旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2019年6月14日
フレンドツアー 関西発
2019年5月12日発 B145
ルフトハンザドイツ航空利用 美食のバスクと美しい村8日間
で実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は星の数で評価させていただきます。満点は星5つ★★★★★となります。
1日目
関空発ルフトハンザドイツ航空LH743便でミュンヘン乗り継ぎ
LH1806便にてスペイン マドリードへ。
途中のミュンヘンの空港での、ターミナル中央のフードコートの写真。
マーケット風で入りやすく、買いやすいです。明るくのびのびした空間です
機内食で不足しがちなビタミン補給にも
マドリード着後、セゴビアのホテル CANDIDOへ。
ゆったり落ち着いた快適なホテルでした
ロビーも広くてお花がきれい
2日目
セゴビアのホテルで朝食
スペイン人は朝から甘いものを食べる習慣です。
新鮮な果物もたくさん
生ハムやチーズもおいしい
トマトのすりおろしをトーストに乗せてオリーブオイルと生ハムと一緒に
午前、セゴビア観光
世界遺産の水道橋。ローマ時代からそのままの形を維持しています。。。。
それにしても真っ青な空
ランチはペドラサのEl Sportalにて。田舎ののどかな雰囲気です。
パスタ入りスープ。
優しいお味でした。
メインは牛肉のステーキ、ポテト添え
大皿のポーションを二人でシェアします。柔らかくて美味しかった
デザートは新鮮なフルーツ
素朴ですが、お味は☆☆☆☆☆5つです。
食後は「スペインの美しい村」ペドラサを散策しました
夕方、サンチャゴ巡礼ルートの街、サント・ドミンゴ・デ・カルサダ到着。
街の中心にあるパラドール(国営ホテル)に宿泊です
カテドラルはすぐ目の前。
パラドールのロビー。中世からのサンチャゴ巡礼救護院だった歴史的建物です。
この場所に何百年もの間、たくさんの巡礼者たちが集っていたはず。。。。
お部屋はシンプルなスペイン風。
パラドールの夕食は20:30からなので(普通のスペインのレストランは夕食が20:00開店です)
チェックイン後、思い思いに散策。丁度、街のお祭りの日で、商店はお休みでしたが、仮装(?)した家族連れでにぎわっていました。
ディナーはパラドールにて
まず、海老のパイ包み
パイが軽くてサクサク
メインはイベリコ豚のほほ肉 リオハワイン煮込み。
私はじっくり煮込んであって味付けも濃すぎず、美味しいと思ったのですが、
お口に合わないとのお声もありました
付け合わせのマッシュルームのフライは好評
デザートはチョコレートケーキ、オレンジシャーベット添え。
濃厚&なかなかのボリューム
賛否両方だったので、☆☆☆☆4つ、にしておきます。
3日目
パラドールの朝食ビュッフェです、
種類豊富でした
サーモンもあります
トルティージャ(スペイン風オムレツ)やチュロスも
甘いものもたくさん
チョリソ(ソーセージ)もいろいろ。。。
今日はサンチャゴ巡礼ルートのプエンテ・ラ・レイナ(=王妃の橋)
フランスからのピレネー越えルート2本が合流する街で、中世にナヴァーラ王妃が掛けたという橋があります。
そして牛追い祭りで知られるパンプローナの観光でした
ランチはパンプローナの「San Ignasio」にて
白のインテリアで雰囲気の良いお店です
旬のアスパラ(グリーンでしたが)のグリルが前菜1品目。
オリーブオイルとお塩だけの味付けで、美味しかったです
前菜2品目はアーティチョークの煮込み。柔らかくて美味しい!
