旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2019年11月 1日
フレンドツアー 関西発
2019年9月7日発
F101 日本航空で行く 黄金の巨匠たち 美しきロシア 9日間
で召し上がっていただいたお食事と一部観光内容をご紹介させていただきます。
お食事は星の数で評価させていただきます。
満点は 星5つ★★★★★となります。
成田空港で東京出発のお客様と合流し、日本航空直行便でモスクワへ到着しました。
2日目からのツアーのお食事をご紹介します。
2日目
気温12~23℃/ 晴れ
ホテル 「ダブルツリーBYヒルトン モスクワ マリーナ」の朝食ビュッフェ
1日目にモスクワでご宿泊いただいたホテルでは、種類豊富でおいしい朝食ビュッフェが用意されていました。
評価は★★★★★
フレッシュフルーツがたっぷり!ロシアの乳製品は種類が多く、どれも美味しいです。
酢漬けの野菜(ピクルス系)が多く、珍しい円盤状のズッキーニの酢漬け(手前の黄色いもの)もあり、
温野菜も多種用意されていました。
パンコーナーには、デザートのパンナコッタ(上段)もありました
モスクワ北東部にあり、古都が点在する「黄金の環」と呼ばれる地域の観光に出発。
途中に立ち寄った休憩所で、可愛い手作りの布製品が売られていました。
ロシアらしいマトリョーシカ模様のエプロン、とっても可愛い!
まず、かつての大公国の首都であった、世界遺産ウラジミールの市内観光にご案内しました。
12世紀に建造された「黄金の門」が、町の中に残されています。
レストラン ADAM & EVE での昼食
ウラジミールのレストランでロシア料理「ボルシチ」を昼食にいただきました。
評価は★★★
栄養価の高いビーツでつくられたボルシチは、サワークリームがお味のアクセントに。
メインのポークグリルは、ロシア人も大好きなマヨネーズを載せて焼いたもので、まろやかなお味。
デザートの素朴な味わいのスポンジケーキには、イチゴジャムがかけられていました。
ウスペンスキー大聖堂は、ロシアらしい金色のドーム(クーポラ)がそびえています。
近くのドミトリエフスキー聖堂は外観のみご覧いただきましたが、外壁に施されたレリーフが見事でした。
黄金の環の古都、スズダリでは、クレムリンの中にあるロジェストヴェンスキー聖堂をご覧いただきました。
青いタマネギ型のクーポラと石灰岩の白い壁が美しい建物です。
スパソ・エフフィミエスキー修道院では、敷地内のスパソ・ブレオブラジェーンスキー教会を見学。
修道院の鐘楼では、ちょうどベルコンサート(約5分)の時間だったので、美しい音色を聴くことができました。
農家風レストラン PRIVATE FARM HOUSE での夕食
スズダリにある農家風のレストランで、素朴な家庭料理を召し上がっていただきました。
評価は★★★★★
前菜のヴィニグリュートサラダは、ビーツの天然色素で赤いですが、野菜その物の味を生かした薄味です。
メインはチキンのマッシュポテト添え。チキンは柔らかく煮込まれていました。
レストランの主、ユリアさん手作りのピクルス(左)やジャムも美味しかったです。
ジャムはリンゴとナナカマドのミックス。
デザートにはリンゴのピロシキが出てきました。揚げてなくて、焼いたピロシキもあるのですね
レストランは、主のユリアさんのお宅をレストランに改装しています。食堂も普通のお家のようなくつろいだ雰囲気です。
知り合いのお家に招かれたような、暖かいおもてなしを受けました。
スズダリでご宿泊いただいたホテル「スズダリイン」の外観。
地方の田舎の町なので、大型ホテルが無く、ペンションのような感じのホテルが多いです。
3日目
気温11~22℃/ 晴れ
ホテル 「スズダリイン」の朝食ビュッフェ
地方の小規模な宿泊施設のため、朝食ビュッフェは都会の大ホテルに比べると簡素な印象となってしまいます。
しかし、このホテルの良さは、オーナーが牛を飼っているので、乳製品が自家製のもので美味しいことです
