旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2020年3月31日
フレンドツアー 関西発
2020年2月26日発
B345 フィンエアー利用 地中海の楽園
マヨルカ島とバルセロナ8日間
のツアーで召し上がっていただいたお食事と一部観光内容をご紹介させていただきます。
お食事は星の数で評価。満点は 星5つ★★★★★となります。
2・3月限定のマヨルカ島を訪れる旅をご紹介いたします。
1日目
関西空港発から空路ヘルシンキとバルセロナで乗り継ぎ、深夜にパルマ・デ・マヨルカに到着予定でしたが、
今回はフィンランドの航空他社によるストライキの影響で、ヘルシンキ出発が大幅に遅れてしまいました。
このためバルセロナに1泊し、翌日の朝の便でマヨルカ島へ移動することになりました。
朝一番の便で移動できることになったので、ちょっと安心しました
2日目
気温8~19℃/ 晴れ
ヘルシンキを早朝に出発し、朝8時にパルマ・デ・マヨルカに到着しました。
ホテルでチェックインしてから、さっそく観光に出発しました。
ソーイェル鉄道で、港町ポルト・デ・ソーイェルへ
1911年開業のレトロな木造列車です。
今回は一部サロン席もある先頭車両を貸し切り状態でしたので、ゆったり乗車できました
途中、車窓からはオレンジやレモン、オリーブなどの木々が見えます。
ソーイェル駅の手前で列車が一旦ストップします。
世界遺産トラムタナ山脈の眺望をお楽しみいただきました
ソーイェル駅のホームには、ミロの陶板画もありました
駅舎内にはピカソのセラミック・ギャラリー (左)や、ミロのギャラリー(右) があり、
無料で見学することができます
ソーイェル駅からポルト・デ・ソーイェル間を約20分で結ぶ路面電車 ”トラムヴィア” に特別にご乗車いただきました。
結構、建物すれすれで走っています
港までの間、車窓からソーイェルの町も観光できました。
ソーイェルの中心にある、サン・バルトメウ教会
だんだん、美しい湾の眺めが見えてきます。
マリーナのそばが路面電車の終点になります。
ポルト・デ・ソーイェルのレストラン SES OLIVERES で昼食
湾沿いのとてもお洒落な、雰囲気の良いレストランでシーフードを楽しみました。
評価は★★★★★
前菜は イカフライ、サラダ、生ハムコロッケ、自家製オリーブやパンを取り分けスタイルで。
イカも野菜も新鮮で美味しかったです
メインはシーフードのカスエラ。 ”カスエラ”は元々土鍋を指し、そのお鍋で煮たお料理のことです。
今回はムール貝、アサリ、アンコウ、ポテトの具に、ソースが絶妙のコンビネーションでした
デザートは自家製のアーモンドケーキにアーモンドクリーム添え。
アーモンドはマヨルカ名物です。お土産にアーモンドローストや、アーモンドリキュールなどがおすすめですよ
昼食後、今度はバスでポルト・デ・ソイェールから、バルデモサへ
道中、車窓からは青い地中海とマヨルカらしい別荘なども見えます。
ディアというチャーミングな村も通過しました。
バルモデサは、作曲家ショパンと女流作家ジョルジュ・サンドが逃避行した地として有名です。
2人が暮らした「カルトゥハ修道院」を観光しました。
修道院内の礼拝堂
18世紀にさかのぼる、歴史のある旧薬局
僧房から見るトラムンタナ山脈と見事な段々畑の眺め
ショパンが借りていた僧房には表示がされていて、ショパンゆかりの品々が展示されています。
ショパンが愛用したプレイエル社製のピアノが
修道院の隣には、かつてのマヨルカ王、サンチョ王の宮殿があります。
バルデモサの村の遠景
この時期、マヨルカは、アーモンドとベニバナスモモの花が満開です
観光後、パルマ・デ・マヨルカへ戻りました。
ご宿泊ホテル 「パルマ・ベルベル・バイ・メリア」 はパルマ湾の側にあり、全室バルコニー付きです。
お部屋からはマリーナの眺望を楽しめますよ
ホテル 「パルマ・ベルベル・バイ・メリア」 での夕食
初日からたいへんでしたので、ホテルで落ち着いてゆっくり召し上がっていただけて良かったです。
評価は★★★★
野菜スープには、なんとポテト、アスパラガス、ニンジン、ホウレンソウが入っていました。
