旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2023年12月28日
フレンドツアー 関西発 2023年11月29日出発
エミレーツ航空利用
憧れの貴族の館「キンタ・ダス・ラグリマス」に泊まる 素敵なポルトガル 9日間【コース番号:FE480】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は星5つ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~ドバイ~リスボン
関西空港よりエミレーツ航空にてドバイへ。(約11時間)
翌朝ドバイにて乗り継ぎ、ポルトガル、リスボンへ。(約8時間30分)
リスボン到着後、市内観光へ。 爆弾低気圧の襲来で暴風雨の中、ベレン地区へ。
まずは世界遺産ジェロニモス修道院の教会へ。マヌエリーノ様式の代表的建造物です。
教会内にあるインド航路の開拓者、バスコ・ダ・ガマの石棺。
修道院回廊。 見学後、ちょこっとサービスで日本でも大人気のエッグタルト、「パスティス・デ・ベレン」もご賞味いただきました。
こちらも世界遺産ベレンの塔。
大航海時代、ポルトガルが船出していった先々の地図には、日本も描かれています。
発見のモミュメント。先頭にはエンリケ航海王子の姿があります。
ベレン地区見学後、リベルダーデ大通り、ロッシオ広場などを経由しホテルへ。
宿泊ホテル:Ramada by Wyndham Lisbon
3日目 リスボン~ポルト
朝食:ホテル内レストラン
野菜、フルーツ、ハム、チーズなど種類豊富なビュッフェでした。
朝食後、歴代の王妃に愛された村オビドスへ。
オビドス旧市街散策。 昔のお城であったテラスから旧市街眺望。
サンタマリア教会外観。
内部は美しいアズレージョ(タイル)で装飾されています。
この時期、ポルトガルの教会にはキリスト生誕シーンを再現した人形「ベレン」が飾られています。
12月でもブーゲンビリアの花が咲き乱れ、お店の軒先はクリスマス仕様になっていました。
村の門の中も美しいアズレージョで飾られています。
昼食:ALCAIDE
ミックスサラダ
ポルトガルの名物料理、バカリャウ・ア・ブラース(干しだらとポテト、玉ねぎの卵とじ) おかわりをされた人もいらっしゃいました。
パン・デ・ロー。 日本に伝わったカステラの原型といわれています。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、アルコバッサヘ。
世界遺産アルコバッサ修道院。中世シトー派修道会を代表する建築物です。
ドン・ディニスの回廊。
修道院で最も古い部屋の一つである寝室。
教会堂内部はシトー派らしいとても厳粛な空間が作り出されています。
悲劇的な愛の物語で有名なペドロ1世の石棺。向かい側には愛人であった、イネス・ド・カストロの石棺もおかれています。
見学後、ポルトに向かいます。
夕食:ホテル内レストラン
優しい味の野菜スープ。
ローストポーク&温野菜。すごいボリュームでした。
チーズケーキ、ストロベリーソース添え。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊ホテル:AC PORTO
4日目 ポルト~サンチャゴ・デ・コンポステーラ
ビュッフェの種類は少なかったですが、一通りそろっていました。
朝食後、世界遺産ポルト歴史地区観光へ。
サンフランシスコ教会外観。
バロック様式の金泥細工による内部装飾で有名です。(内部撮影禁止のため、ポスター撮影)
修道院の跡地を利用して開業したサンベント駅の見事なアズレージョ。
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区の名産ポートワインの醸造所を訪問。
最初にカーブ内見学です。
見学後、ホワイトポートとトゥニィー10年物の2種を試飲しました。
ドゥーロ川をはさんで対岸の旧市街を眺望。手前には、昔ポートワインの樽を運んだ小舟「ラベーロ」も見えます。
昼食:CHEZ LAPIN
本日は川沿いの下町カイシュ・ダ:リベイラ地区の一角で昼食です。
にぎやかなレストランの玄関。
ポルトガル北部の名物スープ、カルドヴェルデ。干し切りにしたケール、ジャガイモをシンプルに塩とオリーブオイルで味付けたスープ。アクセントにチョリソのスライスを浮かべます。
パンとともに自家製のオリーブのピクルスとツナのパテが出ました。
白身魚やムール貝、エビなどがたっぷり入ったシーフードリゾット。コリアンダーがうまく味のアクセントになっています。
チョコレートケーキ。
評価は星5つ★★★★★です。
快晴になり、世界遺産ドンルイス1世橋と対岸にノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院が美しく見えています。
昼食後、国境を越えスペイン、ガリシア地方へ。 途中、ヴィーゴやポンテベドラといった港町を通過します。
本日の宿泊先、旧王立病院であったパラドールにチェックイン。
世界遺産サンチャゴ・デ・コンポステーラ旧市街の観光へ。
まずは、夕日に照らされた美しいカテドラルのファサード。
カテドラル内部。巡礼者たちは主祭壇にあるサンチャゴ(聖ヤコブ)像を抱擁し、地下室に眠るサンチャゴのお墓を訪れます。
旧市街散策後、すっかり夜の帳が下りた街も魅力的でした。
夕食:パラドール内レストラン
地下のメインダイニングでいただきます。 ピアノの生演奏もありました。
まずは、アミューズのチーズとサーモンのタルトから。
名物のガリシア風ホタテ。 玉ねぎとニンニク、白ワインを煮込んだソースが絶品。
ここでちょこっとサービス。ガリシア風タコをお出ししました。 パプリカの効いたタコの柔らかさにびっくり!
