグラス。

ハーレム空間の2姉妹の間の鍾乳洞のような天井の美しさに目を奪われます。

宮殿のテラスから旧市街のサクロモンテ地区と世界遺産アルバイシン地区を眺望。

宮殿内のハマム(浴室)も残されています。

グラナダのシンボルマークにもなっているグラナダ(ザクロ)の実がたわわになっていました。

今の時期でもバラの花をたくさん見かけました。

ヘネラリフェ庭園側から見るアルハンブラ宮殿。

夏の離宮として造られた庭園は、水が効果的に使われています。

見学後、ロンダに向かう道中のドライブインにて昼食。
昼食:ABADES MANZANIL
ボリュームいっぱいのミックスサラダ。お好みでオリーブオイル、ビネガー、お塩をかけていただきます。

マッシュルームと生ハムのソテー&フライドポテト。既にこの時点でお腹いっぱいの方も。

メルルーサのグリル、グリーンソース&温野菜。

サンタフェ銘菓「ピオノノ」。マリア様の「無原罪のお宿り」という教義を正式に認めたローマ教皇のピウス9世を称えて作られました。

昼食後、ロンダに向かいます。本日は国営ホテルのパラドールにご宿泊です。玄関はとてもモダンな雰囲気で造られています。

ロビーも広々としており、奥にカフェテリア兼バール、テラスへと続いています。

100mもの深さの峡谷の両側にある新市街(左側)と旧市街(右側)をつなぐ18世紀に造られた新橋。橋の左の断崖の上にたつ建物が、本日宿泊のパラドールです。

サレジオ会修道院の建物「カサ・デ・ボスコ」から眺望を楽しみました。

街中にあるロンダの街のモザイク画。

近代闘牛発祥の地、ロンダの闘牛場。有名な闘牛士オルドニェス父子の像もあります。

画家ゴヤの時代の衣装を身に着けた「ダマ・ゴジェスカ」像。

夕日に照らされて赤く染まる旧市街側の断崖絶壁。

新橋そばの展望台から見た旧橋。17世紀に改築されていますが、橋脚の基礎部分はローマ時代のものです。

夕食:パラドール内レストラン
アミューズとしてメロンのガスパチョが出ました。さっぱりとして美味でした。

フレッシュチーズ入りミックスサラダ。

イベリコ豚のほほ肉赤ワインソース煮込み。じっくりと柔らかく煮込んでありました。

果実のジャム入りアーモンドケーキ&アイスクリーム。
宿泊:PARADOR DE RONDA
6日目 ロンダ~コルドバ
時刻は7:40、朝日が新橋を照らします。
朝食:パラドール内レストラン
野菜はありませんでしたが、種類豊富なビュッフェ内容でした。目玉焼きはテーブルサーブされました。




カバ(スペイン版シャンパン)と白ワインもおいてありました。

勇ましい牡牛の姿が印象的な闘牛場を後にして、コルドバへ向かいます。

途中、見渡す限りオリーブ畑の中の田舎のドライブインでコーヒーブレーク。

コルドバ到着。グアダルキビール川に架かるローマ橋と対岸のメスキータの眺望を写真におさめます。

昼食:ALMUDAINA
コルドバらしいパティオのあるレストランにて昼食をいただきます。

コルドバ名物「サルモレホ」。トマトとニンニクでつくる冷製スープですが、ガスパチョに比べると水分が少なく、濃度も濃く食べるスープといった感じです。

こちらもコルドバ名物のオックステール煮込み&ポテト。

素朴な味の自家製プディング。

昼食後、世界遺産コルドバ歴史地区を観光します。まずはメスキータに入場します。イスラム教の時代にはオープンに開かれていた扉はレコンキスタ終了後は出入り口を除き、すべて閉ざされました。

