旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2022年9月 1日
のツアーで実際にお召し上がりいただいたお食事と観光地の様子をご紹介します。
お食事の評価は★の数で表しています。星5つ★★★★★で満点です!
1日目
2022年8月21日(日)晴 大阪→五島列島(福江島→上五島)
伊丹空港9:50(当初予定9:30)発 JAL2373便で長崎乗り換え、
ORC(オリエンタルエア)75便で五島列島の福江空港着。プロペラ機です!
福江島にある福江空港から、バスで少し走ってまずはランチタイム。
海を眺める高台にある、『椿茶屋』にて囲炉裏料理のご昼食です。
炭火焼きのいい香り!目の前の囲炉裏で焼けていきます。
お肉は五島のポーク
窓からの眺め。五島のエメラルド色の海が美しい!
落ち着いた店内。飾られているのはバラモン凧。
五島のシンボルで、男の子が生まれると作るそうです。
五島で採れたヒラス(ヒラマサ)とサザエ。
新鮮で美味しかったです!
五島はサザエ漁もさかんだそうです。
五島うどんもあったのですが、撮れていませんでした。ごめんなさい。
細麵で椿油が練りこまれているという五島うどんはのど越しがよく、スルスルといただけます。
デザートは麹のアイスクリーム。
優しいお味でした。
★★★★★5つ
美味しくいただきました!
『椿茶屋』周辺の風景
『椿茶屋』の外観
福江島でお世話になった五島のバス。島の見どころや名物がラッピングされています。
食後、鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸へ。
デイゴの花など、すっかり南国ムードです。青空がきれい!
海の色がブルーとエメラルドグリーン、本当に美しかったです。
沖に見える黒島、黄島、赤島。今は人口ひとり~35人ですが、かつてはそれぞれ数百人の漁師が住んでいたとか。
電気も地下ケーブルでいっているそうです。
この鬼岳がかつて噴火し、溶岩が固まってこの海岸を形成したそうです。
島に電気が届いた記念のモニュメント。電電公社、懐かしい響き。
マンホールにも島の象徴、バラモン凧が。
そして次に、堂崎天主堂へ。
教会近くの海も透明で本当に綺麗!
堂崎天主堂は五島におけるキリスト教の中心地。
明治6年(1873年)、禁教が解かれてほどなくフランス人宣教師 フレノー,マルマン両神父が来島、ミサが行われました・
隠れキリシタンの歴史を物語る堂崎天主堂。イタリアから運ばれたという、レンガ造りの素敵な教会です。
内部は撮影禁止、靴を脱いで入ります。キリシタンにまつわる品々がたくさん展示されています。
キリシタンの歴史を刻むレリーフやモニュメント。
クルス地蔵。パッと見た感じはお地蔵様ですが、よーーーーく見ると石にうっすらと十字架が刻まれています。
隠れキリシタンはお地蔵様を拝むように見せて、十字架を拝んでいたそうです。
教会へ向かう道にマドレーヌ屋さんがあり、そこの壁はインスタ写真スポット。
羽の前に立つと天使になった写真が撮れますよ。
夕方、ジェットフォイル(水中翼船)で30分、上五島へ。
今夜のお泊りは《ホテルアオカ上五島》。
ひっそりと隠れ家のようなこじんまりしたホテルです。
モダンデザインの新しいホテル。ロビーのライブラリーが特徴。
今夜のディナーはホテルにて、フレンチイタリアンコース料理です。
シンプルなテーブルセッティング。なぜか落ち着きます。
今日のお品書きです。
最初に◆アミューズ◆ イサキのセビーチェ
上に載せられたセロリが良い香り、シャキシャキの歯ごたえがアクセントに。
◆冷前菜◆ 上五島産さざえのマリネ
フレッシュトマト、サルサピカンテ(ぴりっと辛みの効いたソース)
アボカド添え
◆温前菜◆ 焼き野菜のプロヴァンス風
トマト、ズッキーニ、コーンでした。
◆本日のパスタ◆ エビとイカのジェノベーゼ
食べやすい量で美味しくいただけました。
オリーヴオイルとフォカッチャ風のパン
◆本日の魚料理◆ 伊勢海老のポワレ グレープフルーツのソース
身がプリプリで美味しい!だんだんおなか一杯になってきます。
◆本日のお肉料理◆ 五島牛のポワレ 黒胡椒ソース
あっさりとしたお肉でペロリといただけます。
◆デザート◆ 二種類のブラマンジェとマンゴープリン
どれから頂こうか、ワクワクします。
それぞれ果物の酸味が効いて、おなか一杯のはずが別腹にすんなり入りました。
