旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2019年12月 9日
フレンドツアー 関西発 2019年10月3日出発
A205 KLMオランダ航空利用 秋のイタリア アルバのトリュフ祭りとピエモンテ秋の味覚を訪ねる9日間
のツアーで実際にお召し上がりいただいたお食事と観光の様子をご紹介します
お食事の評価は★の数であらわしています。★★★★★星5つが満点です
1日目
関西空港発KLMオランダ航空アムステルダム経由ミラノマルペンサ空港着
ミラノ中央駅すぐのSTARHOTEL ECHO宿泊
モダンで綺麗なホテルでゆっくりお休みいただきました
2日目 21℃/10℃
ホテルにて朝食 レストランもお洒落です。
オーガニックのBIO食材を中心にEATALYプロデュースのビュッフェです
ヨーグルトや果物のピューレ 甘酸っぱくっておいしかったです。
シリアルやシード類もいろいろ…健康には良さそう。。。
もちろん温かい卵料理やベーコンなどもありました。
明るいロビーの奥がレストランです。
夕方にはBARになり、食前酒も楽しめます
この日は丘の上の中世都市、ベルガモを観光
そして湖水地方のコモ湖へ。
昼食はL’orologio にて
トマトソースのスパゲッティ(すみません食べかけです)
あっさりと美味しかったです
ローストポークとポテト
薄味でした。
ティラミス 甘さ控えめで食べやすいお味でした。
★★★★4つです。
今日から3泊はアルバ近郊のPollenzo にあるホテルLa Corte Albertina。
Pollenzo は小さな村ですが、中世からのお城を19世紀前半にサヴォイア家のカルロ・アルベルト公が再建した塔が残っています。
ホテルもその時に農業の為に建てられた建物だったそうです。
ホテルすぐ横の教会内部。
新しいですが、奥の聖歌隊席はドイツの方から移築した歴史あるものだそうです。
ゆっくりホテルで休憩したあと、Priocca d’Albaという小さな町にある
ミシュラン一つ星レストラン「Il Centro」へ
車がないと行けない、小さな町にひっそりとある、女性シェフのお店です
ここから「アルバのトリュフとワインの騎士」富松恒臣氏と合流。
お食事に合わせて富松氏セレクトのワインもついているのが今回のコース
まずはスプマンテ(スパークリングの白ワイン)で乾杯
前菜三種
左:リコッタチーズのカンノーロ風 畑の花添え
中:メレンゲ バルサミコソース コテキーノ(薄いサラミ)
右:ピメントのアンチョビとオリーブ詰め
前菜もう一つ
フォアグラのチェリーシロップがけ
クルミとヘーゼルナッツのクラッシュ
そして次の白ワイン Roero Alneis
前菜その3
生肉 ファッソーネ パルメザンチーズ添え
前菜その4
菊芋のミルフィーユ バーニャカウダソース
上に載っているのもカリカリの菊芋チップ
赤ワイン バローロ Hilberg Pasquero
そしていよいよ!
