旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2018年3月15日
フレンドツアー誕生45周年記念コース
関西発 2018年3月5日出発 B045
ルフトハンザドイツ航空利用
美食のバスクと美しい村8日間
で実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介します。
お食事は星の数で評価させていただきます。
満点は星5つ★★★★★となります。
フレンドツアーの誕生45周年を記念した
特別企画コースの最初の出発日となります。
【1日目】 1
11:05 関西空港発、 ルフトハンザドイツ航空にてフランクフルトへ。
強風の影響で、滑走路手前で待機しての離陸となりました。
関西空港からフランクフルトまでの飛行時間は、12時間15分でした。
離陸後と着陸前の計2回の機内食のサービスがあります。
15:20 フランクフルト着後、乗り継ぎ。
関西空港でお預けいただいたスーツケースは、
そのまま最終目的地のマドリッドまで送られますので、
乗り継ぎ地のフランクフルトで受け取ったり預けたりする手間は不要です。
17:45 フランクフルト発、 ルフトハンザドイツ航空にてマドリッドへ。
フランクフルトからマドリッドまでの飛行時間は、2時間30分です。
離陸後に、機内食(暖かいお食事)のサービスが1回有りました。
20:15 マドリッド着。
20:50 空港発、 セゴビアへ。
長距離のフライト後の移動で、
おっくうに思われるかもしれませんが、
1時間ちょっとなので、関空から梅田へ出るののちょっと時間かかったぐらいの感覚です。
22:10 ホテル着。
旗が立ってる門を通って・・・
着いてみたら、素敵なホテルでした。
この日のご宿泊ホテルは、
セゴビアの CANDIDO (カンディド)です。
こちらは、ホテルのロビー
そして・・・
こちらがお部屋
お客様から「ステキなお部屋をありがとう」とのお声も。
あまりにお部屋が素敵だったので、
皆さんにご紹介したくて、私も思わず写真を撮りました。
キレイで、明るく、広く、清潔で、高級感あり、大変良いホテルでした。
【2日目】 2
お天気は、曇り時々晴れ
最高気温 4度、 最低気温 -1度
ご朝食は、ご宿泊ホテルにてビュッフェ式。
評価は、星5つ ★★★★★
08:45 ホテル発、 セゴビア市内観光へ。
写真は、ローマ水道橋を、下から見たものと、上から見たもの。
約2000年前、18キロ離れた川から、
計算した傾斜で水を引き、
石を支え合うように積み上げた古代ローマ人の驚くべき技術で造られた
高さ28mもの巨大なものです。
気品ある姿から「大聖堂の貴婦人」と呼ばれるカテドラルや、
11世紀に建てられ、「白雪姫」のお城のモデルといわれるアルカサル(セゴビア城)もご覧頂きました。
11:40 サラゴサ発、 スペイン人が選んだ「スペインで最も美しい村」のひとつペドラサへ。
12:20 ペドラサ着。
小高い丘の上に広がる、まるで中世へタイムスリップしたかのような小さな村ペドラサ。
特別、何かがある!という村ではなく、純粋に街並みを楽しんでいただく村です。
城壁の外のパーキングにバスを停め、
門を入ると現れる3本道の真ん中の道を進めばマヨール広場です。
ご昼食 EL SOPORTAL にて
マヨール広場に面したレストラン
前菜が、パスタ入りコンソメスープ
メインに、炭火焼ステーキ。
この地域の名物、シンプルイズベストの好例。
デザートは、フルーツ。オレンジが美味でお代わりしました(笑)
星4つ ★★★★
食後、村の散策をお楽しみいただきました。
市庁舎や教会が面したマヨール広場が中世のアーケードに囲まれた村の中心となります。
14:30 ペドラサ発、 ビトリアへ。
途中、ブルゴス過ぎたあたりでトイレ休憩有り。
18:00 ビトリア着
この日のご宿泊は、
ビトリアの郊外に建つパラドール・アルゴニマス
パラドールとは、古城や修道院、貴族の館などの歴史的建造物を改修したスペイン国営のホテル。
アルゴニマスは、18世紀後半にサンティアゴ騎士団の騎士によって建てられたものです。
ご夕食 ご宿泊のパラドールにて
バスク州には2軒のパラドールがありますが、レストランがあるのはここアルゴマニスだけ。
バスクは、海も山も近く、食材が豊富で、美食の地と呼ばれています。
今夜はバスク料理のご夕食をお召しあがりいただきました。
アミューズに、コロッケ2種
前菜が、キノコのテリーヌ
メインには、黒鯛のソテー
デザートが、カスタードのタルト
どれもシンプルで美味しいお料理でした。
星4つ ★★★★
あっ、
あのー、一応お伝えしときますが、
私の点の付け方は、かなり辛口です。
辛いのが好きとかじゃなくて、渋めです。
渋いのが好きとかじゃなくて、厳しめです。
なので、私の星4つは、かなりの高得点ものです。
なんやぁ、星4つなん?
