旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2023年12月 4日
黄葉に包まれて❝フランス/ブルゴーニュ地方~ワインの香りに誘われて8日間❞
パリで目覚めた朝は、豊かなお朝食から始まりました♬
卵料理を作ってくれるシェフもいました。
フランスでは、やっぱりオムレツかしら(^^♪
新鮮な果物も種類が豊富でした!
パンの美味しさは、さすがフランスです!!
ホテル ❝プルマンパリ ロワシー❞は、最新で今風のお洒落なホテルです。
街の中心から外れた❝ロワシー地区❞に位置していますが、
昨夜は、JAL直行便利用の特権で、パリに早く到着できたため、希望者の方々と、地元の人が利用する大型ショッピングセンターを
訪ね、パリの普通の生活をのぞき見することができました(^^♪
2日目の朝、バスでパリから約1時間半
ランスの街に到着しました。
ランス大聖堂は❝歴代のフランス王が戴冠式を行った教会❞として
威厳に満ちています。ジャンヌ・ダルクもここに来ています。
※ちなみに、ノートルダム大聖堂の❝ノートルは我々の意❞ ❝ダムは女性=マリア様の意❞であるため
マリア様を祭ってある全ての聖堂がノートルダムと呼ばれています。
そうです!!ノートルダムは、パリだけにあるわけでなく、世界中に存在します(^^♪
大聖堂のファサード(正面玄関)には『微笑みの天使』と呼ばれる
有名な彫刻が、この大聖堂を訪ねる人々を迎えてくれます。
大聖堂には❝ばら窓❞。
パリのノートルダムと並んで、とても見応えがあります。
今日は特別に❝藤田礼拝堂❞に立ち寄ってみました。
シーズンオフのため、内部見学は出来ませんでしたが、
この小さな礼拝堂の佇まいを見ただけで、遠い日本からこのランスに来て暮らし、この町で絵を描いた
藤田嗣治氏の静かな愛が伝わってきます。
ランスはシャンパンの地として有名です(^^♪
ランス郊外の小規模なシャンパンメゾンを訪ねました。
規模が小さなメゾン(シャンパンのメーカー)では、
大規模工場で作られるシャンパンとは違い、とても個性的で、深い味わいの
シャンパンが製造されています。
お昼はランスの街中に戻り、地元の古い建物を利用したブラッスリーで
いただきました。サラダがとても新鮮で、ドレッシングはビネガーと塩・胡椒のみ
シンプルが美味しい!!
メインは、フランスの鉄板メニュー❝鶏もも肉のワイン煮込み(コック・オ・ヴァン)❞
ランスのコック・オ・ヴァンは、シャンパンで煮込んでいます(^^♪
コクがあって、柔らかく、美味しかったです。
フランスのケーキは間違いありません!
ラズベリー味は、さっぱりとして、食後にぴったりでした♬
ブラッスリーの外観
昔は、貴族の館だったそうです(^^♪
2日目の夜はクルバンの小さなChateau(貴族の城)でお泊りでした。
シャトーホテルが、あまりにマニアックな場所にあるため、バスのドライバーさんが
迷っている間に、日が暮れてゆきました(苦笑)
シャトー クルバンでのお夕食は、貴族的で優雅な雰囲気に包まれていました。
前菜は❝大根のピクルス・アボガドとコリアンダーのサラダ・蟹のクロケット❞
どれも垢ぬけたお味でした♬
スープは、酸味のある爽やかな口当たりでした。
世界中のミシュラン星付きレストランでは、スープを泡立てるのは鉄板ネタでしょうか・・・
サーモンのハーブ漬け
お花畑をイメージしているそうです。
日本のミシュランレストランよりも、お料理のサイズが大振りです(苦笑)
メインは❝ビーフステーキ/季節のキノコ添え❞
正統派の美味しさでした(^^♪
デザートは3種類も出てきました(^^♪
フランスのケーキは「流石!」としか言えません。
シャトー・クルバンは、ブルゴーニュ地方の小さな村❝クルバン❞に暮らす人々を
多数雇用しているため、村おこしにも貢献しています(^^♪
シャトーでの朝は、焼き立てのパンの香りで目覚めました♬
貴族の館で目覚めた朝は、小雨模様・・・アンニュイな空気に包まれていました。
この季節のフランスは、どこもかしこも黄葉が美しく、
映画の世界に迷い込んだ気分になります(^^♪
貴族の館に置いてあった自転車のオブジェ
フランスらしいエスプリが感じられます♪
旅も3日目に入りました!(^^)!
