旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2018年10月30日
2018年9月11日 関西空港発 (空港閉鎖のため 名古屋発着となりました。)
D045 「ルフトハンザドイツ航空利用
南仏プロヴァンスとマルセイユの休日8日間」
のツアーでいただいた食事の内容をご紹介させていただきます。
今回はお天気に恵まれ、バカンスシーズンが終わった静かな南仏だったので、風景写真も撮ってきています。
併せてお楽しみいただければと思います。
第1日目 新大阪 ~ 名古屋・中部国際空港 ~ フランクフルト ~ マルセイユ ~ アルル
台風21号の影響で関西空港は閉鎖の状態。急遽、名古屋便に変更。
新大阪から名古屋まで新幹線に乗車、名古屋からミュースカイという名鉄の空港行の電車に乗って、中部国際空港、セントレアへ。LH737便にてフランクフルトへ。LH1088便に乗り継ぎ、南仏のマルセイユ・プロヴァンス空港へ。到着後、バスで約1時間半、ローマ時代の都アルルのホテルへ。ホテル到着時にちょうど暗くなりました。
宿泊地 アルル : ジュール・セザール ホテル 泊
アルルの旧市街を取り囲んでいる、リス大通りに面したホテルで、お散歩するにはとても便利なロケーションです。
第2日目 アルル ~ ル・ポンテ (アヴィニヨン郊外)
ホテルの朝食の様子。レストランの雰囲気がとても良かった。外はアンティーク、中はモダン。
サクサクとしたクロワッサンがおいしかった
このバターがおいしいのです。市販には売っていないから、高級ホテル専用なのかな?! 残念・・・・・
食事の評価 ★★★
ホテルのバーとロビーの様子。色使いがほんと、南仏といった感じ
朝食後、アルルの市内観光。まだ闘牛が行われている、円形闘技場、アレーナ。
保存状態がとても良いことでも知られています。アレーナの塔から見た様子です。
アルル市内を徒歩で観光。その後、市庁舎近くのレストランでランチ
昼食 : La Boheme
まずはグリーンサラダ。葉っぱとトマトのサラダでした。
そしてキッシュ・ロレーヌ。サイズがちょうどよく、中はふわっとして美味しかったです。
メインはこの地方の郷土料理、「ドーブ」と呼ばれる、ビーフの赤ワイン煮です。パスタが添えられていました。
デザートはラズベリーケーキ。ふわふわのムース風のケーキでした。ちょっと色が鮮やかすぎる・・・・・
食事の評価 ★★★
昼食後、アルル郊外のサン・レミ・ド・プロヴァンスへ。市内散策後、ゴッホが入院していたレストランへ。
駐車場から行く途中にある、グラヌムの遺跡。ローマ時代の霊廟と町の門と呼ばれる、紀元前30年代の遺跡です。
囲いもなく、そのまま放置されていました。
こちらがサン=ポール=モゾール修道院への道。ゴッホが描いた絵のレプリカが飾られています。
こちらは現在でも精神病院として使われている為、見学できるお部屋は限られています。
庭園から見た修道院の全景。ラベンターやアイリス、季節を楽しめるようにお花が植えられています。柿の木もありました。
その後、レ・ボー・ド・プロヴァンスを散策して、アヴィニヨン郊外にあるホテルにチェックイン。
夕食はホテルでいただきました。ここは宿泊客だけではなく、夕食を食べに地元の人が来るようなレストランがあります。
夕食 : ホテルレストランにて
前菜はフレッシュクリームチーズのスモークサーモン・ロール。脂ののったサーモンにあっさりとしたクリームチーズがとてもよく合いました。とても分厚いサーモンでしたね
パンも自家製かな 普通のパンと今日はトマトの入ったパンでした。ほどよい堅さでパンだけでもおいしい
メインはタイのグリル、ウイキョウ風味。ウイキョウの薄切りと葉っぱがのっていて、程よい香りで淡白な魚ととてもよく合う。
デザートはフルーツサラダとフルーツのピュレ。アイスクリームだと思いましたが、冷たくなかったので、ピュレと気づきました。
そしてプチフルールも色鮮やか。マカロンもいろいろな風味がありました。
食事の評価 ★★★★★
宿泊地 ル・ポンテ : オーヴェルジュ・デ・カッサーヌ 2連泊
第3日目 ル・ポンテ (アヴィニョン郊外)滞在
ホテルの朝食の様子
ゆで卵は自分の好きな堅さに茹でることができます。
南欧の野菜のグリルや卵料理が小さな鍋に入っていました。
テラスでいただくこともできます。ちょっとこの時期は涼しすぎるかな?!
