旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2016年11月 4日
2016年 10月6日 関西空港発
のコースの食事の内容をご紹介させていただきます。
~ 美食の地方ならではの食事の内容です!~
第1日目 関西空港 ~ アムステルダム ~ ビルバオ
関西空港からKLMオランダ航空868便にてアムステルダム・スキポール空港へ。ビルバオに本日中に乗り継げるのはKLMとエアー・フランスだけですが、いずれも待ち時間があります。約5時間の待ち合わせ時間ののち、KL1689便にてビルバオへ。シティ・ホッパーという、とても小さな機材なので、機内食はポテトチップとドリンクのみでした。約2時間のフライトで到着。その後、市内中心にあるホテルのチェックイン。長い移動、お疲れ様でした。
ビルバオ ホテル : エルシーリャ 2連泊
第2日目 ビルバオ 滞在
朝食レストランの様子
本日は、バスク自治州の記念日ということで、祝日。
今年から始まった祭日のようで、スペインのバスク地方のみの祭日です。
せっかく街中のホテルなのですが、周りの商店はお休み。
ホテルから出てすぐにある歩行車天国もほとんど人が歩いていませんでした。
だんだん日も短くなっていて、8:00頃、やっと明るくなってきました。
午前は9:30にホテルを出発。まずはネルビオン川の河口にかかる運搬用の橋、ビスカヤ橋へ。
ゲチョ地区よりエレベーターで上がり対岸のポルトガレーテまで歩いて渡りました。
風もなく、穏やかな天気で視界もとても良かったので、周りの景色もきれいに見えました。
対岸のポルトガレーテより運搬用のゴンドラに乗って再び、ゲチョ地区に戻りました。橋の上からの写真です。
その後、ネルビオン川沿いをドライブしながら、市内に戻り、グッケンハイム美術館見学。
今回の特別展示は「エコール・ド・パリ派」。
ピカソやモジリアーニ、ゴーギャン、カンディンスキーなどの作品と、ニューヨーク派の作品が展示されていました。
昼食 グッケンハイム美術館内レストラン Bistro Guggenheim
お昼からたっぷりといただきました
このレストランの家具も美術館の建築家、フランク・ゲリーの作品です。
モダンで、やさしい感じの家具。特に椅子が印象に残りました。
前菜はチャングロ蟹のテリーヌとレタス。蟹の風味と触感がいい感じです。その次にトマトのサラダ。
アンチョビのロースト。色の組み合わせもきれい。
小さなカタクチイワシですが、しっかりとその存在を主張していました。
身もそれなりに厚く、青みの魚独特の臭みもなく、おいしくいただきました。
ラム肉のローストをさいころ型に固めてサービス。
まるでチョコレートケーキのようです。多少、ラム肉の独特の風味はありますが、とても柔らかくて食べやすく、
色は濃いですが、味も塩辛くはなく、おいしくいただきました。
ソースはヘーゼルナッツを使ったものでした。
デザートはクリームチョコレートとバナナアイスクリーム。
白く広がったものは、スポンジケーキを薄く切って扇のように飾ってます。
ホワイトチョコレートを薄く裂いて広げているかと思ったら、ケーキでした。おしゃれ~ ~
コーヒーまたは紅茶もサービス。そしてプチ・フルールもおしゃれな入れ物でサービスされました。
とってもおいしいランチでした。
食事の評価
午後は、フリータイム。美術館に残ったり、旧市街まで歩いて行かれたり・・・・
旧市街のお土産物屋さんは、少し開いていました。
ビルバオの旧市街の様子です。
夕食 旧市街の典型的なバールにて。
ピンチョス5種とバスク地方の発泡性ワイン、チャコリとともに。
ピンチョスの具は、蟹のマヨネーズ和え、マッシュルーム・クリームソース、タラとトマトソース、
アンチョビのワインヴィネガー漬け、フォラグラとチーズのベリージャム添え。
とてもおいしいのですが、昼食がまだ消化できないのか、
完食された方はいらっしゃいませんでした。
小さく見えて、意外とピンチョスってボリュームがあるんです。
爪楊枝が刺さっていなくてもピンチョスです。
デザートはクリームパイのいちじくソースとバニラアイスクリーム。
季節のフルーツをしっかりと混ぜてのデザートでした。
食事の評価 お腹が空いていたら、間違いなく完食していました
ここで ご参加いただいたお客様の俳句を一句
「ビルバオの バルにピンチョス 秋の旅」
昼食 ログローニョ 郊外 Ontanon
ビルバオを出発して、一旦、バスク地方を離れ、スペインのリオハ州へ。
まず、サンチァゴ・デ・コンポステーラの巡礼の町、サント・ドミンゴ・デ・ラ・カンサーダの町へ。
自由散策ですが、皆さん大聖堂に入場されていました。
