旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年4月 1日
スペインの王道を楽しみましょう♬
マドリードのホテル『VILLA REAL』の
朝食会場。シャンデリアが下がる優雅な
お部屋で朝が始まります♬
さすがスペイン!さすが5つ星ホテル
生ハムも最高級の美味しさです(^^♪
テーブルでオーダーすると、目玉焼き・
オムレツetc 好きな方法で卵を料理
してくれます。
ホテル『VILLA REAL』は、国会議事堂に
隣接しており、治安に対する安心感も
バツグンです(^^♪
ホテルの部屋から見た朝焼け
今日一日良い日になりますように!
プラド美術館にはバスで5分。
早く到着したので、美術館に隣接する
サン・ヘロニモ・エル・レアル教会の
全景を写真に収めながら時を過ごしました。
歴代のスペイン王が戴冠式をあげた
由緒ある教会は、神々しくたたずんでいました。
尚、プラド美術館内は、写真撮影が禁止されています。
素晴らしい作品ばかりが展示されており、
世界に冠たる美術館です(^^)/
美術館の次にマヨール広場を訪れました。
蒼い空の下、ハプスブルグ家とスペイン王室の
血をひく❝フェリペ3世❞の騎馬像が、凛々しく
私達を迎えてくれました。
マヨール広場は、昔から市場が開かれ、
商業の中心地でした。現在のようにすっきりとした
広場に刷新されたのは、命令が1617年と言われています。
日本では、織田信長の天下統一事業から江戸時代に
入った頃に、この広場は出来たのだと思うと、
感慨深いです。
マヨール広場から歩いて❝サン・ミゲール❞広場も
訪ねました。美味しそうな、そしてスペインらしい
生ハムやオリーブの漬物、果物もたくさん並んで
います。値段を見ると、残念ながら現在は観光客の向けの
値段の高い市場になってしまいました(涙)
プエルタ・デル・ソル広場(太陽の門広場)は、
マドリードの0キロ地点です。東京の
日本橋のような所ですね。
バスの乗車位置まで歩いている時です。
蒼い空がどこまでも広がり、気温は
午前中は11℃でした。マドリードは
盆地なので、冬の夜はマイナスになります。
その時間はホテルで〝ぬくぬくお休み時間ZZZ〟
なので、問題はありません(^_-)-☆
マドリードでのランチは『CINCO JOTAS』という
高級生ハムを食べさせてくれる有名店でいただきました!
イベリコハムのコロッケやポテトサラダ、チーズの盛り合わせも
とても美味しかったです!(^^)!
午後は古都トレドを訪ねました♬
スペインのレコンキスタが完了し、
イスラム支配からヨーロッパの世界に
戻った1429年、最初に首都となった場所です。
トレドの全景が写真に収められるテラスに
ツアーではご案内しました。
トレドは奈良市と姉妹都市提携を結んでします。
確かにどちらも古都です。
隣同士を繋ぐ廊下
昔は2軒とも同じ一族の持ち物だったに
違いありません。
スペインには、マヨルカタイルとクエルダセカタイル
という2つの代表的なタイルがあります。
街角もタイルで彩られています。
トレドの旧市街は、イスラム支配時代に
造られているため、迷路の町です。
エル・グレコ作『オルガス伯爵の埋葬』
2年がかりで完成したこの作品は、
日本と対比すると豊臣秀吉が活躍した時代に
描かれたエル・グレコの最高傑作です。
今日は人も多くなく、静かに鑑賞できました。
トレド大聖堂の尖塔が見えてきました。
ゴシック建築
日本に対比させると、鎌倉時代に建てられた
尖塔が高く、ステンドグラスが用いられている
建物を『ゴシック建築』と定義付けられています。
トレドの大聖堂も、典型的なゴシック建築です。
バラ窓に光が入って、とても美しい
輝きを放っていました。
トレド大聖堂内の『宝物殿』
聖体顕示台(イエス様を表す)は、
200kg以上の金・銀・宝石で装飾されて
います。コロンブスのアメリカ大陸発見による
金が使用されているそうです。
1月6日はヨーロッパ全体が❝子供の日❞に指定されています。
イエス様がお生まれになった時、東方の3博士が
プレゼントを持ってお祝いにかけつけた時の様子を、
模型で表しています♬
トランスパレンテと呼ばれる透かしが施された祭壇衝立
天窓から差し込む光が、祭壇衝立(さいだんついたて)を照らして、
神々しい雰囲気を醸し出していました。
マドリードを出発する朝も、
優雅な雰囲気のお部屋で、ゆったりと
朝食をいただきました(^^♪
マドリードを後にして、ドン・キホーテの世界
ラマンチャ地方のコンスエグラに到着。
コンスエグラには、現在12基に風車が
残されています。今はもう、この風車を
使って〝粉ひき〟をすることはありませんが、
内部はお土産屋さんになっている風車もあり、
この地方の新鮮なオリーブオイルを買うことが
出来ます(^^♪
風車の建つ小高い丘からは、360度どの方向にも
赤茶色の乾いた大地が広がり、地平線も見渡せます。
まさにラマンチャの風景です!
