旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2016年1月14日
2016年1月2日出発 関西空港発 B108
ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス利用
2つの貴族の館ホテルに泊まるポルトガルと聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ8日間のコースでいただいたお食事の内容をご紹介させていただきます。
食事の評価は★印でしています。5段階評価 ★★★★★ です!
第1日目 関西空港 ~ フランクフルト経由 ~ ポルト
関西空港でご集合後、LH741便にてフランクフルトへ。
通常、12時間ほどのフライトですが、今回は強い追い風のため、10時間40分のフライトでした。
乗り継ぎが長いので、早く着かなくてもよかったのに・・・・・・
到着後、入国審査を済ませ、フランクフルト空港内にあるラウンジへご案内。
ポルトガルへはどの航空会社を使ってもいつも乗り継ぎ時間が長いのです。
もっと関西空港にヨーロッパ便の種類を増やして~
その後、LH1180便にてポルトへ。
到着後、バスにてホテルへ。
空港は市内より離れていないので、約20分ほどで到着。
このポサーダは18世紀の貴族の館が本館、かつての製粉工場の建物が客室になっています。
でも到着時は雨、そして真夜中ともあってどんな館かは見れない状態でした。
ポルト ホテル : ポサーダ・ド・ポルト 2連泊
第2日目 ポルト滞在 サンチャゴ・デ・コンポステーラ へ日帰り
朝食の様子
場所を配慮してかもしれませんが、パン をとったら上から落ちてきそうな置き方でした(写真ではよくわからないかもしれないですが、急勾配でした)。
見た目はきれいなのですが、私もパンをとったら上からほかのパンが転げ落ちてきました
ちょっとピンボケしています。ごめんなさい。
朝食後、ミーニョ川を越えて、スペインへ。
国境審査ももちろんなく、言われなければ国が変わったこともわからないぐらいです。
スペインといえども、ガリシア地方という地方で、ポルトガルとよく似た文化のある地域です。
そしてまずはサンチャゴ・デ・コンポステーラを見下ろすことができて、フランスからの巡礼者が初めてサンチャゴの町を見れる丘、「歓喜の丘」へ。
でも強風と雨で、歩くのも困難。
ここで少なくとも3人の人の傘が壊れました
そしてサンチャゴのカテドラルも霧で見えませんでした ~
その後、バスターミナルでバスを下車、歩いて町の中心地へ。
クリスマスの飾りもまだ残っていて、人も少なく静かでした。
カテドラル前のオブラドリオ広場にも巡礼者の影もなく、まだお正月休みが続いているような感じでした。
昼食 : Sexto2
ガリシア地方はシーフードの有名なところ。
海の幸がたっぷりの昼食でした。白ワイン付~
お客様が言うには、今回の料理にとってもよく合う、ワインだったそうです。
あっという間にワインのボトルも空になっていたかな~
タパス風にいろいろと出ましたが、まずはたこのガリシア風グリル。
この地ではたこを食べるんです。
日本のものと比べて、やわらか~い!
ムール貝のワイン蒸し、そして現地ではナイフの貝と言われている、マテ貝のグリル、アサリのマリネラ風、ホタテ貝のグリルなどをいただきました。
ムール貝はプリプリでした
デザートはサンチャゴの名物、サンチャゴケーキ。
アーモンドを使ったケーキです。
お土産としても人気のケーキです。
食事の評価 ★★★★
昼食の後、市内観光。
今年はローマのヴァチカンで聖年ということで、ヴァチカン所有の大聖堂の天国の扉があきましたが、
ここサンチャゴの大聖堂にもその天国の扉というものがあり、聖ヤコブの年(次回は2021年)にのみ開けられるのですが、
それ以外の年で初めてここの天国の扉があきました。
これがその天国の扉(門)です。
そして、とてもすいていたので、天国の扉、巡礼の聖ヤコブ様の像にも抱き付いて挨拶することができました。
観光の後、ポルトに戻りました。
夕食 : ポサーダにて
前菜はアスパラガスのクリームスープ。
ほんのりアスパラガスの香りがありました。
メインは、サーモンのグリルでベーコンがサーモンにまかれていました。
なんたって 巨大~
温野菜も添えられていました。あっさりとしたサーモンとベーコンの塩味がいい感じ。
一切れで良かったかな?!
味はふつうでした。
実は、メインの写真を撮り忘れたので、お客様が映されていた写真を撮らせていただいたのです!
