
旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2022年9月21日
フレンドツアー 関西発
2022年9月8日出発
FE430 美しきイタリア3都市周遊8日間
にて実際にお召し上がりいただいたお食事、一部観光内容をご紹介します。
お食事は★の数で評価します。
満点が星5つ★★★★★となります。
1日目
海外旅行の規制が大幅に緩和されて、ようやく海外旅行再開の運びとなりました。
長く待ち望んでいたお客様と同様、添乗員も関西空港に到着するとテンションが上がりました。
但し未だに関空発着便が少ないために出国審査後の免税店エリアも閑散としていました。
お店も少しづつ開き始めているようでした。

久しぶりのヨーロッパ系エアラインの機材を見て気分も盛り上がります。

ウクライナ紛争のためロシア上空は飛べず、今回はカザフスタンルートで飛行します。
そのため以前と比べると飛行時間は長くなり、今回はパリまで14時間45分かかりました。

パリから1時間ちょっとでヴェネチアに深夜到着。
空港から本島まではボートで移動し、ホテルチェックイン。
宿泊ホテル:STARHOTELS SPLENDID VENICE
2日目
ホテルはベネチア本島の中心サンマルコ広場から歩いて2~3分という便利な場所にあり
朝観光客のいない静かな街を散歩されたお客様もいらっしゃいました。

ロビーもヨーロッパらしい落ち着いた雰囲気です。

朝食:ホテル内レストラン
イタリアではとてもシンプルな朝食が主流ですが、ここでは新鮮な野菜や温かいハム、卵類も用意されています。

陽光あふれるイタリアではフルーツも豊富です。

イタリアでは朝食に甘いパンが出てきます。

ハム、チーズ類も種類豊富です。

こちらはジュース類です。

ベネチア観光はすべて徒歩にて行います。絶好の観光日和です。
まずはリアルト橋と橋の上から見た大運河の眺めです。


ドゥカーレ宮殿と牢獄を結ぶため息橋。

サンマルコ寺院の内部にも入場します。正面祭壇と美しいモザイクの床も見事です。


当ツアーでは寺院の2階バルコニーにもご案内します。
壁面と天井の精緻なモザイクを間近くにご覧いただけます。

2階から見た昔のベネチア共和国時代の玄関口です。

サンマルコ広場。サンマルコ寺院と鐘楼が見えます。

観光後に約30分ゴンドラ運河めぐりをお楽しみいただきました。
その後各自フリータイムを満喫!

昼食:LE MASCHERE(ホテル内レストラン)
まず、美味しそうなパンが登場。

第一のお皿はイカ墨スパゲティー。
イカのエキスがたっぷり、ゆで具合も絶妙でした。

暑い夏には新鮮な生野菜のサラダが嬉しい!

メインはシーフードのフリット。揚げたてで美味でした。
イカ、エビ、タコ、小魚がたっぷり、加えてズッキーニと人参もありボリュームいっぱい。

デザートは盛り付けの美しいチョコレートプディング。

評価は星5つ★★★★★
昼食後はサンタルチア駅より高速鉄道フレッチャロッサにてフィレンツェに向かいます。
大きなお荷物は専用バンにてご宿泊ホテルへお送りしますので楽ちんです。
本日は国鉄ストライキが行われ、多くの列車がキャンセルされていましたが、高速列車は通常運行でひと安心。

フィレンツェまで2時間15分の快適な旅。
1等席はドリンクとスナックサービスがあります。

フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅到着後、歩いてホテルに向かいチェックイン。
今回のホテルも町の中心に位置しておりとても便利です。
宿泊ホテル:GRAND HOTEL BAGLIONI(2連泊)
チェックイン後小休憩し、近くのレストランにご案内しました。
夕食レストラン:BELCORE
まずはお店からウェルカムスパークリングワインがサービスされました。
第一のお皿はスパゲティポモドーロ。フレッシュトマトがたくさん入っており好評。

メインには名物のフィレンツェ風Tボーンステーキ登場!これで約2,5人前です。

切り分けた後のTボーン。この後男性のお客様方がこの1番美味しい部分を見事にしゃぶりつくされ、
お店のオーナーから「ブラボー‼」の一言。

付け合わせのサラダと切り分けたステーキ。焼き具合もいい塩梅です。

デザートは甘~いクリームブリュレでした。

評価は星5つ★★★★★
帰り道ホテルのすぐそばのサンタマリアノヴェッラ教会の夜景を楽しみました。
フリータイム時の入場もおすすめです。

3日目
朝食:ホテル内レストラン
ミルクの種類がたくさん。

まるごとフルーツも続々補充されます。

ここも新鮮な野菜やハム、チーズ類。

温かい卵とカリカリベーコンも。

朝食も美味ですが、それ以上に素晴らしいのは窓から見えるこれらの眺望です。
皆、レストランに入った瞬間に感動の声があがります。


フィレンツェ観光スタートです。
まずは八角形の建物メディチ家礼拝堂(後方)とサンロレンツォ教会です。
期間限定で教会を支える巨人像が展示されており観光客の人気を集めていました。

