旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年4月21日
フレンドツアー 関西発
2025年3月23日出発
エミレーツ航空利用
麗しのイタリア9日間【コースコード:FE089】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は星5つ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~ドバイ~ミラノ
深夜、関西空港よりEK317便にてドバイへ(11時間)。ドバイにて乗り継ぎ、EK205便にてミラノへ(6時間35分)。
ミラノ、マルペンサ空港到着後、ホテルへ。翌日からの観光に備えてゆっくりとお過ごしいただきました。
夕食:ホテル内レストラン
名物ミラノ風リゾット。サフランを入れた鮮やかな黄色のリゾットは好評でした。お好みでチーズを振りかけていただきます。
チキンのスカロッピーネ、レモンソース&キャロット。付け合わせの大量の人参にビックリします。
パンナコッタ、チョコレート添え。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:STARHOTELS TOURIST
3日目 ミラノ~ベネチア
朝食:ホテル内レストラン
イタリアの朝食には定番の甘いものコーナー。
ハム、チーズ類。
おやつタイムのようなケーキ類も定番です。
イタリア人は朝食時にあまり生野菜を食べないため、他の国に比べると野菜は少なめです。
温かい料理コーナーには温野菜もありました。
朝食後、ミラノ観光へ。スフォルツェスコ城中庭。
イタリアオペラ最高峰といわれるスカラ座正面。
ガラスと鉄のアーチが印象的なヴィットリオ・エマヌエレ2世ガレリア。
フリータイムでドゥオモ(大聖堂)に入場された方もいらっしゃいました。
主祭壇後方のステンドグラスの美しさに目を奪われます。
ミラノのシンボル、ドゥオモの正面。
散策中、満開のモクレンの花をパチリ!
世界遺産サンタマリア・デレ・グラッツィェ教会外観。ブラマンテ設計の丸屋根が目を引きます。左側の建物内にあの有名な壁画があります。
教会内部にも入ってみました。
教会敷地内の修道院の食堂に描かれた壁画が、レオナルド・ダヴィンチ作「最後の晩餐」です。15分間じっくりとご覧いただきます。
ダヴィンチの壁画の向かいには、モントルファーノ作「キリスト磔刑図」があります。
昼食:TERRAFERMA
スパゲッティポモドーロ。トマトソースのシンプルな美味しさで好評でした。
名物コットレッタ・アラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)&サラダ。子牛肉をたたいて薄~くして調理します。
温かいアップルタルトも美味しくいただきました。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、水の都ベネチアへ。ホテルへは水上タクシーで向かいます。
ホテルチェックイン後、夜景に変わったサンマルコ広場に向かいました。本島に宿泊すると昼間とは異なる静寂さが味わえます。
1720年創業のカフェフローリアンでは、行きかう人々が美しい音色に耳を傾けていました。私達も少しばかり贅沢な時間を共有しました。
夕食:TRATTORIA ALLA SCALA
イカ墨スパゲティ。中にはイカもたくさん入っていました。
シーフードのフリットミスト(イカ、エビ、イワシ、小魚)&サラダ。シンプルにレモンを絞っていただきます。
チョコレートケーキは思ったよりさっぱりとしていました。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:STARHOTELS SPLENDID VENICE
4日目 ベネチア~フィレンツェ
朝食:ホテル内レストラン
フルーツ、ヨーグルト、チーズ類。
たっぷりの甘いものコーナー。
温かい料理は少なめです。
ハムと野菜類。
ジュースと共にスパークリングワインもありました。
宿泊ホテルは、サンマルコ広場に近い便利なロケーションにあります。
ロビーも広々としてクラシックな雰囲気です。
朝食後、徒歩にて世界遺産ベネチア観光へ。こちらはドゥカーレ宮殿と牢獄を結ぶため息橋。
