旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年5月23日
フレンドツアー 関西発
2025年4月25日出発
エミレーツ航空利用
名門ホテル「アルフォンソトレセ」に泊まる 太陽の国スペイン9日間
【コースコード:FE391】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は星5つ ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~ドバイ~バルセロナ
深夜、関西空港よりEK317便にてUAEドバイへ(10時間40分)。早朝、ドバイにて乗り継ぎEK185便にてスペイン、バルセロナへ(6時間40分)。
バルセロナ到着後、旅の疲れが出ないように早めのホテルチェックイン。
本日から連泊するホテルのロビーは、スタイリッシュで広々としています。
ホテル外観。19世紀の邸宅を改装した市内中心に位置するデラックスホテルに宿泊です。
ホテル内にあるマヤコレクションは一見の価値があります。
16時にはホテルチェックインし日が長いため、多くのお客様が元気に観光やショッピング、散策にお出かけになりました。
ホテルから約5分、ガウディ作カサ・ミラ。
こちらもホテルから約5分弱、ガウディ作カサ・バトリョ。
宿泊:CRALIS HOTEL & SPA
3日目 バルセロナ
朝食:ホテル内レストラン
厳選された食材のビュッフェ。温かいお皿はテーブルでオーダー出来ます。
スペイン産スパークリングワイン「カバ」もおいてありました。シャンパンと同じ製法で造られます。
美味しそうなフルーツ類。
カタルーニャ名物「パンコントマテ」は大人気です。ハム、パン類も種類豊富で特にイベリコ生ハムは絶品です。
野菜やピクルス類。
テーブルオーダーしたサーモンとブリニも美味でした。
サグラダファミリアの予約の関係で、午前フリータイムをお楽しみいただきました。昨日に引き続き、ガウディの建物やピカソ美術館、カタルーニャ音楽堂などに行かれた方もいらっしゃいました。
昼食:EL CANGREJO LOCO
おなじみのパンコントマテ。
タラのカルパッチョ。
シーフードのカタルーニャ名物「フィデウア」。パエリアのパスタ版です。エビ、タコ、イカ、ムール貝が入っています。
大きなパエリア鍋から取り分けてくれます。おかわりもありますが、これだけで結構お腹いっぱいになります。
デザートもカタルーニャ名物「クレマカタラン」です。コーヒー又はお茶もサーブされました。
レストラン外観。カニが目印です。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、バルセロナ観光へ。まずはガウディが手がけた世界遺産グエル公園へ。高台に位置しているため、バルセロナの街と地中海が眺望できます。サグラダファミリアも見えています。
実際に人を座らせてかたどって造ったモザイク装飾のベンチ。
ガウディ独特の曲線がユニークな通路は大人気の写真スポットです。
まるでお菓子の家のような独創的な建物。
公園のマスコット的存在、モザイクのドラゴン。
ガウディと同時代の建築家モンタネール作、世界遺産サン・パウ病院。
言わずと知れたガウディ作世界遺産サグラダファミリアへも入場します。
最終的には正門となる予定の「栄光の門」はいまだ建設中です。
ガウディが手がけた「生誕の門」に圧倒されます。
聖堂内部は森をイメージを造られています。よく見ると利用されている石材もそれぞれ異なっています。
まばゆいほどの鮮やかなステンドグラスも見事です。
スビラックス作「受難の門」は非常に独創的で全く異なる印象を与えます。
宿泊:CRALIS HOTEL & SPA(連泊)
4日目 バルセロナ~グラナダ
朝食後、バルセロナよりブエリング航空VY2012便にて空路グラナダへ(1時間15分)。
昼食:LAS TINAJAS
到着後、ポルトガルまで及ぶ大規模停電のため、真っ暗な中でキャンドルを灯しての食事となりました。したがって食事の写真も暗くなっています。
まずはアミューズ3点から、ミートボール、グラナダ風メルルーサ入りオレンジソースのサラダ、サーモンのマリネ&キャビア。
シェリー風味のコンソメスープ。
ポークテンダーロインのシェリー酒煮込み&マッシュキャロット&しし唐。
自家製タルト。
グラナダでも有名な多くのセレブが訪れる王室御用達のレストランでもあります。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、世界遺産アルハンブラ宮殿とヘネラリッフェ庭園観光へ。
最初に庭園散策からスタート。街路樹用のオレンジの花が咲き、かぐわしい香りが漂っていました。
