旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年7月 3日
フレンドツアー 関西発
2024年5月31日出発
エールフランス航空利用
フランス印象派の美しき村を訪ねて8日間【コースコード:FE321】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は星5つ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~パリ(ロワシー)
関西空港よりエールフランス航空AF291直行便にてパリ、シャルルドゴール空港(アラスカ経由で14時間20分)。
本日の宿泊は、空港近くのホテルの為、明日に備えて身体をゆっくり休めることができます。
宿泊:MERCURE PARIS CDG AIRPORT & CONVENTION
2日目 パリ(ロワシー)~ルーアン
朝食:ホテル内レストラン
空港近くのホテルの為、早朝からオープンしてお腹が空いた方にも嬉しいですね。種類豊富なビュッフェでした。
本日はフランス印象派の絵画ゆかりの地を巡ります。まずはゴッホゆかりの地、オーヴェル・シュル・オワーズへ。
駅のそばにあるブドウ畑をゴッホは描いています。
現在もほんのわずかですが、ブドウ畑は残っています。
有名な「オーヴェルの教会」。
37歳の若さで亡くなったゴッホと、それから半年後に亡くなった弟テオのお墓。
「カラスのいる麦畑」が描かれた場所には今も麦畑が広がっています。
ゴッホが自殺を図る数時間前まで描いていた遺作とされる「木の根と幹」。
2020年に特定された実際の場所。
「オーヴェルの階段」と実際の場所。
ゴッホが約70日間下宿し、息をひきとったラヴー亭。
「革命記念日のオーヴェルの市役所」と実際の建物。
ヴァンゴッホ公園内のザッキン作ゴッホ像。
昼食:MAISON FOURNAISE
本日の昼食は、ルノアール作「舟遊びをする人々の昼食」の舞台となったセーヌ河沿いのシャトウにあるレストランにていただきます。
名画は2階のテラスで描かれたとされています。
レストランの2階はこんな感じです。私たちも2階でお好みで赤または白ワインと共にいただきました。
まずはアボカドのピューレの入ったスープ皿がサーブされます。
その後、濃厚なガスパチョ(トマトの冷スープ)が注がれます。
メインは子牛肉のパルマンティエ。オーブンで焼かれたマッシュポテトの中に柔らかい子牛肉が隠れています。美味ですが、すごいボリュームでした。
チョコレートタルトとモカのアイスクリーム。コーヒーまたはお茶もサーブされました。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、モネの安住の地、ジヴェルニーへ。「睡蓮」の連作で有名な水の庭。
今年は寒い日が続き、睡蓮の花はまだちらほらといったところでした。
家の前にある花の庭では、たくさんの春の花で満開でした。
モネの生前そのままに現在も専属の庭師によって手入れされています。
モネが生涯の半分を過ごした家の内部も見学できます。
晩年に「睡蓮」の大作を仕上げるために造られた巨大なアトリエは、現在ショップとして使われています。
ジヴェルニーの村の通りも春の花が咲き乱れていました。
モネの胸像。
観光後、モネが描いた連作「大聖堂」のあるルーアンへ。
夕食:ホテル内レストラン
豆とミントの冷スープ、ヤギのクリームチーズを添えて。上から蜂蜜のシロップがかけられていました。
ホロホロ鶏のグリル&キノコ。添えられたオレンジソースとソイヤソースがそれぞれ異なる鶏の味変を楽しめました。
ピスタッチオと野イチゴのタルト。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:RADISSON BLU HOTEL ROUEN CENTRE
3日目 ルーアン~モンサンミッシェル
朝食:ホテル内レストラン
シンプルなビュッフェでしたが、ひと通り揃っています。温かい料理はテーブルでオーダー可能です。
宿泊ホテルの隣にはジャンヌダルクが幽閉された塔が残っています。
塔の横、ホテルの敷地内にはジャンヌダルクの像もあります。ホテルレストランも「ジャンヌ」という名前が付けられています。
朝食後、ルーアン観光へ。ここにも大聖堂をバックにネーム看板があります。
