旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2017年8月 2日
2017年 7月4日 関西空港発
A106
「ルフトハンザドイツ航空利用 北イタリア 絶景のドロミテ街道から美食の地ピエモンテの旅9日間」
のコースで頂いた食事の内容をご紹介させていただきます。例年よりも厳しい暑さのイタリアでしたが、おかげさまでお天気に恵まれ、雄大な景色を楽しむことができました。風景の写真も何枚かとってきていますので、並びにお楽しみいただけたらと思います。
食事の評価は五段階評価で表しています。ご参考にしていただければ幸いです。
関空からLH741便にてフランクフルトまで約12時間のフライト。LH330便に乗り継いで、ヴェネチアのマルコポーロ空港へ。到着後、大学の町、パドヴァへ。
宿泊地 : パドヴァ クラウンプラザ・パドヴァ泊
パドヴァのホテルの朝食の様子
季節もののチェリーがあったのですが、激しい略奪合戦となりました。あっという間に消えてしまった~
食事の評価 ★★★
ホテルを出発して、パドヴァ市内へ。旧市街の駐車場でバスを降りて歩いて観光。まだ朝なので少し暑さはましでした。ジョットの最高傑作のひとつ、スクロヴェーニ礼拝堂を見学した後、旧市街を散策しました。その後、バスに乗り、ミーラへ。隠れ家的なレストランにて昼食。プールもあって、緑の芝生がきれいなレストランにてゆっくりいただきました。
前菜はカニとトマトのニョッキ、バジル風味。トマトの酸味とカニのうまみがうまく混ざり合った一品でした。ニョッキも程よい固さでおいしくいただきました。パルメザンチーズをお好みでかけていただきます。食器はリチャード・ジノリです
メインはスズキのグリル。程よく焼かれていておいしくいただきました。海も近いので素材も新鮮です。季節の野菜も丁寧に調理されていて、盛り付けもきれいにアレンジされていました。
デザートはコーヒー風味のムース。程よいコーヒーの香りとカカオパウダーがアクセントとなっていました。そして食後のエスプレッソ。イタリアのコーヒーは濃厚でとてもおいしい。消化を助けるという役目も実はあります。
食事の評価 ★★★★
昼食後、山へ移動。コルティナ・ダンペッツオはヴェネチアやパドヴァと同じ、ベネト州にあります。早目に到着したので、町を散策した方も・・・・ ホテルは町の中心に位置してとても便利です。夕食は宿泊ホテルにて。
前菜はグリンピースのスープ。お豆の味がとても濃厚でおいしい。写真ではわかりにくいかもしれませんが、クリーミーでとてもおいしいスープでした。メインはポークのフィレとポテト。少し物足りないような味付けでしたが、お肉がとてもやわらかで食べやすかったです。胡椒をかけていただくとよりスパイシーで味が引き締まりました。昔ながらの銀のふたをしてテーブルに運んでくれて、数人のウェイターが一斉にふたを開けてくれます。パフォーマンスが粋なレストランです。
デザートはマカロンクリーム。チョコレートムースの上に小さなマカロンが載っていました。そして、季節ものの赤スグリとピスタチオの砕いたものが飾られています。色合いもきれいです。赤スグリは酸っぱいので先に食べた方がいいですね。
食事の評価 ★★★★ サービスは満点です
宿泊地 : コルティナ・ダンペッツオ ホテル アンコーラ 2連泊
ホテルの朝食の様子
イタリア人は朝から甘いものを食べるのが好き。ケーキ類もいっぱい。ここはもともとオーストリアの南チロル地方だったので、ケーキもオーストリア風でおいしく、パンもおいしい!
