旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年9月20日
フレンドツアー 関西発
2024年8月13日出発
フィンエアー利用 きらめく中欧3ヶ国周遊 9日間【コースコード:FE382】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は評価 星5つ ★★★★★となります。
1~2日目 大阪~ヘルシンキ~プラハ
関西空港よりAY67便にてフィンランド、ヘルシンキへ(13時間10分)。
翌朝、ヘルシンキ到着が遅れたために早朝の予定便に乗り継げず、同日夕刻便に変更。 待ち時間が長いため、路線バスにて市内中心部へご案内しました。
雲ひとつない青空に映えるヘルシンキ大聖堂とロシア皇帝アレキサンダー2世の像。ルーテル派の大聖堂の中はとてもシンプルでした。
マーケット広場には美味しそうなベリー類や色とりどりの野菜が並んでいました。
フィンランド最大の本屋さん、アカデミア書店の2階にある、建築家アルヴァ・アールトが手がけた人気のカフェにてコーヒーブレーク。
散策後、中央駅より電車にて空港に戻り、夕刻AY1223便にてチェコ、プラハへ(1時間50分)。
プラハ到着後、ホテルチェックイン。
夕食:ホテル内レストラン
パンとバターはサーモンとハーブ入りの2種類が用意されていました。
ビーフコンソメスープ。ミネストローネのように野菜がたくさん入っていました。
チキンステーキ&ローストポテト&温野菜。
チョコレートムース&ベリー。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:GRANDIOR
3日目 プラハ~ザルツブルク
朝食:ホテル内レストラン
北の国ですが、フルーツの種類は豊富です。
ハム、チーズ類。
不足しがちな野菜もたっぷりでうれしいですね。
通常のパンとは別にペイストリーなどの甘いものコーナーも充実。
お好みのチーズをチョイスできます。右奥にはポークとレヴァーのパテが見えています。
温かい料理もズラリとラインナップ。
昨日行けなかった世界遺産プラハ歴史地区へご案内。
有名な「プラハの春」音楽祭のメイン会場のひとつ、スメタナホールのあるアールヌーボー様式の市民会館。
旧市街広場。ゴシック様式のティーン教会も見えています。
ブルタヴァ川に架かるカレル橋。
橋の袂からみる、対岸のプラハ城。
お城の入り口では2人の衛兵が見守っています。
城内にある聖ヴィート大聖堂正面。
聖ヤン・ネポムツキーの墓碑。制作には約2トンもの純銀が使われています。
アルフォンス・ムハのステンドグラス。
黄金の小路。水色の壁の家に第一次世界大戦中に作家フランツ・カフカが住んでいました。
城のテラスから眺める「百塔の街」プラハ。
観光後、南ボヘミアの美しい街チェスキークルムロフへ。
昼食:Don Julius
トマトスープ。
マスのグリル&ポテト。シンプルにレモンを絞っていただきます。
アップルシュトゥーデル。
評価は星4つ★★★★です。
昼食後、世界遺産チェスキークルムロフ観光へ。
ゴシック様式の聖ヴィート教会内部。
街の中心、スヴォルノスティ広場には、ルネサンス様式のパステルカラーの可愛らしい建物が並んでいます。
だまし絵で装飾されたお城の中庭をいくつか通過します。
S字に蛇行するヴルタヴァ側に囲まれて息づく旧市街。
旧市街を見下ろすように断崖に建てられたチェスキークルムロフ城。
その後、国境を越えて、オーストリアのザルツブルクへ。
夕食:ホテル内レストラン
本日は長い1日だったため、夕食は自分で調整できるビュッフェスタイルでよかったです。
嬉しい新鮮な野菜のサラダバー。スープも用意されていました。
こちらはデザートコーナーです。
メインはチキンとポークの2種類、付け合わせでリゾットとピラフ、温野菜とポレンタ、パスタ2種類が並んでいました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:WYNDHAM GRAND SALZBURG CONFERENCE CENTER
4日目 ザルツブルク~ウィーン
朝食:ホテル内レストラン
フルーツ、ヨーグルトの種類は豊富です。
温かい料理コーナー。
パンも驚くほどたくさん置いてありました。
ハム、チーズ類。
朝食後、世界遺産ザルツブルク市街の歴史地区観光へ。
ミラベル庭園から見た旧市街と丘の上にそびえるホーエンザルツブルク城。
17世紀初頭、大司教が愛人のために建てたミラベル宮殿。
奥に、映画「サウンドオブミュージック」に出てきたドレミの階段が見えます。
ドップラー効果で有名なドップラーの生家。
こちらは世界的に有名な指揮者カラヤンが1908年に誕生した生家。お庭には彼の銅像も見えます。
ゲトライデ通りにある、ひときわ目立つ黄色い建物が天才作曲家モーツァルトの生家です。
生家内にある7歳のモーツァルトと姉のナンネルの肖像画。
幼少時代のモーツァルト自身が愛用した子供用のバイオリンも展示されています。
かつてモーツァルトが洗礼を受け、オルガニストも務めた大聖堂。
元祖モーツァルトクーゲルを製作したカフェ・フュルスト。ちょこっとサービスで皆様にご賞味いただきました。
観光後、ザルツカンマーグート地方のフッシュル湖やウォルフガング湖、バードイシュルの街を経由しながら、塩の街ハルシュタットへ。
