旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年8月20日
2025年7月19日 関西発
ルフトハンザドイツ航空利用 絶景のピレネーを訪ねる10日間 【コースコード:FE365】のコースでいただいた食事の内容をご紹介させていただきます。
今季、最初で最後のツアーとなりましたので、風景写真も撮ってきておりますので並びにお楽しみいただければと思います。
食事の評価は★印で表しています。★★★★★が満点です。
第1日目 関西空港 ~ ミュンヘン空港 ~ トゥールーズ
関西空港でご集合後、ルフトハンザドイツ航空743便にてミュンヘンへ。ルフトハンザ航空2222便に乗り継ぎ、フランスのトゥールーズへ。到着後、空港敷地内にあるホテルへ。長い空の旅、お疲れさまでした。
宿泊地 トゥールーズ : NHエアポートホテル泊
第2日目 トゥールーズ ~ ガヴァルニー
朝食後、トゥールーズの市内へ。日曜日なので渋滞もなく、サンセルナン大聖堂へ。ミサのため、外からの見学となりました。レンガ造りの鐘楼が印象的です。
この大聖堂はサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼教会としても知られています。
こちらは町の中心、キャピトル広場にある市庁舎の建物。トゥールーズは通称バラ色の町としても知られていますが、この赤レンガの建物が多いことでそのように言われています。
キャピトル広場にはカフェが並びます。
夏の日差しを遮るために、キラキラと光る短冊のようなものが広場の一角に飾られています。少しは日陰を作る効果があるようです。見た目も涼し気です。
その後、アルビへ移動。こちらはサン・セシール大聖堂の横にある、ロートレック美術館です。
美術館横のテラスからは展望台になっていて、タルン川やバラ色の民家、かつての司教館だった庭園がきれいに見えます。
昼食 : L'Alchimy
アルビ市内での昼食。オリーブと自家製パンがまず出されました。
色鮮やかな前菜はエビとサラダの入ったガスパッチョ、とても濃厚ですが、薄味でさっぱりといただきました。
メインはサーモンのグリルで、温野菜の煮込みとマッシュポテトが添えられていました。
デザートはシュークリームで、生クリームたっぷり、でも甘さは控えめでした。
キャラメルソースがかかったものが完成したデザートでした。それがこちら・・・
食事の評価 ★★★★★
昼食後、ロートレック美術館へ。有名な踊り子たちのポスター画が展示されています。
その後、観光後、ガヴァルニーに向かいました。
ホテル到着後、すぐに夕食のレストランへ。
夕食 : L'Astazou
前菜は玉ねぎのタルト、オリーブの実がのっています。典型的なプロヴァンスの料理だとか?!おかみさんがプロヴァンス出身の方です。
メインは仔牛肉の煮込みとピラフ、ちょっと酸味のある味付けで不思議な味でした。
デザートはアプリコットケーキ、ちょっと焦げすぎ。。。
食事の評価 ★★★★
宿泊地 ガヴァルニー : ホテル ヴィニャマーレ 3連泊
第3日目 ガヴァルニー滞在
ホテルの朝食の様子
コーヒー、紅茶、シリアル以外はすべてテーブルにセッティングしてあります。ゆで卵、パン数種類、ヨーグルトやフルーツのコンポートなどです。
朝食後、氷河で削られた美しいガヴァルニーの谷のハイキングスタート。ホテルが一番シルク(氷河の谷)に近いところにあるので、とても便利です。
ポーデガヴァルニー川沿いをまず歩きます。雨が降っても水の色がとてもきれいです。
朝、雲がかかっていたシルクがだんだんと晴れてきました。大滝も見えてきました。
舗装されていないこんなハイキング道を歩きます。ロバや馬も通ります。
歩くにつれてシルクがどんどんと近づいてきました。
雲が晴れ、3000mを越えるピレネーフランス側の山々も見えてきました。
フランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴが自然のコロッセオとたとえたのがうなずける風景です。
ハイキングの帰路、橋の上からお花と一緒にシルクを撮るのが現地ガイドのおすすめ写真スポット。
反対側の景色で、ガヴァルニー野村側です。
ハイキングの後、ホテルに戻り、荷物をおろして村のレストランへ。