コーヒー又は あるけっ茶(ハーブティーみたい)がつきます。
★★★★★5つ
お味、サービスもよく、皆様 ワインなどとともにゆっくり楽しまれていました。
ホテルのお部屋はこんな感じです。
移動でお疲れの一日、ゆっくりお休みください。
2日目
2022年8月22日(月)晴 五島列島 (上五島→福江島)
朝食は『和のお茶漬け御膳』
ヒラマサの漬けをそのまま、あるいはあごだし茶漬けでいただきます。
ごはんとあごだしはおかわりできます。
★★★3つにしておきます。
昨夜がたっぷりの美味しいコースだったので、お茶漬けでちょうど良かった感じかな・・・。
ゆっくり出発して、まずは世界遺産構成資産のひとつ、頭が島天主堂へ。
高台から見下ろした天主堂とビーチ。すぐ前に『ろくろ島』があるため、禁教の時代にも沖から天主堂が隠されたそうです。
19世紀、キリシタン弾圧の時代に各地から潜伏キリシタンが五島へやってきました。
開拓されていなかった崖などを開拓して住み始めた潜伏キリシタンが集落を形成したのがこの頭が島。
1873年に禁教が解かれ、カトリックに復帰した信徒たちによって教会堂が建てられ、上五島には35の教会があったそうです。
頭が島天主堂。1910年鉄川與助の設計で建設開始、1919年完成。
地元の砂岩を使ったため、崩れやすいそう。
キリシタン弾圧時代、正座させられたキリシタンの膝にこの重い石を載せたそうです。。。
殉教者の碑
マリア像
昔のステンドグラス。
こちらも内部は撮影禁止、靴を脱いで上がります。
天主堂からすぐ下にあるのがキリシタン墓地です。
そしてチャーター船で五島列島めぐり。
キリシタン洞窟。写真中央に白い十字架とキリスト像、見えますか?
こちらはハリノメンド。自然の浸食でできた穴が「針の目」に見えることから。
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奈留島に上陸。昼食は『奥井旅館』にて、生うに丼です!
生うに、満喫しました。右側が五島うどん。細目でのど越しの良いおうどんです。
★★★★4つにしておきます。
島めぐりはチャーター船で、専門の巡礼ガイドさんと巡りました。
海はどこまでも透明でエメラルド色!
午後は、これも世界遺産構成資産の江上天主堂。
船を降りて少し歩きます。途中、とっても可愛いバス停がありました。
天主堂前の広場。かつてここに小学校があったそうです。
こちらが江上天主堂(世界遺産構成資産)。
コロナ禍で残念ながら閉鎖中。
教会守の方がおられるのですが、島には小さな診療所しかないため、万一感染すると
島中が大変なので閉鎖しているところが多いです。。。
ちょっと見えにくいですが、白い砂部分が「トンボロ」
満潮時は海、干潮時に島まで道が続く、日本のモンサンミッシェルです。
次に、久賀島の旧五輪教会堂へ。こちらも世界遺産構成資産のひとつ。
久賀島の潜伏キリシタンが1881年に島内で初めて建てた、初代浜脇教会堂を移築したものです。
キリスト教解禁後に、当時の木造教会が保存されているのは日本でも珍しいです。
告解室も残っています。
外観はとてもシンプル。
教会のすぐ目の前も透き通った海が広がります。
福江島に戻り、今夜は福江港すぐのカンパーナホテル泊です。
地元では結婚式場としても人気のホテルです。
お部屋や大浴場でゆっくりした後は、ホテルでご夕食
今夜は特選懐石のコースです。
手前右 前菜三品盛
右上 お造り
中上 さざえのしゃぶしゃぶ
真ん中 キビナゴのお造り、酢味噌添え
お造り(イサキの姿造り、カツオ、鯛、牡丹海老)
五島自慢の海の幸、新鮮です!
さざえのしゃぶしゃぶ
キビナゴのお造り、酢味噌添え
今日はキビナゴが入ってとってもラッキー!
昨日は獲れなかったのでなかったそうです。
やはり海の幸はどれも新鮮です!
五島牛のステーキ
柔らかくおいしいお肉です。
茶碗蒸し
鯛のホイル焼き
バターとキノコで蒸し焼きになっています。
鯛のあら炊き。
皆様、もうかなり おなか一杯。。。
この後、五島うどん、ごはん、フルーツ盛合わせ(メロン、ブドウなど)がありました。
★★★★★5つ
全部美味しかったのですが、ボリュームたっぷりで、皆様「おなかいっぱい、ふーーーっ」という感じでいったんお部屋へ。
そして、夜は星空ナイトウォッチングへ。
ミニバスで20分ほど走って丘の上へ。デッキチェアに座って星空を眺めながらガイドさんのお話を聞きます。
雲がかかっていましたが動きがあり、夏の大三角形も見えました!