ちょうどバラの花も満開で美しいアーチが人気の写真スポットになっていました。
庭園のテラスから美しい宮殿の姿を眺望。
夏の離宮として造られた庭園は水がふんだんに使われています。
どこを歩いても春の花が咲き乱れており、観光客の目を楽しませてくれます。
本日は晴天でシエラネバダ山脈も美しくご覧いただけました。イベリア半島最高峰のムラセン山(3482m)も見えています。
キリスト教建築で後の時代に造られたカルロス5世の宮殿。
その内部は円形になっています。
アーチも計算に入れての美しい装飾には驚かされます。
見事な漆喰装飾と降り注ぐ木漏れ日。
公式の接見が行われた場所でもある大使の間の、満天の星空のような天井装飾。
アラヤネス(天人花)の中庭。
ハーレム空間の天井の美しさに目を奪われます。
有名なライオンのパティオ。12頭のライオンの口から水が出て時計の役割をしていたとも言われています。
リンダラハの間の今も残る珍しいステンドグラス。
パルタルの中庭。
旧市街のサクロモンテ地区と世界遺産アルバイシン地区の眺望。
夕食:ホテル内レストラン
停電が続き、外からの薄明りの中での夕食となりましたが、温かい料理をいただけただけでも有難かったです。
まずはキャロットスープです。
タラのコンフィ&ピラフ。
フルーツサラダ。
評価は星3つ★★★です。
宿泊:SARAY
5日目 グラナダ~セビリア
朝食:ホテル内レストラン
シンプルな内容のビュッフェでしたが、一通り揃っていました。何より4:30頃、待望の電気が復帰し皆様の笑顔も戻りました。
朝食後、アンダルシアの白い村ミハスへ。
展望台から太陽海岸コスタ・デル・ソルを眺望。少し曇って水平線がはっきりと見えず残念。
小さな四角い闘牛場。
ミハスを散策してるとフォトジェニックな通りがたくさん出てきます。
こちらは有名なサンセバスチャン通り。
昼食:MEGUINES
季節のスープ「ガスパチョ」。スペイン名物の冷製トマトスープです。
コスタ・デル・ソル名物、魚のフリット。エビ、イカ、イワシ、メルルーサのフライでお腹いっぱいになりました。
アイスケーキ。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、スペイン第三の都市、セビリアへ。
青空に映えるマエストランサ闘牛場。
まずは世界遺産カテドラルに入場します。
中世スペインを代表するカスティージャ、レオン、アラゴン、ナバラ王国の王様に担がれたコロンブスのお墓。
荘厳な正面祭壇。
セビリア出身の画家ムリーリョ作「聖アントニオの幻想」。聖アントニオの部分だけが切り取られ盗難にあいましたが、無事戻ってきました。
ゴヤの若き時代の祭壇画「聖フスタと聖ルフィーナ」。
カテドラルとヒラルダの塔。
1929年イベロアメリカ博覧会のメイン会場となったスペイン広場。
スペイン各地の歴史的な出来事を表した美しいタイル画が並んでいます。
アップしてみると、こちらはグラナダのモザイク画でカトリック両王によるアルハンブラ宮殿の開城のシーンです。
観光後、ホテルチェックイン。1929年創業のセビリアでは最も格式のあるホテルです。街の中心部に位置しており、散策にも便利な立地です。
ホテル内廊下や客室、バスルームもアンダルシア風のエキゾチックな内装です。
夕食:ホテル内メインダイニング
ほうれん草と焼きリンゴ、トマトのサラダ。
ローストポーク&トウモロコシのポレンタ&グリル野菜。
サンマルコスタルト。
評価は星5つ★★★★★です。
ロビーにはアルフォンソ13世使用した椅子(王座)などがおかれています。
宿泊:ALFONSO XIII
6日目 セビリア~マドリード
朝食:ホテル内レストラン
とても豪華な内容のビュッフで1日では到底食べきれない種類の豊富さでした。ここにもカヴァがおかれていました。
朝食後、セビリアのサンタフスタ駅へ。
大規模停電の影響で昨日まで運休だった高速鉄道AVEもシステムが復旧し一安心!マドリードまで約2時間40分の列車の旅です。大きな荷物はマドリードのホテルまで別送されますので身軽にご乗車できます。
途中シエラモレナ山脈を越え、ラマンチャ地方を通過しマドリードに向かいます。
昼食:EL BOTANICO
本日はスペイン小皿料理「タパス」を取り分けていただきます。
チーズ盛り合わせとイベリコ生ハム。このほかにブッラータチーズも出ました。
ミックスサラダ。
ポテトサラダ。
珍しいオックステールのコロッケ。
アンダルシア風イカのフライ。
バニラアイスクリーム。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、世界三大美術館の一つであるプラド美術館へ。ここではエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの3大巨匠を中心に絵画を鑑賞します。