メインのローストポークと温野菜にはヘーゼルナッツソースが。とてもユニークなお味でした
デザートは、”チョコレート爆弾” 。甘さを控えたチョコレートの塊と、ホワイトチョコレートソースの
組み合わせが絶妙で、完食してしまいました
3日目
気温9~18℃/ 晴れ
ホテル 「パルマ・ベルベル・バイ・メリア」 の朝食ビュッフェ
種類が豊富なアメリカン・ビュッフェですが、ここでしか味わえないマヨルキンが用意されているのが良かったです。
評価は★★★★
マヨルカ名物のエンサイマダ。
ピリ辛ソーセージのパテ 「ソブラサーダ」
丸いパイは肉入りのエンパサーダで、右の半円形のパイは野菜入りのコカロイです。
ゆで卵は5分、8分茹での2種があり、オムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼きなどがありました。
チェロスもソースがいろいろ用意されていました。
朝食後、パルマ・デ・マヨルカ観光へ
ベルベル城は14世紀初頭の古城で、城からはパルマの湾と街を眺めることができます。
カテドラル前の水中公園付近では、”鉄のアート展” が開催されていて、
イグアナやタコなどが展示されていました
アルダイム城とカテドラルの美しい眺め
マヨルカ名物イナゴマメ(黒く長いのはサヤ)を使った製品の屋台が出ていました。豆も黒茶です。
ガウディによる天蓋のあるカテドラルを見学
カテドラル前のモザイクは、ガウディのデザインです
カテドラルの壁面には、ガウディが開けた穴が2箇所残っています。何のためかは謎だそうです
別名 「光の大聖堂」と呼ばれているカテドラルの内部は、光が美しい午前中が必見です
正祭壇の天蓋がガウディによるデザインです。
このカテドラルの中には、マヨルカのピカソと言われている、
ミゲル・バルセロのユニークな礼拝堂もあります。
教会の中の折り畳み階段も、ガウディのデザインです。
ミロ美術館の見学にもご案内しました
入り口には、ミロの大好きな女性と鳥をモチーフにしたオブジェがあります。
アトリエは内部も、生前そのままに残されています。
ミロが第2のアトリエとして買い取った家には、彼の落書きが残っていました(右)
90歳の時の作品
美術館本体のデザインと展示部の融合も見事で、とても見ごたえがありました。
庭には彫刻やオブジェなどの作品が展示されています。
ポルト・クリストのレストラン SA PARRA での昼食
地元の人々も行列する、人気の庶民的な食堂で、シーフードパエリアを楽しみました。
評価は★★★★
サラダには新鮮な野菜がどっさりとつかわれていました。
お店のママご自慢のパエリアはシーフードがどっさりで、おかわりもOKでした
昔ながらの製法で造られたエンサイマーダは、マヨルカ人のドライバーとガイドも絶賛のお味でした
午後は、ポルト・クリストの "ドラッグ洞窟" へ
地中海沿岸にある洞窟は約21℃の暖かさ
美しい鍾乳石を見ながら、洞窟内を約1.3㎞歩いてゆきます
最後に到着する地底湖で小船に乗って、ミニコンサートと幻想的な雰囲気をお楽しみいただきました
観光後、ポルト・クリストからパルマ・デ・マヨルカへ戻る途中、
車窓からアーモンドの花が満開の畑を見ることができました
4日目
気温8~19℃/ 晴れ
朝のスペイン国内線で、本土のバルセロナへ
到着後、バルセロナ観光にご案内しました。
ガウディのライバル、モンタネルが手掛けた”サンパウ病院” も世界遺産の美しい建築物です。
フリータイムに、内部見学に出かけたお客様もおられました
ガウディの傑作、サグラダファミリアを見学しました。 まだ建設中ですが、随分出来上がってきました。
この天蓋は、マヨルカのカテドラルを参考にしたそうです。
マヨルカのカテドラルと同様に、ここでも光をうまく使った美しさに目を奪われてしまいます
訪れる度に、工事の進行の速さに驚かされます。
バルセロナのレストラン BRASSERIE FLO での昼食
フレンドツアーおすすめのレストランにて、カタルーニャ名物をタパス・スタイルでいただきました。
小鉢に入ったおつまみ”タパス”10種を取り分けていただきました。
評価は★★★★★