サンマルコ美術館に入場します。
こちらは元来ドメニコ会修道院で、現在その一部を美術館として公開しています。
他の美術館に比べると観光客も少なくゆったりと鑑賞していただけるかと思います。

サンタントニーノの回廊にもフレスコ壁画が描かれています。

階段を登り2階へ上ると目の前にフラ・アンジェリコの傑作「受胎告知」が現れます。

2階には修道士たちが寝泊まりしていた独房があり、その独房内にもフレスコ壁画が描かれています。

大聖堂付属のサン・ジョバンニ洗礼堂。

ギベルティによる有名な東側の扉「天国の扉」を拡大します。
こちらはレプリカで本物はドゥオーモ付属博物館に所蔵されています。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母大聖堂)とジョットの鐘楼。
イタリアでは司教座聖堂のことをドゥオモと呼んでいます。

シニョーリア広場。現在市庁舎として使われているヴェッキオ宮殿、その右奥に見える建物がウフィツィ美術館です。

ヴェッキオ宮殿正面脇にあるミケランジェロ作のダビデ像のレプリカ。
本物はアカデミア美術館でご覧いただけます。

ウフィツィ美術館の見学です。美術館内の主要作品をいくつかご紹介いたします。
ルネッサンスの先駆けジョット作「荘厳の聖母」

フィリッポ・リッピ作「聖母子と二天使」

ボッティチェリ作「プリマヴェーラ(春)」

ボッティチェリ作「ヴィーナスの誕生」

レオナルド・ダ・ヴィンチ作「受胎告知」

ラファエロ作「ヒワの聖母」

ミケランジェロ作「聖家族」

ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」

カラヴァッジョ「バッカス」

アルノ川にかかるヴェッキオ橋を渡ります。

フィレンツェの街を一望できる絶景スポット、ミケランジェロ広場へはミニバンでご案内します。
本日は晴天で、まさに街全体が美術館といわれるゆえんがわかりました。

違う方向に目を向けると、トスカーナらしい眺望も楽しめます。

4日目
今朝もお天気に恵まれ、フィレンツェ出発。車窓から美しいトスカーナの景色を満喫しながら「イタリアワインの女王」と
称されるブルネッロ・ディ・モンタルチーノの地、モンタルチーノへ向かいます。
2時間後、ワイナリー「FATTORIA dei BARBI」に到着。

ワイナリー横にはワインとトスカーナの地の食材を楽しめるタベルナ(食堂)が併設されています。
本日はお客様の希望もあり屋外のマロニエの木陰でランチをお楽しみいただきました。

まずは専属ガイドと一緒にワイナリー見学です。歴史ある熟成セラーの壮大な樽からスタートします。
ここでは主にスラヴォニアン、フレンチオークが使われています。

1870年代から続くヴィンテージを含むワインのコレクションはワイン愛好家の垂涎の的になっています。

ワイナリー見学後にワインの購入も可能です。
100年以上作り続けられているブルーラベルとレゼルヴァ(熟成5年で、その内3年は樽熟成)が大人気でした。

その後お待ちかねの試飲です!
本日はお食事とともにブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(2017ブルーラベル)と同じ地区で造られる若くから飲める
ロッソ・ディ・モンタルチーノ(2020)の2種類の赤ワインをいただきます。

まずは当地ご自慢のハム(生ハム、サラミ、コッパ)とチーズ3種のビッグな盛り合わせです。
ともに出されたパンも美味で赤ワインがすすみます。

メインはトスカーナで生まれた手打ちのちょっぴり太めのパスタ「ピーチ」です。
コシがあり、ミートソースと絡めていただきます。パスタの茹で具合も絶品でした。
ここまでで既にお腹ははちきれそうなため、本日はデザートの代わりにお好みのコーヒーをお出ししました。

評価は星5つ★★★★★
昼食後「トスカーナの宝石」と称される世界遺産ピエンツァへ。
わずか2000人あまりの小さな町の散策はムレッロ門からスタートします。

町の中心、ピオ2世広場にあるドゥオモと旧司教館です。
ピオ2世はこの町出身の15世紀の教皇であり、当時ルネッサンスを代表する建築家のひとりロッセリーノに命じて
思い通りの理想郷を作らせようとしましたが、突然の死で都市計画は中断され、未完のまま今日まで残っています。

ドゥオモの内部はドイツの影響を受けています。

同じ広場にあるピッコローミニ宮殿の中庭です。

ドゥオモ脇から入った小道、カセッロ通りから美しい世界遺産オルチャ渓谷の眺望をご覧いただけます。

この通りはいつも観光客でにぎわっています。振り返るとドゥオモの鐘楼が見えます。

ピエンツァは羊のチーズ「ペコリーノチーズ」で有名です。町のメインストリートであるロッセリーノ通りにある
食材屋さんでも購入可能です。真空パック(ソットボート)にしてもらうと安心ですね。
散策後ローマまで約3時間ドライブし、ホテルチェックイン。
宿泊ホテル:STARHOTELS METROPOLE(3連泊)
小休憩後近くのレストランへ。
夕食:AMEDEO
最初にアンティパスト。
モッツァレラチーズとドライトマト、なすとズッキーニのグリルです。

