ツアーお食事だより ヨーロッパ もっと旅行を安心に、楽しく。

旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。

フレンドツアー  関東発 2023年2月13日出発 大西洋の常春の楽園 カナリア諸島9日間(コース番号:FE463)

2023年9月26日

カナリア諸島~地球上とは思えない自然を満喫~
FE463_230213TYO (7).jpg



旅はマドリードから始まりました。
羽田空港を前日(2/13)の夜23:00に出発し、
翌朝早くにイスタンブールに到着しました。
飛行機を乗り換えて、2/14 13:00に
マドリードに降り立ちました。その日は、
お夕食がフリーとなっていたので、参加者のほとんどの皆様と共に、
美味しい生ハム❝ハモンヴェジョータ❞を食べに出かけました(^^♪
美味しすぎて、写真を撮り忘れました(^_-)-☆
マドリードのホテル部屋からの眺めです。
高級マンションに住んでいる感があります。

FE463_230213TYO (8).jpg

















ホテルは、国会議事堂横のとても安全で静かな
地区にあります。

FE463_230213TYO (9).jpg

















ホテル『VILLA REA』のロビー
シックで高級感とプライベート感があり、
グループが使用する大型ホテルの趣とは違いがありますね。
ウエルカムドリンクやお菓子のサービスもあります♪

FE463_230213TYO (10).jpg

















2月15日13:00、羽田を出発して約44時間
スペイン本当から約1000km離れたカナリア諸島の
1つの島、ランサローテ島に到着。
そこは、まるで火星に降り立った感がありました。
火星に行ったことがあるわけではないのですが(笑)

FE463_230213TYO (11).jpg

















ベルデ洞窟
火山の噴火で出来上がった地下空洞の中に、ベルデ(緑色)の水たまりが出来ました。
自然が織りなすアート空間に入ると、地球上で異世界体験を味わいました(^^♪

FE463_230213TYO (13).jpg

















島の北部にそびえる❝コロナ火山❞
若い火山(20,000年前)と考えられています。

FE463_230213TYO (15).jpg

















コロナ火山の長年にわたる大噴火により、6km以上の溶岩トンネルが
地下に出来ました。

FE463_230213TYO (17).jpg

















ランサローテで朝を迎え、爽やかな青空の下、最初に海岸線に向かいました。
『エル・ゴルフォ(El Golfo)』はこの湖がある村の名前です。
溶岩が広がっているこちらのビーチの色は、真っ黒!

FE463_230213TYO (19).jpg













真っ黒な海岸に、異様に濃い真緑色の湖
が目に映えます。

海から数メートルのところにできた深い水たまりに、海水の成分と火山の成分が混ざり、
植物プランクトンが大量発生しました。
これらのプランクトンの葉緑素の影響で、
この湖は真緑色になりました。
かつては、クリコスと呼ばれていた小さな貝がこの湖に生息していたため、
クリコス湖という名前がついています。
(現在は亀に食べられてしまい、生息していません。)

FE463_230213TYO (21).jpg

















皆様と一緒に海岸線ギリギリに降り立ち、
大西洋の水をチャプチャプしてみました(^^♪
水温は4℃ぐらいだそうです。

FE463_230213TYO (23).jpg













ヤイザ村の街並み
郵便局や学校があり、ランサローテ島にも日常が存在することを
感じる瞬間でした。

FE463_230213TYO (25).jpg

















ティマンファヤ国立公園
1730年から6年も続いた大噴火と1824年の噴火により、51km²に渡り
真っ黒な溶岩が広がっています。

火山パワー全開!!地熱を使ったパフォーマンスも観れます(^^♪

FE463_230213TYO (27).jpg

















ランサローテ島でのお昼は『悪魔のレストラン (restaurante el diablo)』にて。
レストラン内にあるこちらのオブジェは、ランサローテ島出身の偉大な建築家・
画家・彫刻家であるセザール・マンリケの作品です。
彼は、故郷の自然を守ることに生涯を捧げた芸術家です。

FE463_230213TYO (29).jpg

















このレストランの溶岩で作られた巨大なグリルは、地下深く掘られ、
火山の地熱が伝わるようになっています。
10mもの深さから届く、300℃の地熱でじっくり焼き上げられた鶏肉は、
肉汁たっぷりのふわっふわです(^^♪