昼食 : Le Marbore
前菜は季節のサラダで、熟れたトマトや甘いメロンがおいしかったです。
メインはカモのコンフィで、とても食べやすく、味も良かったです。
デザートはクレープでベリーのジャム添え、甘すぎず、おいしくいただきました。
食事の評価 ★★★★★
昼食後、フリータイム。村の散策をしたり、再びハイキングをしたり・・・・お天気に恵まれ、気持ちの良いリゾート地でのひと時を楽しみました。
夕食 : ホテルにて
前菜はチーズのパイ。中がふわふわなので、ボリュームがあるように見えますが、皆様ほぼ完食でした。
メインはローストポーク、お肉はスパイスがよく効いていました。
デザートはアップルパイとバニラソースです。
食事の評価 ★★★★
第4日目 ガヴァルニー滞在
朝食後、スキーリゾートのコートレを経由してポン・デ・エスパーニャへ。今日もすがすがしいハイキング日和です。
こちらがポン・デ・エスパーニャ、かつては乗用車が橋の上を走行していたそうです。この辺りには滝がたくさん流れています。
数多くの滝の中でも、ポン・デ・エスパーニャにある滝が優雅できれい。
滝の近くまで写真を撮りに行くことができます。
違う方向から見たポン・デ・エスパーニャです。
ポン・デ・エスパーニャから少し歩いて、スキーリフトにのって200mほど上がります。
ヤナギランが咲いていてとてもきれい。快適なチェアーリフトの20分間の旅です。
こちらはピレネーの固有種、シャルドンブルーです。ちょうど今が最盛期でたくさん咲いていました。
こちらがゴーブ湖です。奥に見える山がこのあたりの最高峰、ヴィニャマーレ山です。
湖を半周してこちらでピクニックランチにしました。
氷河から流れてきた水は冷たく、足をつけて涼んでいる人もいました。
写真ではよくわかりませんが、このあたりにもたくさんシャルドンブルーがさいていました。
優雅な藤色の花です。
ハイキングの後、渓谷にかかるナポレオン橋で写真ストップ。バンジージャンプをしていました。
夕食 : L'Astazou
前菜はサラダで、おかみさんの特製ドレッシングサラダも新鮮でドレッシングととても良いマッチング!おいしかった!
メインはこのあたりで採れたますのグリルとポテト、ポテトにかかっている玉ねぎ入りソースがおいしかったです。
デザートはスイカのアレンジ。ミントが入った甘めのソースがかかっていました。あっさりとしたデザートでした。
食事の評価 ★★★★★
第5日目 ガヴァルニー ~ ピック デュ ミディ ~ アルティエス
朝食後、ピレネーの展望台、ピック デュ ミディ展望台へ。自転車レースのために一部の峠が通行止めのため、早めにホテルを出発。雨が降っていたのですが、山頂は雲の上でした。
ロープウェイで上っていくと、雲の上から山が見えてきました。
山頂のテラスからは神秘的な山々の風景を見ることができました。
こちらがピック デュ ミディのシンボルの鉄柱で、1908年にできた観測所もあります。
こちらがフランス側のピレネーの山々です。
こちらが大西洋側ですが、残念ながらバスク地方の山々は見えませんでした。
昼食 :Restaurante Le 2877
山頂の標高は2877m、その名のついた山頂のレストランでのランチです。
まずは色付けされたマスの燻製とういきょうとリンゴのサラダ。意外な組み合わせですが、とてもあっさりとしておいしかったです。燻製の味付けも塩加減が程よかったです。
こちらがこの展望台のオリジナルビールで、ブルーベリーの入ったビールです。お客様が注文されたのを撮らせていただきました。
メインはローストポークとポテトとリゾットです。ちょっと固めでしたが、食べやすく照り焼き風味のソースでした。
デザートはショコラフォンダンのバニラソース。さすがにあまいですが、濃厚なチョコ感がいい感じです。
コーヒーまたは紅茶付きでした。
食事の評価 ★★★★★
その後、大地のモンサンミッシェルと言われる、サン・ベルトラン・デ・コマンジュの村へ。フランスの最も美しい村の一つで、少し離れたところから全景を撮りました。
村の中央に建つ、サント・マリー大聖堂へ入場、こちらはサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼教会としても知られています。ロマネスク様式の中庭がとても美しい!