昼食:Seehotel Gruener Baum
野菜クリームスープ。
ローストチキン&ポテト&ビーツ。 チキンは柔らかくソースも日本人の口に合い美味でした。
フルーツサラダ&アイスクリーム。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、世界遺産ハルシュタットの街を散策。
パンフレットにも登場する有名なビューポイントよりハルシュタットの街とダッハシュタインの山々を眺望。
高台に建つカトリック教会の内部。精緻な細工で造られた観音扉の木製の祭壇が見事です。
街の中心、マルクト広場。
散策後、首都ウィーンに向かいます。
夕食:ホテル内レストラン
トマトの前菜3種。
サーモントラウトのグリル&ポテト、ねぎ入りフォンデュソースを添えて。 フォンデュソースの塩分が少しきつめでした。
ババロアクリーム&ベリーロースト。コーヒー又は紅茶もサーブされました。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:INTERCONTINENTAL WIEN
5日目 ウィーン
今回連泊するホテルの正面玄関。市立公園が目の前で散策やショッピングに便利な立地です。
ヨーロピアンクラシックスタイルの広々としたロビー。
朝食:ホテル内レストラン
種類豊富なビュッフェでした。スパークリングワインもおかれていました。
朝食後、世界遺産ウィーン歴史地区観光へ。
まず、旧市街を取り囲むリンクを一周、国会議事堂や市庁舎などの建物を車窓より見学。
2つの美術館があるマリアテレジア広場より徒歩にて観光スタート。
王宮、ホーフブルグ。
ウィーンの街のシンボル、シュテファン寺院。
オペラ座。
次に世界遺産シェーンブルン宮殿へ。ハプスブルグの夏の離宮として建てられました。
「会議は踊る、されど進まず」と揶揄されたウィーン会議で舞踏会の会場となった大広間グローセギャラリー。
ナポレオンが会議を行ったとされる古い漆の間。 女帝マリアテレジアの夫であるロレーヌ公の肖像画があります。
広大な敷地内には様々な庭園が存在します。奥にはマリアテレジアの建てた対プロイセンの戦勝モニュメントのグロリエッテとネプチューンの噴水が見えます。
昼食:Cafe Gerstner
本日の昼食は1847年創業の老舗、ウィーン王室御用達のカフェレストランでいただきます。
3階に足を踏み入れた途端、豪華な金箔装飾を施した内装に驚かされます。
本日は1番奥のシックな木の内装壁のあるサロンで貸し切り状態でいただきます。
皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリザベートの肖像画も飾られています。シシィはこちらのケーキがお気に入りだったそうです。
スモークトラウトの前菜。添えられたソースがとても美味でした。
ウィーン名物ターフェルシュピーツ(ゆでビーフ)&ポテト&ホウレンソウ。ビーフにつけるホースラディッシュ(西洋わさび)が味にアクセントを加えています。
カプチーノを別注文されたお客様に写真を撮らせてもらいました。ゲルストナーの頭文字のgが上手く表現されていますね。
まるで宝石箱のようにずらりと並んだケーキの中からお好みのものをチョイスしました。
添乗員はオリジナルの看板ケーキ「ゲルストナートルテ」をいただきました。チョコレートクリームを何層にも重ねた上品な甘さの濃厚なケーキでした。
評価は星5つ★★★★★です。
午後はフリータイムです。猛暑とゲリラ雷雨の中大変でしたが、各自ショッピング、散策、シエスタなど思い思いに過ごされました。
夜はムジークフェライン(楽友協会)でのウィーン・モーツァルトオーケストラにご案内しました。
本日はウィーンフィルによるニューイヤーコンサートで有名な音響効果の素晴らしい黄金の間で、モーツァルトとヨハンシュトラウスの音色に耳を傾けました。
宿泊:INTERCONTINENTAL WIEN(連泊)
6日目 ウィーン~ブダペスト
朝一番でベルベデーレ宮殿上宮の「オーストリアギャラリー」に開館前の特別入場鑑賞へ。
宮殿内マーブルホール。
グスタフ・クリムト「接吻」。 誰もいない贅沢な空間で私達のみでじっくりと名作を堪能できます。
クリムト「ユディト」
クリムトによる風景画も必見です。
エゴン・シーレ「抱擁」
エゴン・シーレ「家の壁」
エゴン・シーレ「家族」
セガンティーニ「悪しき母たち」
ゴッホ「オーヴェルの平原」
モネ「ジヴェルニーのモネの庭の大通りの風景」
ダヴィッド「サンベルナール峠を越えるナポレオン」
その後、ウィーンのガウディと呼ばれるフンデルトヴァッサーの現代建築を見て回りました。
シュピッテラウのゴミ焼却場。 彼は大阪の舞洲にあるゴミ処理場の設計も手掛けています。
市の集合住宅フンデルトヴァッサーハウス。
「自然の中に直線は存在しない」という考えから曲線を多用した独創的なデザインです。
フンデルトヴァッサーヴィレッジ内のトイレの手洗い場もとてもユニークです。
昼食:Griechenbeisl
創業1447年頃と言われるウィーン最古のレストランです。
ベートーベン、シューベルト、ワーグナー、マーク・トゥエインなどの著名人のサインが今も残されている部屋もあります。
セモリナ団子入りコンソメスープ。
巨大なウィンナーシュニッツェル&ポテト。 ミックスサラダと共に。 あまりの巨大さにビックリ! 完食された方がいたのに更にビックリ!!
