旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年3月 3日
2025年1月31日 関西発
エミレーツ航空利用
幻想のサハラ エキゾチックモロッコ11日間 【コースコードFE105】
にて実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介いたします。
お食事は★の数で評価させていただきます。満点は評価 星5つ ★★★★★となります。
【1~2日目】
関西空港よりEK317便にてドバイへ。翌朝、ドバイにて乗り継ぎEK751便にてモロッコ、カサブランカへ。
カサブランカ到着後は、バスで市街地を通りハッサン2世モスクの観光へ。
イスラム教徒の礼拝の時間だったため、運良く敷地内に入り、間近からモスクを見ることができました。
観光後は、カサブランカにあるホテルへ。
宿泊:MOVENPICK HOTEL CASABLANCA
夕食はビュッフェスタイルです。
ケーキの種類がとても豊富に用意されていました。
評価:★★★
【3日目】
朝食は、ホテル内レストランにてビュッフェです。
野菜やフルーツの種類が多くうれしいですね。
ホテル出発後は、モロッコの首都ラバトへ向かいます。
かつての歴史的建造物が残っており、世界遺産にも登録されています。
また、首都でもあるので王宮にかかわる建物も多くみられます。
騎馬兵が守る城壁の門を通り、モハメッド5世霊廟の中へ。
中はきらびやかなデザイン。モハメッド5世の棺が安置されていました。
午後はラバトを出て、青の街シャウエンへ。
シャウエンの街にあるレストランにてご昼食です。
昼食:BAB SOUR
そら豆のスープ
豆の風味が濃厚で、優しい味でした。
海鮮の鉄板焼き
ヨーグルト
評価:★★★★
昼食後は、いよいよシャウエンの旧市街の中へ。
細い路地が幾重にも分かれて続いている様子は、さながら迷路のようです。
一説には、この地に移り住んできたユダヤ人が、神聖な色として街を青色に塗ったのだとか。
扉の色や看板も青色に合わせていて、統一感がありますね。
反対にこちらは青の壁にチェック柄の石段がついていて、対比が美しいです。
観光後はホテルへ。
宿泊:RIAD DAR BA SIDI & SPA
ホテルの外観も旧市街の色と同じように青色に彩られていました。
敷地内からはライトアップされた旧市街の様子も見えます。
夕食はホテルビュッフェにてお召し上がりいただきました。
プリンがほどよい甘さで絶品です。
評価:★★★★
【4日目】
世界遺産のヴォルビリス遺跡へ。
古代ローマ時代の広場や、凱旋門の遺跡が残っています。
ギリシャ神話に関するモザイク画も状態良く残っていました。
昼食:COLLIER DE LA COLOMBRE
温野菜サラダ
煮込んだニンジンや豆などの様々な野菜が乗っています。
モロッコの伝統料理クスクス
タジン鍋にたくさんの野菜、牛肉とクスクスが入って出てきました。
お米のようにも見える粒の正体は、実はパスタの一種。
パスタと同じデュラム小麦粉から作られる、世界最小のショートパスタです。
デザートのクレープも、中にマーマレードジャムが入っておりさっぱりとして美味でした。
(写真を撮りそびれてしまいました...!)