メルルーサのグリーンソース添え&ポテト。 少し味がぼやけた感じでした。
絶品だったチョコレートタルト&ミニフルーツ。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊ホテル:PARADOR DE LOS REYES CATOLICOS
5日目 サンチャゴ・デ・コンポステーラ~コインブラ
朝食:パラドール内レストラン
朝食は元巡礼者たちの食堂であった場所でいただきます。
朝から甘いものたっぷりのラインナップ。
さすがスペイン、フルーツも豊富です。
チーズだけでもこれだけの種類。小さくカットされているのがうれしい。
イベリコ生ハム、ソーセージ、サーモンなど、どれをいただこうか目移りします。
パン・コン・トマテも自分で作ります。 左奥には、エンパナーダ(ガリシア風パイ)も見えます。
スパークリングワインと共に優雅な朝食を楽しめます。
暖かい料理はテーブルオーダーもできます。 こちらはオムレツと名物のパドロンのしし唐の素揚げです。
早朝誰もいないパラドール前の広場からカテドラルの眺望を独り占めです。
パラドール正面。
ロビーにはクリスマスツリーも飾られていました。
宿泊者のみ入ることが許されているロビー階のサロン。
ホテル出発後、郊外の歓喜の丘へ。丘に立つ巡礼者たちが指さしているのは?
遠方に見えるカテドラルです。 その昔、巡礼道を歩いてきてようやく見えたその姿は、巡礼者たちの目には神々しく映ったことでしょう。
再び国境を越えてポルトガルに戻り、古都コインブラへ。
昼食前に世界遺産ソフィア地区の初代国王アフォンソ1世の眠るサンタクルス修道院に入ってみました。
昼食:CARMINA DE MATO
いつものパンにバターに加えて、ツナとイワシのパテも出ました。
ミックスサラダ(取り分け)
名物料理カタプラーナ。 カタプラーナとはこの鍋のことです。
それぞれに取り分けてくれます。 魚介類のカタプラーナは優しい味付けでした。
名物のパステル・デ・ナタ。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、コインブラ観光へ。
世界遺産アルタ地区にあるコインブラ大学の鉄の門。
学位授与の儀式などに使われる帽子の間。
バルコニーから見る旧市街。正面には旧カテドラルも見えます。
大学のシンボルでもある時計塔とラテンの回廊。
サンミゲル礼拝堂。
18世紀に建てられた美しいジョアニア図書館。(写真撮影禁止のためポストカードより)
旧カテドラルファサード。
宿泊ホテルの庭園から眺めたコインブラ大学の夜景。
夕食:ホテル内レストラン
今晩のアミューズは、野菜の餃子と海苔巻きサーモンのセビッチェの2種類。 パンにはオリーブオイルをつけていただきます。
テーブルで白身魚、海藻、ラスクの上から魚のエキスがたっぷり詰まったスープを注いでもらっていただきます。
仔牛肉の赤ワイン煮込みにポレンタとマッシュルームを添えて。仔牛肉はとても柔らかく調理されていました。
クリームブリュレ。コーヒーまたは紅茶も付きました。
評価は星5つ★★★★です。
宿泊ホテル:QUINTA DAS LAGRIMAS
6日目 コインブラ~リスボン
朝食:ホテル内レストラン
厳選された食材によるビュッフェでした。オムレツスタッフもおりました。
この地区のスパークリングワイン、エシュプマンテもありました。
悲恋物語に登場する愛の泉と
涙の泉はこちらのホテル(涙の館)の庭園が舞台となりました。
貴族の館であるホテル正面。
玄関から入ったすぐのロビーと奥にはレセプションが見えます。
宿泊者がくつろげるサロンもいくつかあります。
朝食後、シントラヘ。
世界遺産シントラ王宮の外観。2本のとんがり帽子のような煙突がユニークです。
