
旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2023年4月 6日
2023年3月18日 関西発
エールフランス航空利用
名門ホテル「アルフォンソトレセ」に泊まる 太陽の国スペイン8日間
にて実際にお召し上がりいただいたお食事、一部観光内容をご紹介します。
お食事は★の数で評価します。
満点が星5つ★★★★★となります。
1日目 大阪~パリ~マドリード
関西空港よりエールフランス航空にてパリ、シャルルドゴール空港へ。本日は北極圏ルート(アラスカ、グリーンランド経由)で14時間30分の空の旅でした。
パリで乗り継いでマドリードへ。深夜到着でしたが、少しだけでも身体を休めることができて皆様熟睡されたようでした。
宿泊ホテル:VILLA REAL

2日目 マドリード
マドリードの宿泊ホテルです。ホテル周辺の一帯は2021年「パセオ・デル・プラドとブエンレティーロ、芸術と科学の景観」として新たにスペインでは49番目の世界遺産として登録されました。

ホテルと広場を挟んで国家議事堂があります。

落ち着いた雰囲気のロビーです。

朝食レストランの手前には素晴らしいギリシャの壺とローマンモザイクのコレクションが展示されています。

朝食:ホテル内レストラン
厳選された食材のビュッフェです。温かいお皿はオーダー制です。スペイン版シャンパンであるカバも用意されています。



午前マドリード観光へ。
まずは部屋数3000以上を誇る巨大な王宮。

ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があるスペイン広場。

「世界三大美術館」の一つ、プラド美術館へ。ここではエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤを中心にスペイン絵画を鑑賞します。撮影は一切禁止ですので、しっかりと名作の数々を目に焼き付けましょう。

次はソフィア王妃芸術センターへ。元々病院であった建物を現在は近現代美術作品を展示しています。ここでは、有名なピカソの「ゲルニカ」やミロ、ダリの作品もご覧いただきました。

昼食:CASA DE VALENCIA
こちらはパエジャの美味しいお店として地元の人たちからも愛されています。

盛りだくさんのミックスサラダ。これで一人分です。

「シーフードパエジャ」と「イカ墨パエジャ」の2種類を取り分けていただきます。



デザートはさっぱりとメロンです。スペインのメロンは瓜のように巨大でみずみずしくとっても美味です。

最後に各種ドライフルーツとモスカテル(甘いデザート酒)がサービスされました。モスカテルが入っている容器は「ポロン」といって、片手で高く上げ細い注ぎ口から直接口の中へ落とし込んで飲みますが、もちろん今回は小さなグラスに注いでいただきました。

評価は星5つ★★★★★です!
午後は世界遺産の古都トレド観光へ。
まずは美しい街のパノラマをご覧ください。

現在トレドでは、美しい紅葉スモモの花が満開でした。

サントトメ教会でエル・グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」を鑑賞します。

スペインカソリックの総本山、カテドラル。

微笑むマリア様が印象的な聖歌隊席とイベリア式パイプオルガン。

とてもユニークな後陣の天窓とその光が照らし出す祭壇。

夕食:OCAFU PLADO
本日の夕食は、ホテル近くのガリシア(スペイン北部)レストランにて少しづつ色々なものをいただきました。

自家製コロッケとカツオのエンパナーダ(パイ)、巨大なふわとろのトルティージャ(オムレツ)。

とても柔らかいガリシア風タコとホタテのオーブン焼き。

ガリシア牛の煮込みとローストポテト。ガリシア地方の赤牛で柔らかく、きめ細かい赤身肉です。

ガリシア地方のデザート3種。上からアーモンドのアイスクリーム、サンチャゴタルト(アーモンドタルト)、フィジョアス(クリームとキャラメル入り)です。

評価は星4つ★★★★です。
宿泊ホテル:VILLA REAL(連泊)
3日目 マドリード~セビージャ
朝食:ホテル内レストラン
朝食後、マドリードのプエルタ・デ・アトーチャ駅へ。駅舎内が植物園になっています。

スペイン高速鉄道AVEに乗車。約2時間40分でセビージャ到着です。大きな荷物は予めバンでセビージャのホテルまで別送しますので楽ちんです!

