旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2024年2月19日
フレンドツアー 関西発 2024年1月29日出発
フィンエアー利用
オーロラと温泉 アイスランドの絶景をめぐる 8日間
【コース番号:FE330】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事、一部観光内容をご紹介します。お食事は★の数で評価します。満点が、星5つ★★★★★となります。
1日目 大阪
深夜、関西空港よりAY68便にてフィンランド、ヘルシンキへ。(アラスカ経由にて約13時間強)
2日目 ヘルシンキ~ケフラヴィーク~ヘトラ
ヘルシンキに入国手続き後、乗り継ぎAY991便にてアイスランド、ケフラヴィークへ。(約3時間45分)
到着後、アイスランド観光のハイライト、ゴールデンサークル観光へ。
まずは、世界遺産シングヴェトリル国立公園へ。数キロメートル先にはユーラシアプレートが横たわっています。
左側には北米プレートが見えています。私たちは大地の裂け目、アルマンナギャウを歩きました。
アイスランドの国土は東西に引っ張られて年に数cm広がり続けています。
西暦930年、世界最古のアルシング(民主議会)が開かれた場所として地下には10世紀の遺跡が眠っています。
昼食:FRIEDHEIMAR
本日の昼食、グリーンハウス内の一角にていただきます。
地熱で溜まったお湯をパイプに通してグリーンハウス内を温め、各種野菜を栽培しています。
入ってすぐに頂いたミニトマトは、味も濃くとても美味でした。
テーブルの上には、パンにつけるサワークリーム、バター、キュウリの甘酢風味とパスタにつけるガーリック入りオリーブオイルとパルメザンチーズが置かれてます。
ホームメードのパンとトマトスープは食べ放題。テーブルの上にあるハーブをハサミでカットして入れると更に美味!
ラビオリ、バジルトマトソース&フレッシュな野菜。
チーズケーキには、グリーントマトジャムとバジル、お花がのっています。ミニプランターの中に入っているのも素敵なアイデアですね。
グリーンハウスの外ではポニーによく似たアイスランディックホースの姿も。
「黄金の滝」という名前のグトルフォスへ。上下2段の滝になっていて、こちらは下の方の滝です。
更に歩いて上の方に行くとダイナミックに流れ落ちていく水流が見えます。
上の滝は、まさに氷瀑といった大迫力の絶景でした。
ストロックル間欠泉。地下水がマグマによって熱され、熱湯が3~10分ごとに地上高く噴出します。
夕食:ホテル内レストラン
サーモンの冷燻マスタードディルソース&サラダ。
アトランティックサーモンのグリル、ホワイトワインソース&グラノーラ&温野菜。
スキール&フレッシュベリー。スキールとはアイスランドの国民食でスキムミルクを原料とする乳製品です。高たんぱく、低カロリーでクリームチーズのような食感です。
アイスランドではデザート後にコーヒーまたはお茶もサーブされるのがうれしいですね。
評価は星5つ★★★★★です。
添乗員がたまたま3:30頃目が覚めて北の空を見ると薄いオーロラが出現。わかりますか?
宿泊:RANGA
5日目 ヘトラ~ヴィーク
朝食:ホテル内レストラン
アイスランドの乳製品はチーズも含めて食べやすくクセがありません。
極寒の地で新鮮な野菜やフルーツがあるのはとても嬉しいです。
シャンパンブレックファーストも楽しめます。
奥に見えている黄色い液体はタラの肝油です。太陽が少ないアイスランドではビタミン補給はとても大事です。
パンの種類も豊富です。
左側にはスキール、右側はチアシード入りプディングでどちらもスーパーフードです。
朝食後大自然が織りなす景勝地、アイスランド南海岸観光へ。
朝一番に立寄った落差60m、幅25mの滝、スコウガフォス。
更に滝の方に向かって進んでいくと、真冬ならではのツララも大迫力!
スコウガ民族博物館ではこの地方の漁師や農民たちの使用していた昔ながらの日用品や工芸品、道具などを見学しました。
古い木造家屋や教会、草屋根の家なども野外に展示されています。吹雪の中でも果敢に歩かれた方も!
