旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2017年7月13日
2017年6月20日出発 D450 エールフランス航空往復直行便利用 夢見る印象派8日間
で実際にお召し上がりいただいたお食事をご紹介します。
お食事の評価もしていますので、よろしければご参考にしてください
満点は星5つ(★★★★★)です
1日目は関空からエールフランス航空直行便でパリへ。空港近くの街、ロワシーに宿泊です。
17時半にホテルに着き、明日からの観光に備えてお休みいただきました。
●2日目
ホテルを出発して約1時間半でジェルブロアに到着
この街はガイドブックにもあまり載っていない小さな街。「フランスの最も美しい村」のひとつです。
木骨組の家々がかわいい バラの街として有名なジェルブロア。ピークは過ぎている感じはしましたが、綺麗でした。
朝早くに行ったので、のんびりと散策ができました。インフォメーションにはバラの石鹸なども売っていましたよ。
余談ですが、今回旅するノルマンディー地方はリンゴと酪農が盛んな地域です。
名産品にはリンゴのお酒やカマンベールチーズなど。車窓からはたくさんの牛を見かけました
次は、モネが43年間過ごしたジヴェルニーへ
まず、印象派美術館へ。コンパクトな美術館でした。
ちなみにこの日は気温37℃!とっても暑かったです
普通、この地方はこんな気温になることはないので、後で行くレストランもモネの家も冷房はなく・・・。この美術館が唯一クーラーのある場所だったので、涼を取っている観光客の方も多かったようです。
昼食は、モネはもちろんセザンヌやルノワールも通ったレストラン「Baudy」にて
・ノルマンディー風サラダ。リンゴの角切りが入っています。
・ホロホロ鳥のソテー。ソースはノルマンディー産カルヴァドス(リンゴのリキュール)風味です。
骨付きの鳥でしたが、身がとっても柔らかくホロホロとほぐれて食べやすかったです。
・アップルタルト。甘酸っぱいリンゴのケーキです。
評価:星4つ★★★★
昼食後はモネの家と庭園へ。どちらもたくさんの人でにぎわっていました。
睡蓮の池をぐるっと一周散策しました。色々な花が咲いていましたよ。
こちらはモネの家。
全部で200枚以上集めていたと言われるモネの浮世絵コレクションの一部があります。
歌麿や広重など、貴重な浮世絵が数多くありました。
ジヴェルニーを後にして、ル・アーブルへ
ここは印象派と呼ばれるきっかけとなった『印象・日の出』が描かれた場所です。
戦争で街は焼失したため、モネのいた時代とは景色が変わってしまっていますが、おそらくここからモネが港を描いたと言われる場所にはパネルが立てられています
本日の宿泊はフランス北部の人気リゾート地、トゥルーヴィル。
ポスター画家のサヴィニャックが過ごした場所としても有名です。
日本ではお菓子メーカーのポスターを描いていました。海岸沿いや街の中には、彼の作品があります。
夕食は、宿泊のホテルにて。
・アボカドとエビのサラダ。暑かったので、冷たいアボカドの口当たりが良かったです。
・鶏むね肉のソテー。本当は、魚のソテーの予定でしたが、ホテルのミスで鶏肉になってしまいました
どうにもこうにも変更できず、お客様にはお昼に引き続き鶏料理になってしまい、本当に申し訳なかったです。
・タルトタタン。キャラメリゼしたリンゴを使ったデザート。美味しかったです。
どれも味はいいのですが・・・メインが鶏になってしまったので
評価:星4つ★★★★
●3日目
ホテルの朝食。パンの種類は多く、色とりどりのマカロンや焼き菓子のフィナンシェもありました。
卵は自分の好きな固さに茹でられます。
ハム、チーズ、フルーツ類のコーナー
評価:星4つ★★★★
朝食後、多くの印象派の画家たちが滞在したオンフルールへ