天正少年使節団がおもてなしを受けた白鳥の間。
ドンマヌエルを中心として王族と貴族の紋章の描かれた広間。
シントラ名物のケイジャーダ(チーズタルト)もおすすめです。
大西洋を望むヨーロッパ大陸最西端ロカ岬。カモンイスの有名な「ここに陸尽き、海始まる」の詩も刻まれています。
岬には散策路が設けられ、色々な角度から大西洋を眺望できます。
昼食:FORTALEZA DO GUINCHO
本日の昼食はリゾート地カスカイス郊外のホテル内レストランにてお召し上がりいただきました。
テーブルセッティング。パンとバターは2種類(白色は無塩バター、緑色は海藻入りバター)
テーブルから見える海岸の景色。これでも本日は穏やかな波模様です。
見た目も美しいカンパチのマリネとキヌアのサラダ。
スズキのポワレにポテトとコイアンダーのソースを添えて。(ソースのかけ方が芸術的) 付け合わせはもち麦のリゾットとフェンネルです。
デザートにチョコレートエクレア&アイスクリーム、ヘーゼルナッツ添え。
プチフォーにはビスコット、アーモンドチョコレート、ピスタッチオのマカロンの3種がサーブされました。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、リスボンへ。 ホテルチェックイン後、フリータイムです。
オプショナルツアーで、ポルトガル民謡ファドのディナーショーにご案内しました。
夕食:Cafe Luso
おつまみにチーズ、コロッケ、オリーブ、チョリソが出ます。
ミックスサラダ。
食事の合間にファディスタの歌声に耳を傾けます。
メインはスズキのグリル&温野菜。 美味でしたが、ランチと同じ魚がでて申し訳なかったです。
チョコレートムース。
女性が歌うリスボンのファドだけではなく、男性によるコインブラのファドも聴かせてくれます。
宿泊ホテル:VIP GRAND LISBOA
7日目 リスボン
朝食:ホテル内レストラン
ビュッフェの種類は豊富でしたが、お味は普通でした。
本日はたっぷり終日フリータイムです。
午前中、ご希望の方と24時間乗車券(バス、トラム、地下鉄、エレベーター、ケーブル)を購入して市内中心部へ。
市内バスにてホテル出発、レスタウラドーレス広場よりケーブルに乗車しました。
サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台よりリスボン市内を眺望。
各所でクリスマスマーケットの屋台が出ています。
イエズス会のサンロケ教会にも入ってみました。
バイロアルト地区産散策後、名物のタラのコロッケを食べて一休み。
大人気のサンタジュスタのエレベーターに乗ってバイシャ地区へ。
中心のロッシオ広場ではクリスマスマーケットも開催されていました。
夕暮れになると市内各所でクリスマスイルミネーションが点灯され、観光客の目を楽しませてくれます。
宿泊ホテル:VIP GRAND LISBOA(連泊)
8~9日目 リスボン~ドバイ~大阪
最終日はゆっくりめの10:00ホテル出発。
リスボンよりエミレーツ航空にてドバイ乗継ぎ、翌日夕刻関西空港到着。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この時期、天候は不安定ですが、観光客も少なく各所でゆっくりと見学ができました。 また、この時期ならではのクリスマスイルミネーションも満喫できました。
人も優しく、お食事も日本人の口に合いやすく、おすすめの国の一つです。
1年を通じて観光が楽しめるポルトガルです! 皆様のご参加、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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