評価は★★★
こじんまりしていますが、ホットミール等、一通りは用意されています。
スズダリを折り返し地点として、「黄金の環」の古都を経由しながらモスクワへと戻りました。
大修道院の門前町として栄えたセルギエフ・ポサードの観光にご案内。
世界遺産トロイツェ・セルギエフ大修道院の入口には、物凄い数の観光客が押し寄せていました。
修道院の食堂であった場所に残る美しい「イコノシタス(聖障)」。壁一面がイコンで埋め尽くされています。
パステルカラーで彩られた鐘楼。
メインのウスペンスキー大聖堂は、外観も内部も美しい、壮麗な建物です。
レストラン TRAPEZNAYA での昼食
観光後、町のレストランでロシア名物料理のひとつ、「壺焼き」を召し上がっていただきました。
今回は個室にお席が用意されていたので、落ち着いた雰囲気で良かったです。
評価は★★★
前菜はロシアの代表的なサラダ料理、「オリヴィエサラダ」でした。ロシアのマヨネーズは酸味が穏やかで
まろやかなお味でした。
「壺焼き」はパイ皮ではなく、パン生地で蓋をされています。中にはポークシチューが。
デザートはアイスクリームでした。
昼食後は、モスクワ空港へ直行し、国内線でサンクトペテルブルクへと移動。
サンクトペテルブルクでは、立地の良いホテル「アンバサダー」にご宿泊です。
ホテルのロビーからガラス張りの屋根の上を見上げると、ヘリポートがありました。
4日目
気温15~26℃/ 晴れ
ホテル 「アンバサダー」の朝食ビュッフェ
窓から聖イサク寺院の見えるレストラン。
評価は★★★★★
ロシアは黒パンが有名ですが、甘い菓子パンもたくさん用意されていました。
フルーツコーナーには、毎日マンダリン(ミカン)が出ていて人気でした。
燻製の魚も4種類有りました。
レストランの窓から見える、金色のドームの聖イサク寺院。
朝食後は、サンクトペテルブルクの市内観光にご案内。
朝にレストランから見えていた聖イサク寺院は下車観光しました。
血の上の救世主教会にはオープンと同時に入場し、ゆっくり見学することができました。
メインのドーム(クーポラ)は改修工事中でした。
レストラン SADKO での昼食
マリインスキー劇場の近くにあるレストランで昼食をいただきました。
”SADKO”とは、中世ロシアの叙事詩を元にしたオペラの題名です。決して「貞子」ではありません!(笑)
評価は★★★★★
前菜はストリチニーサラダ。昨日のオリヴィエサラダと似ていますが、鶏肉も入った酸っぱめのサラダ。
ウクライナ風ボルシチも召し上がっていただきました。
実はボルシチはウクライナが本家本元なのだそうですが、ロシア風ボルシチとの違いが私にはわかりませんでした
メインはロシア風ロールキャベツが4個も!マヨネーズ味のソースがかかっています。
ロシア人は4個をペロリと平らげるそうですが、私は2個で充分でした
デザートのハチミツケーキは、スポンジ生地にたっぷりとハチミツが染み込んでいました。
午後は、バレリーナを目指す子供たちのバレエ養成学校の見学にご案内。
まず、マットを使ったエクササイズからスタート。
基礎練習の後は、ミニ発表会で、可愛い踊りが披露されました。
レストラン BISCUIT BANQUET での夕食
夜のバレエ鑑賞前に、早めの夕食を召し上がっていただきました。
評価は★★★★
前菜はオリーブとダイスチーズの入ったギリシャ風サラダ。
メインはロシア風水餃子の「ペリメニ」。小振りな一口サイズで、サワークリームを付けていただきます。
デザートのフルーツサラダは、上に載っているコケモモの酸味が効いていました。
夕食後、芸術広場の近くにあるコミッサルジェフスカヤ劇場へ。
芸術広場には文学者プーシキンの像が立っています。
コミッサルジェフスカヤ劇場の入り口。 ご覧いただいた演目は「白鳥の湖」です(劇場入り口のポスター)。
豪華なシャンデリアが輝く劇場の内部。舞台が始まる前は写真OKでした
4幕、2時間以上かかりますが、本場のバレエを楽しんでいただきました。
最後のカーテンコールの時も写真撮影OK