星5つと違うし、もうひとつなんかなぁと思った方も
おられるかもしれないので、念のため。
ご宿泊のパラドール・アルゴニマスは、なだらかな丘陵地帯の丘の上に建っています。
周囲はほとんど畑で、新しい住宅が数軒と古びた教会が目に付く程度の美しい景色が広がります。
外観は古く、高級感はあまりありませんが、中は新しく清潔で、品のいいインテリアや調度品で彩 られています。
【3日目】 3
お天気は、晴れ
最高気温 13度、 最低気温 5度
ご朝食は、ご宿泊のパラドールにて、ビュッフェ式。
パラドールの朝食は、種類豊富で楽しい!
星5つ ★★★★★
08:30 ホテル発、中世の面影を残すパンプローナへ。
途中、プエンテ・ラ・レイナで散策。(09:45~10:30)
この街でフランスから伸びる2つの巡礼路が合流します。
街の名の由来になった王妃の橋。かつて王妃が私費を投じて巡礼者の為に作りました。
巡礼者はサンティアゴを示すホタテの看板を頼りに歩きます。
ナバーラ州パンプローナ。
有名な牛追い祭「サンフェルミン祭」の記念碑
11:00 パンプローナ着
パンプローナは、10世紀~16世紀、ナバーラ王国の首都として栄え、中世の面影を今も残している街。
有名な牛追い祭「サンフェルミン」で知られ、
市長が牛追い祭りの開始を宣言する市庁舎や、旧市街の散策をお楽しみいただきました。
ご昼食 San Ignasio にて
前菜が、野菜不足解消フレッシュサラダ
メインに、パエリア
デザートは、フルーツヨーグルト
パエリアは海鮮出汁が効いてます。
全て新鮮で美味しかったです!
星5つ ★★★★★
13:55 パンプローナ発、
「フランスの最も美しい村」のひとつに選ばれたサンジャン・ピエド・ポーへ。
ピレネーの西端を越えて着きました。
巡礼者は、あの峠を、歩いて越えるのですね。
15:45 サン・ジャン・ピエ・ド・ポー着。
村の散策のお時間をお取りしました。
サンジャンピエドポーの村の門
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路のフランス側の最後の村です。
巡礼路となっているメインストリートが一本通り、村の真ん中を川が流れます。
17:00 サン・ジャン・ピエ・ド・ポー発、 フレンチバスクの中心都市バイヨンヌへ。
18:00 バイヨンヌ着
夕刻のプティットバイヨンヌ
お店は19時まで。
rue Pont Neufの有名チョコレート店Cazenaveへ是非。
バイヨンヌは、チョコレート発祥の地としてチョコレート専門店が数多くひしめく町です。
ご夕食は、ご宿泊ホテルにて
前菜が、スタッフド・パプリカ
タラとポテトのピュレ詰め、ソースが濃厚…。
メインは、メルルーサ・レモンクリームソース
フランスに入った途端、料理にソースが多用されています!
デザートに、アップルパイ
レモンクリームソースやじゃがバターが美味しいのは、
やはりフランスの発酵バターが美味しいからですよね〜。
星3つ ★★★
ホテルでの夕食を付ける条件でないと、
部屋そのものの予約を取れないとか、
いろんな事情はあるのでしょうが・・・
この日の夕食は、
自由食がよかったなーと。
この日のご宿泊は、メルキュール・ホテル
ホテルは改装済でキレイなのですが、
高級ホテルという感じじゃなく、
いかんせん、ちょっと古くて、床が鳴ったりします。
でも、立地は100点!
バっ!ツっ!グっ!ンっ!
抜群のロケーションです!