食事の評価 ★★★★
今日はフランスの美しい村めぐり。まずは、朝市で知られる、リール・ドゥ・ラ・ソルグの村へ。
ソルグ川の水のおかげで、この村は水車が大活躍していました。
そんな水車もいくつか残っています。運河があり、とても雰囲気のよい村です。
その後、ゴルドの村へ。
まず、パノラマポイントで全体の写真を撮ってから、村の散策をお楽しみいただきました。
ゴルドからルシヨンへ向かう途中にあるレストランにてランチ。
昼食 : L'Estellan
まずは野菜のスープ。あまり味がしなかったので、お塩を入れたらほど良い味になりました。
そしてお魚のテリーヌ。酸味のきいたトマトソースがよく合いました。ふわふわとしたムース風のテリーヌでした。
メインは仔牛肉のコンフィ。身がキュッと引きしまった料理法で、大麦とお米のリゾットが添えられています。
プチプチとした口当たりのリゾットです。
デザートはレモン、チョコレート、桃のシャーベット。カリッと焼いたアーモンドクッキーがさしてありました。
食事の評価 ★★★
昼食後、オークルの村として知られる、ルシヨンへ。この村の周りだけこのような色の丘や大地が広がります。
ご希望の方と村の高台にある教会まで上りました。
観光後、アヴィニヨン経由でホテルへ。夕食はホテルにて。
今日は雨の心配もないということで、テラスにてお食事をいただきました。席は満席。テラスでいただく夕食も優雅です。
夕食 : ホテルレストラン テラスにて
ウズラの卵を使ったアミューズ。ソースがトマト、ナス、南欧野菜で、それぞれウズラ卵とよく合って違った特徴の味でした。
その次にアンティチョークのクリームスープ。ほどよい苦味のそして甘みも感じるクリーミーなスープでした。フォラグラの焼いたものがカナッペとして添えられていました。火が通るとフォアグラも食べやすくなり、口当たりがなめらかぁ~ 美味ですぅ~
メインは魚のタルトとありましたが、数種類の魚とエビがポテトと薄いパイの上に載っていました。斬新的なタルトです。
魚は地中海で取れる魚........名前を言われましたが、忘れてしまいました
デザートはプリンとフルーツのコンポート。まさになめらかプリンでした。
食事の評価 ★★★★★
第4日目 ル・ポンテ ~ エクサンプロヴァンス ~ マルセイユ
午前、かつてのプロヴァンス伯の都、エクサンプロヴァンスへ。この町は朝だけ市がでるので、ちょっと朝市も寄りました。旧市街は迷路のように道が入り込んでいます。目印になる市庁舎横の時計塔。この空の色 まさにプロヴァンスブルーです。
昼食 : Brasserie Leopord
テーブルに初めに置かれていたのは、南仏ならではのもので、ラスクとタポナード。オリーブの実をつぶしてペースト状にしたもの。これがラスクまたはパンにつけていただくとおいしい。前菜はサーモンのタルタル、アボカドソース。
メインはビーフのひき肉と南欧野菜のグリル。トマト、ズッキーニ、ナスの中にひき肉を入れて焼いたもの。
お野菜に甘みがあっておいしい。まさに農業国、フランスの醍醐味的な料理。
デザートはレモン風味のメレンゲのタルト。やっぱり甘かった~
昼食後、フリータイム。優雅でおしゃれなエクサンプロヴァンスの散策やショッピングをお楽しみいただきました。
そしてマルセイユへ。ホテルにチェックイン後、少し休憩。夕食は歩いて近くのレストランへ行きました。
夕食 : Le Cafe des Epices
ここはシェフが創作料理をサービスするようなレストラン。
前菜は古くから食べられている野菜(名前を忘れました)とパプリカ、玉ねぎなどを使ったイワシのサラダ。
イワシはピリ辛で全く臭みもなく、とても新鮮でおいしかったです。
そしてブイヤベース。伝統的なブイヤベースではなく、シェフの創作ブイヤベースで、ヌーヴェルキュイジーヌ的なものでした。本来入っていない野菜や、出汁を取った魚ではなく、脂ののった魚が焼かれて上に置いてありました。
デザートは森のフルーツを入れた、シュークリーム。あっさりとした甘さのクリームでした。
食事の評価 ★★★★