5日目
気温14~22℃/ 晴れ~曇り
この日は、サンクトペテルスブルク郊外の宮殿を観光しました。
まず、プーシキンにあるエカテリーナ宮殿にご案内。
入り口の近くで楽団が演奏をしていました。私たちを見て、日本の曲も演奏してくれましたよ。
エカテリーナ宮殿入場に、一番乗りしました。
内部は金色の装飾がまばゆいばかり。曇り空で暗かったので、明かりが灯されていました。
「緑の食堂」は、壁の装飾がウェッジウッドのジャスパーシリーズのレリーフの様でした。
キャメロンギャラリー(後方)の庭園には、まだ花々が咲いていて華やかでした。
レストラン PARKSIDE での昼食
ピョートル大帝夏の宮殿の近くにあるレストランでの昼食となりました。
評価は★★★★
前菜は、田舎風のオリヴィエサラダともいえる、「デレヴェンスキーサラダ」でした。
ポテトサラダの中にキノコが入っています。
メインは、キエフ風カツレツにバターライス添え。お肉をバターで包んで揚げているので
大変な高カロリーですが、とても美味しかったです。
デザートはパンケーキにイチゴジャム添え。見た目はクレープの様ですね。
午後はペテルゴフにある、ピョートル大帝夏の宮殿を観光しました。
噴水の中には、”いたずらの噴水”も有ります。
庭園のベンチに腰掛けていると、急に前から噴水が噴出してきて濡れてしまいます
後ろで操作をして(右)驚かせる仕組みです(右の男性)。
午後1時からは、1時間おきに「水の道」と呼ばれる噴水が並木通りに吹き出します。
レストラン 「ルースキー・アンピール」での夕食
観光後はサンクトペテルスブルグ市内に戻り、ストロガノフ宮殿内にあるレストランで、この宮殿が発祥の地とされる
「ビーフ・ストロガノフ」を召し上がっていただきました。
評価は★★★★★
レストランの入り口は宮殿の中庭に面した部分にあります。
サーモンとチーズを重ね、イクラがトッピングされたアミューズ(突き出し)。ディルというハーブの緑のソースが
添えられていました。
エビとルッコラのサラダは、ライ麦のクラッカーと共に、食感も楽しみました。
お口直しのシャーベットがでてきました。
いよいよ、オリジナルのビーフストロガノフが登場しました。マッシュポテトがそえられています。
私が思っていた、細切りの牛肉ではありませんでしたが、美味しかったです
デザートは、パンナコッタとシャーベットの盛り合わせでさっぱりと。
食後の飲み物(コーヒーや紅茶)と共に小振りの焼き菓子もいただきました。
お食事をいただいたお部屋は、豪華なシャンデリアが輝き、優雅な雰囲気を味わうことができました。
6日目
気温12~21℃/ 晴れ~曇り
この日は、終日エルミタージュ美術館をたっぷりと観光。
宮殿広場から、堂々とした大きな宮殿をご覧いただきました。
このコースでは、通常の見学では訪れない「ゴールデンルーム」もご覧いただきました。
ピョートル大帝が収集したスキタイの金細工が展示されていますが、写真撮影は禁止です(入り口)。
昼食は、館内に予約のできるレストランが無いため、カフェテリアでお客様各自でご自由に召し上がっていただきました。
ショーケースには美味しそうなケーキやサンドイッチが並んでいました。ロシアルーブルの現金かードで支払えます
午後は、絵画鑑賞の前に宮殿内の美しく、豪華な内装のお部屋を見学しました。
「大使の階段」は、外国からの賓客が行程に謁見する前に上って行った大階段です。
帝国の権威や豊かな財力を見せつけています。
ピョートル大帝の小玉座の間。赤い壁が印象的でした。
聖ゲオルギーの間は、別名”ピョートル大帝の大玉座の間”とも呼ばれています。
パヴィリオンの間には仕掛け時計の逸品「孔雀の時計」が展示されています。
当時としては珍しい「空中庭園」もありました。
珠玉の名画、レオナルド・ダ・ビンチの「ブノワの聖母」。
ヴァチカンにある回廊を模して造られた「ラファエロの回廊」。ラファエロの「コネスタビレの聖母」も優美です。
エル・グレコ作「聖ペテロとパウロ」
」