その後、やはり巡礼の町として知られている、ログローニョへ。
ブドウ畑が広がる景色を見ながらのドライブでした。ちょうど収穫の時期でワイナリーも大忙し。
チーズ風味のサブレに入ったサラダ。なんとウナギの稚魚がのっていました。
またこのチーズ味の器が、おいしい!ポリポリちぎりながら、サラダとおいしくいただきました。
オンタニヨンというワイナリーにてワインとともにいただきました。
パプリカのグリルも一緒に出されましたが、とてもやわらかくておいし~い
リオハ風のポテト料理。といってもポテトとソーセージを煮込んであるものです。
おいもがホクホクやわらか!ソーセージの塩味がほんのりポテトに浸透していいました。
メインはチキンのグリル、マスタードソース。とても良いお味のグリルでした。
淡白な味になりがちのチキンですが、焼き具合といい、ソースとの相性といい、とてもよかったです。
ご好評の一皿でした。
デザートはワイン入りのプリンとコーヒーまたは紅茶。
ワインは白ワイン2種、赤ワイン1種、そしてデザートワインがサービスされました。
食事の評価
雰囲気も良く、広々としたところでゆっくりといただきましたが、
途中からスペイン人のグループが食事をはじめ、とても賑やかになりました。
週末はとても多くの人がこのワイナリーを訪れるということです。
食後、ワイナリーの見学。その時にはリザルヴァをいただきました。
ワイナリー見学後、ホテルにチェックイン。ご希望の方とログローニョの旧市街まで散歩。
ホテルのロケーションも良いので、夕方の散歩にはちょうど良い距離です。
夕食は歩いて旧市街のレストランへ。夕方よりも夕食後の方が町は人であふれていました。
週末の夜だからかな??
夕食 Ka Cocina De Ramon ミシュランおすすめレストランです。
レーズンいりのフレッシュチーズのリンゴソース。パンにつけていただくととってもおいしい!
ちょっとつまんでしまった後に撮った写真ですみません。
あとで、お客様が映された写真を撮らせていただきました。
意外ときれいに見えるものですが、やっぱり生の写真とはちがうかな??
みなさん、意外なおいしさと言いながら、いただいてました。また甘めのソースがいい具合なんですねぇ~
次に季節の野菜・・・・ということで、ねぎのグリル。
甘くとろみのあるおいしいおねぎでした。
冬の風物詩の一つですね。こんな具合に料理するのは、一般人には難しいでしょう
そしてブラッド・ソーセージ。
見た目は黒くて不気味ですが、スパイスが聞いていてお米が入っていてとても食べやすいお味でした。
これらは、4人で一皿づつ、分けていただきました。
写真を撮るために、皆さんにはご協力をいただきました。ありがとうございました
メインは低温調理のツナ。なんとなく、和風でたたきのような触感でした。
デザートはカスタードケーキとアイスクリーム。とてもおいしくいただきました。
食事の評価
ログローニョ ホテル : エレンシア リオハ
第4日目 ログローニョ ~ パンプローナ ~ サンセバスチャン
朝食のレストランの様子
ログローニョからエブロ川を渡って、ナバラ州へ。
4つのサンティアゴの巡礼の道が合流する、プエンテ・ラ・レイナの町を散策。
その後、ナバラの中心都市、パンプローナへ。ちょうど、収穫の時期ともあって、
地元産の食品の物産展などのようなものが出ていて、町は普段以上ににぎやかでした。
観光、昼食を済ませ、サンセバスチャンへ。
昼食 サン・イグナシオ
フルーツ入りのサラダ。新鮮なお野菜とともにアボカドなどのフルーツが入っていました。
メインは名物、ますのナバラ風グリル。生ハムと一緒に調理しているものです。
このレストランでは、生ハムを細かく切ったものと一緒に料理していました。
普通は一匹サービスされますが、日本の方はいつも多いということで、まず初めに半分切ったものを持ってきました。
そして、事情を説明して、ほしい方はおかわり(あと半分)ありますよ~!とのことでしたが、
おかわりされた方はいませんでした。写真がピンボケしてしまったみたいで、すみません~
デザートはクアハダという、羊のミルクで作ったヨーグルト。はちみつと砂糖がついていました。お好みの甘さで頂きました。とてもフレッシュなヨーグルトで、普通のヨーグルトよりもさらっと、さっぱりしていました。
食事の評価
昼食後、サンセバスチャンのホテルにチェックイン。
1時間ほど小休止してから、市内観光へ。
美しいコンチャ湾の景色や、たくさんのバルが立ち並ぶ、旧市街へを歩いて回りました。
帰りはホテルまで市バスでガイドさんと帰られた方や、街中に戻って散策後、夕食を済ませて帰られた方も・・・・。
添乗員は希望のお客様とバルめぐりをしました。