第一のお皿は小エビ入りリゾット。エビのエキスがたっぷりでお米の固さも絶妙です。

まだまだ出ます! メインはナスのパルミジャーノ風です。
スライスしたナスを揚げ、トマトソースとチーズを層状にのせて焼き上げた料理です。

デザートはシンプルにパイナップルです。お腹いっぱいだったので助かりました。

評価は星4つ★★★★
5日目
朝食:ホテル内レストラン
いつもと同様甘いパン豊富なパンコーナー。

シリアル類も定番です。

ハム、チーズ類。生ハムがなくて残念との声も。

こちらはフルーツコーナー。

温かい料理はここが一番種類は豊富でした。

ジュース類と選べるティーパックセット。

こちらも生野菜が用意されていました。

ホテルのロビーは広々として快適です。

ホテルの外観です。テルミニ駅に近いホテル街の一角にあります。

本日はミニバンにて世界遺産ローマ歴史地区観光へ出発。歩行距離を減らしてお身体の負担を少なく楽々観光です。
まずは、古代ローマの円形闘技場コロッセオへ。
左に見えるのはコンスタンティヌス帝の凱旋門です。パリの凱旋門はこの門を参考にしています。


ベルニーニによって造られた四大河の噴水で有名なナヴォーナ広場。

ローマにある最も巨大なバロック時代の人口の泉、トレビの泉。

観光後に皆でスペイン広場にも立ち寄りました。

観光後、一旦ホテルに戻り、近くのレストランへ。
昼食:PIZZERIA LA GALLINA BIANCA
新鮮なサラダからスタート。

これから私たちのピッツァがまさに後ろの窯の中に入れられようとしているところ。

本場ローマのピッツァ・マルゲリータが一人1枚ずつど~んと出てきます。
ナポリと違ってローマのピッツァは生地を縁まで薄く延ばしてカリカリに焼き上げるため、皆様ほぼ完食。

最後はさっぱりとジェラートで締めました。

評価は星5つ★★★★★
午後は自由行動です。
各自、観光やお買物など楽しまれました。
夕食:ANTICA BOHEME
第一のお皿は本場ローマのスパゲッティカルボナーラです。
バターや生クリームは一切使わず、濃厚に仕上げてます。

メインのお皿はローマ名物サルティンボッカです。
子牛肉に生ハムとセージの葉を重ねてソテーしています。

デザートにはレアチーズケーキが出ました。

評価は星3つ★★★
6日目
世界遺産バチカン市国観光へ。
まずはバチカン博物館へ入場しました。入口を抜けてピーニャの中庭を通過します。

最後に入場するシスティーナ礼拝堂はガイドによる案内と写真撮影が禁じられているため、こちらの中庭にある看板を
使って予め説明を聞いておきます。
こちらはミケランジェロ作祭壇画「天国の審判」。

ミケランジェロ作天井画「天地創造」

ピオ・クレメンティーノ美術館にある古代ギリシャ時代の彫刻「ラオコーン像」

ダイナミックな「ベルべデーレのトルソ」

タペストリーのギャラリー。

地図のギャラリー。

ラファエロの最高傑作といわれる「アテネの学堂」。

ラファエロの間を抜けた後、システィーナ礼拝堂に入場します。
その後、カトリックの総本山サン・ピエトロ寺院に移動します。
ミケランジェロ作「ピエタ像」は彼が若干24歳の時の作品です。聖母マリアが十字架から降ろされたイエスを胸に
抱く姿が表現されています。

身廊奥にはベルニーニ作の大天蓋と聖ピエトロの司教座が見えています。

天井を見上げるとミケランジェロが設計したクーポラ(大円蓋)。

バチカン市国とローマ教皇を警護するスイス人衛兵。カラフルな制服もおしゃれですね。

見学後振り返ると巨大な寺院の姿をご覧いただけます。

観光後、午後は自由行動。最後のローマの休日を楽しまれました。
7・8日目
最終日の朝食は早朝出発のため、簡単な軽食をご用意いたします。

早朝ローマ空港出発し、パリ経由にて帰国の途に。
帰りは関西空港までは少し短縮されて12時間20分の空の旅となりました。
帰国時の規制が緩和され、皆様と一緒に無事に帰国することができ、ホッといたしました。
今回訪れたイタリアは多くの観光客でにぎわい、以前の喧騒が戻っています
フレンドツアーでは他のイタリアツアーの販売も再開いたしました。皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。
フレンドツアー

ヨーロッパ
アジア
アフリカ
中近東
北米
中南米
オセアニア
南太平洋
ミクロネシア