タイヤリン(ピエモンテ特産の細い卵麺)の白トリュフ掛け
白トリュフは高級品なので、店のオーナーさん自ら持ってきて目の前で削ってくれます
やっとメインです
牛ほほ肉の煮込みとポテトピューレ
左はイチジクのキャラメリゼ
デザートはピエモンテ産のヘーゼルナッツのいろいろ
ふわふわのムース・ケーキの中にとろりとヘーゼルナッツクリーム・そしてアイスクリーム
もちろん大満足の★★★★★5つです
3日目 23℃/12℃
ホテルの朝食 イタリアらしい素朴なビュッフェです
チーズもヨーグルトもフレッシュで美味しかったです
旬の果物もたくさんありました。
今日はバルバレスコのワイナリー訪問です。
ランゲの丘の一面のブドウ畑は世界遺産にもなっているとか
バスを降りてからしばらくブドウ畑の中を歩きます
代々伝わるセラー
いよいよ試飲です
今のオーナー手造りの内装だとか
6種テイスティングに合わせてハムやチーズ、ブルスケッタもいただきました
15か月 小樽で熟成したバルベーラなど、6種試飲しました
甘いタルトとローストしたピエモンテ産のヘーゼルナッツも
そしてアルバの街へ戻ります
トリュフ祭り最初の日曜日とあって、パリオ祭り開催
中世の衣装をまとったそれぞれの地区のパレードに遭遇
そしていよいよトリュフ祭りの会場へ
入場券とワイン2杯試飲(グラスプレゼント付)をおつけしていますのでゆっくり楽しめます
トリュフのお店がズラリ
トリュフオイルやトリュフバター、そのほか蜂蜜・チーズ・ハム・オイルなど
いろいろな食材が売られています
ハムやサラミもたくさん。試食もOK
こちらはパスタ・ソース・オイル
トリュフのペーストも美味しいですよ
イートインコーナーもあります。
ワイン試飲コーナー
2枚のチケットを切り離して使います。
グラスはそのままお持ち帰り
本日のディナーはTreisoという街にあるミシュラン一つ星
「La Ciau del Tornavento」にて
ちょっと早めの19時に着いたら
「ランチのお客様が今終わって片付けているところ」だそう
ゆーーーっくり時間をかけて食事を楽しむ場所なんですねえ・・・・。
ちなみに正規のオープン(私たちの予約)時間は19時30分です。
お洒落でシックな店内です
テーブルに着く前に、地下のワインセラーを拝見
奥の壁一面にズラリと並んだ金色の包みは・・・・高級スパークリングワイン
もちろん全て本物です・・・
高級ワインのマグナムボトルもこんなにある・・・・
全部合わせると金額にして、もちろん億単位だそうです・・・・
こんなワインセラーで食前酒をいただき、おつまみも運んでくださいました
いよいよテーブルに着き、前菜。
クルマエビのフライと、緑色のは・・・・蛙のフライだそう・・・・
蛙は鶏肉のような食感で淡白なお味でした。
仔牛肉のミルフィーユとブッラータチーズ
ヘーゼルナッツのオイル仕立て
そしていよいよ
卵のココット 白トリュフ掛け
箱を閉じた状態でサーヴされ、テーブル全員の箱を一斉にウェイターさんたちがオープン
すると一気にトリュフの芳香が立ちのぼります
ピエモンテ名産の詰め物パスタ・アニョロッティ
まるで鳥の巣のような盛り付け(これは食べられません)
メインはヤギ肉2つの料理法で
ローストと衣をつけてステーキに
ちょっと私には脂っこかったような・・・・。
デザートはジャンドゥイヤ(ヘーゼルナッツペーストを練りこんだチョコレート)タルト
&タバコ風味のアイスクリーム(そういわれると微かにタバコの香り???)
プティフールとコーヒー
美味しいのですがもうおなか一杯
もちろん大満足の★★★★★5つです
たっぷり3時間のディナーでした・・・・
5日目 23℃/10℃
今日はバローロのワイナリー「Oddero」見学です。
昔ながらの農耕器具を博物館のようにコレクション展示していました
特大のワイン樽
この樽を入れるために壁を潰した場所も残っています。
説明しているのが今回アルバ同行の「アルバのトリュフとワインの騎士」富松氏
収穫真近の葡萄が実っています
試食させてもらったら、甘くておいしかった
もともとは奥に見える教会の葡萄畑だったそうです
昔ながらの圧搾機も置かれています。
大きなワイナリーです。
いよいよ試飲
その後、バローロの街を散策、サンドイッチなどランチを済ませて一旦ホテルで休憩。
夕方、再びアルバの街へ繰り出しました
ディナーはアルバの街の中心にあるレストラン「La Piola」にて