次は近現代美術作品を展示しているソフィア王妃芸術センターへ。一番人気はピカソ作「ゲルニカ」です。(添乗員は業務のため、入場しておらず写真なし)
床面積ではヨーロッパ最大、部屋数3000以上を誇るマドリード王宮。
ドンキホーテとサンチョパンサの像があるスペイン広場。
夕食:EL RINCON DE ESTEBAN
セシーナ(乾燥牛肉)。
本日は赤、白ワインとともにお食事をお楽しみいただきました。
なすびの天ぷらには予想外のハニーソースで味付けがなされていました。
シラスのフライ卵(目玉焼き)とじ、ローストピーマン添え。
イカ墨のパエジャ。
たっぷりシーフードの入ったパエジャ。
一人ずつ取り分けてサーブしてくれます。
デザートはさっぱりとレモンシャーベットで。
評価は星4つ★★★★です。
ホテルそばにある国会議事堂。
2連泊する宿泊ホテル外観。ホテル周辺の一帯は2021年「パセオ・デル・プラドとブエンレティーロ、芸術と科学の景観」としてスペインでは49番目の世界遺産として登録されました。
落ち着いたシックな雰囲気のロビー。
レストラン手前には素晴らしいギリシャの壺とローマンモザイクのコレクションが展示されています。
宿泊:VILLA REAL
7日目 マドリード
朝食:ホテル内レストラン
落ち着いた明るい雰囲気の中で厳選された食材のビュッフェです。バルセロナと同様、温かいお皿はカヴァ(スパークリングワイン)を含めてテーブルオーダー可能です。
朝食後、世界遺産古都トレド観光へ。
画家エルグレコの長男が設計したトレド市庁舎。
カテドラル内最大のお宝、見事な細工の聖体顕示台。
マリア様の優しい微笑みが印象的な聖歌隊席。
見る聖書といわれる正祭壇は見ごたえがあります。
聖具内室にあるエルグレコ作「聖衣剥奪」。
同じテーマで描かれたゴヤの作品も展示されています。
正祭壇の裏側にあるまばゆいばかりの祭壇。
その祭壇を照らすために造られた天窓「トランスパレンテ」の見事な装飾。
こちらのカテドラルはスペインカトリックの総本山です。
サントトメ教会でエルグレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」を鑑賞。
トレドの街を散策中、ユニークな像に出会いました。
タホ川に架かるサンマルティン橋と旧市街の眺望。
観光後、マドリードに戻りフリータイムです。添乗員はご希望のお客様とともに旧市街へ繰り出しました。
プエルタ・デル・ソル広場の一角にあるマドリードのシンボル「クマとヤマモモの木」。
下町の中心、マヨール広場。
ホテル前の庭には白とピンクのマロニエの花が満開でした。
夕食:CORRAL DE LA MORERIA
本日は1956年創業の老舗タブラオにてフラメンコショーと創作料理をお楽しみいただきます。
まずはホタテのカルパッチョからスタート。
メインはスズキのグリルです。アンチョビ、オリーブ、青唐辛子のギンディージャを合わせたヒルダソースがアクセントになっています。
5種の食感の異なるチョコレートを味わう楽しいデザートです。ソースもホワイトチョコレートで絶品でした。
食事とともに赤、白ワイン、デザートワインもサーブされました。
評価は星5つ★★★★★です。
さすが老舗タブラオのフラメンコショーは見ごたえ十分で観客全員一気に魅了されました。
宿泊:VILLA REAL(連泊)
8~9日目 マドリード~ドバイ~大阪
午前はゆったりめのホテル出発で空港へ。マドリードよりEK142便にてドバイへ(6時間40分)。日にちが変わり深夜、ドバイにて乗継ぎEK316便にて帰国の途へ(8時間40分)。夕刻、関西空港到着。長い空の旅お疲れ様でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はメーデーや祝日が重なりショッピングの機会が少なかったり、予期せぬ原因不明の大規模停電など色々と大変でしたが、皆様の温かいご理解とご協力により無事に行程をこなし帰国出来たこと感謝申し上げます。
天候にも概ね恵まれ、春の花が一斉に咲き乱れ、新緑も輝きを増し、ベストシーズンのスペインを満喫していただけたかと思います。
スペインを代表する各所にご案内、ホテルの立地もよく適度にフリータイムもあり、コンパクトにまとまっているお勧めのツアーです。皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
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