シーフードパエリア
これを取り分けてくださいます。
一人分がこんな感じです。
デザートはレアチーズケーキのベリーソース
☆☆☆☆☆5つ、満点です
午後はピレネー山脈をドライブしてフレンチ・バスクへ。
山を下りた所がサンジャンピエドポー。
サンチャゴ巡礼ルートでも、「これから難所の山越え」準備の場所だったので
たくさんの巡礼宿が今でもにぎわっています
赤と白のフレンチバスクの街並みが素敵です
そしてバイヨンヌへ。
到着後、ホテルで休憩(ほとんどの方が早速ショッピングやお散歩へ)
ディナーは川沿いの「Le Grange」にて。
まずはアミューズ(つきだし)、パイ。
バイヨンヌ名物の生ハムを前菜に。
メインはメルルーサのグリル、帆立貝のソース
上に載っているのはズッキーニのフライです。
デザートはアップルパイアツアツのサクサクでした
☆☆☆☆4つにしておきます。
こちらが店内の雰囲気。入口がBARになっていてモダンな感じです
レストランの前から旧市街を眺めた感じです。
のんびりお散歩しながらホテルへ帰りました
バイヨンヌのホテル Mercure Centre
ポップなデザインのロビーです
4日目
バイヨンヌのホテルの朝食 ビュッフェ
やっぱりポップでお洒落な感じです。
パンケーキやクレープもあります。
フランスのクロワッサンやパン・オ・ショコラは美味しい
フルーツコンポートやヨーグルト、フロマージュ・ブランも種類がいろいろ、
バイヨンヌの生ハムやチーズも。
10:00出発なので、バイヨンヌ旧市街の散策へ。
世界遺産のサン・マリーカテドラル
ゴシック様式の美しい巡礼教会
川沿いのマルシェ le Halleも覗いてみました
チーズはやっぱりフランス
バイヨンヌも赤と白の印象的なバスクの街並みです。
向こうに見える尖塔がサン・マリーカテドラルです。
そしてサン・ジャン・ド・リュズへ。
フランス国王ルイ14世が結婚式を挙げた小さな港町。
フレンチ・海バスクの静かなリゾート地です。
メインストリートには可愛いお店がたくさん。
バスク名産のピメント入りオイルサーディンのお店
バスクリネンもあちこちに。
メゾン・アダム本店
ルイ14世の結婚式の時には、ここのマカロンが献上されたとか。
マカロン1個1ユーロで売っています。
日持ちは10日間だそう
お天気の良い爽やかな日で、テラス席に人がいっぱい
こちらはPARIESのガトーバスク
PARIESのムシュー。
ふわっとやわらかいマカロンです。
バスクはエスパドリーユの故郷でもあります
今日のランチは「Auberge Vasque」
サンジャンドリュズ郊外の一軒家、ミシュラン一つ星レストランです
まずはアミューズ2品
生ハムのテリーヌとフォアグラのパイ
どちらも繊細で上品な味
コーヒー豆を敷き詰めた上に盛られていました
もう一品は、フォアグラとコーヒーのムース。
どちらの味も絶妙なバランスで引き立ち、皆様おお!と驚いておられました
オープンキッチンでは、シェフたちが揃いの赤のバスクカラーで、手際よく料理を仕上げています
前菜のえんどう豆のピューレ入りプロフィットロール(上)
トマトピューレのエンドウ添え(左手前)
豆のジュレとパンナコッタ(右手前)
メインは仔牛のローストと白キャベツのテリーヌ
デザートはバスク風リンゴのコンポートベリーのアイス添え、リコリスのソース
どれも繊細で絶妙なお味でした
もちろん文句なしの☆☆☆☆☆5つです
スペインに戻り、ビスケー湾の真珠と言われるサン・セバスチャンへ。
まずはモンテ・イゲルドにバスで登って、コンチャ湾とサンセバスチャンの街を眺めます
ホテルで休憩したあと、サンセバスチャンの観光。
ビーチ沿いや旧市街を歩いて巡ります。
そして夕食はバル体験
ピンチョス(刺す、という意味の言葉から。パンの上に盛った具が落ちないように串で刺しているから)をいただきます。
豆腐(?)の燻製風と野菜のピンチョス
カニカマのピンチョス