シャトー・クルバンを出発してバス旅2時間
『フランスの最も美しい村の1つ』に選出されているヴェズレーに
ご到着。中世時代の面影をそのまま残す町並みを横目で見ながら、
丘を登ってゆくこと約10分、サント・マドレーヌ大聖堂の正面玄関が現れました(^^♪
ここで現地ガイドさんが待っていてくれました。
ヴェズレーは、スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラに向かう
巡礼の道のスタート地点です。
ヴェズレー大聖堂(サント・マドレーヌ大聖堂)は、861年建立、
日本にあてはめると平安時代の建物です。
大聖堂の裏にあるテラスも、黄葉で包まれていました。
どこもかしこもアンニュイなフランス映画の世界です。
お昼ごはんを食べるころには、空が蒼く澄み渡りました。
大聖堂の前に位置するロケーション抜群でお洒落なレストランにて
お昼ごはんをいただきました♬
サラダがとっても美味しかったです!
この様なサラダとパンでお昼を済ませるフランス女子も多いです!(^^)!
私たちは、メインにお肉、そしてデザートにクレームブリュレもいただきました(^_-)-☆
午後は、フルーロ家が代々居を構えるシャトー・デュ・パスタンを訪ねました。
ボーヌ地方サントネイ村にあり、ロマネ・コンティのオーナーがワイン貯蔵庫として
建てた地上3階、地下2階からなる城館です。
その後1912年にフルーロ家に買い取られ、現在は、4代目の当主二コラ・フルーロさんと
日本人の奥様・久美子さんが家族と共に住んでいます。
今日は私達グループのために、久美子さんがシャトーをご案内してください
ました!(^^)!
フラッグシップであるル・モンラッシェは、
僅かな区画に植わる高樹齢のシャルドネから生み出される極上のワインです♬
※ドメインはブルゴーニュ地方、シャトーは主にボルドー地方で使用される言葉で、
どちらも「ブドウ栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを自分たちだけで行う
ワインの生産者」を指します。
10年以上の熟成を経てもなお力強い果実味が香ります。
素晴らしいワインのテイスティングもツアーに含まれており、
ワインにとても詳しいお客様にも納得していただけるひとときでした(^^♪
観光やワインの試飲もゆっくりと時間を過ごしていただいたため、
予定より少し遅れて18:45、ディジョンのホテルにご到着。
お夕食は、ホテル内のレストランにてお召し上がりいただきました。
スタートはスープ・レギューム(野菜のポタージュスープ)
体に優しい味でした(^^♪
メインはサーモンのグリル
フランスでは、間違いなく美味しい魚料理です(^^♪
デザートはクリームブリュレ
濃厚で美味しいです!でもデカい(笑)
お夕食後は、皆様で近所のスーパーに出かけました。
4日目は、ディジョンの市内観光から始まりました。
ディジョンは、かつてブルゴーニュ公国の都でした。
時は1031年、フランス王から、親戚であるブルゴーニュ家が
支配するように託された土地でした。1361年にはフランス本国に戻されます。
公国宮殿の一部分は、現在はディジョン美術館として、ブルゴーニュ公国の
栄耀栄華を伝えています。
ディジョンの街を歩けば、重要スポットへ向かう道を❝フクロウ❞が
案内してくれます♪フクロウは幸せの鳥!(^^)!
ディジョンの街角でフッと振り向くと、そこに中世が香ります。
お昼食まで時間があったので、ノートルダム教会内部をのぞいてみました。
このステンドグラスは、ディジョンに唯一残る13世紀のものなんだそう。
さあ!お昼ご飯の時間です(^^♪
前菜はコート・ド・ニュイ産のハムを使ったテリーヌ
さっぱりとしていて〝家庭の味〟という感じでした。
メインはお約束のブフ・ブルギニョン
赤ワインで煮込んであるためか、お肉がとても柔らかく、
食べやすいお味でした!