ありがとうございます。
お客様の撮られた写真の質がよいのは、腕と携帯カメラの差です・・・・・・
デザートはチーズケーキのベリー添え。
チーズケーキの中にカラメル風味のクランブルが入っていました。隠し味でおいしい!
デザートは小さめだったかなぁ ~
この日はなぜか、シェフがコーヒーまたは紅茶をサービスしますということで、食後に頂きました。ラッキー
そしてごちそうさまでした。
食事の評価 ★★★★
雰囲気も良かったです
第3日目 ポルト ~ コインブラ
昨日よりずーっと雨。そして正月休みが終わったということもあり、市内は大渋滞。
そのなか、何とかポルトの市内観光をした後、ポルトで最もポルトガルらしい、カイシュダ・リベイラ地区の庶民的なレストランで昼食。
昼食 : Chez Lapin ウサギの家という意味です。
大皿でみなさんで取り分けながらいただきました。
まずはミックスサラダ。
オレンジが入っているのが面白い。
メインはカタプラーナという魚介類と野菜の煮込み料理。
カタプラーナは料理の名前でもありますが、調理に使う鍋の名前でもあります。
お魚も2種類使っていました。
デザートはパステル・デ・ナッタというエッグタルト。
むか~し一瞬日本でもヒットしたデザートですが、ポルトガルが発祥のスイーツです。
食事の評価 ★★★
昼食後、大学の町、コインブラへ移動。
丘の上に立つ大学の時計塔の近くでバスを降りて、丘の上の大学から川沿いのメインストリートまで大聖堂など見ながら坂道を下りながら観光しました。
観光後、ペドロ王子とイネスのゆかり庭園がある、ホテルへ。
夕食まで少し時間がありましたが、この時期は日没が早く、暗くなってしまいましたが、お庭にご希望の方はご案内しました。
愛の泉、涙の泉などがあり、いずれも暗くなればライトアップがされています。
夕食 : ホテルにて
前菜は魚のスープ。
味がちょっと薄かったかな?
メインはポークのフィレと温野菜。
お肉は脂身がなく、あっさりといただきました。
堅い!という声もありましたが、ヨーロッパでは脂肪のあるお肉は好まれないので、こんなものでしょう。
デザートはプリン。すこしフルーツが添えられていて、なんとなくおしゃれな盛り付けでした。
食事の評価 ★★★
コインブラ ホテル クゥインタ・ダス・ラグリマス 一泊
第4日目 コインブラ ~ バターリャ ~ アルコバッサ ~ オビドス ~ リスボン
ホテルの朝食の様子
オープン前に撮ったレストランの様子
ウェーターが一人しかおらず、オープン時間も遅れたため、バイキングには人だかりで、お写真が撮れませんでした。
すみません
コインブラからポルトガル王家の霊廟ともなっている、バターリャ修道院へ。
中部ポルトガルでとれる石材を使って作られた教会と修道院です。
その後、シトー派の修道院であったアルコバッサへ。
修道士がたくさんいたころ、効率の良いアイディアで生活していた様子がよくわかります。
昼食 : Frei Bernardo
まずは野菜のスープ。
身体が温まります。
ポルトガルのスープは日本のお味噌汁のように、ほっとする料理ですね
具の味がそれぞれ主張せず、スープが具材をうまくつないでコクのある味に仕上げてくれる感じですね。
サラダもついていました。
ドレッシングはないので、テーブルの上にあるオリーブオイルとワインヴィネガーをあえてマイドレッシングでいただきます。
メインはタラのア・ラ・ブラースという料理で、タラのほぐした身をポテトを煮込んで卵でとじているもの。
ここの料理は塩味が抑えられていてとても味がよかったです。
デザートはフルーツサラダ。
そしてコーヒーまたは紅茶つき。
食事の評価 ★★★★
そして、修道院の近くで昼食後、代々ポルトガル王妃の直轄地として知られる、オビドスへ。
女らしさを感じる、やさしい雰囲気の村です。
観光の後、首都リスボンへ。
夕食は各自。
添乗員はロビーで待機していましたが、みなさん、ご自分で調べてられてきたレストランやホテルの隣にある、アモレイラス・ショッピングセンターのフードコートで夕食を召し上がられたりされたようです。
リスボン ホテル ドン・ペドロ 3連泊
ロシアのプーチン大統領も宿泊したことのあるホテルです!