3日目
8月23日(火)晴れ
ホテルでのご朝食。
こちらはヒラマサの漬け。このまま頂いても、ごはんに載せてお茶漬けにしても。
左端がバラモン天。エゾとアジのすり身です。
★★★★★5つ
しっかり朝食を頂いて、観光へ出発です。
ゆっくりの出発なので、朝、福江城跡を散歩されたり、スーパーを覗いてみたり、の時間もありました。
福江島の武家屋敷通り。石垣の上に積まれた『こぼれ石』。
敵が侵入しようと石垣を登ったときに、この『こぼれ石』に辿り着くと
石がコロコロと崩れ落ち、その音で敵の侵入に気付く、という防犯システム。
そして五島観光歴史資料館を見学後、福江空港へ。
福江空港は小さい空港ですが、二階の売店に五島のお土産があります。
評判の鯖ずし。昼食は自由食なので、これを買って機内でいただくのも良いかも。
椿油や関連化粧品も。
焼酎やお酒。
バラモン天や海の幸系のお土産
五島うどんやあごだしはお土産に便利ですよ。
かんころ餅。サツマイモを練りこんだ五島のお餅です。少し焼いて頂くと美味。
五島から福岡空港への機内から。プロペラの向こうに島々が見えました。
福岡港のターミナル。ここからジェットフォイルで70分、壱岐へ渡ります。
巨大なアクアリウム(水槽)や展望タワー(無料)、お店やカフェもあり、待ち時間も楽しめます。
壱岐に到着後、バスで15分ほど走って、いよいよ
『壱岐リトリート 海里村上』に到着!
ラウンジでお茶菓子を頂きながら館内説明のあと、係の方がお部屋ごとに案内。
(お客様にご協力いただいて、一緒にお部屋を覗かせて頂きました)
お部屋に入ってすぐのエントランス部分
和室、その向こうに源泉かけ流しの露天風呂が付いています。
こちらがベッドルームサイド
アンティーク調のインテリアが落ち着きます。
窓から海を眺めていたら、ホテルスタッフから
『地元の人が普通に磯を通ることもあるので、入浴の際はご注意ください(笑)』
のどかです。
浴槽の使い方(温泉の溜め方)説明。
鉄分をたっぷり含んだ源泉がドッと出てくるので、温度調整の仕方など。
バシバシ写真を撮っていたら、お客様から
『このチェストもお洒落よー!撮っておいたら?』と。
ほんと、素敵!
洗面所はこんな感じです。切り株のスツールが良い感じです。
バスローブやタオルもシックな色合いです。
こちらはロビーです。
『日本の夕陽百選』に選ばれた全室源泉露天風呂付オーシャンビューのお宿。
有名人の宿泊も多いそうで、落ち着いた大人の宿。
スタッフのサービスも流石、という感じです。
レストラン。夕食、朝食はこちらで。
夕食は珍味赤ウニなど、海の幸が美味しかったそうです。
ロビーの売店。
ロビーの奥にあるラウンジバー。
朝と夕方にはコーヒーやウェルカムシャンパンが用意されています。
チェックイン後、早速楽しんでおられたお客様もいらっしゃいました。
太古の昔、神功皇后が使われたという歴史ある名湯、湯本温泉にあります。
4日目
8月24日(水) 曇り時々雨
海里村上をゆっくり出発。
黒崎砲台跡を訪ねます。
太平洋戦争時、戦艦 土佐の主砲2門をここに移しましたが、使用することなく終戦を迎え
米軍の命令で撤去されたそうです。
砲台すぐそばにあるのが猿岩。
お猿さんが海を眺めているようです。
写真の撮り方で、お猿さんとキスしたり、いろいろなポーズが楽しめます。
そして、辰の島クルーズへ。
エメラルド色に輝く透明度の高い海、白い砂浜。
「日本の海水浴場100選」に選ばれた人気のビーチです。
勝本港から40分ほどの人気のクルーズですが、あいにくの雨。。。。
4日目
ご昼食は、レストラン「和牛 弦」にて、
壱岐牛サーロインステーキを召し上がって頂きました。
お一組様づつ、個室で用意されています。
焼き立て、ジュージューと音をたててサーヴされます。
左京鼻 壱岐の東海岸に位置。
約1km断崖絶壁が続く景勝地。
江戸時代に干ばつが続き、陰陽師の後藤左京がここで雨乞いをしたら、
大雨が降ったという言い伝えがあります。
そして、芦戸港からジェットフォイル~福岡港~福岡空港17:45発 ANA428便で伊丹空港着。
個人では訪れにくい、のんびりとした大人の船旅 是非お出掛けくださいね~
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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