宿泊地 マルセイユ : インターコンチネンタル オテル・ディユー 3連泊
旧市街の横にある、高級ホテル。有名人も多く宿泊しているホテルです。ホテルのロビーの飾りもおしゃれで優雅。
第5日目 マルセイユ滞在
ホテルの朝食の様子
とても眺めの良いテラスでの朝食です。
バイキングは建物の中にあるので、ちょっとテラス席からは遠い・・・・
アジアチックな料理もありました。なかなかエビ餃子はおいしかったです。
食事の評価 ★★★★
朝食のレストランの横にある、階段。歴史的建造物なので、昔ながらの美しい階段が保存されています。
朝食後、美しい地中海をみながらカシへ。車窓からの景色。遠くにマルセイユが見えます。
夏のバカンスシーズンが終わって、カシの港も人が少なくなり、静か。ちょっとずれるだけでだいぶ違います。賑やかなのもいいですが、静かな海辺の町も素敵です。まだ観光できるシーズンですから、活気はあります。
抜けるような青い空!これくらいのサイズの船にのって、カランク(入江)めぐりです。
海の水は透き通っています。小さな魚が泳いでいるのも見えます。
地中海松(パラソル松)が美しく茂るカランク
45分ほどのクルーズですが、美し海と景色を満喫できました
その後、マルセイユに戻ってランチ。
昼食 : La Manne
まずはシーザーサラダ。ちょっと盛り付けは荒っぽいけど、味は良かったです。メインはムール貝の白ワイン蒸し。ちょっと火が通っていないものもありましたが、すぐに入れ替えてくれました。付け合わせにはフレンチポテト。
デザートはアップルタルト。コーヒー紅茶もついていました。
昼食後、プチトランに乗って、丘の上に立つ、ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド教会へ。
マルセイユの見どころを巡りながら走っていきます。
ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド教会からの眺め。そして町のシンボルとなっている、金ぴかの聖母マリア様。
その後、ファロ宮殿の庭園へ。サン・ジャンの要塞がよく見えます。旧港も奥に見えます。
こちらが宿泊ホテルの全体の姿。元病院だった歴史的建造物です。ちょっとホテルの玄関までの階段がきつかった・・・・
第6日目 マルセイユ滞在
本日はマルセイユの沖合にある島、イフ島の観光。アレキサンドル・デュマの小説、「モンテ・クリスト伯」の主人公が入っていた牢獄でも知られています。サン・ジャンの要塞の横にある波止場から船は出ます。
イフ島の後ろにある、フリオル諸島。今日は日曜日ともあって、海水浴やハイキングに出かける地元人でにぎわっていました。
シャトー・ディフのテラスから見たマルセイユ。
波止場から見たお城。海の色がとてもきれい。そしてこちらがお城の入り口。
船の上からのお城と島。
イフ島観光後、午後はフリータイム。昼食、夕食は各自で。
ホテルを出ると、真正面に旧港とノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド教会が見えます。マルセイユのシンボル的な風景ですね。
第7,8日目 マルセイユ ~ フランクフルト ~ 名古屋(関空まだ閉鎖中)
朝食後、マルセイユの空港へ。LH1087便にてフランクフルトへ。その後、LH736便にて名古屋へ。残念ながら、まだ関空は再開できていないようだったので、名古屋便となりました。
このコースは新しくできた限定のコースでしたが、とてもゆっくりとした行程で、
小さな魅力的な南仏の村々を訪れたり、大都市マルセイユでゆっくりと滞在する優雅なコースです。
今回はお天気も良く、まだ夏の雰囲気も残っていたのですが、観光シーズンがちょうど終わったころで人も少なく混雑することもなかったのでとても良かったです。
この時期は旅行にはとても良い季節で、人も少なめでおすすめですね。
フランスはやはり魅力にあふれた国です
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