旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2022年11月29日
お食事の評価は★の数で表しています。星5つ★★★★★で満点です!
第1日目 新大阪 ~ 京都経由 ~ 三島駅 ~ 箱根湯元温泉
台風の動きが心配されましたが、新幹線の遅れもなく、予定通りに新大阪でご集合、ひかり502号にて三島駅へ。京都からご参加の方は京都駅から途中乗車して、無事に合流しました。まさに台風一過の晴天で、静岡駅を過ぎたころに富士山が車内からも見ることができました。
三島駅に到着後、ウナギの蒲焼のにおいが漂う歩道を歩き、バスに乗車。そして昼食のレストランへ。
昼食: 三島御殿川
うな丼のメニューで、ふわふわに焼いたウナギはおいしかったそうです。
食事の評価 ★★★★★
昼食後、3つの日本一がみられるという、三島スカイウォークへ。今日はお天気も良く、日本一深い駿河湾や三保の松原もきれいに見えました。・・・・が富士山は雲の中でした。
富士山方向は雲がありました。残念!その後、箱根峠を越えて芦ノ湖を経由して箱根湯元温泉のホテル、天悠へチェックイン。このホテルに二連泊です。
夕食 : ホテルのダイニングルーム 箱根ダイニングにて
東海道五十三次が描かれたシートがひかれてありました。食事のメニューは「箱根七福神巡り」というタイトルです。
こちらがメニュー表です。
前菜は雲丹のフラン 鏡餡(かなり上げ底の容器でした)、スプーンでいただきました。そして金太郎鱒のマリネ、干し柿のソース。松茸の菊菜浸し(ほんの少しだけ松茸のかおり・・・まだ少し季節が早いかな?!)、カモ肉の西京漬け 焼き芽葱、クリームチーズと栗の白和え、いぶりがっこ 三つ葉添えでした。いぶりがっこというのは秋田県のお漬物だそうです。
前菜にしてはちょっと重い内容でした。
第二のお皿はお造りです。海の幸と山の幸をいただきました。まずは小田原産酒盗掛けの鮪、鰆の焼き造り。そしてかんぱち、数の子、とても新鮮な食材でした。
山の幸も盛り付けられており、箱根大平台の汲み湯葉、静岡産のマッシュルーム、神奈川県産自然薯、箱根大平台の生麩などを一緒にいただきました。
ちなみにこのお皿がとても好評で、聞くと有田焼だそうです。今回はホテルのロビーのショーケースに展示、販売されていましたが、とても良いお値段でした。
御造りを楽しんでいる間、魚料理の鍋に火がつけられました。
お鍋は天悠特製のブイヤベースで、和風クリーム仕立て。糸縒(いとより)鯛、海老、帆立貝、小蕪、スナップエンドウ、紅葉人参が入っていました。煮込みすぎてスナップエンドウが分解されてしまいました。とってもあっさりとしたスープで、それだけでも十分おいしいのですが、味の変化を楽しむために柚子胡椒ポン酢ジュレが添えてあり、スープに混ぜてさわやかなスープも楽しめました。ちなみに糸縒鯛は鯛とは言いますが、スズキ目の魚だそうです。
小さな器に入っているのが、柚子胡椒のポン酢ジュレです。
お魚料理を楽しんでいる間にご飯にも火がかけられ、お肉料理が出される頃に炊き上がりました。あおやぎの貝柱とさつまいもの炊き込みご飯です。さつまいもの甘味と小さいですが歯ごたえのある、貝柱がよく合っていました。
そしてお肉料理は国内産牛ロースステーキ。すりおろしリンゴとオニオンのソテーが添えられており、ソースはバルサミコ酢の照り焼きソースでした。大黒しめじとレンコン、なす、アンティーブが添えられていました。オニオンソテーでソースに甘みがあるので、酸味のあるバルサミコ酢ソースと合わせたそうです。
赤だしと香の物、お代わりできますと言われましたが、かなりお腹がいっぱいです。
デザートは紅茶の香りのするケーキで小田原いいち味噌クリームが添えられていました。ピラミッド型のザクロのゼリー、季節のフルーツはシャインマスカットと黒豆、メロンでした。
笹の葉っぱがデザートの下にひかれており、ホテルの名前とマークがカットされていました。かなり凝っていますね。再利用するのかしら・・・・・???