ホワイトソーセージ&ブラックチョコレートのムース、ホイップクリーム添え。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、国境を越えてハンガリーの首都ブダペストへ。
夕食:ホテル内レストラン
焼きたての自家製パンとブラックソルト入りのバター。
ハンガリー名物グヤーシュ。お好みでパプリカを入れていただきます。
ハンガリーの国宝、マンガリッツァ豚のステーキ&温野菜。 パプリカソースがとても美味でした。
こちらも名物デザートのパラチンタ(パンケーキ)。中には夏らしくアイスクリームが入ってました。コーヒー又は紅茶もサーブされました。
評価は星5つ★★★★★です。
夕食後、約1時間の貸切クルーズにてドナウ川沿いに広がるブダペストの美しい夜景をお楽しみいただきました。
特別にブルーにライトアップされたブダの王宮。
マーチャーシュ教会と漁夫の砦。
今夜は特別に白くライトアップされた国会議事堂。
宿泊:KEMPINSKI CORVINUS BUDAPEST
7日目 ブダペスト
朝食:ホテル内レストラン
各種ジュース類とこちらにもスパークリングワインがありました。
シリアル、ナッツ、ドライフルーツ類。
生野菜、ハム、チーズ。
スモークサーモンやチョウザメもありました。
温かい料理コーナーには餃子(手前)もありました。お好みでシェフがオムレツも焼いてくれます。
ミューズリーやヨーグルト類。
毎日新鮮なフルーツが並んで嬉しいですね。
ホテルは街のど真ん中でフリータイムにも大変便利な立地です。
ロビーやお部屋も広々としており、快適に過ごせます。
朝食後、世界遺産ブダペスト観光へ。フレンドツアーではミニバンを使ってできるだけ歩く距離を少なくしています。
まずは完全予約制、国会議事堂の内部見学へ。 最初にまばゆいばかりの黄金の階段を上がって入場します。
絢爛豪華な内装が施された大階段ホール。
ホールの向かいに聖イシュトバーンの王冠と宝珠、宝剣、王笏が保管展示されています。(室内での撮影禁止の為、遠くから撮っています)
実際に国会が開かれる議場。
英雄広場。この広場から美しい世界遺産アンドラーシー大通りが続いていきます。
新古典主義様式の聖イシュトバーン大聖堂外観。
金色装飾が目を引く大聖堂内部。主祭壇の奥には聖イシュトバーンの大理石像が置かれています。
聖堂内部よりドーム天井を仰ぎ見ると、細かいところにも行き届いた美しさが感じられます。
聖イシュトバーンの右手のミイラが聖遺物として保管されています。
ペスト地区観光後、ブダの丘へ。まずは漁夫の砦に入場しました。
砦から見た対岸の国会議事堂。
歴代のハンガリー国王の戴冠式が行われたマーチャーシュ教会。ジョルナイ製のダイアモンド模様の屋根がひときわ目を引きます。
エキゾチックな雰囲気も感じられる教会内部。
教会の上階に上がると国会議事堂に保管してある王冠、宝珠、王笏のレプリカが間近にご覧いただけます。
美しいエリザベートの胸像。彼女はハンガリーびいきでハンガリー語を習得し民衆から絶大な人気を誇っていたといわれています。
午後はフリータイム。 各自散策やショッピングを楽しまれたようです。
宿泊:KEMPINSKI CORVINUS BUDAPEST(連泊)
8~9日目 ブダペスト~ヘルシンキ~大阪
ブダペストよりAY1252便にてフィンランド、ヘルシンキへ(2時間)。ヘルシンキにて乗り継ぎ、AY67便にて帰国の途へ(12時間20分)。
翌日関西空港到着。長い空の旅お疲れさまでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。。
今回は初日から乗り継ぎ便に間に合わず、スケジュール変更などのトラブルがありましたが、皆様の温かいご理解とご協力のおかげで無事帰国できたこと感謝申し上げます。
猛暑やゲリラ雷雨などもありましたが、観光中は何とか天候に恵まれ中世の歴史薫る街並みや芸術を満喫していただけました。
コンパクトに中欧を巡り、立地の良いデラックスホテルで宿泊、適度にフリータイムも楽しめるツアーです。皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
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