別館は、近代~現代絵画などものコレクションが充実しています。
ここには、これらの絵画のモデル、モロゾフ兄弟が寄贈した印象派の絵画が多く展示されています。
マティスに傾倒していた、シチューキンのコレクションもあり、別館も見応えがあります。
別館の見学を終えて外に出ると、アーチ越しにエルミタージュ美術館や広場の円柱が見えました。
ホテル 「アンバサダー」での夕食
夕食はご宿泊ホテル9階にある、朝食と同じレストランでいただきました。
1日巨大な美術館を見学した後なので、すぐにお部屋に帰ることのできるホテル食で良かったです。
ロシアの強い お酒、ウォッカもショットグラスでサービスされました
評価は★★★★
前菜のチキンのサラダは、お約束のマヨネーズがたっぷり使われていて、いきなりボリュームがありました。
ミネストローネ風のスープはお野菜たっぷりで、塩加減も良くて好評でした。
淡水魚パイクパーチのフライは、魚のすり身に衣をつけて揚げた料理でした。
デザートのカッテージチーズケーキは、甘さを抑えた、食べやすいケーキでした。
7日目
気温12~22℃/ 小雨~曇り
朝の国内線で、サンクトペテルブルクへ移動しました。
・
レストラン BORISOVSKIY での昼食
モスクワ市内観光の前に、レストランでご昼食。
評価は★★★★
ソリャンカスープはピクルスやレモンを使っているので、酸味が有り、結構濃い味付けです。
メインはミートボール2個にライス添え。。クリームソースがまろやかなお味でした。
大きめのミートボールは2個でちょうど良い量。
デザートはシンプルなアイスクリームですが、ロシアは乳製品の美味しい国なのでGOOD。
午後は、モスクワ市内をご案内しました。
モスクワの中心、赤の広場は、聖ワシリー教会や、パスカヤ塔(左)、レーニン廟(右)など、
モスクワの見どころが一堂に会しています。
聖ワシリー教会は入場観光しました。
内部の、イコンで飾られた廟(左)と聖障(イコノスタス)が素晴らしかったです。
赤の広場に面して、有名なグム百貨店もあります。
アーケード内の中央にある噴水は黄葉した木で飾られ、水盤にはスイカが入っていました。
ホテル 「マリオット グランド」での夕食
最後のモスクワでは、デラックスクラスのホテルにご宿泊。
ツアーで最後の夕食はホテル1階にあるレストランで。
評価は★★★★★
前菜は台風の春雨サラダ。今までロシア料理を食べ続けてきたので、却って新鮮とのお言葉をいただきました。
メインはサーモングリルの温野菜添え。ふっくらとした身に、スィートチリソースが美味しかったです。
デザートのアプリコットケーキにバニラソースをかけていただきます。ケーキにはみずみずしいアプリコットが
たっぷりと入っていいて、これも美味しかったです。
マリオットグランドホテルのロビーからは1階のレストランが見えます。
夜はレストランの向かいにあるバーで、ピアノの生演奏が有りました。
8日目
気温7~16℃/ 曇り~小雨
ホテル 「マリオットグランド」の朝食ビュッフェ
デラックスクラスのホテルだけに、種類も多く味も満足の充実したビュッフェが用意されていました。
評価は★★★★★
スムージーのストローは紙製です。
F
ソーセージの右の茶色い粒々は、ソバの実です。近年ロシアでもソバの実の消費量が多くなっているそうです。。
朝食後は城塞の中の世界、クレムリン観光にご案内しました。
ダイヤモンド庫や武器庫の見学をしましたが、クレムリンの建造物の内部は写真撮影禁止です。
ウスペンスキー大聖堂も入場観光しましたが、外観のみ撮影okです。
クレムリンの中にはいくつも教会があります。小振りでかわいいブラゴヴェシチェンスキー聖堂。
軍隊と軍楽隊の行進を見ることができました。
観光後、成田行きご帰国便に搭乗するため、空港へ向かいました。
後半は、少しお天気が崩れましたが、無事観光を楽しむことができて良かったです。お疲れ様でした。
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