車の止められる場所から、風車12基全部が並ぶ写真を
撮りました・・・あまりよく映ってませんね( `ー´)
風車12基、丘の上に並んでいます(苦笑)
お昼ごはんには、温かな田舎料理を
いただきました。
野菜の煮込みスープ(ラタトゥイユ)の上に
卵焼きがのっています。家庭料理で
ほっこりしました(^^♪
お昼ごはんのレストランは『VENTA DEL QUIJOTE』
ミゲル・セルバンテスが、この旅籠で『ドンキ・ホーテ』を
書きました。
お昼のメインは、牛肉のソテー/ブラウンソースがけ
お肉は柔らかくて、素朴な味でした。
デザートは、この地方の名物❝ラマンチャの花❞と
名付けられた揚げ菓子(シナモン味)の上にアイスクリームが
のってきました♬
食後のミニフリータイムでは、レストランの
中庭に立つドンキホーテの像と
写真を撮りました(^_-)-☆
どこまでも蒼い空が広がり、ドンキ・ホーテも
暑そうです(;^_^
セルバンテスが『ドンキホーテ』を
書いた部屋も残されています。
ラマンチャ地方をぬけて、途中トイレ休憩を
取りながら、バス旅約3時間
コルドバに到着しました。
コルドバのメスキータ内部
ターレック将軍率いる7000名のイスラム軍が
アフリカ大陸からジブラルタル海峡を渡り、
コルドバに侵攻してきたのは711年のことでした。
あっという間にイスラム化が進んだコルドバに
大きなモスクが必要だと考えたカリフ(王様)
「アブデルラフマーン一世」は、
785年にモスク建設をスタートさせています。
1250年、コルドバにおけるレコンキスタが
終了し、この街がキリスト教に戻った時にも、
キリスト教のスペイン王フェルナンド王子と
イザベラ女王夫妻は「こんな素晴らしい建築物は、
二度と造れないから、壊すことなかれ!」
と命令をくだしました。内部にキリスト教の
礼拝所は造ってしまいましたが、建物全体と
この素晴らしいアーチ群は残されました。
コルドバでは、年に1度❝パティオ祭り❞が
開かれます♬どの家のパティオが一番美しいかを
競いあうのです!
この日はコルドバで1泊しました。
ゆとりのあるツアー運びが、フレンドツアーの
魅力です(^^♪
お夕飯はホテルのダイニングにて。
メインの❝茄子の野菜詰めグラタン❞は、
ボリュームがありました(苦笑)
デザートは❝プロフィッテロー❞(お坊さんの❝おなら❞という意味)
普通に美味しいシュークリームです(^^♪
搾りたてのバレンシアオレンジは、
スペインの朝食の定番メニューです♬
揚げたてのチュロスをココアに浸けて
食べる♬冬の季節に、スペイン人が
大好きな朝食メニューです(^^♪
朝から贅沢なハム類が並ぶのも、
スペインの高級ホテルならではです(^^♪
朝起きをしたら、こんな美しい
風景に出会いました♬
1月のスペインの早朝は〝キーン〟とした
空気に包まれています。
ドライブの途中、アンダルシアらしい
白い家並みの風景に出会いました。
グラナダの昼食で訪ねたレストランは、
有名人がたくさん来ているようです。
レストラン内部の風景
優雅さが漂っていました。
スペインでも、新しい趣向のレストランでは、
❝突き出し❞が出ます。
お皿にもレストラン名が刻印されて
います。貴族的ですね。
このコンソメスープは、味が重すぎて
不評でした(涙)
イベリコ豚のグリルはサイズがちょうど良く、
付け合わせの青とうがらしが、とても
美味しかった!!
デザートはいちじくケーキ
グラナダでよく採れます。
サン・ニコラス展望台にて。
今日はお天気が良く、シエラネバダ山脈が
美しく見えました!
雪を被ったシエラネバダ山脈
世界の街歩きに出てきそうな
冬のグラナダの路地
グラナダでは❝パラドール❞で宿泊しました。
パラドールは国営のホテルで、グラナダの
場合は、アルハンブラ宮殿の一部だった
場所をホテルに変えています。
お夕飯は、パラドールのダイニングルームにて。
❝突き出し❞もオシャレでした♬
前菜は海老のテリーヌ
メインは北海のタラのグリル
アーモンドソースがけ。
これはパラドールの朝ごはんの風景です。
ビュッフェは、トングで食べ物を取るように
なっており、コロナ後の対策が見てとれます。
❝白い家並み❞で有名なミハスにて。
冬らしい曇天は残念でしたが、
古い闘牛場の内部をご覧いただきました。
ミハスの住宅街
蒼い空だともっと白い家並みが映えるのですが・・・
ミハスは、英国が新婚旅行者のために開発した
どちらかと言えば、新しい白の家並みです。
お土産屋さんもたくさんあります♬
ここがミハスの中心
自由行動の後は、ここで集合していただき
ます。
ミハスは坂の多い街です。
自由行動では、ロバに乗って散策するのも
楽しいです♬
ミハスからマラガ空港を経由して
バルセロナに夕方17:00に到着。
直接お夕食のレストランに到着しました。
野菜の天ぷらが、とっても美味しかったです!
