旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2017年9月29日
フレンドツアーの添乗員です.
このたびはイタリアの楽園、シチリア島のツアーにご同行してまいりました。
アグリツーリズモ宿泊体験と絶景の離島ファヴィニャーナ
シチリア島海と大地の恵み8日間
こちらのツアーでは、
圧巻の遺跡はもちろん、映画の舞台や青い海のリゾートを訪れます。
また、通常の団体ツアーでは宿泊が難しい
”泊まれる農園レストラン” アグリツーリズモ宿泊体験で
シチリアの海と大地とおいしいお料理を満喫!
陽光のシチリア島だけをじっくりめぐりたい、という皆様に
おすすめのコースです
2日目LUNCH シラクーサの「チンピオッティ・アテナ」
MENU;
前菜盛り合わせ/うにのスパゲッティ/サラダ/
マチェドニア・コン・ジェラート
ブルスケッタ、野菜のグリル、オリーヴ、
ハム2種、シチリアオレンジ。
彩が鮮やかで見た目にも癒されます。
うにのパスタ
ツルツルのパスタは完璧なアルデンテ!
ソースがよく絡んで、とっても美味しいです。
もうちょっと塩気があってもいいかな、
とのお客様の声も。
ミックスサラダ
野菜が不足しがちなイタリアでは、初日からありがたい存在。
ご昼食後は、内陸をドライブしながら、
世界遺産ピアッツァ・アルメリーナの
「カサーレの別荘」を見学。
古代ローマ時代の邸宅跡で、モザイク画が素晴らしいです
その後、いよいよアグリツーリズモへ。
ぶどう畑に囲まれた丘の上に佇む素朴なお宿が見えてきました・・・
3日目DINNER ご宿泊のアグリツーズモにて
MENU;
前菜盛り合わせ/野菜のペンネ/ポークソテー・トマトソース/
グリーンサラダ/ポテト/自家製ケーキ
大皿でサービスされ、
みなさんで取りわけていただくスタイルです。
色味は、地味なのですが、味はおいしいんですよ
ランチの茄子とメニューかぶってしまいましたね・・・
スミマセン。
やさしいお味の野菜ペンネ。
ポークは柔らかくて美味しかったです。
アグリツーリズモで出されるお料理は、いわゆる家庭料理ですので、
盛り付けはワイルド
お味は全体的に薄めでしたが、
初日からコッテリ重すぎず、このくらいで丁度よいかとも思いました。
やはり生野菜は喜ばれます
ローズマリーの風味が美味なポテトのソテー。
リコッタチーズ入りのケーキ。
遥かにヴェスビオ山。
はぁ。シチリアに来たんだな・・・。
夕日が稜線を染め、ドラマチックにシチリアの風景を彩って。
明日も晴れますように・・・。
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4日目LUNCH アグリジェントの「ヴィラ・ケホス」にて
MENU;
前菜盛り合わせ/シチリア産レモンの葉包みハンバーグ
インゲンのソテー添え/自家製レモンケーキ
遺跡にほど近い、農園風レストランにやってきました。
まずは前菜から。
チーズ、サラミ、ドライトマトなど、お馴染みの前菜に、
中央にご覧いただけるのは「バネッレ」と呼ばれる、
ひよこ豆の粉を練って揚げた、シチリアの庶民派料理。
いわゆる”シチリア版油揚げ”とでも申し上げましょうか。
素朴なお味で、私は大好きです。
レモンの葉に包まれたハンバーグは「ポルペット」と呼ばれる
これまたシチリアの伝統料理で、
ご家庭によって、
葉っぱに乗っかっていたり、巻かれていたり、
レモンの皮のすり身が練り込まれていたりと様々だそう。
甘~いレモンケーキ。
イタリア人は甘いものが大好き!
4日目DINNER パレルモの「アル59」にて
MENU;
イワシのスパゲッティ/ミックスサラダ/
カジキマグロのグリル・温野菜添え/デザート
イワシとフィノキエット(ウイキョウ)は鉄板のコンビネーション
これぞシチリア!と言えるお味です
オリーヴオイルとワインヴィネガーをかけて、
さっぱりサラダをいただきました。
さぁメイン。
XX印の焼き色が絶妙!
カジキは本来パサパサしたお魚ですが、
シチリア産レモンをぎゅっと絞れば、ジューシー&爽やかで。
かなりのボリュームでおなかいっぱいになりました。
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さてさて、本日はいよいよ「ファヴィニャーナ島」への
ワンデイトリップ!
海の透明度が高すぎて、まるで小舟が宙に浮かぶように見える島。
イタリアはもちろん、南ヨーロッパにはこのような場所がたくさんありますが、
ファヴィニャーナ島は、
パレルモからバスとフェリーで簡単に行くことができるというメリットがあります。
そして。
かつて、日本の某プラズマTVのコマーシャルの舞台となったことで
一躍有名になりました。
イケメン俳優「〇山〇雅〇」さんが、
キラッキラの海に浮かぶ舟でまどろむウツクシイお姿・・・
皆様覚えていらっしゃいますか???