評価:★★★★★
ご昼食後は、古都メクネスの中心へ。
メクネスのシンボル、マンスール門。
北アフリカで最も美しいといわれる城門です。
これまでは外壁の工事中で覆いの布がかけられていましたが、今回はほとんどの部分を見ることができました。
宿泊:RIAD PALAIS OMMEYAD
観光後はフェズへ。
フェズでは、リアドとよばれる宮殿風のホテルに2連泊します。
チェックイン時にはウェルカムドリンクとしてミントティーをふるまっていただけました。
夕食:ホテル内レストラン
伝統音楽の生演奏とともにディナーをいただきました。
かぼちゃのスープ
スズキのグリル
フルーツケーキ
評価:★★★★
【5日目】
この日は歩いてフェズの旧市街を散策します。
まずは入口にそびえるブージュルード門を通って、旧市街の中へ。
繊細なモザイク模様が美しいです。
世界一の迷宮とよばれるフェズの旧市街。
様々な食べ物やお土産品のお店が所狭しと並んでいます。
旧市街散策の途中で小休憩。
フェズの一般家庭にてミントティーをふるまっていただきました。
大根のようにも見える大きな砂糖を削り出してミントティーに入れてくれます。
昼食:PALAIS LAHLOW
モロッコの温野菜サラダ
メイン料理はチョイスメニュー。
イワシのタジンとチキンのタジンから、それぞれお好きなものを選びお召し上がりいただきました。
デザートのフルーツ。
非常に甘くみずみずしいオレンジでした。
評価:★★★★★
ご昼食後はフェズの旧市街散策の再開です。
細かなモザイク模様が描かれた陶器やお土産品のお店が並んでいます。
「タンネリ」とよばれる皮なめし工房の作業風景。
においが強いので、入り口でもらったミントを嗅いでリフレッシュしながらの見学です。
旧市街にあるフェズの王宮の門。
黄金に輝く扉と周りに配されたモザイクの紋様が見事です。
夕食:ホテル内レストラン
シーザーサラダ
ビーフステーキ
ソースが濃厚で美味でした。
プリン
なめらかですっといただけます。
評価:★★★★
【6日目】
フェズを後にし、サハラ砂漠に位置する街メルズーガへ。
雄大なアトラス山脈を越えるバスの旅の始まりです。
山道を少しずつ登り、標高2000mほどの地点を通っていきます。
途中、前の週に降った大雪の溶け残りもみられました。
途中、アトラス山脈の高原リゾート地ミデルトで休憩です。
昼食:KASBAH ASMAA
カスバ風レストランにて昼食をいただきました。
カスバとは、北アフリカ地域でよくみられる城塞のような建物です。
野菜スープ
フライドポテトと野菜、ピラフも付け合わせで出てきました。
メインはマスのグリル。
塩味のシンプルな味付けがほっとします。
ミデルトの名物、りんごのタルト。
評価:★★★★
アトラス山脈やオアシスの街を越え、長いバスの旅も終了。
ホテルはカスバ風の建物にラクダなどの絵が描いてあり、雰囲気のある装い。
宿泊:KASBAH HOTEL TOMBOUCTOU
ご夕食はホテルでのビュッフェです。
タジンやクスクスなど、モロッコらしい料理が豊富です。
評価:★★★
【7日目】
早朝にホテルを出発し、メルズーガの朝日観賞へ向かいます。
空は雲一つない快晴で、万全の状態で日の出を待ちます。
8時ごろ、地平線のはるか向こうから美しい朝日が昇る瞬間を見ることができました。
日が昇りきると、砂漠全体が照らされ「ローズサンド」の名にふさわしい雄大な光景となります。
朝日鑑賞後はホテルにて朝食をいただき、ワルザザートへ向かって出発です。
砂漠地帯を戻り、カスバ街道を通って南西へ進んでいきます。
途中、カナートとよばれる地下水道を見学。
実際に使われていた地下道にも入ることができました。
「カスバ街道」の名のとおり、たくさんのカスバが連なって建つ様子がみられます。
昼食:LA PETITE GORGE
モロッカンスープと温野菜
ミートボールのタジン
トマト風味と卵で、日本の方も食べやすい味付けでした。
オレンジとバナナ
評価:★★★★
2月のカスバ街道はアーモンドの花が見頃。
道の途中でも桜のようなかわいらしい花が見られましたよ!