食事の評価 ★★★★
ちょっと日本人グループが多すぎて混雑気味・・・・・朝一番に必ず現れるのが日本人なので、みんな考えることは同じのようです・・・。
朝食後、トレチメ・ラヴァレードへ。真っ青な空、少し早目にホテルを出発したので、まだ人が少なくてよかったです。コルティナでさえ、気温が上がったので、みなさん暑さを避けて標高の高いところにやってきていたようです。夏休みも始まり、家族連れも多かったですね。
元気な方はラヴァレード小屋からラヴァレード峠まで登りました。
峠から降りてくる際に見えた、ラヴァレード小屋。
駐車場もあっという間にいっぱい。混んでくるときにうまく出発!駐車場の向こうにミズリーナ湖も見えますが、写真では見えないかな?!でもお天気が良いのはお分かりいただけると思います。
ミズリーナ湖畔から撮ったトレチメの様子。いつもに比べて湖の水の量が少なかったです。水不足が心配な夏です。
下山後、ミシュランの星付きのレストランで13:30頃から昼食。コルティナでも有名なレストランです。
前菜はエビとポルチーニ茸のクリームソース。エビの香りとポルチーニの香りがとても優雅。そして、高級鳥、ホロホロ鳥のローストとベーコンなどが入ったサラダ。ドレッシングがとてもおいしく、淡白なホロホロチョウとベーコンの塩加減が絶妙でした。
そして子羊の肉とトマトのショートパスタ。シェフがパスタの量を間違えて、少しサービスされたのが遅くなった人もいました。スミマセンでした~
メインは仔牛の頬肉のグリルとマッシュポテト。頬肉はポロポロ・・・・・と崩れるほどの柔らかさ。マッシュポテトもまるでクリームのような滑らかさでした。
デザートはチョコレートムースケーキ。濃厚なチョコレートで、枠もチョコレートで作られています。フルーツの酸味と振りかけてあるクッキーの粉ともいい感じ。とてもおしゃれな盛り付けで、色合いもきれいです。そしてプチフールも出されました。食べれない~といいながら、ついつい手が出てしまう・・・・・
食事の評価 ★★★★
パスタが時間差で出てきたうえに後から来たパスタはちょっと固かったのが残念・・・・・
昼食後、フリータイム。夕食も各自で。お昼がいっぱい過ぎて軽く済まされた方も多かったです。近くにスーパーなどもあるし、ホテルでもお得なディナーセットを用意してくれてました。25ユーロで3コース。量もたっぷりだったようです。
朝食後、ドロミテ街道をドライブ。本日も晴天サッソ・ポルドイからの眺めも最高でした。標高3000m弱あるのですが、全然寒く無かったです。天気が悪いと震えるほどの寒さなのですが、今日は風もなく頂上からの展望もゆっくりお楽しみいただけました。
頂上はハイキングができるように道がついていますが、石がごろごろしているので、ちゃんとしたトレッキングシューズが必要です。今回は展望だけなので問題はありませんが、ドロミテのハイキングコースはこのような石交じりの道が多いのです。天然の岩の割れ目。柵があるわけでもなく、人が際を歩いているだけでも焦ってしまう・・・・
下に見えるのがポルドイ峠
ロープウェイで下山後、ポルドイ峠にて昼食。
前菜はシュペッツェル(ホウレンソウ入りのパスタ)のクリームソースと、ポルチーニ茸入りのフェットチーネパスタ。濃厚パスタとあっさり和風風味のポルチーニのソースとのコンビネーションがとても好評でした。メインは仔牛肉の薄切りと温野菜。柔らかくて食べやすいお味でした。
デザートはアイスクリームのフルーツソースかけ。暑かったのでアイスクリームはうれしいデザートですね
食事の評価 ★★★
昼食後、コスタルンガ峠を越えてカレッツア湖へ。湖の水の量がとても少なくてびっくり~ でも水の色は美しいエメラルドグリーンでした。背後のラテマール山群もきれいに見えていたのですが、湖面に波があったので山は湖には映っていませんでした。でも、ご希望の方と湖をハイキング。森林浴をしながらきれいの湖畔を歩きました。
ドロミテ街道をドライブした後、ボルツァーノへ。標高は低くなると気温も高くなり、到着時はとても暑かったです。ホテルに冷房が完備されているので、少し部屋で休まれた方もいらっしゃったようです。ご希望の方とボルツァーノの散策へ。昔からアルプス越えの十字路ということでにぎわった町は歴史ある建物がよく保存されています。夕食は近くのレストランへ歩いていきました。
前菜は地中海風のラザーニャ。野菜がたっぷり入ったラザーニャで、とてもあっさり食べやすい。こってりとミンチが入っているより、野菜を挟んだものは重すぎず、好評でした。メインは鯛のグリルとラタトュイユ。まさに地中海の味でした。夏野菜がトマトソースとよく合っておいしい。鯛もサイズが大きすぎず、食べやすかったです。