木組みの民家も残っています。
こちらがサント・マリー大聖堂の鐘楼です。
その後、国境を越えてスペインへ。ホテルにチェックン後、夕食まで小休止。
アルティエスの村もスペインで最も美しい村の一つに数えられています。夕食まで少し村を散歩しました。かわいらしい民家がたくさんあります。
川が村の中を流れていて、たくさんの噴水もありました。
夕食 : パラドール内レストランにて
前菜はねぎのアーモンドソース。ちょっとねぎは表面が堅かったですが、中はトロっとしていました。カタルーニャ地方では冬にねぎ料理を食べることが多いですが、ちょっと季節外れかしら???
メインはメルルーサのグリルとポテト、淡白な魚なので、塩味がほんのりとありました。
デザートはクリームビュルレですが、アーモンドのビスケットがのっていました。ビスケットというよりデザートワインに浸して食べるカントゥッチのようなものでした。
食事の評価 ★★★★
宿泊地 アルティエス : パラドール・デ ・ アルティエス 2連泊
第5日目 アルティエス 滞在
パラドールでの朝食の様子
席にある竹でできたトングで食べ物をとるスタイルになっています。コロナ以後、パラドールでは徹底しています。
季節のフルーツもいっぱいありました。小分けしているので取りやすいです。
ドーナツをはじめ、甘いパンもいっぱいありました。
食事の評価 ★★★★
朝食後、カタルーニャの秘境と言われるボーイ渓谷へ。こちらはタウル村にある、サンタ・マリア教会。ひっそりと山の中にある、ロマネスク様式のかわいらしい教会です。
こちらも世界遺産に登録されているサン・クレメンテ教会。周りの風景に溶け込んでいます。
こちらはボーイ村にある、サン・ホァン教会で、ちょうど村のお祭りの準備をしていました。この谷にはこのような世界遺産に登録されているロマネスク様式の教会が10ほどあります。
その後、山を越えて、アラゴン地方のアインサへ。駐車場から歩いてレストランへいきました。
昼食 :Bodegon del Mallacan
スペインらしく、生ハムがのったサラダがでました。もちろん、ドレッシングはオリーブオイルとワインヴィネガーです。
メインは仔牛肉の煮込みとポテト。とてもお肉はやわらかく、味も良かったです。カリカリのポテトがアクセントになっていました。
デザートはプリン、リッチでクリーミーな味わいです。
食事の評価 ★★★★
昼食後、アインサの散策、こちらもスペインで最も美しい村に指定されています。
かなり気温も高く、周りの山々は少し雲がかかっていました。
どこを見ても絵になる風景です。
サンタ・マリア教会の鐘楼が入るように設置してある写真スポットです。すこし露店も出ていました。
村の散策後、峠を越えてカタルーニャ地方のアルティエスにもどりました。夕食まで小休止。
夕食 : パラドール内にて
前菜にはオニオンスープ、猫舌が多い西洋では、熱々のスープはNGなので、ぬる~いスープです。玉ねぎがいっぱいはいっていました。
メインはマスの生ハム入りグリル。おなかに生ハムが挟んであって調理したものですが、しっかりと火が通っていなかったように思います。マスの下にはポテトがいっぱい敷いてありました。
デザートはパイナップルを焼いたものとバニラアイスクリーム。熱く焼いたパイナップルに添えられているバニラアイスクリームは溶けてクリームになっていました。パイナップルは火を通さない方がいいような・・・・・
食事の評価 ★★★★
第7日目 アルティエス ~ カルドナ
朝食後、アイギストルテス国立公園へ。途中通過したボナグイア峠からはピレネーの最高峰、アネト山は見えませんでした・・
国立公園の西の玄関口の村、エスポットにて4WDに乗り換え、まずはラテラ湖に行きました。残念ながら太陽が隠れていたので、周りの山々は雲に隠れていました。
こちらが乗車した4WDです。岩の多い、ガタガタ道を走ります。
こちらはサン・マウリッチ湖、時間がたつとともにだんだんと晴れてきました。
この国立公園のシンボルでもある、エンカンターチ山です。シックな山並みが周りの景色にとてもマッチしています。奥の山々が雲の中なのが残念です。
硬い岩の間に可憐に咲いていた、ラン科の花。
サン・マウリッチ湖の周りを少し散策、そのあと、エスポットに戻り村の散策。
昼食 : Hotel Saurat
まずはほうれん草の入ったカネローニで、ホワイトソースたっぷり!!濃厚で味もよかったのですが、メインのことを考えると完食するのを考えてしまいます。
メインはローストチキンで、とても柔らかく、上手に調理してあり、おいしかったです。
デザートはカッテージチーズの蜂蜜掛け、ナッツが添えられていました。
食事の評価 ★★★★★
その後、塩鉱山が残る、カルドナへ。
パラドールにチェックインしたのち、夕食まで時間があるので、ご希望の方はパラドール内にあるサン・ヴィンセンテ教会の見学へ。ちょうど18:00~18:40まで見学が可能だったので、入場券を購入して(宿泊客は半額になり2.50ユーロ)係の人に教会のドアを開けてもらって見学。
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もともとはロマネスク様式の教会でのちに増築され、ゴシック建築の部分やルネッサンス様式の部分もあります。
このお城(現在パラドール)の伝説で、王女様が幽閉されていた塔があります。塔内は入れませんが、その上からの眺めが素晴らしい!
