旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2023年10月 5日
【9月4日】出発は雨模様・・・オーストリア航空のCAの制服は赤が基調で、お人形のようです。
プラハのホテルは「アンバサダー」プラハの歴史を感じる
ヴァーツラフ広場に面しています。隣には大型スーパーもあります。
アンバサダーホテルのお部屋は、少し古くなりましたが、
レトロ感が素敵で、使いやすいとの評価をいただきました。
【9月5日】世界には沢山の美しい図書館がありますが、
その中でもひと際華やかで素敵なストラホフ修道院の図書室を
訪れました。ここは入口です。
修道院は、今から900年前に建てられ、内部には
二つの美しい図書室があります。一つ目の「神学の間」です。
16世紀に整備されたこの図書室の天井は、美しいスタッコ細工が施されており、荘厳な感じを受けます。
もう一つの図書室は、「哲学の間」です。18世紀に整備されたこの図書室には、
天井までぎっしりと中世の歴史書が並んでいます。
天井の美しいフレスコ画は「人類の精神史」を描いているそうです。
難しい・・・さすが修道院の天井画ですね!
観光後、ストラホフ修道院の玄関を出る時の一コマです。
青い空と澄んだ空気が私たちを包んでくれていました。
ローマ帝国崩壊後の混乱期、ヨーロッパの民を
支えたのは、キリスト教精神だと言われています。
このストラホフ修道院も、民の救いにはげむ修道士達が
戦争による荒地に小麦を植え、葡萄酒を作り、石造建築を
造りました。
中世のヨーロッパの街は、大小にかかわらず、
敵から街や村を守るために、こんな風な城壁に
囲まれていました。
朝日に輝くプラハ城
コロナ禍前後は、かなり厳しいセキュリティーチェックが
行われており、入場に長い時間がかかりましたが、なんと!
今回うかがった時には、セキュリティーチェックが撤廃されて
スムーズに入場できました。
プラハ城は日本の平安時代に建立された、古い歴史を持つ
ボヘミア王国の王様の居城でした。
ギネスブックによると世界最大の城はチェコのプラハ城ということです。
『聖ビート大聖堂』威風堂々のファサード(正面玄関)
蒼い空に尖塔が〝すくっと〟空を指していました。
ゴシック建築(日本の鎌倉時代に相当する)の代表です。
森の中にいる感を受ける大聖堂の内部には、
オーバーツーリズムを体感させられる、多くの人で賑わっていました。
ステンドグラスは、ゴシック建築の特徴です。
朝日に輝くステンドグラスが、より美しくより厳粛に
大聖堂内部を彩っていました。
大聖堂内ステンドグラスで最も有名な『アルフォンソ・ミシャ』が手がけた
“聖キリルと聖メトディウス”があります。
聖キリルと聖メトディウスのギリシャ兄弟は、
この地でキリスト教を広めていった大きな功績を残しました。
ミシャの故郷愛が溢れている作品です!
ちょっと分かりづらい写真ですが、朝日に輝くステンドグラスが、
まるで燃えている様で、不思議な瞬間を味わいました。朝の観光の特権でした。
教会の内部に高価なステンドグラスが使われたのは、
文字の読めない人にも聖書が伝わるようにという
深い意味があるそうです。
天井の高さは34m 日本の建物にあてはめると、
10階から11階建てに相当します。
朝日に輝く大聖堂内部の荘厳で神秘な雰囲気をお伝えしたく
何枚も写真を撮りました。
聖ビート大聖堂の外観
長~い時をかけて外気を吸い、黒く煤けていますが、それがまた神秘さを醸し出しています。
プラハ城内には、たくさんの建物があります。
聖イジー教会もその1つで、920年に創建されたと伝えられて
おり、プラハで最も古い歴史を持つ教会です。
音響効果が素晴らしい建物で、日本のNHKが、年末にこの教会で演奏される音楽を
放映することもあります。
黄金の小道はプラハ城の東の門から北側に位置してます。
約500年前には、錬金術師が住んでいたそうです?!
今は、お土産屋さんが並んでいます。私は昔風の
ブックマーク(栞)を買いました。
プラハ城のテラスから街を眺めたら、統一された屋根の色が
蒼い空の下で、優雅に広がっていました。
映画『のだめカンタービレ』で使用された
有名な坂道を下って、街中へ。
カレル橋に向かう途中、ロブコヴィツ宮殿の庭を通って行きました。
ピンクの外壁とオレンジの屋根がお洒落で綺麗な建物です。
プラハ国立美術館の分館として使用、17世紀~20世紀の
チェコの風景画などのコレクションが展示されています。
有名なカレル橋は、コロナ前よりは人が少なく、
ゆったりと散歩を楽しむことができました。
カレル橋は、ヴルタヴァ川に架かっている橋です。
ヴルタヴァ川は、日本ではドイツ語の名前「モルダウ川」の方が、
音楽などでよく知られていますね。1402年(日本では室町時代)に完成した橋です。
橋のたもとでは、行き交う人々をプラハ名物トゥルデルニークの
〝甘い香り〟が誘っていました。
プラハのお昼は、市民会館のカフェでいただきました。
アールヌーボー装飾が美しく、レトロで雰囲気のある
建物内で、美味しいプラハハムを食べました。
ブナで軽くスモークされたボンレスハム です。
お夕食はフリーでしたが、ほとんどの参加者の方と共に
とってもオシャレなお店で、シーフードを食べました。
レストランの窓からは、夕焼けに溶けてゆく
カレル橋の美しい姿を眺めを堪能しました。
中欧の旅は、お肉が名物の所が多いため、
自由行動では、あえてシーフードをいただきました。
お値段は高めでしたが、美味しかったです!