交通と通信をテーマにした施設もありアイスランドがどのように発展してきたかがよくわかります。
1日でコロコロ急変していく真冬のアイスランドでは、太陽が顔を出すと神々しいまでの美しい景色が眼前に広がります。
昼食:HOTEL SKOGAFOSS
ブロッコリーとカリフラワーのスープ。
アイスランド名物のラムのロースト&温野菜。隣のベアルネーズソースをつけていただきます。
チョコレートケーキ。
評価は星4つ★★★★です。
黒砂のレイニスフアラビーチから見るディルホウラエイの巨大な穴と岬の沖合に浮かぶユニークな岩柱。
マグマが冷えて固まる際に収縮してできた玄武岩の柱状節理。沖合にはレイニスドゥランガルの海食柱も見えます。
本日は強風で怖いほどの高波のため海岸の手前から海を眺めました。
黒砂海岸観光後、太陽は出ているのに猛吹雪に。立っていられないほどのまさにホワイトアウト状態の中、運転手さんの慎重かつ冷静な見事なドライビングテクニックには驚かされました。この後すぐに南海岸の大動脈であるリングロードが通行止めになり、予定していたスカフタフェトルまで行けず、急遽ヴィークに宿を確保しました。
夕食:ホテル内レストラン
キャロットスープ。
ビーフステーキ&フライドポテト&温野菜。
クリームブリュレ&アイスクリーム。
評価は星4つ★★★★です。
吹雪も収まり満天の星空の中、23時ころから西と北の空にようやくオーロラ出現!肉眼でも薄緑色に見えました。添乗員携帯では上手く撮れず、お客様の写真を又撮りしたものです。星もくっきりと写っています。
宿泊:HOTEL KATLA
4日目 ヴィーク~スカフタフェトル
朝食:ホテル内レストラン
シンプルなビュッフェでしたが、ひと通り揃っていました。ワッフルマシーンもありました。
途中、小さなHOF村に立寄りました。
フォトジェニックな草屋根の教会もありました。
昼食前にファールサルロン氷河湖周辺散策。冬季は湖も凍結しています。
ズームすると美しい青色の氷河の舌端部分がよく見えます。
昼食:Fjaiisarlon Frost
こんな場所でサラダビュッフェは嬉しい。
デザートは巨大なベリーケーキ一択。
こちらの氷河湖のラベルのビールもありました。
トマトスープとパンのコーナー。
メインはチキンと野菜の煮込み、白身魚ソテー、ピラフが用意されていました。どれも素朴な味付けで美味でした。
評価は星4つ★★★★です。
ブレイザメルクサンドゥルという氷河の平原にある黒砂の海岸ダイヤモンドビーチに立寄りました。ちょうど太陽の光が差し込んできて、とても幻想的な写真が撮れました。
氷河湖からの流氷が海岸に打ち上げられたものですが、大自然の造形美に目を奪われます。
ダイヤモンドビーチから北の山々を眺望。
アイスケーブツアーの出発点、ヨークルスァロン氷河湖も真冬は一部凍結。アザラシを見たお客様もいらっしゃいました。
いよいよ世界遺産ヴァトナヨークトル国立公園の中にある冬季限定のアイスケーブツアーへスーパージープに乗って出発!(片道約40分)
スーパージープ下車後、アイスケーブまでゆっくりと歩いて約15分です。ヘルメットとアイゼンを装着します。
お天気に恵まれて周囲は360℃白銀の世界です。
ようやくアイスケーブの入り口に到着。プロのガイドさんを先頭に入っていきます。
アイスケーブは天然の氷の洞窟の為、日々状態は変化し、アイスランドでは青、白、黒色など様々なものがご覧いただけます。今年はとてもユニークな造形で洞窟状からアーチ状、通路状などたっぷりと自然の造形美を満喫しました。あまりの美しさにたくさん撮ってきたので、順番にご覧ください。
夕食:ホテル内レストラン
セロリスープ。
チキンの胸肉&温野菜&モチ米リゾット。胸肉は思ったより柔らかく調理されていました。
キャロットケーキ&アイスクリーム。
評価は星4つ★★★★です。
宿泊:FOSSHOTEL GLACIER LAGOON
5日目 スカフタフェトル~レイキャヴィク
朝食:ホテル内レストラン
温かい料理も多く、種類豊富なビュッフェでした。
小休憩で停まったヴィークの駐車場から見えた街のシンボル、レイニスドゥランガルの海食柱群。
セリャラントスフォス。夏季には滝の裏側も歩ける裏見の滝として知られています。
昼食:Fjorbordid
本日の昼食は海岸沿いのストックセリの人気レストランでいただきます。
味が凝縮したロブスタースープ。ペッパーが程よく効いています。
アイスランドロブスター&ポテト。アイスランドのロブスターは「手長エビ」のことで、ぷっくりとして味が濃く、身が詰まっています。これで3人分です。
付け合わせはキュウリのピクルスとサラダです。
デザートはチョコレートケーキです。アイスランドは知る人ぞ知るチョコレートが美味な国のひとつです。アイスランド産のチョコレートはお土産にお勧めです。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後、首都レイキャヴィクへ。