FE463_230213TYO (31).jpg

















ここは火星??月面??と騒がれている場所があります。
それは、『ラ・ヘリア地域』
この地でしか行われていない特殊な栽培方法のブドウ畑が広がります。
お酒の飲めない私は、試飲をしませんでしたが、お客様曰く
「結構いけてる美味しいワイン」だそうです。

FE463_230213TYO (34).jpg

















2月17日、11:00
まるで火星か月面に降り立った感のある
不思議体験を満喫していただいたランサローテ島に
別れを告げ、小さな飛行機で次の島へ向かいました。
沖縄離島めぐりみたい・・・

FE463_230213TYO (35).jpg
約1時間でテネリフェ島に到着。

FE463_230213TYO (36).jpg
テネリフェ島の中心『ガラチコ』の旧市街を見下ろす
レストラン『エル・ミラドール』にてお昼食をいただきました。
ガラチコは「スペインのもっとも美しい村」のひとつ、
人口5,000人ほどの小さな村です。

FE463_230213TYO (37).jpg
お昼をいただいたレストラン『エル・ミラドール』は、
とてもお洒落なお店でした。
とっても美味しく、洗練された味に
驚かされました!!

FE463_230213TYO (38).jpg
『エル・ミラドール』からの眺めは、
映画のワンシーンの様です。

FE463_230213TYO (39).jpg
すべてのお料理(シーフード)がアートの様に盛り付けられ、
美しいだけでなく、ソースの味がばつぐんに美味しく
シェフは有名人?と問いたくなりました(^^♪

FE463_230213TYO (40).jpg
ガラチコの町の風景
ガラチコは、灰から蘇った町……
文字通りに。1706年に、火山の爆発で町はほぼ全壊という状況になり、
そこから復興し、カナリア諸島のもっとも保存状態のいい16世紀・17世紀の建築遺産を
今に蘇らせています。

FE463_230213TYO (41).jpg
特に注目の歴史的建造物には、聖フランシスコ修道院、
石造りの家「カサ・デ・ピエドラ」が挙げられます。

FE463_230213TYO (42).jpg
南米を旅された方にとってガラチコは、
「南米のどこかの町に似ているとけど、
南米よりずっと綺麗!」という感想を持たれることでしょう。

FE463_230213TYO (43).jpg
ガラチコの主な魅力の1つ、溶岩が冷えてできた美しい海岸沿いには、
泳げる天然のプールや水たまりがいくつも作られています。

FE463_230213TYO (44).jpg
さて!今晩はみんなでテネリフェ島のカーニバルに出かけましょう♪

FE463_230213TYO (45).jpg
カーニバルと言っても、リオのカーニバルの様な
プロフェッショナルが繰り広げるショーではありません(^_-)-☆
町の人々が、思い思いに着飾って春の訪れを祝う、
ローカル色豊かなカーニバルです!

FE463_230213TYO (46).jpg
私たち遠く日本からの観光客も沿道に陣取り
音楽隊が近づくにつれ、地元の人々と一体になって
気持ちが高揚してきました!♬

FE463_230213TYO (47).jpg
カナリア諸島はスペイン本島よりモロッコや西サハラに近く、
地元の踊り手も、エキゾチックでムッチリ系の体形の方が多く、
とても迫力がありました!

FE463_230213TYO (48).jpg
パレードが見られる沿道には「観客席」が設置されるわけでもなく、
地元民は、自前のシートや空き箱を持ってきて座って見ながら、
一緒に踊り出しています♬

FE463_230213TYO (49).jpg
ランサローテ島は7つの自治体(地区)に分かれており、
その自治体ごとに、お祭りの代表を選ぶカーニバルクイーンコンテストが
開催されます♬


FE463_230213TYO (50).jpg
踊っている女性たちが着ている巨大な衣装は100キロもあり、
この日のためにジムに通い体力をつけて臨むそうです。


FE463_230213TYO (54).jpg
カーニバルは16世紀から、具体的には1574年から、
この島で開催されています。


FE463_230213TYO (55).jpg
リズム、色、ゴージャス、奔放、スペクタクル。
そんな言葉がぴったりくるサンタ・クルス・デ・テネリフェのカーニバルは、
スペインで最も”ブラジリアン”なカーニバルで、15日間にわたって開催される
陽気で楽しいお祭りです。