デザートは名物のアップル・シュトゥルーデル。定番と違ってこちらは現代風にアレンジ。要はシナモンで味付けしたリンゴとカスタードクリームとパイをアレンジしたものですが、出し方はそのレストランのシェフ次第ってことですね
食事の評価 ★★★★
宿泊地 : ボルツァーノ ホテル チッタ・ディ・ボルツァーノ
町の中心、ヴァルター広場に面する、歴史あるホテルです。
ホテルの朝食の様子
なかなか種類が多く、レストランの雰囲気も良かったです。
パンの種類も多いオーストリアの習慣がまだ残っているのを感じます。
食事の評価 ★★★★
朝食後、バスでフネスの谷へ。細い道路をドライブしながら、サンタ・マッダレーナ村へ。みなさん、頑張って絶景ポイントまで歩きました。背後にはガイスラー山群もとてもきれい。牧草地と教会とドロミテの山が見えるのがこの村の特徴。何もない素朴な村ですが、まさに絶景ポイントです。 お天気も良くてラッキーでした。
ボルツァーノのもどった後は、フリータイム。昼食、夕食は各自で。ご希望の方と季節の生ハムメロンを食べに行きました。イタリア料理は季節を楽しみながらいただける食事です。
午前中は、移動。途中、トレンティーノのドロミテ、ロンバルディア平原、ガルダ湖などを見ながら、ピエモンテ州のトリノへ。アルプスもうっすらですが、途中で見ることもできました。トリノ市内に入るまでに昼食。洗礼式のお祝いと、結婚祝いをしていてレストランはすごい人でした。
前菜はチーズのリゾットとトマトとバジルのパスタ。リゾットはとてもおいしいお米を使っていて、甘くてゆで加減も良かったです。
メインはターキーのローストで、あっさりソース。薄く切ってありグリルしたズッキーニの苦味とソースがよく合いました。
デザートはチョコレートプリン。チョコレートの町らしく、濃厚な味わいのプリンでした。
昼食後、トリノ市内観光。ホテルにチェックインしたあと、小休止。夕食は近くのレストランへ歩いていきました。レストランは冷房がなかったので暑かった~ 日没後は涼しくなるのですが、この時期は日が長いからなかなか温度が下がりません。
食事の評価 ★★★
おいしかったのですが、ちょっとほかの人々で忙しすぎた・・・・
前菜はサラミの盛り合わせ。アスティのスプマンテとともにいただきました。そしてラビオリのクリームソース。バター味がしみ込んだおいしいソースでした。
メインはローストポーク。ソースをたっぷりつけていただきました。デザートはアイスクリーム。暑い時のデザートはやっぱりこれにがきりますね。
食事の評価 ★★★
ちょっと冷房がなくて暑かった・・・・・でもスタッフはみんな親切でした
宿泊地 : トリノ マジェスティックホテル
ポルタ・ノーヴァ駅の近くで中心地にありとても便利。ショッピング通りやレストランも周りにいっぱい!
食事の評価 ★★★
トリノからワインの王様のふるさと、バローロへ。少し時間があったので、バローロのブドウ畑を見下ろせるラ・モッラ村からの展望を楽しみました。ワイナリー見学の後、ワイナリーで昼食
前菜は野菜のスフレ、チーズソース。濃厚なソースとふわふわの野菜のスフレは口当たりの良い、前菜でした。そして小さ目のラビオリ、ミンチが上品に入ったラビオリで、盛り付け方もかわいい。パスタの固さも程よく、おいしくいただきました。
メインは仔牛肉の煮込み。パプリカが刻まれて添えられ、色取りもきれいです。お肉はしっかりと柔らかく煮込まれていました。デザートはパンナコッタ。イタリアの定番のデザート。濃厚なクリーム味のパンナコッタにチョコレートソース、酸味のあるベリーソースがかかっていて、どちらをかけてもおいしい~
食事の評価 ★★★★
今回は早朝出発ではなく、ちゃんと朝食をレストランで食べてから8:00に出発。トリノ空港からフランクフルト経由で関西空港へ。帰りは乗り継ぎ時間が少なかったうえに、悪天候で飛行機が遅れ、バタバタとした乗り継ぎになりましたが、無事に帰国便に搭乗できました。
今年のヨーロッパは猛暑が続き、雨不足。地元の人々は雨が恋しいところですが、観光客にとっては晴れが一番!ということで、今回はお天気に恵まれた旅となりました。中部や南イタリアとは違う、北イタリア。北ヨーロッパの影響やサヴォイアの地ともあって、陽気で明るく、フレンドリーなイタリアとはちょっと雰囲気が違うところ。とても素朴で、心温まる人々が住んでいるところです。
食事もイタリア料理といってもピエモンテは洗礼されているし、山の料理は山の幸をふんだんに利用したボリュームある料理が多いです。これもまた、南、中部イタリアとは違った味があります。南北に細長いイタリアなので、その特徴は随分と変わります。イタリア好きであれば、また違ったイタリアが見える、ドロミテ、ピエモンテです。
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