やはり本場のイベリコ豚のハムを食べたい!ということで、オーダーしてみんなでつまみました。
思わず写真を撮ってしまいました。
夕食は各自で。ホテルのバルや部屋食で済まされた方も多かったです。
ちょっと食べ過ぎが続いていたから、腹休めした方もいらしたようです。
サンセバスチャン ホテル : バルセロ・コスタヴァスカ 2連泊
第5日目 サンセバスチャン滞在
朝食のレストランの様子
充実した内容でした。
このフレッシュチーズがとてもおいしいんですぅ~
国境を越えて、フランス側のバスクへ。まずはラ・リューヌ山の登山電車の駅へ。
とてもお天気が良く、途中ずっと山も見えていました。
お天気がいいこともあって、電車は人だかり・・・・!席は予約ではないので、皆さん、協力し合って席を確保
途中、ポチョカという、馬や羊もいて、のどかな風景を見ながら、標高906mの山頂へ。
今回は風もなく、穏やか。そして360度のパノラマを楽しむことができました。
スペイン側は雲海!これまた見事な景色でした。
昼食 レフェメール 雰囲気のよい、とても行き届いたサービスのレストランです。
前菜はイカとピーマンの炒め物。スパイスが素材の風味を引き立てて、とてもおいしい。
なかなか組み合わせを思いつかない材料ですが、とても良く合っておいしい。
メインはカモのローストとかぼちゃのピューレ。盛り付けもとてもきれい。
ピューレも飾りだけではなく、ちゃんとカモと合わせていただくとおいしいです。
脂身がないのでとてもヘルシーでもあります。
デザートはバニラアイスクリームとクリーム、いちぢくがのったもの。季節のフルーツです。意外と底が深くて、そこにあるアイスクリームにたどりつけない~
食事の評価
昼食後、サン・ジャン・ド・リュズの町の散策。バスク織のお店が色鮮やかできれいです。
夕食 バスでミシュラン1つ星のレストラン Zuberoa へ。
ツベロアとはフレンチバスクの地方の名前のスペイン語読みです。
前菜はフォアグラのムース。
まるでプリンにキャラメルソースがかかっているかのように見えますが、フォアグラです。
とてもなめらかでほんのりとフォアグラの香りがして、いい感じです。
そして、ロブスター入りのサラダのヴィネガー・ドレッシング。
大きなロブスターがサラダの中に入っていて、プリプリしておいしい。淡白な味に酸味のきいたドレッシングがよく合います。
そして、季節の野菜とマッシュルームの煮込み。
マッシュルームがアスパラガスクリームの中にうずもれていましたが、プリプリのマッシュルームがしっかりと入っていました。
魚の料理はメルルーサのグリル、レモン風味。とてもあっさりとしていました。
写真で見ると、ケーキのように見えますね
お肉の料理は子豚のオーブン焼き、このレストランの名物なのか、
テーブルには子豚のグリルの置物がありました。
お肉はとても柔らかく料理してあり、豚のフィレ肉のような感じでした。
デザートはパイナップルとココナツアイスクリーム。
そしてプチフルールもサービスされました。とてもおしゃれな出し方で、見ているだけでも楽しい。
昔はデザートといえば、あま~い!が代名詞でしたが、
最近のものは甘さを控えめにしているので、とても食べやすいです。日本人の口にも合います。
甘いもの大好きなスペイン人にとっては少し物足りないかもしれませんけどね
高級レストランだけあって、2時間以上の食事となりました。ちょっとみなさん、お疲れの様子でした。
食事の評価
第6日目 サンセバスチャン ~ ビアリッツ
スペインバスクからフレンチバスクへ。まずは、サンティアゴへの巡礼で、ピレネー山脈越えの手前にある町、
サン・ジャン・ピエ・ド・ポーへ。フランスサイドに入るとお店のショーウィンドウがあか抜けてきます。
その後、バスティードの町として知られる、アイノアへ。
昼食 ミシュランの一つ星レストラン イチュリアにて
まず、おしゃれにアミューズが出され、一口づつつまみました。
バターもバスクの十字といわれる、ラウブル形でかわいい
前菜はバイヨンヌのハムとスクランブルエッグ。
ちょっと塩味が強く感じるのはハムの塩分でしょうか?
上にのっている、酸味のきいたパプリカが口をさっぱりとさせてくれます。すこしピリ辛です。
メインはバスク豚のリブのローストと自家製マッシュポテト。
クリームのようなマッシュポテトで、お肉と一緒にいただくと、ミルククリームのようでした。
デザートはガトーバスクとカシスのシャーベット。
そしてプチフルール。いずれもとても丁寧にサービスされ、盛り付けも容器もおっしゃれ~
食後、アイノアの町を少し散策。初秋で紅葉が少し始まっていました。
空の色といい、葉っぱのグラデーション的な紅葉といい、自然の美しさも感じられました。田舎はいいですね!
