旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年3月19日
フレンドツアー 関西発 2024年02月17日出発
ルフトハンザドイツ航空利用
ポサーダに泊まるポルトガル8日間【コース番号:FE841】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は星5つ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~ミュンヘン~ポルト~ギマランイス
深夜、関西空港発ルフトハンザドイツ航空LH743便にてドイツ、ミュンヘンへ。今回は南回りルートで約14時間10分の空の旅でした。
翌朝ミュンヘン空港到着、入国手続き後乗り継ぎ、LH1782便にてポルトガルの北の玄関口ポルトへ。(約2時間30分)
ポルト到着後、ポルトガル発祥の地である世界遺産ギマランイス歴史地区の観光へ。
ポルトガル初代国王アフォンソ1世が、1110年に生まれたギマランイス城。
アフォンソ1世が洗礼を受けたサンミゲル礼拝堂。
アヴィス王朝を創始したジョアン1世の息子、初代ブラガンサ侯爵、ドン・アフォンソによって建てられたブラガンサ侯爵館。
初代国王アフォンソ1世の像。
トウラル広場の壁には「ここにポルトガル誕生す」と記されています。
オリベイラ広場は、お天気に恵まれた週末で、広場は多くの人々で賑わっていました。
ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会と、手前にはイスラム教徒とのサラードの戦いの勝利のモニュメントがあります。
本日の宿泊は12世紀のアウグスティヌス修道院を改装したポサーダです。早めにチェックインして夕食までゆったりと過ごしていただくほっとタイムをお取りしました。
元修道院回廊の中庭。
回廊の先の庭園も散策できます。今の時期は日本から伝わった椿の花が満開でした。
今も残る見事な調度品が配された貴族の間。
その先には、16世紀のアズレージョで飾られた参事会の間も残っています。
廊下の先にはジェロニモスのテラスがあり、旧市街も眺望できます。
今回のお客様の客室は新しく造られたリビングスペースのあるモダンタイプのルームでした。
夕食:ポサーダ内メインダイニング
夕食レストランもクラシックな雰囲気です。
野菜スープ。
メルルーサのフィレ&温野菜&マッシュポテト。
デザートはビュッフェスタイルでした。たくさんのホールケーキが並んでいましたが、一部紹介します。コーヒーまたはお茶もサーブされました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:POUSADA MOSTEIRO DE GUIMARAES
3日目 ギマランイス~ポルト
早朝は気温も低くギマランイス旧市街には美しい雲海が横たわっていました。
朝食:ポサーダ内レストラン
種類は少なかったですが、ひと通り揃ったビュッフェでミニエッグタルトなど甘いものもたくさんありました。
ポサーダレセプション。
レセプションの横にはゆったりとしたバーサロンがあり、ずっと暖炉に火がともされていました。
朝食後、祈りの街ブラガへ。
18世紀に造られた町のメインゲート、アルコ・ダ・ポルタ・ノーヴァを通って旧市街へ。
初代ポルトガル国王の両親が建立したカテドラル。
入場後、ひときわ目を引くのが、見事な細工のイベリア式パイプオルガンと天井です。
質素でシンプルな正面祭壇。
旧大司教館横手のサンタバルバラ庭園にはチューリップの花も咲いていました。
観光後、リスボンに次ぐ第二の都市、働く街ポルトへ。
昼食:CASA AGRICOLA
サラダ。ポルトガルはパンと一緒にバターと自家製のオリーブがよく出てきます。
シーフード(エビとアンコウ)のカタプラーナ&ローストポテト。鍋料理のことを「カタプラーナ」と言います。
デザートは日本でも有名になったエッグタルトです。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、世界遺産ポルト歴史地区観光へ。