そう、便利なホテルなのです。
【4日目】 4
お天気は、晴れ
最高気温 14度、 最低気温 8度
ご朝食は、ご宿泊ホテルにてビュッフェ式
星3つ ★★★
この日の朝は、
ホテルを10時出発という ゆったりした日程 なので、
みなさまと一緒にバイヨンヌを歩いて散策しました。
ホテルは旧市街に建っていますので、とても便利でした。
rue Pont Neufから見た大聖堂
この通りにCazenaveがあります。
バスクルージュが目立つグラン・バイヨンヌ、アドール河畔
10:00 ホテル発、 美しいバスク織で有名なサンジャン・ド・リュズへ。
ルイ14世がスペインの王女と結婚式を挙げた町がサンジャンドリュズです。
10:30 サンジャン・ド・リュズ着
バスクルージュのサンジャンドリュズの街並み
結婚のお祝いにルイ14世に献上されたマカロンのお店Maison Adam
サンジャンバプティスト教会内部
12:15 サンジャン・ド・リュズ発 東へ数キロ、フランスのゲタリーへ。
スペインにもゲタリアがありますが、
どちらもバスク語の「遠景」を意味する言葉が語源です。
12:30 レストラン着
さぁ、さぁ、
1回目の星付レストラン Briketenia でのご昼食です。
ミシュラン1つ星のレストランです。
レストラン外観。ゲタリー郊外の丘の上にあります。
アミューズ4種
アミューズのパンプキンクリームムース
前菜が、コキーユ・サンジャック(帆立貝)貝柱のカルパッチョ仕立て
メインデッシュは、仔牛のカーフ(腓)肉のローストに数種類の人参を添えて
デザートが、フォンダンショコラにジンジャーアイスクリーム添え
シェフが挨拶に来て下さいました。
文句なしで、おいしかったです。
もちろん!
星5つ!★★★★★
2時間かけて、ゆったりと味わっていただけたご昼食でした。
14:30 レストラン発、 「ビスケー湾の真珠」と呼ばれるサンセバスチャンへ。
15:30 サンセバスチャン着
モンテイゲルドから貝の形をしたラ・コンチャ、サンセバスチャンの湾と島を見下ろして。
旧市街の観光とフリータイム、
ホテルへのプリ・チェックインなどを済ませ、ご夕食へ。
ご夕食 Atari にて
今夜は、バスク名物のピンチョス5種とチャコリ
カウンターには様々なピンチョスが並びます。
最初は、タラのピンチョスが出て、
その後はカウンターから好きなピンチョスを2種類選びます。
どれにしようか、たのしいー!
私が選んだのはこの2つ。
ハモンイベリコと雲丹クリームです。
4種類目は、生ハム入りコロッケ
5種類目は、牛ほほ肉の煮込み
おいしかったです!
バルでピンチョスを選ぶような雰囲気も味わえて満足!
星4つ ★★★★
採点が厳しい、辛口採点の私の星4つですので、お間違えなく。
ご宿泊ホテルは、トリップオルリー
今夜と明日の夜もここに泊まる連泊となります。
正直、あまり高級感はありませんが、
立地も良く、まずまずと言ったところでしょうか。
【5日目】 5
お天気は、曇り
最高気温 20度、 最低気温 11度
美しいサンセバスチャンの朝焼け
なぜ、こんなにも美しい色になるのでしょうか。
ご朝食は、ご宿泊ホテルにてビュッフェ式
品数も少な目の、シンプルなビュッフェでした。
星3つ ★★★
09:30 ホテル発、 サラウツのチャコリワイナリーへ。
10:00 美しい砂で有名なサラウツの海岸
10:30 海岸を出発し、 ワイナリーへ。
日当たりがよく、風通しも良い、
サラウツの丘の斜面にはブドウ畑が広がり、いくつものワイナリーが点在します。
10:50 ワイナリー着
チャコリのワイナリーを訪問、見学。
白、ロゼ、スペシャルの3種を試飲させて頂きました。
美食のバスク地方は、地酒の発泡白ワインの「チャコリ」の産地としても有名です。
試飲のおつまみに供された地元ゲタリアのツナとアンチョビ。
これが、また、美味しかった!
12:35 ワイナリー発 魚好きの方なら絶対に訪れたい、
世界屈指の美食エリア、スペインバスクの小さな港町ゲタリアへ。
12:45 ゲタリア着
さぁ、いよいよ!
2回目の星付レストラン ELKANO でのご昼食です。
ミシュラン1つ星のレストランです。
アミューズの最初のお皿で、鯖のマリネ
アミューズの2枚目のお皿 ココチャ3種
ココチャは魚の喉肉。
今回はメルルーサのココチャをフライ、グリル、ピルピルで。
ピルピルは、調理中に出た旨味をオリーブオイルと乳化させ
ソースにする食べ方です。
ゲタリア名物のシーフードの炭火焼は、
こうして焼物専門のシェフにより、
外のグリルで煙モウモウで焼かれます(笑)。
魚を焼くこの網が欲しい!と、大勢の方がお求めでした。(他の場所で)
前菜は、海老。
新鮮なので頭から尾まで、まるごと全て食べられました!