セビージャ、サンタ・フスタ駅を出発後、スペイン広場へ。
ここは1929年イベロアメリカ博覧会開催時の会場となった場所です。ムデハル様式の建物とスペイン各地の歴史的な出来事と地図を表したベンチの美しいタイルの壁画は必見です。


車窓から黄金の塔やマエストランサ闘牛場などをご覧いただきました。


昼食:EL CABILDO
本日の昼食はスペインの小皿料理「タパス」です。 まずはニース風サラダからスタート。

自家製オリーブのピクルス。

パタタブラバス(ポテトのピリ辛ソース掛け)。食べやすい味でした。

マッシュルームのアヒージョ(ニンニク炒め)。

アスパラガスのスクランブルエッグ。

イカのフライ。

イベリコ豚ほほ肉の煮込み。柔らかく味がしっかりしみ込んでいます。

自家製プディング。昔懐かしい味でした。

評価は星4つ★★★★です。
昼食後、引き続きセビージャ観光へ。
世界遺産の世界で3番目に大きいカテドラルへ。スペイン最大の主祭壇にある黄金の衝立です。

交差廊の天井はまるでレースのような繊細な美しさです。

コロンブスのお墓。中世スペインを構成していたレオン、カスティージャ、ナバラ、アラゴン王国の4人の王が棺を担いでいます。

カテドラルとヒラルダの塔。ご希望の方は上まで上がれます。ロバでも登れるようにスロープ状になっているため、思ったより登りやすいとの声が上がりました。

上からの展望です。(お客様から提供していただきました)

サンタクルス地区(旧市街)を散策します。今の時期、旧市街はオレンジの花が咲き乱れかぐわしい香りでいっぱいです。


カテドラルのそばには、世界遺産アルカサル(王宮)もあります。

観光後ホテルチェックインックイン。1929年創業のセビリアでは最も格式のある老舗ホテルです。街の中心部に位置していますので、自由行動時の散策、ショッピングにも便利です。
ホテル外観。

ホテルロビー。奥にパティオがあり、レストラン、バースペースになっています。

客室やバスルームもアンダルシア風にまとまっています。今日は夕食までホテル内でゆったりと過ごされた方もいらっしゃいました。


夕刻になるとパティオもライトアップされ、人々がアペリティフを楽しむために集まってきます。

夕食:ホテル内メインダイニング
モッツァレラチーズとトマト、ルッコラのサラダ、ジェノベーゼソースがけ。

鴨肉のコンフィ、エリンギとローストポテトを添えて。しっかりと味がしみて美味でしたが、重く感じた方もいらっしゃいました。

サンマルコケーキ。古典的なスペインのケーキです。

評価は星4つ★★★★です。
宿泊ホテル:ALFONSO XIII
4日目 セビージャ~グラナダ
朝食:ホテル内レストラン
とても豪華なビュッフェ。温かい料理も豊富で、ここでもカバがありました。







朝食後、アンダルシアらしい一面のオリーブ畑を見ながら、白い村ミハスへ。
昼食:PORRAS
ソパ・デ・アホ(ニンニクスープ) それほどクセのない味でした。

コスタ・デル・ソル(太陽海岸)名物、魚のフリッター(ヤリイカ、イカ、メルルーサ、イワシ)とサラダ。
揚げたてをシンプルにレモンを絞っていただきます。

美味しいけど何の味か最後まで分からなかったケーキ⁉

評価は星4つ★★★★です。
食後、ミハス村の散策です。 よくガイドブックに登場するサンセバスチャン通り。

どの通りも白壁が青空に映えます。

とても小さな四角い闘牛場。

展望台からはコスタ・デル・ソルと本日は写真ではわかりづらいですが、はるか先にモロッコが見えました。

午後はグラナダの世界遺産アルハンブラ宮殿とヘネラリフェ庭園観光へ。
アルハンブラ宮殿(左;イスラム建築)とカルロス5世宮殿(右;キリスト教建築)

アラヤネス(天人花)の中庭。きれいに水面に鏡のように映っています。

写真撮影スポットとして大人気のライオンの中庭。

リンダラハのバルコニーに残る美しいステンドグラス。

二姉妹の間の天井の美しさには目を奪われます。

バルコニーから眺める旧市街のサクロモンテ地区とアルバイシンの丘。

パルタルの中庭。

夏の離宮として使われたヘネラリフェ庭園。すでに春の花が咲き乱れていました。

夕食:ホテル内レストラン「QUBBA」
濃厚なアーティチョーク(朝鮮アザミ)スープ。

蒸しタラ&ピラフ、ロメスコ風ソースを添えて。さっぱりとシンプルに魚の味を引き出していました。

フルーツサラダ。本日の夕食は全体的にさっぱりとして胃を休めることができました。

評価は星3つ★★★です。
宿泊ホテル:SARAY
5日目 グラナダ~バルセロナ
朝食:ホテル内レストラン
少し早めに開けてもらいましたが、ひと通り揃ったビュッフェでした。チュロスもありました。