【9月6日】
プラハを朝出発、お昼にチェスキー・クルムロフに到着。
ランチはチェスキー・クルムロフの中心部にあるかつての
修道院を利用した5つ星ホテル『ホテル ルゼ』でいただきました。
メインの『チキングリル』は、とても柔らかく、
デミグラスソースも上品なお味でした。
テラスから眺めたチェスキークルムロフの全景は、
蒼空に映えて本当に美しい姿を見せてくれました。
蒼い空の下、オレンジの屋根が並んで
童話の世界に身を置いているようです♪
今日のランチはホテル RUZE
内のレストランにて。
ホテルはヴルタヴァ川沿いにあり、
16世紀の建物は、歴史を感じさせます。
エビの出汁が濃厚なスープ
ビーフの赤ワイン煮込みは、
柔らかくて、ヨーロッパらしい
どっしりとしたお味です。
デザートは、アイスクリームで
さっぱりとしました。
ウィーンのホテル『グランド』に
到着。早速ホテル内のダイニング
ルームにてお夕食をいただきました♪
一夜が明けて、朝食は、昨夜の
ダイニングとは違う朝食専用の
レストランにて。
品数の豊富なビュッフェスタイル
です。
世界各国の朝食コーナーがあります♪
今日は中東の朝食でした。
明日はアジアかな?!
廊下もゴージャスなホテルです!
落着きと威厳があります。
頼めば〝焼きたての目玉焼きや
オムレツ〟を持ってきてくれます(^^♪
グランドホテルは、街の中心に
位置しており、自由行動にも
とても便利です♪
ホテルの隣には『オペラ座』が
威風堂々建っています。
ウィーン観光スタート♪
10色のタイルで出来たシュテファン寺院の
屋根が、陽光に輝いていました。
650年以上前に建てられたシュテファン寺院
は、モーツァルトの葬儀が行われました。
内部も、ゴシック建築の典型的スタイルです。
日本に例えると、鎌倉時代です。
『ペスト終焉感謝の塔』は、
グラーベン通りにあります。この
通りの突き当りには、高級スーパーも
あり、お土産探しにお勧めです(^^♪
ベルヴェデーレ宮殿
〝美しい眺め〟という意味の宮殿は、
ウィーンの優雅を体現出来る場所です。
宮殿は300年以上前に、オイゲン侯が夏を過ごす
別邸として建てられました。ハプスブルグ皇帝が
自分の部下であるオイゲン侯の別荘を見て、
嫉妬したと言われています。
ベルヴェデーレ宮は、現在
「オーストリア・ギャラリー」として
使われています。
グスタフ・クリムトは多くの肖像画を
残しています。
1907年、ムンクは北欧のバルト海を
旅して、現地の漁師を描きました。
『叫び』の作者として世界的に有名ですが、
ここで彼の絵に会えるとは、さすが芸術の
都ウィーンです。
セガンティーニ作『悪しき母たち』
凍りついた氷原に、年若い女性が木に縛られて
います。堕胎の悲しさを表しているそうです。
荒涼とした絵なのに、心に残りました。
クリムトの作品中、最も有名かつ
価値があるのは『接吻』でしょう。
クリムト作『ひまわり』
クリムトが描く自然は、可憐さが
溢れていますね。
『ひまわりのある農家の庭』
クリムトが描く風景画は、
こんな柄のワンピースを着たいと
思わせてくれます♪
クリムト作
『ソーニャ クニップス婦人の肖像画』
まさに〝マダム〟という言葉がぴったり!