FE463_230213TYO (56).jpg
写真が見えずらくて恐縮ですが、
この男性は、足元に大きな輪っかを履いていました!(^^)!
全体的に❝ピエロ的❞でした。

FE463_230213TYO (57).jpg
カーニバルに参加する条件は、一つ!楽しむだけ(^^♪

FE463_230213TYO (58).jpg
このピンクグループ、とてもチャーミングでした(^^♪

FE463_230213TYO (59).jpg
『阿波踊り』の一節ではありませんが❝同じ・・なら踊らにゃ損々❞
みんな楽しそうです♪私たちグループも、お土産屋さんでお揃いの
マントを買って、沿道で楽しむ観客で唯一と言っても過言ではない
日本人であることを誇りながら、お祭りを楽しみました♬

FE463_230213TYO (60).jpg
テネリフェ島での2日目は、テイデ国立公園を訪ねました。
スペインの最高峰❝テイデ山❞が、美しく凛々しい姿を
見せてくれました。

FE463_230213TYO (61).jpg
テイデ山の標高は3,718メートルで、近海の海底からの高さは
およそ7,500メートルだそうです。
富士山(3776m)より少し低いくらいだと思ってもらえば分かりやすいでしょう。

FE463_230213TYO (62).jpg
テイデという名前は、グアンチェ族の言葉で「地獄」を意味する
「エチェイデ」(Echeide)に由来します。
太古には、ここにGuayotaという悪魔が住んでいたらしいです(^_-)-☆  
     

FE463_230213TYO (63).jpg
テイデ山は現在は活動を休止していますが、歴史上何度も噴火を繰り返してきました。

FE463_230213TYO (64).jpg
火山の噴火によって不毛の荒れ地が残された後、自然がどのように復活できたかを
示す貴重な地質です。


FE463_230213TYO (65).jpg
テイデ国立公園は、火星と環境条件や地質面がとても似ているそうです!

FE463_230213TYO (66).jpg
テイデ山が噴火のたびに、後に残した気まぐれな地形と岩々が
不思議で面白い世界を見せてくれました(^^♪
まるでSF映画の中に自分がいるような気がしました。

FE463_230213TYO (67).jpg
火山の岩や砂といえば、溶岩の「黒」や火山灰の「灰色」を
イメージするかもしれませんが、ここでは赤、白、黄色、青緑色など
20色もの岩や砂が見られます


FE463_230213TYO (68).jpg
真っ青な空に❝そそり立つ不思議な岩❞
まるでSF映画の中に自分がいるような気分です。テイデ国立公園は、
2007年にはユネスコ
の世界遺産(自然遺産)自然遺産)に
登録されました。

FE463_230213TYO (69).jpg
今日の最高気温は、22℃
大西洋のハワイと言われるだけあって、
冬でも温暖です。

FE463_230213TYO (70).jpg
火山の噴火で出来上がった台地は、とても乾燥していて、
固有の植物が見られました。

FE463_230213TYO (71).jpg
国立公園内の歩道は、きちんと整備されており、
歩きずらい所はほぼありません。
国立公園観光後、大西洋に向けて南下するバス旅をお楽しみいただきました。

FE463_230213TYO (72).jpg
昼食は、テネリフェ島南部、大西洋に面したレストラン『エル・アンカラ・メダノ』にて
魚介の創作料理を召し上がっていただきました(^^♪
海岸に面したレストランで、とてもハイセンスなお店でした!

FE463_230213TYO (73).jpg
これマグロのグリル
上の緑は、ヨーロッパで食するのは珍しい海藻です♪
ソースは、唐辛子を使ったピリ辛味でした。

FE463_230213TYO (74).jpg
❝まぐろ❞三昧メニューでした(^^♪
私たち日本人にとっては、とても美味しく、お洒落なお昼ごはんでした。

FE463_230213TYO (75).jpg
お昼ごはんの後は、バスでお昼寝をしながら
島を北上し、世界遺産の街❝テネリフェ島のかつての主都サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナを
訪ねました。

FE463_230213TYO (76).jpg
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナは、カナリア諸島全体がそうであるように、
一年を通じて温暖な気候に恵まれています。
街の広場には、竜血樹(Dracaena draco)が見られました(^^♪

