旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年4月30日
憧れの地イタリアと太陽の国スペイン10日間のツアーに行ってきました。
ヴェネチア、フィレンツェ、ローマとバルセロナを巡る見どころを抑えたツアーです。
最初の訪問地ヴェネチアではあいにくの雨からのスタートでしたが、徐々に晴れ間も出てきました。
今年のイタリアの春は雨が多く、この時期には珍しく中心地も水が上がっている状況でした。
まずはドゥカーレ宮殿から観光スタートです。
ドゥカーレ宮殿内部。
世界最大の油絵でもあるティントレットの「天国」
溜息橋を渡り牢屋も見学しました。
サンマルコ寺院のファサードにはサンマルコのご遺体がアレクサンドリアから豚肉の隠して運ばれるところがモザイクで描かれています。
ご昼食にはヴェネチア名物のイカ墨スパゲティとシーフードフライ。
リアルト橋から見た大運河の景色。
ヴェネチアのコンコルディアホテルでのご朝食。
プロセッコ(スパークリングワイン)も提供されていました。
3日目にはバスにてフィレンツェへと移動します。
高台にあるミケランジェロ広場から見たフィレンツェ旧市街とアルノ川。
ご昼食はパン入りトマトスープ”パッパ・アル・ポモドーロ” 野菜がたっぷり乗ったチキングリル。デザートにはチーズケーキでした。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼。
現在は市庁舎として利用されているヴェッキオ宮殿。
ウフィツィ美術館の入場券にもなっているフィリッポ・リッピ《聖母子と二人の天使》
サンドロ・ボッティチェッリ 《プリマヴェーラ》 《ヴィーナスの誕生》
ギリシャ時代の大理石の彫刻や絵画で飾られ、天井ドーム部分は東方の海から運んできた貝が6千個も装飾されている美術鑑賞部屋《トリブーナ》
ウフィツィ美術館から見たアルノ川にかかった「ヴェッキオ橋」
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」
ラファエロの《ヒワの聖母》
ミケランジェロ《聖家族:トンド・ドーニ》
混雑はしていましたが、やはり見どころたくさんの美術館です。
ホテルまでの帰り道ではフィレンツェ発祥の世界最古の薬局、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局にも立ち寄りました。
奥には修道院だったころの中庭も残っています。
夕食にはフィレンツェ名物、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)。
フィレンツェでも熟成肉が流行りです。
フィレンツェでの自由行動の際には市場へ立ち寄りました。
自由行動の際にはトスカーナ大公の宮殿として使用されたピッティ宮殿へ。
1日たっぷり自由行動の時間があるのでお好みの過ごし方をすることができます。
豊富なメニューが並ぶフィレンツェのホテルでのご朝食。
ナポリの名物焼き菓子で貝殻をかたどった何層ものパイ生地の中にリコッタチーズが入った”スフォリアテッラ”も並んでいました。
ローマに移動しご昼食はローマ名物の”カルボナーラ”
本場のカルボナーラは生クリームは入らないので濃厚ですが、胃もたれしません。
イタリアではショートパスタで食べるのが一般的ですが、日本人の好きなスパゲティで作ってもらいました。
午後からか、現在なかなか予約が取れないバチカン美術館へ。
美術館の中庭から見たサンピエトロ寺院のクーポラ。
バチカン美術館内にあるピナコテーカ:絵画館へのほんの少しですが立ち寄りました。
古代ギリシャの彫刻「ラオコーン」や豊饒と母性を象徴する複数の乳房で飾られたエフェソスのアルテミスの女神像などたくさんの彫刻が並んでいます。
天井装飾も美しい「地図の間」
残念ながらシスティーナ礼拝堂は写真が撮れませんがこの後入場して真近で鑑賞することができます。
ローマ名物が並ぶ夕食メニュー。どれもとっても美味しかったのですがお腹いっぱいで食べられず残念(涙)
食べてる途中となってしまいましたが、デザートは色々な種類を皆でお味見しました。