日本にもゆかりのあるサンフランシスコ教会外観。
教会内はブラジルから運ばれた金を塗り込んだバロック装飾「ターリャ・ドラーダ」で覆われています。(写真撮影禁止の為ポスターを撮影)
1869年創業、1906年以来この地に立つレロ・イ・イルマオン書店。イギリスの新聞により「世界で最も美しい書店10選」に選ばれたことから、行列の絶えない人気店になりました。
有名な階段は大人気の撮影スポットです。
サンベント駅構内の見事なアズレージョ装飾は一見の価値あり。
ドーロ川対岸からドンルイス1世橋と旧市街を眺望。
本日宿泊のホテルはフロントやバースペースがとてもモダンな雰囲気でまとめられています。
本日も夕食前にほっとタイム、隣接するショッピングセンターに行かれた方も多かったです。
夕食:ホテル内レストラン
本日の夕食は、私達だけのためにビュッフェスタイルで用意されていました。
豆とキャベツのスープ。
メインはチキンのフリカッセ、付け合わせのライス。
付け合わせのマッシュされた人参とインゲン豆。
5種のアミューズが小さなカップの中に用意されていました。
こちらは新鮮な野菜のサラダバー。
デザートは6種用意されていました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:MERCURE PORTO GAIA
4日目 ポルト~リスボン
朝食:ホテル内レストラン
いつものパンコーナーも甘いもの満載です。
蜂蜜が美味でした。
まるごとフルーツもカットフルーツも種類豊富でした。
ハム・チーズ類のラインナップ。
温野菜があるのは嬉しいですね。
朝食後、ポルトガル最古の大学がある学びの街コインブラへ。
まずは街の高台にある世界遺産コインブラ大学へ。「無情の門」と呼ばれる鉄の門をくぐって入っていきます。
ラテンの回廊と鐘楼(ヤギの塔)。
大学の重要な儀式が行われる「帽子の間」。壁には歴代の国王の肖像画が掲げられています。
厳格な問答が行われた「試験の間」。
17世紀のアズレージョが印象的なサンミゲル礼拝堂。
ジョアン5世の命により造られた図書館。1番下の学生牢から入っていきます。
入った瞬間から見事な装飾に目を奪われます。(写真撮影禁止の為、ポストカード撮影)
要塞も兼ねていたシンプルなつくりの旧カテドラル。
16世紀に日本に伝わった金平糖の元祖、コンフェイトウはお土産にぴったりです。
昼食:DOM PEDRO
サラダ。
この地方の名物である子豚の丸焼き&チップス。丸焼きは食べやすくカットされて赤ワインと共にサーブされました。
オレンジケーキ。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、「谷間の真珠」と称された村、オビドスへ。
村の一番奥にあるお城のテラスから旧市街眺望。
お城は現在わずか9室のポサーダとして使用されています。
村はぐるりと約1,5kmの城壁に囲まれています。
村の中心広場に立つサンタマリア教会。
教会内部の壁一面がアズレージョで装飾されています。
村のメインゲートである門にも村の守護聖人の小礼拝堂が設けられています。
村での自由散策後、ポルトガルの首都、楽しむ街、リスボンへ。
夕食:ホテル内レストラン
ポーチドエッグ入りトマトスープ。
サーモンのフィレ&温野菜&ハッシュドポテト。
バニラアイスクリーム&ベリー。 コーヒーまたはお茶もサーブされました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:DOM PEDRO LISBOA
5日目 リスボン
朝食:ホテル内レストラン
種類豊富なビュッフェでした。シャンパンブレックファーストも楽しめます。ポルトガルでは珍しい生野菜やサーモンもありました。
宿泊ホテル外観。青いガラス窓の高層ホテルはひときわ目を引きます。
ロビースペースも広々としています。
午前、リスボン観光へ。 まずは世界遺産ベレンの塔へ。
引き続き世界遺産ジェロニモス修道院へ。とてもフォトジェニックな回廊。
修道院外観も立派です。
マヌエリーノ様式の教会内部。