食後のコーヒーやハーブティを飲みたい方は、ロビーにセルフサービスでいただけるコーナーがあります。
食事の評価 : ★★★★
第2日目 箱根湯元温泉 ~ 芦ノ湖周辺めぐり
ホテルの朝食
時間帯によっては結構込み合います。和食、洋食、種類は多いです。
こだわりのゆで卵
焼き魚や魚の煮つけなど豊富にあります。
きんぴらごぼうや野菜の煮物もありました。
小田原産のかまぼこもとても美味しかったです。
こちらのコーナーではお好みの丼を作っていただくことができます。
こちらはパンのコーナー。
クロワッサンやカップケーキが多かったです。
お子様には喜ばれそうな色合いやサイズです。
こちらはフルーツのコーナー、ゼリーやヨーグルトもあります。
食事の評価 ★★★★
出発前にホテルの入り口から周りの風景の写真を撮りました。
まさに山の中にあるホテルです。
こちらは人気の写真スポットで、自撮りができるようになっています。
各自で朝食を済ませていただいた後、観光へ。
バスで芦ノ湖の波止場、元箱根港から海賊船に乗って桃源台まで約30分弱の船旅です。
バスは元箱根港から早雲山まで回送します。
一番上のデッキはロイヤルデッキで追加料金がいりますが、眺めはよかったそうです。今日は富士山も見えました。
桃源台で下船、その後、ゴンドラ(18人乗り)に乗り換えて大涌谷へ。今日はあまり混んでいなかったので、ゴンドラはグループのメンバーだけで乗ることができました。
ゴンドラの中から雲の中に浮かんだような富士山の姿も見えました。
雲の具合がまた良い雰囲気を醸し出していました。
上に上がるにつれ、先ほど海賊船で遊覧した芦ノ湖も見えてきました。
姥子を経由しますが、大涌谷までゴンドラで上りました。
こちらで少し時間を取りました。
ここで有名なのが、大涌谷の黒たまごです。1つ食べると7年寿命が延びるといわれています。あつあつに茹で上がった卵をみんなでいただきました。
大涌谷から早雲山まで再びゴンドラに乗りました。
富士山はずっと見えています。
早雲山でバスに再乗車、ポーラ美術館へ。
到着後、ご昼食にご案内。昼食後、各自で美術館を見学しました。
昼食 : レストラン アレイ (ポーラ美術館内)
サラダ、白身魚のソテーと温野菜。
パンかライスは選ぶことができます。
デザートは季節のフルーツとシャーベット、コーヒーまたは紅茶もいただきました。
ゆったりとした空間でのランチでした。
食事の評価 ★★★★
ポーラ美術館見学後、ホテルに戻りました。
このホテルの大浴場も眺めはよいのですが、各お部屋のテラスに露天風呂があり、源泉が引かれているのでゆっくりと温泉を楽しむこともできます。
夕食 : はこねダイニング(昨日と同じレストラン)
昨日と同じシェフのメニューですが、ガラッと内容は変わっていました。
まずは箱根大名行列というタイトルの前菜。華やかでとても色鮮やかです。オマールエビ、ホタテ、キャビア、カラスミなどの海のもの。チキンや生ハム、季節の野菜を使って色鮮やかに盛り付けられていました。
お造りは小田原産の鯵の姿盛り、牡丹エビ、炙りカマス、カツオのたたきを天悠特製の柚子醤油でいただきます。そして松茸の土瓶蒸し。車エビやはまぐり、銀杏、なども入っていました。少し季節が早いので、あまりマツタケの香りはしませんでした。
残念・・・・
お魚料理は甘鯛のカブラ蒸し。なすや三つ葉、九条ネギなどと一緒に調理されていました。あっさりとしたお出しでいただきました。
お肉料理は国産牛肉の西京味噌煮込み。コンソメで煮込まれた大根、ジャガイモ、ニンジン、ごぼうなどが添えられていました。器もとても秋らしく季節にもマッチしています。
ホテル自慢のお皿に盛り付けて出されたのは、海鮮ばらちらし寿司。そして姫乃水豆腐の入った赤だし。量も程よく、ごはんよりも具が多かったような感じでした。
デザートは天悠特製のマロンムースと季節のフルーツ。柿、いちぢく、洋ナシのコンポートが添えられていました。盛り付け皿も面白いですね。
昨日より本日のメニューのあっさりとして良かったような気がします。