FE463_230213TYO (77).jpg
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナはスペインが大航海時代に築いた都市です。

FE463_230213TYO (78).jpg
旧市街には16世紀〜18世紀に建造された貴族の邸宅や教会といったカナリア建築の歴史ある建物が、
ひしめいていました。


FE463_230213TYO (79).jpg
カナリア建築とは、「16世紀以降のカナリア松と火山岩で作られた建物で、
カラフルな外壁、木製の飾り窓や扉、バルコニーが特徴的です。


FE463_230213TYO (80).jpg
この建物にも、中世の香りがします♬

FE463_230213TYO (81).jpg
テネリフェ島で3連泊は、ゆったりとした旅となり、
とても好評でした(^^♪
最終日はゴメラ島を訪ねました。

FE463_230213TYO (83).jpg
ゴメラとは、アラビア語で「小さな松明」を意味します。
島の人口は21,952人。円形の小さな島で、日本の五島列島❝福江島❞と同じくらいの面積です。


FE463_230213TYO (84).jpg
丸い形の小さな島は全体が山々で、最高峰は1,487mのガラホナイ山です。

FE463_230213TYO (85).jpg
スペインやイタリアでよく飲まれるハーブティーの素『カモミールの花』が咲いていました。

FE463_230213TYO (86).jpg
ツリガネニンジンも咲いていました。
煎じて飲むと、咳止めの効果があると、現地のガイドさんが仰ってました。

FE463_230213TYO (87).jpg
ロケデアガンド』は、ゴメラ島の最も象徴的な風景です。


FE463_230213TYO (88).jpg
『エキウム・ウイルドプレッティ』カナリア諸島原産の植物です。
カナリア諸島には、
700種以上もの固有植物が存在するそうです。

FE463_230213TYO (89).jpg
花穂の長さが1mを超すこともあります。
小さな花が螺旋状に咲いています。
今は、東京ディズニーランドでもこの花に出会えるそうです(^_-)-☆

FE463_230213TYO (90).jpg
まるで❝舌❞を出しているみたい(^_-)-☆可憐な

FE463_230213TYO (91).jpg
ガラホナイ国立公園内には、たくさんの照葉樹林が生育しています。

FE463_230213TYO (92).jpg
童話の世界に舞い込んだような気分でした(^^♪

FE463_230213TYO (93).jpg
照葉樹林では葉の表面に クチクラ層 が発達しています。
クチクラは光沢があり、葉がピカピカひかっているように見えます。これが照葉という名前の由来です。

FE463_230213TYO (94).jpg
名前は忘れましたが(日本の春菊似ています)
森には可憐な花も咲いていました。

FE463_230213TYO (95).jpg
倒木に生息する霊芝
サルノコシカケ科に属するキノコです。
食べる気にはなりませが・・・

FE463_230213TYO (96).jpg
お昼ご飯は、ガラホナイ国立公園内のレストランでいただきました。
メニューが日本語で用意されていました♪
遠くから来た私たちへの感謝の気持ちだそうです(^^)/

FE463_230213TYO (97).jpg
クレソンのポタージュは、まさに現地らしい!
あまり癖はありません、身体に良さそう(^^)/

FE463_230213TYO (98).jpg
ここは、町の中心に位置するマヨール広場で、ラ・アスンシオン教会が古い礼拝堂の上に建てられています。

FE463_230213TYO (99).jpg
1492年、大西洋を横断する際にクリストファ・コロンブスが、ゴメラ島を最後の寄港地にしました。
そのため、ゴメラ島は「コロンブスの島」とも呼ばれています。

FE463_230213TYO (100).jpg
最終日の夜、お客様と一緒にBARで
地元色を楽しみました♬

FE463_230213TYO (101).jpg
地元の人に交じって、蛸とジャガイモを食べました。
美味しかったです(^^♪
今回の旅の最後の夜は穏やかに、和やかに更けてゆきました♪

フレンドツアー

エリア・国から探す

ヨーロッパ

アジア

アフリカ

中近東

北米

中南米

オセアニア

南太平洋

ミクロネシア

ブログ掲載後、情報が変更になっている場合がございます。
記事内に書かれたWEBサイトへのリンクは阪急交通社が管理していないものも含みます。
掲載されている情報を活用される際は、ご自身の責任で判断していただくようお願いいたします。