トマトと鰹のカルパッチョも新鮮!
メインは地鶏のオーブン焼き料理。
お肉はぷりぷり、ソースも美味しかったです(^^♪
バルセロナのホテルでの朝食は、
お洒落で贅沢の言葉に尽きます!
朝からシャンパン!!
ジュース類も搾りたての新鮮さ!
バルセロナの観光は、サクラダファミリア
からスタートしました♬
サクラダファミリアまだ建築途中ですが、
2026年に完成予定だそうです。
サクラダファミリアは、
日本人の彫刻家❝外尾悦郎氏❞が、この
大聖堂建築に深く関わっています。
この部分は彼の作品です。
サクラダファミリアは、
聖書に基づいたイエス様のこの世での生涯を
再現した彫刻作品です。
サクラダファミリア大聖堂の内部は、
まるで自然の森の中にいるような
幻想的空間が広がっています。
聖堂内部は、1922年にガウディが作成した
設計図案に基づいて建築されています。
受難の門
ここが正面玄関です。イエス様の
十字架上の御業が大切ということでしょうか。
カタルーニャ音楽堂外観
20世紀初頭に3年間のみで造られた
アールヌーボー様式の優雅な建物です。
バルセロナの下町〝ゴシック地区〟
今日は雨に濡れて、とても静かです。
カタルーニャ音楽堂は、20世紀初頭に
建てられた、バルセロナのアールヌーボー建築の
代表です。リュイス・
バルセロナの街の外灯は、アールヌーボー
カサ・バトリョ
真中の建物が、アントニオ・ガウディが手がけた
アパートメントである。
カサ・ミラ
こちらもガウディ作のアパートメント。
ガウディは自然を愛し、建築にも
曲線を多用しました。
グエル公園
ガウディがパトロンのグエル氏と
組んで開発した庭園住宅。結局60区画のうち
実際に住宅が建ったのはわずか2軒のみ!
その1軒にガウディ本人が住んでいました。
ガウディとグエルは、豊かで広大な
緑地に、富裕層向けの新興住宅地の建設を
計画したのですが、ブルジョワジーの興味を
引くことが全くできませんでした(涙)
波型のベンチ
ここにも曲線とカラフルなタイルが用いられtいます。
割れたタイルはリサイクルの芸術です。
波型のベンチに座ると、眼下には、地中海と
バルセロナの旧市街が広がっています♪
石づくりの回廊は、雨に濡れないように
設計されています。
ここは市場になる予定だった場所。
オレンジ色の光る天体を表現した
円形の装飾は太陽です♬
市場は、たくさんのギリシャ風柱で支えられている。
市場に通ずる大階段には、タイル破片で装飾された
トカゲ像が鎮座している。トカゲは守り主らしいです。
住宅地の玄関(現在のグエル公園の入り口)には、
2つの建物がある。「管理人の家」と「守衛の家」
として使われる予定だった。〝お菓子家〟みたいな
メルヘンチックな建物である。
バルセロナ観光終了後は、『EL Cangrejo Loco』
というバルセロナの美食の象徴であり、お洒落なレストランで
お昼食をいただきました♪
前菜
パンコントマテとサーモンマリネ
パエリアは2種類いただきました♬
イカ墨のパエリャと
もう1種類が魚介のパエリャ
美味しかったです!!
午後の自由行動は、多くのお客様と
カタルーニャ音楽堂の内部見学へ。
入場券の手配はホテルで行いました。
建築家リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーによって
スペインアールヌーボーの様式で設計されたコンサートホールである。
1905年から1908年にかけて、合唱団『ウルフェオー・カタラー』
のために建設された。建設にあたってはバルセロナの篤志家たちの
財政支援も受けている。
コンサートホール
立体的なステンドグラスのシャンデリア!!
このステンドグラスの迫力と美しさには、
思わず息を呑んでしまいます。
ホール全体を見まわしてみると、
ステンドグラスシャンデリアに
天井のタイル装飾、散りばめられた花模様、
窓のステンドグラス、花の形のランプ、
ステージを取り囲む彫刻の数々など、
どこを切り取っても絵になる空間です!
夜は全員でフラメンショーに出かけました♬
CORDOBESというタブラオ(フラメンコショーの劇場)
は、観光客向けの踊りではなく、
ジプシー達が作り上げた土着の歌と踊りが
体験できます!
熱気に包まれて、旅の最後にふさわしい
夜でした。
フレンドツアー
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