ミシュラン3つ星を持つシェフの監修のお店だそうで、カジュアルですがとっても美味しくて、地元の人でいっぱいでした。
前菜 ローストビーフ カルパッチョ、ロシアンサラダ
「プリン」この地方の詰め物パスタです
今日もワインを合わせてのディナー
バローロが濃いめの味付けにぴったりです
メインはほほ肉の煮込み、ポレンタ(トウモロコシの粉を蒸してつくる)添え
デザートはピエモンテのお菓子「ブネ」
濃厚こってりとしたチョコレートプリンに近い感じです
もちろん★★★★★5つです
6日目 19℃/10℃
今日はアルバを離れて東へ
途中、トルトーナで今回3つ目のワイナリー訪問です。
「La Colombera」という珍しい白ワインTimorassoを生産している家族経営のワイナリー
ちょうど醸造過程の重要ポイント、葡萄の皮と種を除去する工程の作業中でした。(これは赤ワイン)
わずか1週間ほどのタイミングでこの工程を終えなければならないそう
女性オーナーのエリーザさん、とっても気さくで明るくて、ワインへの情熱はひいおじいさんの代から
しっかり受け継がれています
美味しいはちみつや珍しいチーズなどもありました
試飲は6種、チーズやサラミなどもいただきました
バイオリン作りの街、クレモナへ
ランチは「Osteria del Melogranoにて
サーモンのタルタル
久しぶりのシーフード
海老のリゾット 食べやすくて美味しかったです
ヌガーのセミフレッドをデザートに
久しぶりのシーフード、美味しかったです。
★★★★★5つにしておきます。
午後はクレモナのヴァイオリン博物館見学
グアルネリやストラディヴァリなど名器や工程などとても興味深い見ごたえのある博物館です
そしてパルマへ
ディナーは「Hostaria del Beppe」にて
焼き野菜とモッツァレラチーズ
連日ご馳走三昧だったのでさっぱりと美味しくいただけました
ペンネ ラグーソース
クリームカラメル これもシェフのお手製だそうです
ここのシェフ(楽しいおじさん)料理もサーヴも会計も一人でこなしてしまう
実はすごい人そう見えないところがまたすごい
★★★★4つにしておきます。
7日目 20’℃/10℃
パルマのお泊りはStarhotel Du Parc
朝食ビュッフェです。
今日はまずモデナ郊外にあるパルミジャーノレッジャーノチーズ工場へ
地図のこの地域で作られたものがパルミジャーノレッジャーノ呼称が許されます。
この窯で搾りたてのミルクをまず煮詰めて・・・
型にいれてしばらく水分を抜きます。
塩水につけたり、いくつかの工程を経て、この巨大な棚へ
2012年の地震で大被害を被った後、耐震構造になったとか。
長い熟成を経て、カットして包装します。
テイスティング。バターや生チーズもあります。ジャムやバルサミコとよく合います
次にモデナのバルサミコ酢醸造所へ。
大きな樽から小さなたるへ移しながら、50年、100年とかけて熟成させていきます。
ひいおじいさん、おじいさんの代はまだ収益にならず、
バルサミコ酢だけで生計をたてられるようになったのが4代目の今のご当主。
奥のほうにはエリザベス女王献上の樽も眠っています
そして出来上がったバルサミコ酢
今日のランチはパルマのハム工房にて
お洒落な店内です
生ハム・黒豚ハム・メロン・チーズなど
手打ちのアニョロッティ 中はリコッタチーズ
デザートはプラムジャム入りクッキーでした。
シンプルだけど美味しい!★★★★★5つです。
そしてハム工房へ。
ずらりと並ぶ黒豚のハム
塩・胡椒・米粉を擦り込んでいきます
最後のディナーはホテルにて。
シーフードタリアテッレ
見えませんが海老とムール貝が入ってました
サーモンの地中海風ポテトのローズマリー風味
フレッシュフルーツ
★★★★4つでしょうか。
8日目
早朝、ミラノマルペンサ空港から帰国しました。
アルバのトリュフ祭りに合わせた特別企画のツアー。
美味しいものいっぱい、普段なかなかできないワイナリー3か所、ハムにチーズにバルサミコ酢の製造者を訪ねる、
面白い&ゆったりと田舎を楽しむツアーでした
公共交通機関では行けない場所ばかりでしたが、バスでスイスイ行けるのがツアーのいいところ
また来年、どんな企画が出るかお楽しみに
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