ベネチア共和国の総督邸兼政庁舎でもあったドゥカーレ宮殿中庭。奥にサンマルコ寺院の丸屋根も見えています。
宮殿内部の謁見の間。金色の豪華な装飾が施された内装に共和国の栄華がしのばれます。
大評議会の間。正面にあるのはベネチア派の画家、ティントレット作「天国の階段」の大作です。
ため息橋を渡って牢獄にも入っていきます。
ドゥカーレ宮殿の本来の正面階段。
サンマルコ寺院内のオリジナルの青銅の馬の像。第4回十字軍の際、コンスタンティノープル(現在のトルコ、イスタンブール)から戦利品として持ち帰ったものです。
寺院内2階バルコニーから見る黄金に輝くモザイクは圧巻です。正面奥にはベネチアの守護聖人である福音書記者サンマルコの遺物を安置しています。
2階のテラスから眺めるサンマルコ広場。
約30分のゴンドラ遊覧もお楽しみいただきます。
サンマルコ寺院と鐘楼。
昼食:MONDO NOVO
エビとズッキーニのタリアッテレ。エビがたっぷり入っていました。
ヨーロッパキダイのフィレ&フライドポテト。
思ったよりさっぱりとクリーミーなティラミスは好評でした。
評価は星3つ★★★です。
昼食後、再びリアルト橋そばより水上タクシーにてベネチアを後にします。
カナルグランデ(大運河)に面するゴシック様式の邸宅、カ・ドーロ(黄金の館)。
花の都フィレンツェに到着後、旧市街を眺望する高台のミケランジェロ広場へ。あまりの人の多さにビックリしました。
夕食:MATTO MATTO
トスカーナ風前菜(ハム、サラミ類とペコリーノチーズ、ブルスケッタ)。
名物フィレンツェ風Tボーンステーキ&サラダ。なんとこれで一人分500gです。
デザートはチーズケーキです。ソースはチョコレートまたはベリーソースをチョイスできました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:ALBANI
5日目 フィレンツェ
朝食:ホテル内レストラン
パンコーナー。
フルーツと野菜類。
温かい料理のコーナー。
ハム、チーズ類。
朝食後、徒歩にて世界遺産フィレンツェ歴史地区の観光へ。ホテル近くのメディチ家礼拝堂とサンロレンツォ教会。
ドゥオモ(花の聖母大聖堂)を正面から眺めます。
洗礼堂の入り口を飾るギベルティ作「天国の扉」のレプリカ。本物はドゥオモ博物館にあります。
シニョーリア広場にあるベッキオ宮殿とロッジャ。
宮殿前にはミケランジェロ作「ダビデ像」のコピーがおかれています。本物はアカデミア美術館の中にあります。
いよいよルネサンスの名作が目白押しのウフィツィ美術館に入場します。
館内の廊下の天井はグロテスク様式で描かれています。
ルネサンスの先駆け、ジョット作「荘厳の聖母」。
フィリッポ・リッピ作「聖母子と二人の天使」。
ボッティチェリ作「ヴィーナスの誕生」。
同じくボッティチェリ作「プリマヴェラ(春)」。
レオナルド・ダヴィンチの未完成作品「東方三博士の礼拝」。
同じくダヴィンチ作「受胎告知」。
ラファエロ作「ヒワの聖母」。
ミケランジェロ作「聖家族」。彼が完成させた板絵の中で唯一現存するトンド(円形宗教画)として知られています。額縁も彼自身の制作です。
ティチアーノ作「ウルビーノのビーナス」。
カラヴァッジョ作「メドゥーサ」。
同じくカラヴァッジョ作「バッカス」。
若きレンブラント作「自画像」。
アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオ。
手前から洗礼堂、ジョットの鐘楼、ドゥオモと並んでいます。
午後は、各自観光やショッピングなど思い思いにフリータイムを過ごされました。
ホテルそばの中央市場内フードコートにある名物ランプレドットのお店には常に行列ができていました。
市場内のお店には色鮮やかな野菜や色々な食材のお店も多く、お土産探しに便利です。
宿泊:ALBANI(連泊)
6日目 フィレンツェ~ローマ
朝食後、高速列車「Italo」プリマクラスに乗車し、一路永遠の都ローマへ。大きなスーツケースは別送しますので手荷物のみのラクラク移動です。
ローマ・テルミニ駅到着後、ホテルに向かいます。大きな手荷物を置いて出発。
昼食:LA GALLINA BIANCA
ミックスサラダ。