口休めの魚のブイヨン
この濃厚な魚のスープが、
見た目は真っ黒でおいしそうにはあまり見えないのですが、
魚の旨味が凝縮した深い味わいです。
絶品と名高いこの魚のスープを食べるために、
はるばる遠くからやってくる人達がいるほどの名物です。
メインディッシュのアンコウの炭火焼き
デザートは、チーズのジェラート
最後にプチフール
エルカーノ使用のオリーブオイルが香り良くあっさりしていて美味でした。
お願いしたところ、このオリーブオイルを売っていただけたので、
お求めになられたお客さまが多かったです。
でも、いつでも売って下さるとは限りませんので、ご承知おきください・・・。
おいしかったです!
も!ち!ろ!ん!
星5つ ★★★★★
「人生で一度は訪れるべきレストラン」とも呼ばれる
1つ星レストラン「エルカノ」での、ゲタリア名物 魚の炭火焼でした。
この日も2時間30分をかけて、
皆様には、ゆったりとご昼食をお召し上がりいただきました。
15:15 ゲタリアの旧市街でフリータイムをお楽しみいただきました。
ゲタリア旧市街入口に立つエルカーノ像
エルカーノはマゼランの世界一周航海に同行し、
途中で亡くなったマゼランの後を継ぎ世界一周を完遂しました。
丘の上から見たゲタリアの街
16:00 おいしかったゲタリアを出発し、 サンセバスチャンへ。
17:00 ホテル着
この日のご夕食は自由食です。
どこで?何を?どこかいいとこは?等のお客さまからの
ご質問やご相談にお応えすべく、
ホテルのロビーで待機し、
そのあと、ご希望のお客様と夕食をご一緒させていただいたり、
旧市街の散策をしました。
ですが・・・
もうお腹いっぱい、
これ以上は食べられへん、
いくらなんでもこれ以上は許してと、
夕食をパスされたお客様もいらっしゃいました。
と言うことで、
「バルめぐり」をせずに
ホテルで休憩されたお客さまにも、
前日の夜の「ピンチョス選び」で
バル気分を味わっていただけてたのでよかった!と思いました。
【6日目】 6
ご朝食は、前日と同じくご宿泊ホテルにてビュッフェ式です。
09:00 ホテル発、 ビルバオへ。
10:20 ビルバオ着後、市内観光。
世界初の運搬橋として1893年に開通。
船の運航を妨げないよう、橋桁は高さ約45m、
ゴンドラ(定員は車6台と300人ほど)で川を渡る【世界遺産】ビスカヤ橋
グッゲンハイム美術館前のお花で飾られたパピー
グッゲンハイム美術館
13:15 ホテル着
午後はフリータイムで、ご昼食とご夕食も自由食です。
前日と同じように、どこかいいとこは?など、
お客さまからのご質問やご相談にお応えすべく、
ホテルのロビーで待機したり、
ご希望のお客様と食事をご一緒させていただいたりしておりました。
バスクでの最後の夜を、
思い思いにお楽しみいただきました。
ビルバオでのご宿泊ホテルは、LOPEZ DE HARO
どこへ行くにも便利な立地で、
総評100点満点中の95点といった感じのホテルです。
【7日目】 7
ビルバオから飛んでる飛行機の便数は少なく、
選択の余地もない限られた便しか飛んでいませんので、
この日は早朝のご出発となりました。
05:00 ホテル発、 空港へ。
05:15 ビルバオ空港着。
06:45 ビルバオ発、 ルフトハンザドイツ航空にてフランクフルトへ。
ビルバオからフランクフルトへの飛行時間は、1時間45分です。
機内では、クロワッサンとドリンクのみのサービスがありました。
08:30 フランクフルト着。
定刻では、09:10着なのに、40分も早く着きました!
こんな短い距離で40分も早いって、すごい。
13:25 フランクフルト発、 ルフトハンザドイツ航空にて関西空港へ。
関西空港までの飛行時間は、11時間15分です。
離陸後と着陸前の計2回の機内食のサービスがあります。
【8日目】 8
08:40 関西空港着。
バスク地方の美食の旅はいかがでしたでしょうか。
季節の変わり目にさしかかった不安定なお天気の中、
皆様がいらっしゃる街だけ雨が降らないという
とても幸運な一週間でした。
強運な皆様と、
また、いつかどこかへご一緒出来る日を楽しみにしています。
この度のご参加、誠にありがとうございました。
追伸
かなりの回数、
いろんな国や、
いろんなコースへ添乗した経験がある私ですが・・・
そんな辛口評価で有名な?私も
「もう一度行きたい」と思った
このコースは当たりのコースです。
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