第5日目 リスボン 滞在
ホテルの朝食の様子
ふと、使われている食器をみたら、さすが高級ホテル!
ポルトガルのポルセレン、ヴィシュタ・アレグレを使っていました。
やーっぱりなぁ~ ちょっと贅沢な気分になったような感じですね
ホテルのロビー内もさりげなくクリスマスの飾りつけがされていました。
フロント横には素敵な階段があって、壁に描かれている人物が時々、
本当の人間が立ってこちらを見ているようで、一瞬ドキッっとします。
本日は終日観光で、まずはユーラシア大陸の最西端、ロカ岬へ。
いつも風が強く吹くことで知られている岬ですが、今日はとてもおだやか。
そして道中は曇りがちのお天気でしたが、岬の先端には太陽の光が降り注いでいました。
ロカ岬からシントラに移動して王宮を見学。
緑が多く、湧水がたくさん湧き出るシントラは、セレブな雰囲気が漂うところです。
その後、リスボンに戻って昼食。
昼食 : Cisterna
ポルトガル独自のスパークリングワイン、ヴィニョ・ベルデ。緑のワインと言われています。
あっさりとした飲みやすいワインとともに、オリーブ、豆のサラダ、ミックスサラダなどをいただきました。
メインはシーフードのリゾット。
ライスがほどよく煮込まれていて、シーフードの雑炊をいただいているような感じでした。
やわらかい風味のリゾットでした。
サラダもついていました。
リスボン人はレタス食いっていう別名があるので、やはりたっぷり葉物があります。
メインはクレマ・カタランというプリンのすこしやわらかい感じのデザート。
表面が少しフランベされています。
コーヒー、紅茶つき。
食事の評価 ★★★★
昼食後、リスボン市内観光。
まずはベレン地区、テージョ河口は強風で、飛ばされそうでした。
対岸もかすんできて、視界も悪くなりました。
ジェロニモス修道院が避難場所のようになりました。
その後、坂の多いリスボン市内を車窓から見ながら、サン・ロケ教会、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からリスボン市内を眺めました。
雨も何とかやみました。
そして18世紀のリスボン大地震の被害を唯一免れた地区、アルファマ地区を散策し、ロッシオ広場、リベルダーデ大通りなどを経由してホテルに戻りました。
ロッシオ広場のクリスマスの飾り。
本日、1月6日は東方三賢者の礼拝の日でクリスマスの飾りは終わるのが通常です。
今日が見納めとなるかも?!とうことで、とりましたが、予定は未定のポルトガル、翌日もまだ残っている可能性はありますね
夕食 : Timpaness ファドディナーショウをお楽しみいただきました。
これがその会場です。
ワインも赤、白とサービス。
ということで、オリーブやソーセージのおつまみが出ました。
結構癖になるおつまみです。
焼きたてのソーセージはついつまんでしまう美味しさです。
そして、ポルトガルのスープの定番といえば、カルド・ヴェルデ、おふくろの味のスープです。
各家庭によって味が違うといわれています。
ベースはジャガイモが入っているような濃厚さ、そしてキャベツ(正確にはキャベツではないけど、同じ系統)の千切りがたっぷり入っています。
そのキャベツは道中、皆様にも見ていただきました。
メインはポークの薄切りのマッシュルームソース。
可もなく不可もなくという普通のお料理。
でも揚げたポテトがカリカリとしておいしかったです。
デザートはフルーツサラダ。
どこにでもあるものです。
食後にはコーヒーもついていました。
第6日目 リスボン 滞在 終日自由行動
添乗員もロビー待機してご質問とかある方のお手伝いをさせた頂きました。
第7・8日目 リスボン ~ フランクフルト経由 ~ 関西空港
朝食は箱詰めとなりました。
結構豪華~
ハムとチーズのサンドイッチが2つ、エッグタルト、バナナ、ミルク、オレンジジュース、お水でした。
最果ての地、ポルトガルを去る時もやはり早朝出発。
リスボン発7:10のLH1173便にてフランクフルトへ。
その後、LH740便にて関西空港へ。
到着後、流れ解散。
遠い国ですが、なんとなく懐かしさを感じる国がポルトガルです。
日本の古き良き時代を思い出さすような素朴さがあり、すこし恥ずかしがりで、でも心やさしい人々に触れることができる国です。
行くまでの道のりは遠いけれど、心温まる国の一つです。
ぜひ訪れてみてくださいね
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