バルセロナまではブエリング航空で1時間ちょっとの空の旅です。

バルセロナ到着後、世界遺産のサグラダファミリア(聖家族教会)へ。近くの公園から全景を眺めます。コロナ禍で工事が遅れ、2032年に完成予定と言われていますが…⁉

ガウディの手掛けた生誕の門の一部。数体の彫像は日本人の外尾さんによるものです。

内部はまばゆいばかりの光がステンドグラスを通じて入ってきます。

交差廊の天井と4福音書家の柱。

スビラックスが手掛けた受難の門の一部。

バルセロナではハナズオウの花が満開でした。

昼食:hisop
本日の昼食は某有名グルメガイドで1つ星を獲得したレストランにて季節の創作料理を楽しみます。

グリーンピースとセシーナ(乾燥牛肉)ライム風味。豆のプチプチした食感とセシーナの塩梅とライムが絶妙なコンビネーションで、最初からぐっとつかまれました。

カタルーニャ南部で捕れた柔らかいウナギとチコーリア。チコーリアは独特の苦みがあり、エンダイブによく似た野菜です。

サバとアザミの茎、ワサビ風味。サバは低温調理されたほど良い塩梅で、シャキシャキしたアザミの茎とマッチ。細かいピスタッチオを上にのせて、ワサビとマヨネーズで何通りもの味を楽しめました。

蒸しメルルーサを魚のエキスがしみ込んだスープに浸し、上には西洋カブとウニがのっています。一緒に食すとウニがいいアクセントになります。

牛肉とアンズ茸。絶妙なロースト具合のビーフはペッパーが効き、グリーンロメスコソースとの相性がばっちりでした。

ここからはデザートです。 まず、白人参とほのかにフェンネルとレモンの香るソルベを手でいただきます。

アーティチョークと、アーモンドとコーヒーが香るアイスクリーム。上には花びらものっています。
この後、コーヒーまたは紅茶が付きました。 お食事中のドリンクも含まれており、ワインの方はカバから始まり、白ワイン、赤ワインとお皿に合わせてサービスされます。

評価は星5つ★★★★★です。
引き続きバルセロナ観光へ。
ガウディの手がけた世界遺産グエル公園のモザイクで装飾されたベンチ。

独特なフォルムの柱が続く石造りの回廊。

まるでお菓子の家のような公園の玄関口。

ガウディと並ぶ天才建築家モンタネールの代表作世界遺産サンパウ病院。

観光後、ホテルチェックイン。バルセロナでは19世紀の邸宅を改装した市内中心に位置するデラックスホテルに連泊です。
ホテルの玄関です。

スタイリッシュで広々としたホテルロビー。

お部屋もシンプルモダンにまとまっています。

本日の夕食は自由食です。昼食が遅かったため、ホテル近くのバールで簡単に済ませた方が多かったようです。
宿泊ホテル:CLARIS
6日目 バルセロナ
朝食:ホテル内レストラン
厳選された食材のビュッフェ。オムレツコーナーのそばには、日本人の私たちのために、お味噌汁とご飯がありました。
温かい料理などはオーダー制でこちらでもシャンパンブレックファーストが楽しめます。添乗員はスモークサーモンを注文しました。







本日は終日自由行動です。ホテルのロケーションが良いため、フリータイムにも便利です。いくつかホテル周辺の観光スポットをご紹介します。
市民の台所、サンジョゼップ市場。イートインコーナーもあり便利です。

ゴシック地区の散策もお勧めです。ピカソ美術館やカタルーニャ音楽堂に行かれた方もいらっしゃいました。

カテドラル周辺も中世の雰囲気が残る一画などがあり素敵です。

ホテル近くのガウディ作、カサバトリョ。ライトアップされた姿もぜひご覧ください。

ガウディ作、カサミラ。

夜は、皆様全員でオプショナルのフラメンコディナーショーへ。 本日はランブラス通りの老舗のタブラオ「EL CORDOBES」へ。

食事はビュッフェスタイルです。デザートは人気が高くすぐになくなってしまいました。ドリンクはお好みのものを飲み放題でした。(時間帯によってはタパスメニューの場合もあります)



間近で見る本場のフラメンコは迫力満点‼ 日本ではあまり見ることのできない男性のサパテアード(足の動き)に圧倒されました。


宿泊ホテル:CLARIS(連泊)
7~8日目 バルセロナ~パリ~大阪
朝食:ボックス
早朝出発のため、軽食を用意しました。軽食と言ってもパン・コン・トマテやクロワッサン、ハムサンドイッチなどすごいボリュームでした。

パリからはカザフスタン経由で大阪まで約12時間30分の空の旅となりました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
建築、芸術、食べ物など多彩な魅力にあふれるスペイン。皆様の参加を心よりお待ちしております。
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