モネの連作「ルーアンの大聖堂」で有名な西正面。
大聖堂内のジャンヌダルク礼拝堂には彼女の像と生涯を描いたステンドグラスがあります。
ゴシック様式の大聖堂内部。
15~16世紀に建てられた立派な建物は。現在裁判所として使われています。
マサクル(虐殺)通りのアンブレラ。今年はモネの絵画がモチーフの傘が掲げられていました。
ルーアンの街のランドマーク、14世紀に造られた時計塔。
ユニークな形のジャンヌダルク教会の外観。
他の教会から移された美しいステンドグラスが印象的な内部にも入ってみました。
観光後、多くの芸術家たちに愛されたリゾート地エトルタへ。モネが描いた「アヴァルの断崖と針岩」。
反対側にはアモンの断崖も見えています。
昼食:L'HUITRIER
リンゴとポテトのミルフィーユ、カマンベールチーズソースを添えて。ノルマンディーらしい食材の組み合わせには驚かされましたが、美味しく頂きました。
黒鯛のグリル&マッシュポテト。細かくカットされた野菜とリンゴ、オリーブオイルが一層味を引き立てていました。
レストラン特製ティラミス。
評価は星5つ★★★★★です。
「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」を書いた作家モーリス・ルブランの家も一般公開されています。
昼食後、美しい斜張橋ノルマンディー橋を渡って、オンフルールに向かいます。橋の上からはセーヌ河の河口も見えます。
フランス最古の木造教会、サンタカタリーナ教会。鐘楼も木造です。
船大工によって造られた教会の天井は船底をひっくりかえした形になっています。
旧港周辺の家々が並びたつ風景は多くの画家の題材になりました。
旧港から少し中に入った通りには、昔ながらの家々も残っています。
観光後、ノルマンディーの端に位置するモンサンミッシェルへ。奇跡の島モンサンミッシェルに一番近い立地を誇るホテルに宿泊します。ホテルを出てすぐにお待ちかねの絶景が眼前に広がります。
お部屋も新しくはないですが、広々として快適です。
夕食:ホテル内レストラン
レストランからも島が一望できます。
モンサンミッシェル名物、プーラールおばさんのミニオムレツ&サラダ。ふわふわに焼きあがっています。
ローストポーク&マッシュポテト。
黒サクランボ入りクラフティ。
評価は星3つ★★★です。
この時期は日が長いため、22:40で夕暮れといった感じですね。
宿泊:RELAIS SAINT MICHEL
4日目 モンサンミッシェル~ロワール地方
朝食:ホテル内レストラン
シンプルなビュッフェでしたが、ハムとチーズの種類は豊富でした。温かい卵料理とベーコンもありました。
いよいよ世界遺産モンサンミッシェル観光です。対岸の島へは無料のシャトルバスで移動します。干潮に向かう中、水面に修道院が映っていました。
さらに近づくとまさに島全体が要塞のような威風堂々とした姿です。
跳ね橋や落とし格子といった仕掛けのある王の門をくぐって中に入っていきます。
レストランや土産品店が軒を連ねる門前通り、グランドリュ(大通り)。
島内の中心教会、ジャンヌダルク像のあるサンピエール教会。
いくつもの階段を上がって修道院の入り口に到達します。
「ラ・メルヴェイユ(驚異)」と呼ばれる13世紀に造られた回廊。
修道士たちの食堂。
見学後、下を覗くと潮の引いた沼地のような場所を歩いていく一団が見えました。
城壁の上からも角度を変えて美しい修道院の姿をご覧いただけます。
見学後、ルマンの街なかを経由してロワール地方へ向かいました。フランス最大ともいわれる巨大な聖ジュリアン大聖堂。
もうすぐ始まるルマン24時間レースのラッピングトレインが走っていました。
珍しい赤色砂岩とレンガで造られた保存状態の良い古代ローマ時代の城壁。
開催直前のルマン24時間レースのサルトサーキット場。
本日は18ホールのゴルフコースを有するシャトーホテルに宿泊します。
7つの塔があることから「7つの塔のお城」という名前が付けられています。
ホテルロビー。
ロビー横のサロンはバーとしても使われています。
螺旋階段を上がって部屋に向かいます。お部屋はヨーロピアンクラシック調の内装でまとめられています。
ホテル周囲はゴルフコースが広がり、プレーを楽しんでいる人々も。
夕食:ホテル内メインダイニング
広々としたゴルフコースを眺めながら、明るい光が差し込むメインダイニングでのディナーです。