私達のピッツァを作ってくれてます。
一人一枚の巨大なマルゲリータピッツァをいただきます。この後はバニラジェラートが出ました。(写真なしですみません)
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、世界遺産ローマ歴史地区観光へ。大型バスの規制が多いローマでは、ミニバンに分乗してのラクラク観光です。
まずは古代ローマの円形闘技場コロッセオへ。
フォロロマーノ遺跡も眺望。
トレビの泉はコインを投げ入れる人々が長蛇の列をなしていました。
パンテオン外観。
バチカン市国を守るのはカラフルな衣装を着けたスイス人の衛兵です。
今年は25年に1度しか訪れない聖年です。カトリック教会の総本山であるバチカンでは「ポルタサンタ(聖なる門)」が開かれ世界中から巡礼者が訪れます。
私たちもその聖門をくぐってサンピエトロ寺院に入っていきます。
聖門をくぐって入場、振り返ってみた門は通常はセメントで固められています。
若きミケランジェロが制作した「ピエタ」。彼の長いキャリアの中で唯一のサイン入りの作品です。
こちらもミケランジェロが設計したとされるクーポラの天井。
寺院内の唯一無二の荘厳さに圧倒されます。
教会前の広場から眺めるサンピエトロ寺院。
夕食:COTTO
アンティパストは野菜のグリルとブルスケッタが出ました。
名物の濃厚なカルボナーラはリガトーニ(パスタ)で出されました。これで半分の量です。
こちらも名物サルティンボッカ&サラダです。豚肉に生ハムとセージをのせてソテーしています。
デザートはクリームキャラメルです。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:STARHOTELS METROPOLE
7日目 ローマ
朝食:ホテル内レストラン
ルッコラ、ミニモッツァレーラ、プチトマトで朝からとってもイタリアン!
ハム、チーズ類。
シリアル類も豊富です。
フルーツも豊富なラインナップ。
あったかい料理コーナーには豆類やチコリアも並んでいました。
本日は終日フリータイムです。皆様、ショッピング、観光、散策と最後のローマの休日を楽しまれました。添乗員はご希望のお客様と中心部に繰り出しました。
まずはスペイン広場へ。
階段近くの1760年創業の老舗カフェもイースターの飾りつけでした。
映画「ローマの休日」で有名な真実の口。
紀元前1世紀に造られたマルチェロ劇場は、現在上層階はアパートとして使われています。
カンピドーリオの丘に上がるミケランジェロ設計の階段近くには見事な藤の花が咲き乱れていました。
市庁舎裏のテラスからフォロロマーノを眺望。
昼食にはローマ名物アマトリチャーナをご賞味いただきました。
ホテルそばのサンタマリア・マジョーレ教会もバチカン管轄のため、聖なる門が開かれています。
教会内部の格天井には、新大陸から持ち帰った金が使われています。
モザイクも大変貴重な古い時代のもので必見です。
主祭壇の下にはイエスキリストが生誕の際に使ったとされる「飼い葉おけ」の木片が収められており、多くの信者さんがお祈りされてました。
サンタマリア・マジョーレ教会正面外観。フリータイムにお勧めのスポットの一つです。
ホテルのロビーも広々として快適に過ごせます。
宿泊:STARHOTELS METROPOLE(連泊)
8~9日目 ローマ~ドバイ~大阪
午前はゆったりと12時過ぎにホテル出発、フィウミチーノ空港に向かいます。ローマよりEK98便にてドバイへ(5時間5分)。
日にちが変わり、深夜ドバイよりEK316便にて帰国の途へ(8時間30分)。夕刻、関西空港到着。長い空の旅お疲れさまでした。
コロコロと変わりやすい天候の中でしたが、何とかスムーズに行程を進めることができ、皆様の温かいご理解、ご協力感謝いたします。
イタリアを代表する趣の異なる4都市を満喫、フィレンツェ、ローマでは2連泊しフリータイムもお楽しみいただけます。イタリア初心者の方にもリピーターの方にもおすすめのツアー内容です。皆様のご参加、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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