入場すると目に飛び込んでくるのは、赤と白の二重構造のアーチが特徴的な円柱の森です。

美しい花弁形のアーチと明り取りの窓の空間を作るために設けられた、天井の幾何学的な構造に驚かされます。

レコンキスタ終了後、キリスト教徒のための大聖堂がメスキータ内部に新たに造られました。

大聖堂内の合唱隊席。こちらのメスキータはイスラム教とキリスト教建築が見事に融合したとても珍しい唯一無二の建物として知られています。

オレンジの中庭から見たメスキータ。

イスラム教徒が造ったミナレットを利用、増築して、現在はキリスト教徒が鐘楼として使用しています。

旧市街を散策すると、あちらこちらで、魅力的なパティオが目に飛び込んできます。

有名な写真スポットのひとつ、花の小路。奥にメスキータの鐘楼も見えています。

ユダヤ人街の一角には、ユダヤ教徒のためのお祈りの場所シナゴーグも残っています。

イスラム時代に旧市街を囲み、防御を固めていた城壁も一部残っています。

本日の夕食は自由食、ホテル近くのメルカド内のフードコートもお勧めです。

シーフードはその場で揚げてくれます。持ち帰りもOKで便利です。

宿泊:EUROSTAR PALACE
7日目 コルドバ~マドリード
朝食:ホテル内レストラン
種類豊富で充実のラインナップ。スペイン版のシャンパン「カバ」と白ワインもおいてありました。

野菜やチーズも充実のラインナップ。

イベリコの生ハムはみんな大好き!どんどん補充されます。

フルーツも種類が多く1泊では食べきれません。

温かい料理のコーナー。

こちらはいつもの甘いパンコーナー。

今回宿泊したホテル外観。旧市街まで徒歩圏内の便利なロケーションにあります。

ロビーも広々としており、快適に過ごせます。

コルドバから高速列車「AVE」で、シレナモレナ山脈を越えて、ラマンチャ地方を通過してマドリードに向かいます(約2時間)。

マドリード、アトーチャ駅到着後、昼食レストランに向かいます。
昼食:EL BOTANICO
ミックスサラダ。

イベリコハムのコロッケ&ポテト。

甲イカのグリル。お好みで2種のソースをつけていただきます。皆様に大好評の一品でした。 以上3品は取り分けていただきます。

サーモンのグリル。お腹いっぱいになりました。

食後はカフェ又はチョコレートのアイスクリームをどちらか選んでいただきました。

昼食後、マドリード観光です。
プラド美術館では、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの三大巨匠を中心に主な絵画作品を鑑賞しました。
こちらはゴヤの像です。足元に「裸のマハ」の像があるのがわかりますか?

黄葉が多いスペインでは珍しく美しい紅葉が見られました。

オリエンテ広場から眺めるフェリペ4世の騎馬像と部屋数三千を超える王宮。

角度を変えて眺めると王宮の巨大さがよくわかります。

観光後、ホテルチェックイン。
夕食は、まるでゲリラ豪雨の中、皆様と中心に繰り出しデパ地下の惣菜を購入して戻りました。
宿泊:VILLA REAL
8日目 マドリード
朝食:ホテル内レストラン
レストラン前の一角にはホテルオーナーのギリシャ・ローマ時代のコレクションが展示されており、博物館のようです。

厳選された食材の内容のビュッフェ。温かい料理やサーモン、カバなどはテーブルオーダー可能です。
こちらのイベリコハムは絶品でした。

フルーツと甘いパン類。お客様によるとチーズケーキも美味だったそうです。

フルーツや野菜のコーナー。

ヨーグルトとシリアル類。

朝食後、城壁と聖女テレサで有名なアビラヘ。
まず、クアトロポステスよりぐるっと城壁に囲まれた世界遺産アビラ旧市街を眺望。

全長約2,5kmの立派な城壁の中のひとつの門、サンヴィセンテ門から入っていきます。

アビラ大聖堂正面。

アビラ名物の銘菓「ジェマ」。卵黄と砂糖のシロップを練って丸めた素朴なお菓子です。皆様にはちょこっとサービスでご賞味いただきました。

この街で生まれた聖女サンタ・テレサ・デ・ヘスースの生家跡に建てられたバロック式の修道院外観。

修道院内にあるサンタテレサの祭壇。サンタ・テレサは「裸足のカルメル会」を設立した聖女です。

大聖堂の後塵の一部分が、城壁と一体化しています。

アビラを後にして、セゴビアへ向かいます。
到着後すぐ目の前に世界遺産ローマの水道橋がみえてきました。丘の上の街まで水を供給するために造られた、全長728m、最高29mに達する巨大な建造物です。