バルのカウンターにはいろいろなピンチョスが並んでおり、普通はオーダーしてカウンターで立ち食いです。
今回はグループ予約でテーブル席でゆっくり食べられました。
鱈のすり身のグラタンのピンチョス
ミニステーキとかぼちゃのピューレ・オニオンフライ
デザートはクレームブリュレ
すごいボリュームでしたが、人数分のテーブル席を確保するにはこのメニューでないと
普通は立ち食い・少人数で行くのが普通なので、自由食でご自身で頼まれる際は一軒の店で2、3品でOKですよ。
☆☆☆☆☆5つ
5日目
今日はサンセバスチャンからサラウツ・ゲタリアへ。
サラウツの市場も覗いてみました
サラウツの海岸。波があって、サーファーがたくさん出ていました
昔は捕鯨で栄えた場所だそうです。
サラウツのチャコリワイナリー、Tarai Berri 訪問、見学、試飲
チャコリはバスク地方特産の微発泡ワインで、その多くが白です。
ここは赤・白・ロゼ・グラッパ・ビネガーを作っています。
サラウツの葡萄畑。
丁度、サンチャゴ巡礼道が通っているので、時折リュックを担いだ巡礼者さんが通ります。
葡萄畑を眼下に、気持ちの良いテラスで試飲。
チョリソやツナなどおつまみも用意してあります
家族経営のこじんまりしたワイナリーです。
そしてゲタリアへ。旧市街を散策した後は、ミシュラン一つ星のレストラン
「ELKANO」にてランチ
前菜の鯖のマリネ
ここに来たらこの珍味
ココチャという、鱈の顎の部分の身(1匹からほんのちょっとしか取れません)を3種の調理法で。
左から、卵ソース、グリル、ピルピルソース。
この順番に食べるのがシェフのおすすめ
シーフードのスープ。
色は美味しくなさそうですが、シーフードのエキスが凝縮したうまみたっぷりのスープ
メインは鰈の炭火焼。
こんなに大きな鰈を目の前できれいに取り分けてくれます。
店の外のオーブンでじっくり炭火焼に。
ゲタリアではあちこちでこんな風景が見られます。
いただきまーす
最後のアラはテーブル中央に出してくれるので、皆で頂きました。
デザートその1 ハーブのソルベとイチゴのコンポート
デザートその2 チーズアイスクリームとリンゴのピューレ
このチーズアイスクリームが濃厚で本当に美味しいんです
コーヒーと一緒にサーブされるプティフール
生チョコとミニマドレーヌ
もちろん文句なしの☆☆☆☆☆5つ、満点です
お会計書の箱。鰈が網で焼かれています
キャッシュの場合は網をスライドしてその中へ。可愛い!
午後はサンセバスチャンに戻ってフリータイム。
皆様ショッピングやお散歩に。
ホテルがビーチ前、旧市街にもすぐの好立地なので、朝や夜もお散歩にすぐ出られます
お昼がたっぷりご馳走だったので、もうおなか一杯で食べられなーい!と言いつつ、夜は夜でバルに繰り出されたお客様も
6日目
サンセバスチャンのホテル、Londres・y・de・Inglaterraの朝食です。
海の見えるレストランですが、人が多かったので内側を。
ワッフルやパンケーキも目の前で焼いてくれます。
今日はビルバオへ。
世界遺産のビスカヤ橋です。
現役で動いている世界最古の移動手段橋。
橋から吊り下げられたゴンドラで往復しました。
こちらはグッゲンハイム美術館。
グッゲンハイム屋外展示の蜘蛛「ママン」
午後はビルバオでフリータイム。
便利な立地のホテルなので、皆様ショッピングや街歩き、美術館、旧市街へと繰り出されました。
7~8日目
KLMオランダ航空にてアムステルダム乗り継ぎ、帰国の途へ・・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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まだまだ素朴なバスク独自の自然や文化、そして美味しいものを探しに、是非お出かけくださいね
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