エビ入りクリームリゾット、ロブスターソース添え。
子牛肉のリエット風&温野菜。
クリームブリュレ、ピスタッチオ風味にベリーを添えて。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:CHATEAU GOLF DES 7 TOURS
5日目 ロワール地方~パリ
朝食:ホテル内レストラン
昨晩のディナー途は別のサロンにて朝食をいただきます。
シンプルなビュッフェでしたが、厳選された食材が使われています。
朝食後、世界遺産ロワール渓谷古城観光へ。本日は水辺に浮かぶように建つシュノンソー城を見学します。
場内礼拝堂。
アンリ2世の愛人、ディアヌ・ド・ポワチエの部屋。
ルイ14世のサロン。
カトリーヌ・ブリソネのホール。シュノンソー城内の各所に飾られている美しいフラワーアレンジメントも見どころのひとつです。
アンリ2世の愛人、ディアヌ・ド・ポワチエの庭園から眺めた美しいシュノンソー城の外観。
アンリ2世の正妻、カトリーヌ・ド・メディシスの庭園から眺めるマルクの塔とお城。
ワイン貯蔵庫。代々の城主たちによってシュノンソー城のブドウ畑っではワインが作られてきました。
王妃のアポカセリー(薬局)。カトリーヌ・ド・メディシスによって作られた薬局が再現されています。
昼食:L'ORANGERIE
本日は城内のオランジュリー(元はオレンジやレモンの木を冬の間保管しておいた場所)でいただきます。
半熟卵のサラダ、キノコソース添え。
赤鯛のロースト&温野菜&リゾット。
洋ナシのホットタルト。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後ボーズ平野をドライブしながら、巡礼地シャルトルへ。
世界遺産シャルトル大聖堂とネーム看板のある広場で写真撮影。
マリア様に捧げられたノートルダム大聖堂の西正面。
大聖堂西側のバラ窓と3つのランセット。
大聖堂正面祭壇が奥に見えます。
有名な12世紀のステンドグラス「シャルトルブルー」。マリア様が身に付けている衣の透明感ある独特の青色が際立っています。
マリア様の衣の一部「サンクタ・カシミア(聖衣)」を見るために多くの信者がここに足を運びます。
観光後、パリに向かいます。
車窓から世界遺産パリのセーヌ河岸を眺めながらホテルに向かいます。まずはエッフェル塔。周辺はオリンピックのための工事が進行中です。
凱旋門ではノルマンディー上陸作戦「D‐DAY」80周年という事で特別なセレモニーが行われていました。
この後、シャンゼリゼ通り、マドレーヌ寺院、オペラ座を経由してホテルへ。
宿泊:M SOCIAL HOTEL PARIS OPERA
6日目 パリ
朝食:ホテル内レストラン
種類豊富なビュッフェをカフェレストランにていただきます。卵料理を作ってくれるスタッフもいました。
本日は終日、華の都パリにてフリータイムです。皆様思い思いにショッピング、美術館巡り、散策など楽しまれたようです。
ホテルから歩いてすぐのデパートの屋上テラスからパリ市内を一望できます。手前はオペラ座(後ろ側)、奥にはエッフェル塔が見えています。
ホテルを出てすぐの通りからモンマルトルの丘のサクレクール寺院がきれいに見えていました。お渡しする1日チケットでメトロ、フニクラと乗り継いで行けます。
宿泊:M SOCIAL HOTEL PARIS OPERA
7~8日目 パリ~大阪
パリ、シャルルドゴール空港よりAF292直行便にて帰国の途へ(南周りにて12時間20分)。
翌朝、関西空港到着。長い空の旅、お疲れさまでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
6月というのに肌寒い日が続き驚きましたが、初日を除き概ね天候には恵まれ、北フランスの美しい村や町を満喫できました。
終日フリータイムをお楽しみいただいたパリでのオリンピック開催も帰国後の楽しみですね。
多くの芸術家たちが愛した多くの名画の舞台を訪れ、美食を楽しみ、パリでのフリータイムとコンパクトに北フランスを巡るツアーです。皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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