旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2020年1月23日
2019年11月12日 関西空港発
D452 エールフランス航空利用
憧れのシャトーホテルに泊まる 芸術と秋彩のフランス8日間
のツアーでいただいたお食事の内容をご紹介させていただきます。食事の評価は★印(★5つが満点)で表しています。ご参考にしてください。食事とともに風景写真も撮ってきていますので並びにお楽しみいただければ幸いです。それでは旅ごはんスタートです。
関西空港にてご集合後、AF291便にてパリ、シャルル・ド・ゴール空港へ。入国審査の後、AF7646便に乗継ぎリヨンへ。到着後、ホテルまでは約1時間です。この日の夕食はついていません。機内食は乗継便でドリンクと小さな袋に入ったビスケットがサービスされました。
★ ベルクール広場の近くにある、とてもロケーションの良いホテルです。ローヌ川に面しているので、とても分かりやすい場所です。
ホテルの朝食の様子
朝食のレストランは夕食時にはミシュランの星付きのレストランになります。
朝食も工夫された料理や有機栽培のフルーツなどがありました。
8階に位置しているので、ローヌ川やリヨン市内が見渡せて雰囲気も良いです!
生ハム、ベーコンやソーセージ、調理した卵、キッシュなどもありました。
トマトやジャムなどが入ったパンもありました。リヨンの名物、ナッツを砂糖でからめたお菓子もありました。パンも種類も多く、クロワッサンやチョコパンやレーズンパンもおいしかったです。
チーズも数多くありました。
食事の評価 ★★★★★
サービスも良かったですよ
朝食後、リヨン市内の観光。まずはフルビエールの丘に行きました。リヨン市内やローヌ川、ソーヌ川が見下ろせます。そしてこの丘にはノートルダム教会があります。
教会の内部は美しいモザイクで飾られています。
その後、リヨンの旧市街に行きました。旧市街の観光は日程表にはありませんが、名物のトラブール(抜け道)などがあり、とても面白いところなので立ち寄りました。その旧市街からみたフルビエールの丘にたつノートルダム教会です。今日はとても良い天気に恵まれました。
旧市街にあるサン・ジャン大聖堂の内部。まだ一部修復中ですが、ここではフランスの歴史に登場する王族が結婚式をあげたという由緒ある大聖堂です。
その後、ポール・ボキューズ市場に立ち寄り、昼食のレストランへ行きました。
昼食 : Marguerite
このレストランはポール・ボキューズがプロデュースするレストランです。
前菜はフォアグラ入りのテリーヌ。カリカリに焼かれたフランスパンといちぢくのジャムが添えられていました。フォアグラには甘いソースが合います。フォアグラもしつこくなく、比較的あっさりとしてとても食べやすくおいしかったです。
メインは子豚のローストで、アクセントにベーコンが添えられていました。あっさりした子豚のローストに塩味のきいたベーコンを一緒にいただくと、とても良い味になります。ソースも程よい味付けで、塩辛くなりがちなお料理ですが、とても調和のとれたお味でした。添えられている温野菜やポテトもおいしかったです。
デザートはババというお菓子で、ラム酒で少し味付けしたスポンジケーキに、ラム酒をお好みでかけていただきます。スポンジにラム酒が混ざると、ケーキが柔らかくふやけてまた違った食感を楽しめます。た~っぷりかけてもらった方も
ババはナポリの名物料理として知られていますが、もともとはナンシーの宮廷がオリジナルだそうで、そのレシピがロレーヌ地方の菓子職人からパリに伝わり、パリに来ていたナポリ人の料理人が自国にレシピを持ち帰ってナポリでも広まったようです。
こちらがレストランの入り口。ちょっとレストランっぽくないので、到着したとき、入り口がわからず迷ってしまいました・・・
食事の評価 ★★★★★
昼食後、ホテルに戻って午後はフリータイム。夕食は各自でいただきました。
朝食後、ワインの聖地といわれる、ボーヌへ。ワインのオークションが行われるまであと数日、町ではそのお祭りの準備がなされていました。オークション会場となる建物には菊の花がきれいに飾られ、仮設のテントも取り付けられていました。お祭り前で町はとても静か。レストランなども臨時で休業しているところが多かったです。
ボーヌの町では、神の家といわれる、オテル・デューやブルゴーニュワインの試飲をお楽しみいただきました。
ブルゴーニュワインの試飲は、Marche aux Vinsにて。ワインの話を専用ガイドが熱く語ってくれました。
こちらがワイナリーの様子です。試飲したワインは5種類、白ワインが2種類、赤ワインを3種類。