その後、パプリカで有名なエスプレットに立ち寄り、宿泊のビアリッツへ。
ちょうど、エスプレットではパプリカの収穫の時期ともあって、
新鮮なパプリカが壁にいっぱいに干してって、とてもきれい。
まるで陶器で焼かれたパプリカが日の光を浴びながら光っているように見えました。
その後、ビアリッツのホテルへ。夕食までの間、海岸へお散歩に行かれたり、町の中心部に行かれたりされた方もありました。
夕食 ホテルの屋上レストランにて
前菜はバスク風のタルト。ヤギのチーズとハムが入ったもの。
ヤギのチーズは通常癖があって食べにくいものが多いのですが、ここのは苦手な私でもいただくことができました。
火を通すとまろやかになるのかな??
メインはサーモンのグリル。これは特に特徴のないものですが、久々にメインがお魚料理でした。
デザートはフルーツのタルタルのシャンティクリーム。クリームがフルーツの酸味を和らげてくれていい感じ~
食事の評価
ビアリッツ ホテル : ラディソン・ブル・ビアリッツ 泊
第7日目 ビアリッツ ~ ボルドー
朝食のレストランの様子
ビアリッツからバイヨンヌへ。
チョコレートの町として知られていますが、バスク風の古い民家も多く残っており、おしゃれなところ。
あまりゆっくりできなかったのが残念です。
この地方の公共バスは柄がバスク織の柄で、とてもかわいい!
さすが、フランス、やっぱりやることが憎いですね!
ここで再び、お客様の俳句をご紹介
「秋寒(あきさむ)や ショコラに憩ふ 旅バスク 」
日向ぼっこをしながら、紅葉をみつつチョコレートをつまみたくなりますねぇ~
その後、ボルドーへ。昼食後、ホテルにチェックイン。
ホテルは大きなショッピングセンターの近くにあり、町の中心へ行くにも便利。
チェックイン後、ご希望の方とサンタンドレ大聖堂やサンタ・カタリーナ通り、大劇場などへ行きました。
久々の大都会にやってきて、人ごみにびっくり
証券取引所近くのレストランにて。ちょうど、鏡の噴水の横で下車したので、写真を撮ってからレストランへ行きました。
10月はピンクリボンキャンペーンのため、噴水の色が今月だけピンク色なんです。
昼食 シェ・ジャン
前菜はブリーチーズのコロッケとジャム。コロッケはホクホク
チーズが衣の中からとろっと出てきておいしい!
ジャムともとてもよく合います。なくてもおいしい。チーズも癖がなくとても食べやすい。
メインは仔牛肉のステーキ、紫色のマッシュポテト添え。
ワインの色ですが、ポテトにはワインの風味はなかったので、赤かぶのいろかしら??
とても不思議な色でしたが、普通のポテトの味でした。
デザートはチョコレートケーキ。甘さが控えめでカカオの香りが上品! おいしくいただきました。
食事の評価
夕食は各自で。
ボルドーといえばお肉 ということで、食欲のある方と一緒にステーキを食べに行きました。
ここでもう一句、お客様の俳句をご紹介
「 ボルドーの 月をテラスに ロゼワイン 」
月の港を言われるボルドーをかけているところが素晴らしいですね。
確かに、ボルドーはとてもロマンチックな雰囲気を持つ町です。ぴったり~
素敵な句を読んでいただき、ありがとうございました。 感激~です
ボルドー ホテル : ブルディガラ 泊
第8,9日目 ボルドー ~ アムステルダム経由 ~ 関西空港
ホテルの朝食の様子
ホテルからボルドーの空港へ。
KL1296便にてアムステルダム経由KL867便にて関西空港へ。
到着後、流れ解散。お疲れ様でした。
このコースは美食めぐりのツアーで、たくさんの名物料理やワインをお楽しみいただける内容です。
フランスとスペインの2つのバスク地方を巡り、移動距離も短いのでゆったりとした内容です。
それぞれの町に特徴があり、個人ではなかなか行けない田舎なので、
バスで運んでもらえるのはとてもありがたく、時間にも無駄がありません。
ここ最近、とても人気がある地方なので、ホテルも常にパンク状態だとか?!
まだまだ北ヨーロッパに比べると物価が安いので、ますます人気が出てくる可能性があります。
胃腸が丈夫なうちに是非、お出かけください。添乗員一押しのツアーの一つです
フレンドツアー
ヨーロッパ
アジア
アフリカ
中近東
北米
中南米
オセアニア
南太平洋
ミクロネシア