食事の評価 ★★★★★
第3日目 箱根湯元温泉 ~ 河口湖
朝食は昨日と同じなので省略します。
ホテルチェックアウト後、箱根ガラスの森美術館へ。箱根にはたくさんの美術館があります。お天気だったので、ガラスで作られた展示品やオブジェがキラキラと輝いてとてもきれいです。
美術館内の庭園には多くの樹木が植えられています。
すすきもそろそろ秋支度です。
太陽光線と池からの反射の光でガラス作品もとてもきれいです。写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、本当にキラキラでした。
カフェテリアもあり、ゆっくりとお茶を飲んだり、
食事をしたりすることもできます。
ガラスの森美術館見学後、乙女峠を越えて、山梨県へ。
忍野村にてご昼食。
昼食 : 浅間茶屋 本店
雰囲気のある入り口です。紅葉もそろそろ始まっていました。こちらでは山梨名物のほうとうをいただきました。クリスタルポークというブランド豚を使ってのほうとう鍋でした。
昼食後、歩いて浅間神社へ。
富士山に登る方は必ずこちらでお参りしていかれるそうです。
そして、富士山からの湧水で有名な忍野八海へ。
8つの湧水がみられるところですが、一つは離れているので、7か所見学しました。見学後、少しフリータイム。山梨県のお土産が充実している観光地です。
富士山も見ることができました。
水は透き通って本当にきれいです。
その後、河口湖を経由して、ふふ河口湖へ。自然の中にあるホテルです。
ホテルから少し歩いていくと、モミジ回廊があります。紅葉の季節になると、たくさんの人が来るそうです。湖畔には屋台なども出て、にぎわうそうですが、あまり広くないので込み合いそうですね。
両側にもみじの大木が植わっています。
つきあたりが河口湖になります。
ホテルが少し高いところにあるので、ホテル近くの方が紅葉が始まりかけていました。
もみじの木がこの辺りには多いようです。
こちらが「ふふ河口湖」の入り口です。
ホテルのロビーから見たホテルの庭園。奥に富士山の裾野が見えています。
なかなか富士山は顔を出してはくれませんでした。
夕食はホテルのダイニングにていただきました。
名物の炙り焼の料理が出され、大変好評でした。
お泊りはタイトルにもある「ふふ河口湖」です。
ふふホテルチェーンの中でもダントツで人気のホテルだそうです。
第4日目 河口湖畔 ~ 白糸の滝 ~ 日本平 ~ 静岡駅 ~ 京都 ~ 新大阪
ホテルの朝食はとても凝った器で出されたようです。こちらはお客様がと垂れた写真を写させていただきました。富士山のまわりにある7つの湖をイメージして作られた特別な器のようです。お皿が7つくっついています。お写真を撮らせていただき、ありがとうございました。
朝食後、富士山の樹海を見ながら、白糸の滝へ。
こちらが上から見た滝。
遊歩道を降りていくと近くて見ることもできます。雨も上がりよかったです。
こちらが音止めの滝。名前だけあってダイナミックに流れています。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する曽我兄弟ゆかりの滝でもあります。
その後、日本平夢テラスへ。残念ながら富士山は見えませんでした。夢テラスも台風の被害で建物内部は入館できず、外のテラスのみの見学となりました。
そして、日本平ホテルにて昼食。台風で被害にあった清水地区を避けて日本平に向かいましたが、被害の詰めあとはあちこちで見られました。
昼食後は静岡駅へ。駅構内で少し時間を取り、ひかり517号に乗車。京都、新大阪へ向かいました。
台風の影響が心配されましたが、無事にツアーが催行されてよかったです。前半はお天気に恵まれ、美しい箱根の自然や雄大な富士山の姿を見ることができました。
ゆっくりと自然を満喫できるツアーでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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