360℃のパノラマが楽しめます。こちらは塩鉱山の方角です。遠くにはカタルーニャ地方の聖地、モンセラットの山が見えました。
お城内には眺めの良いテラスがあります。
丘の上にあるお城の見取り図です。観光客もたくさん訪れるところでもあります。
お城の一角、強固なお城であったことがうかがえます。
乗用車用の駐車場からの写真です。城壁が何重にも重なっているのがわかります。
夕食 : パラドール内レストランにて
こんな感じのレストランで、中世のお城という感じがよく出ています。
前菜はスペインの夏の定番、ガスパッチョ、冷製スープです。トマトの酸味が程よく、さっぱり感があります。
メインはタラのグリルで、タラのフリッタといった感じ。ラタトゥイユが添えられていました。
デザートはマンゴーのムース、見た目も味もとてもいい感じで、甘すぎず皆さん、完食!コーヒーまたはお茶付き。
食事の評価 ★★★★★
宿泊地 カルドナ : パラドール カルドナ 泊
第8日目 カルドナ ~ バルセロナ
ホテルの朝食の様子
アルティエスのパラドール同様、フルーツや甘いパンは充実しています。卵料理やチュロスなどはテーブルでオーダーすることができます。
食事の評価 ★★★★★
朝食後、ゆっくり目のホテル出発、バルセロナに向かう途中、モンセラットの山がきれいに見えました。
週末で車もすいていたので、昼食のレストランに行く前に、モンジュイックの丘に立ち寄りました。バルセロナ市内、サグラダファミリアも見えます。
昼食 : Cangrejo Loco
1992年のバルセロナオリンピックの際のオリンピック村の後にできた地区のレストランでいただきました。
前菜はたっぷり野菜のサラダとパン・コン・トマテです。
メインはシーフードのパエジャです。
味も量もとてもよかったので、ほとんどの方が完食でした。
デザートはミルフィーユとナッツ味のアイスクリーム。サクサクでカスタードクリームがたっぷりでした。
食事の評価 ★★★★★
昼食後、ホテルへ。ホテルの屋上のカフェからサグラダファミリアが見えました。
ホテル到着後はフリータイム。山に比べると町は暑かった~
宿泊地 バルセロナ : ホテル ルネッサンス 泊
第9・10日目 バルセロナ ~ ドバイ経由 ~ 関西空港
早朝出発のため、朝食は箱詰め(boxタイプ)になりました。こんな感じです。
ホテルからバルセロナ空港へ。ルフトハンザ航空1819便にてミュンヘンへ。ルフトハンザ航空742便に乗り継ぎ、関西空港へ。到着後流れ解散。お疲れさまでした。
今季、最初で最後のツアーでしたが、お天気に恵まれ、美しいピレネーの自然を楽しむことができました。自然がそのままで残っていて、人々も素朴で親切でした。田舎の小さな村はなかなか個人で行くのは困難、そんな村々を散策できるのもこのコースの魅力でもあります。あまり日本人には知られていませんが、ヨーロッパの人々には大変人気の観光地です。ピレネー固有種の花も見ることができるこの季節はおすすめの季節、山間部はクーラーがなくても快適に過ごせました。山好きの方にはぜひ訪れていただきたい地方です。
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