シチリアの東端トラパニの港へ。
海の向こうはもうアフリカ大陸・・・・・。
サマーシーズンはこのように
離島でヴァカンスを過ごす観光客で港はごったがえします。
お客様も、ワクワク
乗船は1時間以内ですが、
ちゃんとお手洗いもございますので、安心です。
かなりスピードが出ますので、窓は海の潮でベッタベタ。
ということで景色を見るというよりは・・・
もう寝るしかない感じです。
(もちろん添乗員は起きています)
船酔いする時間もなく、
あっという間にファヴィニャーナ島に到着。
港、小っさ。
シチリア島は田舎ですが、離島はさらに田舎です。
ものすごく長閑です。
南の島のユル~い空気が流れています。いい感じ。
この島はかつてマグロ漁で繁栄しました。
パレルモの社交界で栄華を極めたフローリオ家が営んだマグロ工場跡が
残っています。
でも見どころといったら、そのくらい・・・。
メインイベントはやはり、キラキラの青い海です!!
私達のチャーターボートへ
船内には、
小さいながらにキッチンやお手洗いもありますよ。
さぁ、レッツゴーです
ひゃっほーーーい
青い、青い、青いよーーーーっ。
寝ころべるようにマットが敷かれています。
船長おすすめのシークレットビーチをめぐり、
透明な海の景色を楽しんだら、
そろそろランチタイムです。
4日目LUNCH ファヴィニャーナ島クルーズ船内にて
MENU;
ブルスケッタ各種;
トマト・カッペリ(ケッパー)・マグロ・イワシ・オリーヴなどなど・・・
フルーツ/ワイン・お水・アイスコーヒー
波のないところに船を停めて、船の上でランチをご用意。
通常のイタリア旅行と違った、
手作り感満載の心温まるお料理が並びます。
簡単なお料理ではありますが、
どれも美味しく、きゅっと白ワインにも合い、
何より雰囲気が最高でしたので、お客様に大好評でした。
そんなこんなで、大事な”舟の宙浮き写真”は撮り逃してしまいました。
スミマセン・・・。
クルーズ後は、しばし街の中心を散策。
シエスタなので、街は静か。
お土産にはマグロの缶詰が人気です。
5日目LUNCH パレルモのレストラン「アイ・ヴェキエッティ」にて
MENU;
パスタ・アラ・ノルマ/アランチーニのサラダ添え/
デザート(セミフレッド)
ノルマとはオペラの楽曲に由来しているようです。
シチリアを代表する定番料理で
なす・トマト・チーズのパスタを指します。
このたびのパスタの種類は「カサレッチェ」。
やはりシチリアを代表するショートパスタの型で、
S字型の巻きが特徴的です。
もっちり感があり、
トマトソースなどの煮込み系ソースに良く合います。
アランチーニも同じく、シチリアの典型的な郷土料理です。
いわゆるライスコロッケで、
チーズと合えたリゾ(お米)をお団子にしてカラッと揚げたもの。
このようにお皿で品良く食すよりも、
屋台などで買って気軽に食べるB級グルメ的なものかもしれません。
アツアツでとても美味しかったです。
セミフレッドは直訳すると「半解凍」。
アイスクリームにメレンゲを混ぜたりなど、タイプはいろいろですが、
夏のシチリアにぴったりの冷んやりデザートです。
5日目DINNER タオルミーナの人気レストラン「グランドゥーカ」にて
MENU;
鮮魚のカルパッチョ/漁師風リゾット/デザート(カッサータ)
グランドゥーカは海を見下ろす人気レストランです。
お料理にも定評があります。
新鮮な白身魚のマリネが美味。
バルサミコをかけたミックスサラダも爽やかでした。
どちらも白ワインによく合います。
彩鮮やかなリゾット。
シーフードから良いお出汁がでていて、
アルデンテのリゾットと絡んでとても美味
ご夕食後は、
人々で賑わう旧市街をのんびり歩きながらホテルへ。
イタリアン・リゾートの、夏の夜の雰囲気は、
なんというか・・・本当に素敵!!
翌日の昼食、夕食はフリー。
タオルミーナにはたくさんのレストランがあり、
気分が上がりますね。
ホテルはとても便利な旧市街に位置していますので、
散策がてら素敵なレストランを探したり、
添乗員にお声掛けいただいたりと、
思い思いにお過ごしいただけるのも好評でした。
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いかがでしたでしょうか。
当ツアーは、ファヴィニアーナ島でのクルーズが運行されている
夏季の間の、限定ツアーです。
皆様のご意見を参考に、また来年、
さらに素敵なツアーとしてご紹介させていただきます。
ぜひとも皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております!
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