パンと、エスケイシャダ、トマトとモッツアレラの串
エスケイシャダはカタルーニャ名物のタラの塩漬けを使ったサラダです
下から、ピーマンのシーフード包み、ヤリイカのフライ、生ハムコロッケ、パタタス・ブラバス
ヤリイカのフライは揚げたてで美味。
ポテトフライにはブラバソースを付けて食べます。
お口直しの、岩塩をかけただけのシシトウの素揚げ(左)と、コゴジョとアンチョビのシンプルなサラダ(右)
が、お客様に好評でした。
カタルーニャ名物の「パン・コントマテ」は、パンにトマトとオリーブオイルを塗ったもので、
お好みでニンニクを載せても美味しいです。
パエージャはお米で作りますが、今回は短いパスタで作った「フィデウア」を。
シーフード入りで、冷めてもおいしく、皆様で完食されました
デザートはカタルーニャ版クレームブリュレともいうべき、「クレマ・デ・カタラナ」です。
カタルーニャでは粉類も入れてオーブンで焼くので、とてもクリーミーです
5日目
気温9~21℃/ 晴れ
ホテル 「カタロニアプラザカタルーニャ」 の朝食ビュッフェ
マヨルカのホテル同様に、種類が豊富なビュッフェで、朝から大満足でした。
セルフのパンケーキマシーンや、ホットドックスタンドもあって楽しい朝食です
評価は★★★★★
季節のオレンジそのままを絞る、専用ジューサーが。
ワインやカバ(スペイン版シャンパン) なども勢ぞろいで、”シャンパンブレックファースト”を楽しめます
朝食後、ダリゆかりの地フィゲラスへ。
「ダリ劇場美術館」の観光にご案内しました
卵とパンのユニークな外観
美術館の正面玄関
中庭に設置されたキャデラックの仕掛けにビックリ
リンカーンの顔と後ろ姿のダブルイメージで有名な作品が中央に見えます。
ミロのビーナスと闘牛士の顔のダブルイメージになっています。
ダリの大好きだったパンの絵
ダリが描いたピカソ
この美術館地下にダリは眠っています。
下から見ると単なるひょっとこですが・・・・、上から見ると、有名な”メイ・ウエスト” の部屋です
ダリによる天井画
ダリの妻を描いた、有名な「ガラリーナ」
レストラン EL PELEGRI での昼食
フィゲラスにあるホテルのレストランでのお食事。
いずれのお料理も丁寧に調理されていいて、何を食べても美味しくて、お客さまにも大好評でした
評価は★★★★★
ツアー最後の皆揃ってのお食事になるので、カバで乾杯をしました
アミューズは美味しいコロッケでした。
前菜は、温野菜、サラダ、アスパラガス入りオムレツからのチョイス。今回オムレツのご希望は有りませんでした。
温野菜のグリル(左)と、山羊チーズ入りサラダ(右)。
メインも三種からチョイスメニューに。どれも美味しく召し上がっていただきました。
アンガス牛のステーキロール
タコのグリル
スズキのグリル
デザートも3種類から選んでいただきました。
季節のフルーツサラダ
アイスクリームにチョコレートソース
ストロベリーパフェ
昼食後、バルセロナに戻りました。
ツアーに含まれる観光とお食事はここまでです。
バルセロナでのフリータイムにおすすめのスポットをご紹介いたします。
①昔の邸宅を改装したピカソ美術館。前もって予約を取るのがお薦めです。
②ローマ時代の城壁
③コロンブスが新大陸発見後、イサベル女王に謁見した王の広場
④大聖堂広場前のピカソの壁画
⑤大聖堂の正面と、美しいその内部
⑥モンタネール作「カタルーニャ音楽堂」と、内部のカフェテリア(右)。
⑦ガウディ作「カサ・ミラ」。
⑧夕刻になるとライトアップされて幻想的な、ガウディ作「バトリョ邸」
⑨バルセロナの胃袋を支える、サンジョゼップ市場
活気があって、見ているだけでも楽しくなります お土産になるものもありますよ
スペイン旅行のリピーターに一押しのツアーです!
年間300日晴天のマヨルカとカターニャ。
春の花が咲き始め、多くのツーリストが押し寄せる直前のゆったりと観光できる、
この時期は特に穴場です。
自然と芸術、太陽と豊かな食材に恵まれたこの地は一見の価値があります。
マヨルカとバルセロナに各3連泊という行程も魅力です。
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