デザートはリンゴとカシスのコンポート
フランスお得意のデザートです♬
お昼ご飯をいただいたブラッスリDES LOGESの入り口にて。
地元民に大人気で、満席でした。
午後は、この旅のメインテーマ『栄光の3日間 ブルゴーニュワイン祭り』に
参加するため、ブルゴーニュワインの都ボーヌを訪ねました。
毎年11月の第3の土・日・月に開催される、世界のワイン愛好家が憧れる
ブルゴーニュワイン祭りです。
Palais des Congres(パレ・デ・コングレ大会議場ホール)で開催される
試飲会にも参加しました(^^♪
入場料は一人25ユーロ、ブルゴーニュを代表する超有名スタードメーヌの
ワインが並び、飲み放題で試飲できます(^^♪
人気のドメーヌは、長蛇の列ができていました。
※ドメーヌとは、自家栽培ワイン生産者のこと
出展しているドメーヌの位置を示す会場案内版です。
Palais des Congres(パレ・デ・コングレ大会議場ホール)の外では
空に虹がかかっていました。
生産者のお一人が「今年のブルゴーニュワインを神様が祝福してくれる印だ!」と
笑顔で語ってくれました(^^♪
会場に入るには、このアームバンドが必要です。
試飲会場を後にして、
16:45 日没時間を心配しながら、スケジュールに入ってはいませんが、
せっかくなので、世界最高峰のワインを作り出す『ロマネコンティの畑』を
訪ねました♪^^♪
ロマネコンティの葡萄畑は、ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネと呼ばれる
人口400人ほどの小さな村にあります。
畑の広さはたった1.8ヘクタール(200m四方未満)と
非常に狭く(日本の一軒家の平均的面積と同じ)
年間たった約6,000本のワインしか生産されないことが、
希少価値を上げています。
夜はディジョンに戻って(ディジョン⇔ボーヌは、バスで片道約40分)
お夕食はフリーになっていたので、
お客様とご一緒に、街中心のリベラシオン広場のカフェで
名物のエスカルゴにトライしました(^^♪
美味しかった!
ディジョン出発の朝は、朝食会場を団体用から個人客用の
レストランにチェンジしてもらいました。
ハムやチーズ類がとても美味しく、
野菜が少ないのは、ヨーロッパどこでも同じです(涙)
昨日に引き続き、ワインの都ボーヌを訪れました。
オスピス・ド・ボーヌ は、今から約600年前、
貧しい人々への医療サービスを目的に、
ブルゴーニュ公国のニコラ・ロラン財務長官により設立された慈善病院です。
貴族から寄進された畑でブドウを育て、そこで収穫されたブドウにより作られた
ワインの売り上げを資金にして運営されていました。
もちろん患者さんは、無料で診てもらうことが出来ました。
病院には台所があり、患者さんだけではなく、
病院で働く多くのスタッフの食事も作られていました。
食事を作るのは、修道女のお役目でした。
食事はシンプルな豆料理が多かったそうです。
イベントの初日である第1日目には、クロド・ヴージョ城で、
シュヴァリエ・ド・タストヴァンと呼ばれる
ワイン利き酒騎士団の叙任式と晩餐会が行われます。
オスピス・ド・ボーヌの見学中に出会ったこの方は、
利き酒騎士団の方でした(^^)/
お昼はフリーでしたので、お客様とご一緒に
街中のレストランでブルゴーニュ地方の名物料理
ウッフ・アン・ムーレットをいただきました♬お祭り期間は、
決められたメニュー(フィックスメニュー)だけを
提供するレストランがほとんどです。混み合うからでしょう・・・
お祭りの期間中は多くの屋台が並び、大道芸や仮想した人の
パレードなどのイベントも行われます♬
この人は中世の姫かな?
ワイン祭り1日目(土曜)には、マラソン大会も開かれました(^^♪
老若男女、子供さんも参加されて、楽しそうでした!
参加者(大人)に途中でサービスされるのは、
水ではなくてワインだとか・・・('_')
今日の最高気温は15℃。出発前は、少し寒そうです('_')
ボーヌの長い歴史を語る木組みの家
街の中心マドレーヌ広場では、マーチングバンドが
祭りを盛り上げていました♬
街中には、特産物を使った食べ物屋台、雑貨の屋台が
たくさん出ていました(^^♪
仮装した音楽バンドは、街角で演奏するようです!(^^)!
ワイン祭りで賑わうボーヌに別れを告げ、
バスで約2時間、今回の最終訪問地リヨンに17:30ご到着。
リヨンでの滞在は、ホテルインターコンチネンタルホテル
地元の人曰く、リヨンで一番のホテルだそうです。
お夕食は、ホテルのダイニングでいただきました。
前菜は、ロワール産マッシュルームソテー
キノコ好きには、たまらない美味しさでした!(^^)!
メインは、鯛のグリル/クリームソースがけ
野菜は〝ホクホクのかぼちゃ〟でした。
フランスのチョコレートデザートは、深みのある
チョコ好きには、たまらない美味しさです!!