『アマリー・ザッカーランドルの肖像画』
クリムトはたくさんの婦人の肖像画を描いて
います。
クリムト作『カマー城への道』
向こうにある城への好奇心がうかがえます。
『ジヴェルニーのモネの庭の大通りの風景』
モネらしい、光に溢れた美しい風景画。
エゴンシーレ作『家の壁』
チェコのチェスキークルムロフにある
彼の母親の実家がモデルだそうです。
少し歪んだ壁や湾曲した屋根が現実味を
感じさせます。
『アルプス超えのナポレオン』
世界史の教科書でお目にかかったことが
あるでしょう(^^ ナポレオンは背が低く
かったため、馬上の肖像画が多いのだとか。
エゴンシーレの非常に有名な代表作
『死と乙女』
死神はシーレ自身、乙女は別れた恋人だと
言われています。
ベルヴェデーレ宮殿の庭からは、
遠くにウィーンの街が広がっているのが
眺められます。
ハプスブルグ家が愛した夏の離宮〝シェーンブルン宮殿〟
の写真はこの1枚だけをお届けします。
遠くに見える建物で、女帝マリアテレジアがお茶を飲んで
いたそうです♪
ウィーンは音楽の都
ドライバーさんに頼んで、市立公園で
写真ストップ。金色のヨハン・シュトラウスが
迎えてくれました♪
ウィーン最後のランチは、政治家達も
使用する〝ラートハウスケラー〟にて。
前菜にパスタ・・・美味しいけど
多いなぁ~
現地の人々にとっては、この量が
当たり前なので、無理をせず、残してください。
サーモンのグリルは間違いなく美味しい!
下には、今流行りのキヌア(食物繊維)が
敷き詰められていました!
お昼食をいただいたレストランがある
ウィーン市庁舎の正面です。立派ですね~
ウィーンからバスで約3時間半(トイレ休憩30分を含みます)
17:00にブタペストのホテルにご到着。
少しゆっくりしてから、お夕食に出かけました♬
夕食のレストランは、ウィーンでも有名な高級レストラン
『Gundel』にて。
地味に見えますが、とても美味しい
グヤーシュスープでした(^^♪
お客様の評判も上々でした。
お夕食の後は、ドナウ川クルーズをお楽しみ
いただきました。
くさり橋は修復を終え、美し姿が
ライトアップされていました。
ブタペストの朝
お朝食のブッフェは、ドナウ川が見える
レストランにて、自由に召し上がって
いただきました。
卵シェフもいるので、オムレツ/目玉焼き等
アツアツ焼きたてのものが食べられます。
ブタペストの観光スタート!
最初に訪れたのは『英雄広場』です。
ガイドブックそのままに、蒼い空にハンガリーの
英雄達が立っていました。
英雄広場から見たアンドラーシ通り
道幅が広く、整然としています。
世界遺産に登録されている古い地下鉄が、この下を走っています。
英雄広場の一角にある『ブタペスト現代美術館』
よほど時間があるツアーでないと内部見学は
難しいですが、外観だけでも、theヨーロッパを感じさせてくれます。
英雄広場の中央には、聖イシュトヴァーンの王冠(ハンガリーの王が代々
引き継いできた王冠)と十字架を握っている大天使〝ガブリエル〟の像が
堂々と立っています。
ブタペスト大聖堂正面
全景を写真に収めるのが難しい、ブタペストで
最も高い建物です。
ブタペストは、ドナウ川を挟んでブタとペストという
別々の街でした。
これから、くさり橋を渡って、ホテルのあるペスト地区(商業地区)から
王宮のあるブタ地区へ向かいます♪
マーチャーシュ教会
今から千年以上前に建築された『聖母マリアを祭る教会』です。
目を引く美しい屋根は、ジョルナイ製(有名な陶器の会社)の
タイルが使われています。
今日は碧空の下、輝くような美しさを誇るマーチャーシュ教会
マーチャーシュ1世王(日本に例えると、室町時代のハンガリー王)は、
この教会で、戴冠式と2度の結婚式を挙げているそうです。
王の名前をとって『マーチャーシュ教会』と呼ばれています。
『漁夫の砦』から眺めたドナウ川とペスト地区の街並み
漁夫の砦は、ハンガリー建国千年祭りのために1895年~1902年に
建てられました。
今回のツアーでは、日本のツアーには珍しく
『国会議事堂』の内部見学をご堪能いただきました。
〝壮麗かつ優美〟いう言葉がぴったりの建物です。
国会議事堂での一番の見ものは、
国の宝である『聖イシュトヴァーンの王冠』
です。こちらはレプリカで、本物は、2人の兵士に
守られ、ガラスケースに入っており、遠くから
眺めることが出来ました。本物の写真撮影は不可でした。
10の中庭と691の部屋を有した議事堂です。
現在のハンガリーは、一院制で、定数199,任期は4年です。
黄金の階段を上って行きました。
内外の壁には、全部で242体の彫刻が施されています。
テラコッタ様式で、ぽってりとした可憐な彫刻です。
ハンガリー歴代の統治者や有名な軍人達の像です。
市内観光後は、ブタペストの有名なカフェ
Cafe Gerbeaudでお昼食をいただきました♬
ハプスブルグ家のエリザベート皇后も愛したカフェです(^^♪
以上で観光はすべて終了。この後、自由行動も満喫していただき
ました。ご参加ありがとうございました。
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