最初にハトルグリムス教会へ。入り口側のドイツ製のパイプオルガンが目を引きます。
ルター派の祭壇はとてもシンプルです。教会内を照らすライトの色も変わっていきます。
コンクリートで造られた教会外観。アイスランドらしい柱状節理の円柱や山々、氷河などをイメージしてデザインされています。突風で立っていられず歪んでいます⁉
レイキャヴィク市庁舎とチョルトニン湖。湖の一部には温水が流されており、冬季でも白鳥や鴨が元気に集っています。
レイキャヴィク大聖堂。
アルシング(国会議事堂)。 アイスランドは一院制で議員定数は63名です。
2011年にオープンしたコンサートホール兼カンファレンスセンター、ハルパ。万華鏡のように輝く色ガラスが印象的です。
内部の斬新なデザインにも目を奪われます。こちらのデザインも柱状玄武岩をイメージして造ったといわれています。
1986年、アメリカのレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長による冷戦終結に向けた会談が行われた場所であるホフディハウス。
夕食:ホテル内レストラン
トナカイ肉のテリーヌ。肉の臭みがなく上手く調理されていました。
北極イワナのグリル&温野菜。身の部分は淡白でしたが、絶妙な具合にカリカリに焼き上げた皮が絶品でした。
ブルーベリームース。
評価は星5つ★★★★★です。
宿泊:GRAND HOTEL REYKJAVIK
6日目 レイキャヴィク
朝食:ホテル内レストラン
フルーツは今までにも増して豊富。
パンもどんどん補充されます。
野菜とハム、チーズ類はいつもの通り。
温かい料理のラインナップ。
ホタテやエビのサラダやサンドイッチなども並んでいます。
魚のフライや隣にはお粥もあり、お醤油もおいてありました。
本日はゆったりとお昼前にホテル出発し、ブルーラグーンへ近くのグリンダビークの噴火によりしばらく営業中止となっていましたが、1/25再オープンしました。
駐車場からこんな溶岩台地の中を歩いていきます。
昼食:LAVA
本日はブルーラグーン施設内のレストランでいただきます。
ホームメイドのパンとスキールと塩の華の入ったバターがよく合いました。
北極イワナの冷燻。じっくりと低温でスモークしたイワナはまるで生のような食感です。
ビーフテンダーロインステーキ&温野菜。野菜の上には更に追い肉である牛肉しぐれがのっており、驚きのお肉三昧でした。
「アスタルプンガル」といわれる丸いドーナッツは珍しくジンジャーが入っていました。それとアイスクリーム2種が添えられてました。
評価は星5つ★★★★★です。
昼食後は火山が作りだした温泉、世界最大の露天風呂であるブルーラグーンの入浴体験をたっぷり2時間お楽しみいただきます。湯温は37~40℃、ずっとつかっていると身体がポカポカしてきます。チケットにはバスタオル1枚と白いシリカのパック、ワンドリンクがついています。
右側にはバーコーナーがあり、ここでドリンク注文が可能です。お風呂につかりながらのビールが大人気でした。
施設内にはシリカやアルジーを含むスキンケアグッズなどが販売されています。
施設の外にも乳白色の温泉水の池があり、散策を楽しめます。
宿泊:GRAND HOTEL REYKJAVIK
7~8日目 レイキャヴィク~ケフラヴィーク~ヘルシンキ~大阪
早朝ホテル出発、ケフラヴィーク空港へ。
空港内でもアートが楽しめます。こちらの壁画アートは人気の写真スポットです。
ケフラヴィーク発、AY992便にてヘルシンキへ。(約3時間)
ヘルシンキ到着後、急いで出国手続き、脇目もふらず乗継便のゲートへ。私たちが最後の搭乗客となり無事AY67便にて帰国の途へ。(南周りで約12時間)
翌日お昼前に関西空港到着。お疲れ様でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は真冬のアイスランドならではの空模様となり、道路の封鎖や行程の変更などがありましたが、皆様の温かいご理解とご協力のお陰で無事帰国できましたことを感謝申し上げます。 そんな中でも太陽が顔を出したり、絶好のアイスケイブ日和になったり、満点の星空の中でのオーロラ出現などアイスランドらしいダイナミックな自然と風景には圧倒されっぱなしでした。
他の国にはない、まさに地球の息吹を感じる大迫力の絶景を味わえる国がアイスランドです。お食事のクオリティーの高さも特筆すべきポイントです。
皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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