旧港とサント・カトリーヌ教会を散策しました。朝早かったので落ち着いた雰囲気でした。
港はとても素敵な眺めでした。お天気が曇っていたのが残念
モネが白い断崖を描いたエトルタへ
残念ながら、濃霧でした。。。街はお土産店などもあり、賑わっていました。
象が水を飲んでいるような形のアヴァルの断崖の向かいには、アモンの断崖があります。
急な階段を10分ほどかけて上ることができ、ここからの眺めもいいのですが・・・
本日はモヤの中でした
モネが大聖堂の連作を描いた街、ルーアンへ
旧市場広場前にあるレストラン「MAECEL」にて。
・チーズ風味のスフレ。もちもちした食感の不思議なスフレでした。
・豚肉のソテー。クリームソースがかかっています。付け合わせはライスです。
・クレープ。シンプルなパウダーシュガーのクレープ。冷たかったけど、あっさり味で美味しかったです。
評価:星4つ★★★★
食後はルーアン観光へ。
ルーアンの街のシンボル、大時計。針が1本なんです。
フランスでいちばん高い塔を持つルーアン大聖堂。モネはこの大聖堂の向かいにある建物の2階(今はインフォメーションになっています)から連作を描きました
観光後はホテルにチェックイン。夕方からは自由行動でした。
夕食はご希望のお客様と旧市場広場前のレストランでご一緒しました。
●4日目
ホテルの朝食。コールドミール中心のちょっと寂しい内容でした。
クロワッサン&朝食の定番、パン・オ・ショコラ
バゲットはお好みの長さにカットします。
評価:星3つ★★★
ルーアンを出発し、パリ近郊のシャトゥーへ
ここではこのツアーのポイントのひとつ、レストラン「メゾンフルネーズ」での昼食です。
ここはルノワールの絵画『舟遊びをする人々の昼食』の舞台となったレストランです。
同じ場所で食事ができるなんて、テンションが上がります
・前菜はリンゴのケーキ(タルトタタン)の上に山羊のチーズをのせたもの。甘さと塩気のコンビネーションが絶妙です。
・メインは、仔牛の煮込み。お肉がとても柔らかかったです。
・デザートはグランマニエのティラミス。グランマニエ(オレンジリキュール)の効いた大人のティラミスでした。
コーヒーまたは紅茶も付いていました
評価:星5つ★★★★★ お客様にも好評でした
食後は、ゴッホが晩年を過ごした街オーヴェル・シュル・オワーズへ
ゴッホが滞在していたラヴー亭。現在はレストランとして営業しています。
街の中にはゴッホの作品の舞台となったポイントが点在していて、そこには絵画のパネルが立てられています。
『カラスのいる麦畑』で描かれている麦畑
オーヴェル教会
麦畑の近くにはゴッホのお墓もあります。弟のテオのお墓と並んであり、ツタの葉が茂っているので1つのお墓のようにも見えます。
ちょうど、ヒマワリの花を手向けている方がいました。
この後、中心から離れたガシェの家まで歩いていきました。ほぼすべて徒歩で回ったので、皆様お疲れのご様子
夕刻、パリへ向かいました
本日と明日、パリはイベントのため交通規制が敷かれていたため、本来はレストラン近くでバスを降りる予定が、少し離れたところから歩いていただくことに・・・。申し訳なかったです
何でも、2024年のオリンピックの候補地になったことのお祝いだとか。
夕食はパリのレストラン「CHEZ FRANCOISE」にて。
・ナスのトマト焼き。ナスの台にトマトとチーズをのせて焼いてあります。
・カジキマグロのソテー。シンプルな味付けでした。
・洋ナシのコンポートとアイス。上品な甘さ、さっぱりアイスでとても美味でした。
評価:星4つ★★★★
●5日目
ホテルの朝食。ビュッフェは人が多くて写真が撮れませんでした
パンの種類が多く、チーズやハム、スクランブルエッグやソーセージ、ベーコンもありました。今まででいちばん充実した内容でした。
