旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2019年5月21日
フレンドツアー 2019年3月28日 関西空港発
G400 エミレーツ航空利用
古代ローマ遺跡と地中海リゾートを訪ねるチュニジア9日間
のツアーでいただいた食事の内容をご紹介させていただきます。
※今回は、濃霧のため、関西空港発のエミレーツ航空が遅延となり、乗り継ぎ便に間に合わず、ドバイに2泊してからチュニジアへ行くこととなりました。パンフレットに記載されている日程と順番が異なりますが、今回のみイレギュラーの内容となります。
それでは、旅ごはんのスタートです。風景写真とともにお楽しみください。
関西空港からEK317便にてドバイ空港へ。機中泊
濃霧のため、ドバイ空港に到着できず、同じアラブ首長国連合にある、Maktoum空港着。濃霧が晴れるのを待ち、機内のスタッフの到着を待ち・・・・・定刻より約5時間後にドバイにやっと到着 チュニス行の乗り継ぎ便は去ってしまった~
そのエミレーツ航空、A380型機の写真です。
手続きに時間がかかり、その日(というか、翌日の早朝)にドバイのホテルにチェックイン。午後からドバイモールへみんなで行きました。ドバイモール内にある、人気の水族館。みんなで入場観光しました。世界一の大きさのアクリル水槽のトンネルは圧巻!です。
フライトの都合で、ドバイに2泊することになりました。
早朝、ホテルを出発。EK747便にてチュニスへ。4時間半ほどでチュニスに到着 遠い道のりでした チュニスまでの長旅、皆様、お疲れ様でした。 そしていよいよチュニジアの旅の始まりです
到着後、ザグアンの水道橋の写真を撮りに行きました。
紀元2世紀のハドリアヌス皇帝時代に、ザグアンからカルタゴまで132kmの水道橋がローマ時代に造られました。壊されたり、石を持ち運ばれたりして完璧な形では残っていませんが、一部修復されています。水が流れた導水路の部分はオリジナルです。
周りは見渡す限り、アザミの花が咲いていました。
その後、陶器の町、ナブールに立ち寄り、ハマメットのホテルへ。遅くなってしまったので、チェックイン後、すぐに夕食。
夕食 : 宿泊ホテル ( アルハンブラ タラソ ホテル)
バイキングスタイルの夕食でした。こちらはチュニジア風の前菜、サラダなど。今はウイキョウが旬です。
温かい食べ物は、魚、チキン、ビーフなどあり。パスタもその場でソースを絡めて作ってくれます。ピザもありました。
こちらがデザートのコーナー。今はオレンジが旬で、あちこちでオレンジが出されました。
食事の評価 ★★★★
宿泊地 ハマメット : ホテル アルハンブラ タラソ 泊(本来ならここで2泊の予定でした)
ホテルの朝食の様子
さすがにフランスの植民地化時代があるだけに、フランスパンはおいしくどこにでもありました。
地元に人は辛いペーストをつけていただくのが好きなようです。
お好みの具を選んで卵料理をオーダーすることができます。
絞りたてのオレンジジュースをいただくこともできます。出来立てのオレンジのジュースは旬だけあってエネルギーをもらえるような感じです。
食事の評価 ★★★
朝食後、アラブ時代の都、ケロアンへ。こちらがグランドモスク。女性はスカーフが必要です。持っていなければ、入り口で借りることもできます。
こちらの塔がミナレット。礼拝を呼びかける、アザーンはこの塔から流れます。そして、美しい柱廊。その多くがローマ時代の神殿からのリサイクルです。
その後、スースへ移動。グランドモスクやメディナを散策。こんな細い路地がたくさんあります。メディナは迷路のように道が入り込んでいます。そして白壁と虫除けの青が特徴的。
こちらはアラブ時代の地下水をくみ上げるシステム、バルバルータ。 ラクダが大きな輪を回すと、地下から水が上がってくるというシステムです。
その後、ローマ時代の円形闘技場が残る、エルジェムの町へ。昼食のレストランから円形闘技場の眺めが素晴らしい。ここはローマ時代の円形闘技場としては世界で第3番目の規模を誇ります。
昼食 : Syphonie
こちらはハリーサと呼ばれる、ピーマン(とうがらし)のペースト。このペーストにオリーブオイルをかけて、パンにつけていただくのがこちらの人は大好き 結構辛いです。そしてブリークと呼ばれる、揚げ物。中には卵、野菜、チーズ、ツナなどが入っています。揚げたてでおいしい! 皮もぱりぱり。現地のガイドさんやドライバーさんは、中の具にレモンを絞って食べていました。さっぱりした味になりますね。
メインはクスクス。赤いクスクスで、チキンの煮込みとグリーンペッパーやヒヨコマメ、人参などが添えられています。グリーンペッパーはやっぱり辛かったです。私は全部食べられませんでした。デザートは季節のフルーツのオレンジ。とてもジューシーで甘くておいしかったです。産地直送って感じですね
食事の評価 ★★★★
こちらがレストランの最上階で撮ったエルジェムの円形闘技場の写真です。
昼食後、いよいよ円形闘技場の観光。ビザンチン時代に避難所として使われていたのが、保存状態が良い理由です。
一部、ぽっかりアーチが抜けている部分は、モスクを作るために石材が持ち去られてしまったためです。
エルジェムの観光後、港町のポート・エル・カンタウイへ。港を散策しました。
その後、首都、チュニスへ。ホテルに到着後、すぐにホテルのレストランへ。
夕食 : ホテル レストラン
バイキングメニューでした。前菜も種類が多く、ムースのようなものは冷製スープでした。とてもお上品なサイズです。ちょっとピンボケしてすみません。
お肉料理、魚料理、ベジタリアン用の料理など、種類豊富。
パスタやピザもあり、パスタはその場で好きなソースで作ってもらえます。このピザの取り方?切り方?がイタリアではありえない切り方です
デザートは季節のフルーツのオレンジやゆずのようなフルーツ、そしてナツメヤシなどがありました。スイーツはとてもかわいいサイズでいろいろ味見できて楽しい!