BARもエレガントです。
多くの西洋人が、大人の夜を満喫していました。
クリスマスが近いため、ホテルの中庭には
巨大なツリーが飾られていました。
高級ホテルでの朝は、優雅で豊かなお朝食から
スタートしました♬
卵シェフがいて、その場で料理してくれます。
フランス風オムレツを食べるのが楽しみです!(^^)!
席もモダンでゆったりしています。
朝食後、ソーヌ川に沿って晩秋の散歩を楽しみました。
この〝ゆとり〟がフレンドツアーの良い点だと思います。
ホテルの正面玄関
正式名称はInterContinental Lyon-Hotel Dieu
フランス語のHotel Dieuは病院の意で、この建物は
昔は病院でした。
勿論、内部は美しく改築されています。
フランスの第二の都市リヨンの街は、
現地ガイドさん曰く「パリよりも住みやすい」と評判だそうです!(^^)!
街角のビルの屋上に2人のが座ってました(笑)
ユーモアセンスも大人のエスプリが効いています♬
リヨンで最初に訪ねたのは≪ポールボキューズ市場≫です。
高級市場の肉屋さんには、ウサギの肉が吊り下がって
いました・・・さすがフランス!
お惣菜も豊富で、見ているだけで楽しくなります♬
生岩牡蠣は、天然物で、日本の牡蠣より
小ぶりです。レモンを絞って食べたい~!
さすがフランス!!チーズの種類は豊富です!(^^)!
リヨンのフルヴィエールの丘には、古代ローマ帝国時代の
遺跡が残されています。今回は遺跡内部には入りません
でした。
フルヴィエールの丘からリヨン市街を一望
秋が中世の街並みを包んでいました。
リヨンのノートルダム大聖堂
マリア様に捧げられたノートルダム大聖堂は、
世界中にありますね。
リヨンの旧市街は、古い石畳が敷き詰められています。
足元はくれぐれも歩きやすい靴がお勧めです!
リヨンは❛食の街❜と歌われています♬
チョコレート屋さんもたくさん並んでいます♬
街からフルヴィエールの丘を仰ぎ見ると
ノートルダム大聖堂の尖塔が見えました。
ヨーロッパの古い街角には、山から水を引いて
生活用水を確保できたことを祝うように、
井戸には、美しい彫刻がほどこされています。
12世紀に建てられた、リヨン最古の教会の一つ
サン・ジャン大聖堂、美しいゴシック建築です。
ライオンの像は、街の繁栄を語っています。
後ろの建物は、学校でした。
リヨン旧市街は、こんな狭い道が
続いています。
トラブールは、建物の中や、中庭、階段などを通り抜ける
リヨンの隠し通路。
街を平行に走る通りから、別の通りへ通り抜けられる
近道なのです。
この建物の1階の廊下が、トラブールになっていました!
世界の中で、リヨンでしか買えない
チョコレート屋さんBERNACHONに
全員で寄りました!(^^)!
郷土料理が楽しめる「ブション」でお昼ごはんを
いただきました!(^^)!
ブションは、リヨン特有の大衆ビストロのことです。
地元民のざわめきに囲まれて、まさに❛旅❜を感じる
ひとときでした(^^♪
お昼ごはんのメインは鯛のクネル
リヨンのB級グルメは最高です!!
※クネルはフランス版はんぺんです(^^♪
デザートは3種類からチョイスが出来ました。
多くのお客様が、さっぱりとした
夕食はフリー
ご参加者のほとんどの方と一緒に、
リヨンが世界に誇るレストラン『PAUL Bocuse』本店を
訪問しました!(^^)!
予約を入れるのも難しいレストランですが、
ホテルのコンシェルジェに頼みました。
5つ星ホテルの威力が発揮されました(^^♪
PAUL Bocuseの歴史は、今年で100年を
迎えるそうです♬
オーナーシェフのポールボキューズさんと
キッチンにて。
お皿にレストランが描かれていました。
今日は特別メニューをオーダーさせて
いただきました!
オマール海老づくしです!(^^)!
キャビアとオマール海老の前菜は
品格を感じました。
メインはオマール海老のクネル
深~い味わいでした!
ミシュラン3つ星の威厳が伝わりました。
デザートは抹茶味のケーキ
日本食ブームがヨーロッパを席巻しています。
食後のデザートチョコレートは、世界で一軒のみリヨンにある
BERNACHONのチョコが提供されました。
ポールボキューズさんの息子さんが、
BERNACHONの娘さんと結婚しているそうです。
名店同士の婚姻は、歴史を作ります。
ご参加いただいたお客様の多大なるご協力の
お陰で、無事帰国の途につきます。
ありがとうございました。
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