最後にはイタリアの本気のちょっぴりしか入っていないエスプレッソコーヒーにて締めました。
イタリアの定番朝食は甘いクリームが入ったコルネット。
珍しくピスタチオクリームが入ったコルネットも並んでいました。
6日目のローマ観光は便利なミニバンにてパンテオンまで移動しました。
近くには美味しそうなハム屋さんもありました。
今年は25年に1度聖なる門が開く聖年『ジュビレオ』のため多くの信者達が聖門をくぐりにやってきていました。
十字架から降ろされたイエス・キリストを抱きかかえる聖母マリアの姿を表したミケランジェロ作の「ピエタ像」
ピエタとはイタリア語で「あわれみ」「なぐさめ」を意味します。
ベルニーニが設計した青銅製のサンピエトロ大聖堂の大天蓋(バルダッキーノ)
サンピエトロ大聖堂内の壁画が全てモザイクでできています。
翌日の復活祭の日曜日に向けて準備が進められていました。
フランチェスコ教皇が最後のお言葉をかけてくださった場所となりました。
『トレビの泉』にコインを投げるには現在列に並ぶ必要があります。苦労の甲斐あってしっかりのコインを投げられ、写真もきれいに撮ることができました。
毎年この時期だけつつじで飾られる「スペイン階段」
イースターホリデー(復活祭のお休み)のため、スペイン階段の目の前のコンドッティ通りは大混雑でした。
少し高台から見た「コロッセオ」
自由行動の時間で「真実の口」へ
復活祭のころの咲く「ユダの木」
イタリア最後の夕食は自由食となっていましたが、ホテルにてお取りいただきました。
7日目には飛行機にてバルセロナへ移動しました。
バルセロナではまずはランチへ。
スペイン名物”生ハム”はまたイタリアとは違ったハムになります。
パンにトマトを塗った”パンコントマテ”の生ハムを載せていただきます。
中近東でよく食べらてるひよこ豆のペースト”フムス”や南イタリアの名物ブッターラチーズが入ったサラダ。
色々な種類のタパスメニューが並びました。
最後にはしっかりと甘いデザートで締めます。
高齢になった銀行家パウ・ジル が新しい病院をを建てるようにバルセロナ市に高額の寄付をし、建築家ムンタネーによってサンパウ病院。
1997年、サン・パウ病院とカタルーニャ音楽堂としてユネスコの世界遺産に登録されました。
2009年まで病院として使われていましたが、内部もモザイクで美しく装飾されています。
サグラダ・ファミリア。聖家族贖罪教会。
生誕の門にある”イエスの誕生”の像
ステンドグラスの光が美しいサグラダファミリア内部。
オリンピック・ポートにあるレストランにてご夕食。
シーフードとイカ墨の2種類のパエリアを堪能しました。
デザートにはレモンソルベでさっぱりと。
7日目の市内観光ではホテルからもほど近いグラシア通りにある「ロエベ」の入ったモンタネールによる建物やガウディ作の「カサ・バトリョ」などをまずは見学しました。
ミニバンにて旧市街にある『カタルーリャ音楽堂』へ向かいました。
建築家ムンタネーの最高傑作として知られるカタルーニャ音楽堂はアール・ヌーヴォー様式のレンガ造りの音楽堂で、タイル、モザイク、鉄、石、ステンドガラスの装飾がに素晴らしい建物です。
地元合唱団の練習、コンサートを開く場所として建てられました。
スペイン市民戦争の時に破壊されずに、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。
地上階にあるカフェも素敵です。
近くにあるカテドラルまで足を延ばしました。
ちょうどこの時フランシスコ法王(イタリアではフランチェスコ法王)が亡くなり追悼の鐘がたくさん鳴りだしました。
カサ・ミラ邸には入場しました。
直線分がまったくなく砂丘や波のような雰囲気を持つガウディが建築した実業家のペレ・ミラの邸宅です。
バルセロナでの宿泊ホテル「ルネッサンス・バルセロナ」での朝食もメニュー豊富でした。
通常では入場しない場所へ入場したり、お食事も種類豊富でおいしいメニューが並びました。
ぜひお出かけください。
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