食事の評価 ★★★★
宿泊地 チュニス : シェラトン チュニス 4連泊 (本来であれば3連泊ですが、日程変更のため)
ホテルの朝食の様子
品薄のように見えますが、すぐに補充してくれます。ちょっとタイミングがわるかったかな?
フルーツ、はちみつも種類がいっぱいありました。
ミューズリーやクッキー、調理パンなどもいっぱい!ついついとってしまいます。
食事の評価 ★★★
朝食後、モザイクのコレクションがすばらしい、バルドー博物館へ。こちらが入り口に入ってすぐにある、最大のモザイク。そして、2015年の3月に起こった銃撃事件で犠牲になった方の名前が刻まれているプレート。
バルドー博物館の見学後、ドゥッガへ移動。到着後、すぐに昼食のレストランへ。
昼食 : Thugga
まずはミックスサラダ。新鮮なトマトがとてもおいしい。そして名物の猪の煮込みをメインにいただきました。お肉は全く臭みがなく、とても柔らかく調理していました。
デザートは季節のフルーツのオレンジでした。写真は撮り忘れました。
食事の評価 ★★★
その後、ドゥッガの遺跡の観光。ここには、ローマ時代、ビザンチン時代、アラブ時代のいろいろな遺跡が残っています。ローマ時代の劇場は扇形のものが残っています。観客席と舞台の写真です。
こちらがキャピトル神殿。
住居跡や市場跡も残っています。
ドゥッガの観光後、チュニスのメディナの観光をしました。こちらはオスマントルコ時代に造られた、ミナレット。8角形が特徴です。
メディナを散策後、夕食のレストランへ。伝統音楽「マルーフ」を聞きながらお食事をいただきました。
夕食 : Essaraya
レストラン内はとても豪華。かつての豪邸を改装したレストランです。
パンは2種類、ちょっとスパイスの効いたもので、オリーブオイルにもよく合います。そしてチュニジア風のサラダ、前菜の盛り合わせ。いずれもおいしくいただきました。
メインはビーフの煮込み。ライスが添えられていました。お肉はかなり堅かったです。デザートはスリガと呼ばれる、アーモンドのプリンです。真ん中に乗っているのはアーモンドの粉を使ったお菓子。スープのように見えますが、デザートです
そして、デザートとともにミントティーもついていました。写真はありませんが・・・・・ スミマセン
食事の評価 ★★★ 雰囲気は良かったのですが・・・
朝食後、イシュケル国立公園へ。ここは越冬のために渡り鳥が飛来する湖があります。
石灰岩の岩山とオリーブの林、そしてフラミンゴも見ることができました。ちょっと遠目ですが、奥にいるのがフラミンゴです。
石灰岩の岩には、春の花がさいていました。
その後、フェニキア時代からの港町、ビゼルトへ。アフリカ大陸最北端の町でもあります。現在では、漁船が停泊している、静かな港町。港の形はフェニキア時代から変わっていないそうです。
港に面してあるカスバ。かつては城壁の上には大砲が置かれ、治安を守ったそうです。
昼食 : Bonheur
前菜にスープが出て、名物のサンドイッチ。ビーフの足の肉を柔らかく煮込んだものが挟まれていて、ハリサと呼ばれるピリ辛ペーストやオリーブが挟まっているサンドイッチ。とてもおいしい。こちらの町ではこのサンドイッチを昼時にかじりながら歩いている人をたくさん見かけます。
メインはチキンのグリル。柔らかく煮込んであり、お客様にも好評でした。デザートはチーズケーキ。濃厚すぎるぐらい、リッチなケーキでした。
食事の評価 ★★★★★
その後、チュニジアン・プルーがアクセントとなっている、白い町、シディ・ブ・サイドへ。ちょうど、オレンジの花が咲いていて、とても良い香りがします。オレンジは花と、鮮やかなオレンジ色の実が一緒に楽しめるので、街路樹としてとても人気。
ちょこっとサービスでこちらの豪邸、エル・アンナビ邸の中を見学。屋上からはシティ・ブ・サイドの景色を楽しむことができます。曇っていて少し残念・・・・
中庭もお客様用とプライベートのものとあります。
こちらがこの家の玄関です。