最後のパリではここ「プルマンモンパルナス」に3連泊で良かったです。
ある日の添乗員の朝食。食べ過ぎですかね
ホテル出発はゆっくりめの9時なので、食後にちょっとお散歩。
この日は土曜日だったのでホテルの近く、歩いて5分ぐらいのところでマルシェも開かれていました。
新鮮なお野菜やお魚、丸のままの鶏やウサギ、チーズなどなど・・・見ているだけでも楽しかったです。
ホテルを出発し、今日から2日間は美術館巡りです。
まずはオランジュリー美術館へ。
モネの傑作『睡蓮』はここにあります。
オランジュリー美術館は通常でもルノワール、セザンヌ、マティスなど充実していますが、今はちょうど日本の石橋コレクションの展示もあり、さらに見ごたえがありました。
貴重なセザンヌの自画像も見ることができました
昼食は自由食でした。皆様そろそろ日本食が恋しくなってくるころだったので、バスでオペラ座近くの日本食や中華料理屋さんが多い地域に行き、それぞれ自由に召し上がっていただきました。
食後、相変わらず交通規制が激しかったのでバスは通れず・・・歩いてオルセー美術館へ。
オルセー美術館は、元々駅だった建物を利用して作られているので、大きな時計があったりと名残があります。
印象派の作品をはじめ、教科書で見たような名画がずらっと並んでいます。
特に5階の印象派ギャラリーは、印象派ファンの方は必見です!
今回の旅行で印象派ゆかりの地を巡ってきたので、より一層本物の絵画に出会える喜びは大きかったです
いくつかご紹介しますね。
マネ 『オリンピア』
ルノワール 『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』
ルノワール 『田舎のダンス』 『都会のダンス』
モネ 『エトルタの荒波』
モネ 『ひなげし』
モネの連作 『ルーアン大聖堂』
ゴッホ 『オーヴェル教会』 昨日、本物を見てきました!
ゴッホ 『ガシェ医師』
ゴッホ 『芸術家の肖像』 周りはすごい人だかりでした
ガイドさんと一緒に一通り見て回った後、1時間ほどフリータイムを取り、ご自由に見学していただきました。
夕方、ホテルに戻って本日は自由食。ホテルのあるモンパルナスの辺りはクレープ屋さんがたくさんあり、ご希望のお客様とご一緒しました
食事用にチーズやハムなどが入ったそば粉のクレープが多く、レストンにで食事をするよりもリーズナブルなので、軽く食事を済まされたい方にはおすすめです。
●6日目
本日はマルモッタン・モネ美術館へ。地下鉄に乗って行きました
この美術館は印象派の名前の始まりになったと言われるモネの『印象・日の出』があります。2日目にルアーブルでパネルは見ましたが、本物を見られて感激!
数日前まで貸出し中でしたが、今日は戻ってきていてラッキーでした
残念ながら、この美術館はカメラ禁止だったため、写真が取れず・・・。是非ご自身の目で見てみて下さいね。
これ以外にも、モネの睡蓮やシスレー、ルノワール、モリゾなどの作品も揃っています。
午後からは自由行動。
ルーブル美術館に行きたい方が多かったので、地下鉄でご案内しました。再びオルセー美術館に行かれた方もいて、皆様思い思いにパリの休日をお楽しみいただいたようです。
夕食も自由食。添乗員は夕方、ホテルのロビーで待機し、ご希望のお客様と近くのレストランでご一緒しました。
●7~8日目
エールフランス直行便で関空へ
パリの出国審査が混みこみで出発時間が遅れましたが、皆様無事に到着となりました。
印象派ゆかりの地を巡るこだわりのツアー。絵画好きの方にはきっと楽しんでいただける内容だと思います
ご好評だったので10月にも追加設定しています(羽田から全日空利用です)。印象派ファンの方は是非ご検討ください
フレンドツアー
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