昼食:SAN BERNARDINO
前菜は名物の白いんげん豆煮込み、自家製チョリソ、野菜のキッシュが出ました。

セゴビア名物「仔豚の丸焼き」登場。生後間もないお肉の柔らかさを示すためにお皿で切って見せてくれます。切り終わったお皿は大胆に床に落とし、皿の割れた音がレストラン中に響きます。

要領よく一人づつ取り分けて、サーブしてくれます。レタスがお口直しにぴったりです。

デザートもセゴビア銘菓「ポンチェ・セゴビアーノ」とアイスクリームが出ました。シロップをたっぷり含んだスポンジケーキで中にカスタードクリームが入っています。

その優雅な姿から「カテドラルの貴婦人」と呼ばれているセゴビア大聖堂。

カスティージャ王国の居城であったアルカサルへ入場します。

カトリック両王(イサベル女王とフェルナンド王)のための玉座の間。上部に「TANTO MONTA(両方が同じである)」とモットーが掲げられています。

天井が船底のような形をしているガレー船の間。絢爛豪華な天井も見逃せません。

諸王の広間。歴代の王の彫像が上部に並んでいます。

アルカサルのテラスから眺めるカスティージャらしい風景も秋彩に染まっていました。

まさに白雪姫のお城といった感のあるアルカサルを下から見上げます。

マドリードに戻り、ご希望の方と下町に繰り出しました。
夜のマヨール広場は、お昼とは雰囲気が一変しそぞろ歩きを楽しむ人たちでにぎわっていました。

お客様とメソンに行き、マッシュルームの鉄板焼きやチーズやイベリコハムのピンチョスをいただきました。

スペインに来たら一度は食べたいシシトウの素揚げは、シンプルながらお箸も進む絶品のひと品です。

宿泊:VILLA REAL(連泊)
9日目 マドリード
朝食後、中世の古都トレドへ。
まず最初に高台から世界遺産古都トレドの旧市街を眺望します。

スペインカトリックの総本山、トレドの大聖堂に入場します。

カテドラル内最大のお宝、見事な細工の聖体顕示台。一説では、コロンブスが新大陸から持ち帰った金が使われているといわれています。

マリア様の優しい微笑みが印象的な聖歌隊席。上方にはパイプが前に突き出たイベリア式パイプオルガンも見えています。

まさに「見る聖書」といわれる正祭壇は見ごたえがあります。

暗い正祭壇を照らすために造られた天窓「トランスパレンテ」の装飾に目を見張ります。

天窓からはいってきた光は、こちらのバロック様式の天使たちの祭壇に開けられた小さな窓を通って裏側の正祭壇を明るく照らす仕組みです。

聖具室内にあるエル・グレコ作「聖衣剥奪」。

同じく聖具室内のルーカス・クラナッハによる天井画も必見です。

トレドの旧市街はまるで迷路のように狭い路地が多く入り組んでいます。
トレド銘菓、アーモンドの粉が入った「マサパン」をちょこっとサービスで皆様にご賞味いただきました。

サントトメ教会でエル・グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」を鑑賞します。

昔のユダヤ人街を散策しながら、バスに戻ります。

マドリードに戻り、半日フリータイム。皆様ショッピングや美術館、散策など思い思いに楽しまれたようです。
下町の中心マヨール広場。各所でクリスマスのための飾りつけが始まっていました。

サンミゲル市場は、ちょうどお昼時で多くの観光客で賑わっていました。

フードコートのスタイルになっていますが、お持ち帰りも可能なお店も多いです。

街の中心プエルタ・デル・ソル広場にあるマドリードのシンボル「クマとヤマモモの木」は大人気の写真スポットです。

日本で言えば、東京の日本橋、0km地点を示すプレートも広場の一角にはめ込まれています。

宿泊:VILLA REAL(連泊)
10~11日目 マドリード~ドーハ~大阪
午前中ゆっくりとフリータイム。
夕刻、マドリードよりQR150便にてドーハへ(6時間10分)。日にちが変わり、深夜ドーハにて乗継ぎQR802便にて帰国の途へ(9時間10分)。夕刻、関西空港到着。長い空の旅お疲れ様でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
朝晩ぐっと冷え込んできましたが、概ねお天気に恵まれ秋彩のスペインの街々を満喫していただけたかと思います。
ゆったりと無理のない行程で、スペインを代表する各所にご案内、バルセロナやマドリードでは連泊しフリータイムも楽しみです。
皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
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