1498年にインド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマの石棺。
修道院そばの1837年創業のお店で名物のエッグタルトを購入、ちょこっとサービスでご賞味いただきました。
発見のモニュメント。エンリケ航海王子をはじめとし多くの有名人が並んでいます。
ポルトガルが大航海時代に到達した世界地図の中には、日本も描かれています。
昼食:Veranda de Lisboa
おつまみのコロッケ2種(シーフード、チョリソ)
ポルトガル名物のタラのコロッケ&ミニサラダ。
シーフードリゾット。本日はエビと白身魚、ムール貝、ヨーロッパでは高級品のカニカマが入っていました。
レストランはムンディアルホテルの最上階にあり、リスボンの眺望も楽しめます。
デザートは「燃えるアイスクリーム」と言われるベイクドアラスカが登場。切り分ける前にメレンゲ部分をアルコールでフランベします。
切り分けるとこうなります。
評価は星4つ★★★★です。
午後はリスボン郊外のシントラ、ロカ観光へ。
まずは世界遺産シントラ王宮へ。2本のとんがり帽子の煙突がシンボルです。
天正遣欧少年使節の4人の子供たちがおもてなしを受けた白鳥の間。
王宮内では時代の異なる様々なアズレージョを見ることができます。
紋章で飾られた天井と壁面のアズレージョが印象的な紋章の間。
テラスからは美しいシントラの家並みと山上にはムーア人の城壁も見えています。
シントラ名物のチーズタルト、「ケイジャーダ」をちょこっとサービスでご賞味いただきました。
観光後、ヨーロッパ大陸の最西端のロカ岬へ。
断崖の向こう側は大西洋です。
カモンイスの「ここに陸尽き、海始まる」の詩が刻まれています。
宿泊:DOM PEDRO LISBOA
6日目 リスボン
本日は終日フリータイムです。皆様思い思いにリスボンの休日を楽しまれました。添乗員はご希望の方とリスボン中心部までご一緒しました。
ホテルより市内バスに乗車、その後はグロリア線ケーブルにてバイロアルト地区へ。
サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台よりリスボンの街を眺望。
天正遣欧使節が滞在したサンロケ教会にも入ってみました。
バイロアルト地区、シアード地区を散策し、サンタジュスタのエレベーターでバイシャ地区へ下りていき、ロシオ広場までご案内しました。
夜、オプショナルツアーの「ファドディナーショー」にご案内しました。
夕食:CLUBE DE FADO
本日のファドレストランはファド発祥の地と言われるアルファマ地区に位置しています。
おつまみのラスク&羊のチーズ。
チョリソと豚の血入りソーセージ&自家製オリーブ。
ポルトガル名物のカルドベルデ。ポテトスープをベースにケール(ポルトガルキャベツ)の細切りを入れて煮込んだスープ。チョリソが味のアクセントになっています。
ポルトガル風ビーフステーキ&スイスチャー&フライドポテト。 ファドを聴いているとお肉が冷めて固くなっていくのが残念でした。
デザートはさっぱりとフルーツサラダでした。この後、コーヒーまたはお茶もサーブされました。
食事と共に3人のファディスタ達の歌声にじっくりと聴き入りました。
評価は星3つ★★★です。
宿泊:DOM PEDRO LISBOA
7~8日目 リスボン~ミュンヘン~大阪
朝はゆったりめの10:30にホテル出発。リスボンよりLH1779便にてミュンヘンへ。(約2時間30分)
深夜、ミュンヘンにて乗り継ぎ、LH742便にて帰国の途へ。(約11時間20分)
翌日夕刻、関西空港到着。長い空の旅、お疲れさまでした。
最後まで旅ごはんをご覧いただきありがとうございました。
連日20℃を超す暖かさの中、お天気に恵まれてポルトガル各所をお楽しみ頂きました。
派手さはないけれど、なぜか懐かしさを感じる、日本に初めて「ヨーロッパ」をもたらした国ポルトガルを次のご旅行にぜひご検討ください。
皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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