値段もいろいろ、味もお好みもいろいろです。
ワインの試飲した後、フリータイム。残念ながらお祭り前で屋台は出ていませんでしたが、ご希望のお客様と名物のエスカルゴやブフ・ブルギニヨンなどを食べに行きました。
ボーヌからディジョンまでがコート・ドールといわれる、黄金の丘が続き、ブルゴーニュのブドウ畑が広がります。今回はドライバーにお願いして国道を走ってもらいましたが、あいにく雨模様で霧が丘にかかっていたり、ブドウの葉っぱの黄葉が終わりかけでいました。でも一部、きれいに黄色く色づいたブドウ畑もありました。そしてシャトーホテルにある、クールバン村へ。ホテルに行く途中、村を通りましたが、人が全然歩いていませんでした・・・・・・ この時期、もう17:00を過ぎると暗くなります。ホテルに到着した後も日没後となってしまいました。
シャトーホテルのレストランの様子。ここには木下シェフを中心にミシュラン一つ星のレストランとして知られています。
夕食 : Chateau Courban
アミューズとしてマスカルボーネチーズのはさんだマカロンとシュークリーム、ピーカンナッツの塩と砂糖のキャラメリゼ。とてもおいしかったです。たこ焼きの入っている舟を連想する入れ物。日本人のシェフならではかしら・・・・?!そしてかぼちゃ風味のポタージュに黒トリュフをスライスしたもの。まろやかなやさしいスープにトリュフの香りが楽しめました。このメニューはレストラン側からは説明がなかったので、トリュフ入りのスープがてっきり前菜のスープと思い込み・・・・・ 案内不足ですみませんでした
こちらがパンプキンのポタージュ、乾燥ハムが入っていて、スプーンにあるクリームをスープの中に入れていただきます。チーズのサブレもこのスープによく合います。メインは鯛のグリルと温野菜。皮はカリッと焼かれてありましたが、ちょっと鯛の味が素朴すぎたかな?
デザートはアーモンドがたっぷり入ったミルフィーユ。盛り付け方がとてもきれい。フルーツのシャーベットの飾り方もイチゴのように見えてかわいい!
プチフルールとしてレモンの小さなタルトとアーモンドの入ったメレンゲの焼き菓子が出ました。
食後、木下シェフがわざわざ挨拶に来てくださいました。フランスに来て16年、いろいろと苦労されたようですが、今は日本から来た弟子たちと良いチームワークでレストラン業に情熱をもって働いておられるようです。
食事の評価 ★★★★★
ホテルの朝食の様子
朝食のパンやキッシュもすべてこのホテルのパティシエが焼いているそうです。
ジャムも手作り、チーズ、ハムやスモークサーモンもありました。
食事の評価 ★★★★
こちらがシャトー・クールバンの本館の建物。
庭にはクルミの木があり、取れたてのクルミがかごに入れられておいてありました。
朝食後、シャンパーニュ地方へ。この日はフランスで初雪が降りました
ランスに到着後、昼食をいただき、その後、ランスの大聖堂、藤田礼拝堂、マム社のシャンパンのカーヴを見学、そして試飲をしました。
昼食 : Excersior
前菜はスコットランド風のサラダ。スコットランド風なのでスモークサーモンでも入っているかと思いましたが、魚のすり身が入っていました。メインはチキンのグリル、シャンパーニュ風。とても柔らかく調理してありました。
デザートはイル・フロターント、フランスどこでもあるデザートですが、固く泡立てたメレンゲに焼を入れ、バニラクリームに浮かしていただくデザートです。シンプルな食材、そして素朴なデザートですが、私の大好きなデザートの一つです。
食事の評価 ★★★★
ランスの大聖堂のまわりにはクリスマスマーケットの準備がされ始めていました。11月末からマーケットも始まります。
まだ空いていないのが残念。大聖堂の周りにぎっしりと屋台が準備されていました。
そしてランス大聖堂の正面の姿。代々のフランスの国王が戴冠式をあげた大聖堂です。
有名な微笑みの天使像。一番右側で首をかしげている天使が、微笑みの天使です。ステンドグラスがきれいなのがゴシック様式の特徴です。曇っていましたが、ステンドグラスはきれいです。
その後、藤田礼拝堂へ。冬季は閉まっているのですが、予約をした人のために開けてくれていました。私たちが見学したあと、すぐに閉館となりました。ここは藤田画伯が晩年に描いたフレスコ画が有名です。
藤田礼拝堂の向かいにあるのが、シャンパンのカーヴ、マム社。カーヴの見学と試飲を楽しんでいただきました。
ランス観光の後、シャンティイへ。ほとんど田舎道を走っての移動で、途中、雪も降ってきました。シャンティイでも雪が降り、やはりここでも今冬の初雪だそうです。