そして、カフェ・デ・ナッツでミントティータイム。その後、フリータイムです。こちらは今咲いているオレンジの花を束ねたもの。とても良い香りがして、あちこちで売られていたりします。カフェに座っていると、たまたま花売りがくれました。日がたってもずーっといい香りがしてました。
たまたま結婚前の女性が友人たちと町をにぎやかに歩いていました。みんなとても陽気で、写真をいっぱい撮ったり、撮られたり・・・ 花嫁さんより、友人たちの方が派手!?でした
とても有名な観光地なので、お土産物屋さんはいっぱいあります。地方に比べると、ちょっとお値段は高めなので、購入の際はしっかりと値段交渉をした方がいいです。
フリータイムの後、夕食のレストランへ。
夕食 : Dar Zarouk
中庭も素敵。夏にはここのテラスには人でいっぱいになるそうです。そして、レストランの内部。落ち着いた雰囲気で、ここも青と白を基調としてます。
前菜はチュニジアの前菜の盛り合わせ。人参がきれいに切ってあるのがアクセントになっています。人参も甘かったです。サラダや串焼きなどいずれもおいしかったです。メインはシーフードのミックスグリル。鯛、エビ、イカやムール貝が味よく調理されていました。ムール貝の身はほとんどなかったですけどね
デザートはフルーツ。まさにフルーツバスケット。イチゴが甘くておいしい。ミントティーもついていました。
食事の評価 ★★★★★
朝食後、港町、ケリビアへ。丘の上に建てられた、ケリビアの要塞を見学。港も一望できます。
その後、ケルクアンへ。途中、デモがあり道路が閉鎖されていたので、昼食の前に遺跡の見学。ここはポエニ時代の遺跡が残るところです。ポエニ風の壁の作り方には特徴があり、このように石を斜めにして壁を作ります。
すこし、道路閉鎖のために待たされましたが、なんとか、昼食のレストランに到着。ボン岬にある、ハウラリアというところで、海の方に浮かんでいるのがザンブラ島。昼食後、晴れてきたら、手前にあるザンベッティ島も見えました。あの島の向こうにはシチリア島があります。そしてこの海岸線には大理石の採石所があり、ローマ時代には多くの大理石が採られ、カルタゴに運ばれていったとのことでした。
昼食 : Haouraria
前菜には魚のスープ。ほどよい味付けでした。メインは鯛のグリル。新鮮でとてもおいしかったです。こてこてとソースや油を使っていない調理法が日本人にはうれしいですね。この盛り付け方が面白い!
デザートはチョコレートムースで、ミントティーもついてました。
食事の評価 ★★★★
写真では見にくいですが、2つの島が見えました。
観光後、チュニスにもどりました。
夕食 : ホテルにて
バイキングの夕食。5日目に食べたレストランと同じですが、内容は変わっていました。前菜のバイキングには季節の野菜のアーティチョークがありました。
煮込み料理も数種類。お魚のグリルが好評でした。
デザートのコーナー。とてもファンタジー
食事の評価 ★★★★
最後に訪れたのが、カルタゴの遺跡。ビュルサの丘より見たカルタゴ時代の住居跡。ここにはローマ時代の遺跡も残っています。残念ながら、後世に建物が建てられたため、発掘が進んでいません。そしてカルタゴ時代の軍港。今は小さな漁船が行き来するだけになっていますが、ハンニバルの時代は26隻の船が停泊できたそうです。
そのほか、カルタゴ時代のトフェと呼ばれる、子供の墓地やローマ時代の浴場跡と見学。そして空港へ向かいました。
EK748便にてチュニスからドバイへ。ドバイよりEK316便にて関西空港へ。帰りは順調に飛びました。
本来であれば、9日間のツアーでしたが、ドバイで2泊したため、お客様に相談の上、1延泊チュニスにして、予定していた観光地をすべて行くことができまし た。ちょっとハードな日もありましたが・・・・・! ご参加のお客様には本当にいろいろとご協力いただき、感謝の言葉の身です。
今季は最後のチュニジアのツアーでしたが、砂漠地方も状況がよくなり、観光再開となりました。いろいろな顔を持つチュニジア、是非訪れてみてください
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