ホテルのチェックインした後、ホテルのバンケットにて夕食。
夕食 : ホテル内 バンケットホール
前菜はスコットランド産のスモークサーモン。日本では考えられないほど分厚く切ってありました。メインは仔牛肉のグリル、ペッパーとマッシュルームソース。とてもまろやかでおいしいソースでした。お肉も柔らかく、添えられているポテトグラタンもおいしかったです。ポテトグラタンは家庭でも簡単に作られる、料理のひとつです。でもお肉のボリュームはすごい
デザートはマンダリンを使ったチーズケーキとマンダリンフルーツ。とてもマンダリンの風味がよく効いた、柔らかいチーズケーキでした。
食事の評価 ★★★★
ホテルの朝食の様子
シャトーホテルで、豪華な雰囲気ですが、朝食は意外とシンプルでした。
いつものクロワッサンやチョコパン、レーズンパンなどはフランスの朝食ではおなじみです。
食事の評価 ★★★
昨夜、到着時はすでに暗くなっていたので気づきませんでしたが、ホテルの正面入り口のツタが赤く紅葉していてとてもきれいでした。お庭の木々も紅葉してとても良い雰囲気。シャンティイのお城が10:30にオープンなので、出発はゆっくり、お庭の散策をされた方もいらっしゃいました。
ホテルからシャンティイのお城までは約10分。開館まで少し写真タイム。美しいルネッサンスのお城としてたたえられたお城で、お堀に映る姿も優美です。ここには代々の侯爵が集めたコレクションが展示され、遺言によりこのお城から外に出されることはありません。なので、こちらに来ないと見れないということです。この椅子はマリーアントワネットが愛用していた椅子で、花模様がたくさん使われているのが特徴です。フランス大革命のときに、このような調度品は売られたり、壊されたりしたので、とても貴重なものです。
シャンティイのは競馬場も有名で、その隣に大きな厩舎があります。少し時間があったので、内部も少しだけ見学しました。
厩舎の中では数頭、馬が飼われていました。その横にあるのが競馬場。
シャンティイの観光後、一路パリへ。パリでは黄色いベスト運動のために多くの道が閉鎖、渋滞・・・・ 昼食が遅くなってしまいました。
昼食 : Floderer ( Brasserie Flo)
前菜はキッシュ・ロレーヌ。ロレーヌ地方のキッシュで、細かく刻まれたハムが入っています。外が寒かったので、ホクホクのキッシュはとてもおいしかったです。メインはポラック(タラ科)のグリルと温野菜。クリームバターソースが野菜にもお魚にもよく合いました。
デザートはフォンダン・ショコラとバニラアイスクリーム。チョコレートケーキを割ると、とろ~りとチョコクリームが出てきて、バニラアイスと絡めるとまた違うおいしさが楽しめます。
食事の評価 ★★★★
昼食後、パリ市内の車窓観光。黄色いベスト運動のためにシャンゼリゼ通りも通行禁止、なんとか凱旋門のそばまでいけました。そのほかエッフェル塔がきれいに見える、シャイヨ宮で写真を撮り、ホテルに行きました。
ホテル到着後、チェックイン、そしてご希望の方とホテルに隣接するショッピングセンターや地下鉄駅へ行きました。黄色いベスト運動の為、明日もデモがあり、多くの地下鉄駅が閉鎖。私たちのホテルの最寄り駅はなんとか開いていたので助かりました。
夕食は各自で。ご希望の方と近くのレストランへ夕食を食べに出かけました。
ホテルの朝食の様子
大型ホテルだけあって、朝食会場も広く、食べ物もいろいろと種類がありました。このバターの量がすごい~
フルーツもたくさんありました。パイナップルはおいしくなかったそうです~
グリルしたものや冷たいハム類、チーズ類も豊富。
野菜の盛り付け方もユニークでした。
食事の評価 ★★★★
今日は終日自由行動。メトロの駅が数か所閉鎖のため、いつもよりも多く歩かないといけない状態でしたが、皆様それぞれフリータイムをお楽しみいただいたようです。大型デパートがデモ隊に占拠されて、一時閉鎖になったり、この黄色いベスト運動はしばらく収まりそうにありません・・・。
昼食、夕食は各自で。
エールフランス航空利用の為、朝はゆっくり目に出発。シャルル・ド・ゴール空港からAF292便にて関西空港へ。やはり直行便は楽ですね。
このコースはワイン祭りのこのシーズンだけの限定のツアーでしたが、リヨンやブルゴーニュ地方は魅力あふれる地方です。晩秋の時期だけではなく、春から夏にかけても楽しめる地方です。フランスの地方の田舎ののんびりとした雰囲気の残る、プロヴァンスやノルマンディ地方、パリなどとはまた違った顔のフランスも是非訪ねてみてください。
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