ワルザザートのホテルに到着。
ハリウッドスター御用達のホテルにご宿泊です。
宿泊:LE BERBERE PALACE
エントランスを入ると、噴水のお出迎え。
ロビーも豪華な造りです。
映画撮影に使われた道具やポスターも展示されていました。
夕食:ホテル内レストラン
生ハムとカプレーゼ
ミラノ風カツレツとスパゲティ。
ティラミス
くどくない濃厚な味付けで非常に好評でした。
評価:★★★★★
【8日目】
この日はワルザザートからマラケシュへ。
マラケシュに向かう前に、映画に関する観光スポットを周りました。
ワルザザートでは映画の撮影がよく行われるため、映画にまつわる名所も多く存在します。
ワルザザートの映画博物館
世界最大級の映画スタジオ、アトラス・コーポレーション・スタジオの看板。
「アラビアのロレンス」もこのスタジオで撮影されました。
ワルザザートを離れ、カスバ見学へ。
ワルザザートの西側、ティフルトゥトのカスバ。丘の上に建つ様子は壮観です。
世界遺産、アイトベンハッドゥーのカスバへ。
集落の中に入り、土造りの道を上っていきます。
道を登りきったところにある高台からは、アイトベンハッドゥーの様子やカスバ街道の風景を見渡すことができます。
集落を抜ける途中、ベルベル人のお宅も訪問させていただきました。
アイトベンハッドゥーの観光後は、近くのレストランにてご昼食です。
昼食:KSAR IGHNDA
ベルベルスープ
優しい味わいのスープに、クスクスが入っています。
ベルベルオムレツとビーフのタジン
フルーツカクテル
評価:★★★★
昼食後は、高アトラス山脈を越えてマラケシュへ。
マラケシュでは、今までとは雰囲気も変わりリゾート風のホテルにご宿泊です。
宿泊:LE MERIDEIEN N'FIS
夕食:ホテル内レストラン
ミックスサラダ
白身魚のグリル
チョコレートケーキ
濃厚でおいしくいただけました。
評価:★★★
【9日目】
ホテルで朝食後、マラケシュの新市街&旧市街の観光へ。
まずは新市街にあるマジョレール庭園へ。
深い青色の建物と緑あふれる庭園のコントラストがとても映えています。
イヴサンローランが後に買い取り、愛したというマジョレール庭園。
複数ある建物のうちの1つでは、イヴサンローランの作品やアイテムが飾られ、商品も販売されていました。
続いて、マラケシュの旧市街へ。
「赤い古都」とも呼ばれるように、旧市街の多くの建物が赤土の煉瓦で造られています。
商業が盛んなマラケシュでは、いたるところに屋台が並んでいます。
19世紀末に建てられたバヒア宮殿。柱の彫刻や天井に象られた細密画が非常に精緻で美しいです。
昼食:NIAGARA
ミックスサラダ
ピッツァ
食べやすい味付けで好評でした。
レモン・チョコ・イチゴ 3種のアイスクリーム
評価:★★★★
お昼はホテルに戻りしばしの休憩。
お昼寝やお買い物、カフェめぐりなど思い思いに楽しまれていました。
休憩後は、夕暮れのジャマエルフナ広場へ。
お昼時に比べて大道芸人の数も増え、広場はさらににぎやかになります。
広場の一角にあるカフェから夕焼けの広場を眺めました。
屋台にも明かりが灯り、活気や生命力にあふれていますね。
夕食:THE RED HOUSE
ツアー最後のお食事は、モロッコらしい宮殿風レストランにて。
シーフードのパイ クリームソース添え
メインはクローシュとともに登場です。
開ける時に、スタッフが掛け声をかけてくれます。
ローストチキンとリゾット
ソースがまろやかで、お肉も柔らかく非常に美味でした。
りんごのドーナツ キャラメルソース添え
2つもありましたが、りんごがごろごろ入っておりすんなり食べることができました。
評価:★★★★★
【10~11日目】
朝食後は、バスにてマラケシュからカサブランカの空港へ。
カサブランカよりEK752便にてドバイへ。翌日ドバイにて乗り継ぎ、EK316便にて帰国の途へ。
17時ごろ、無事に関西空港に到着しました。お疲れ様でした!
最後までご覧いただきありがとうございました。
後半は天候にも恵まれ、砂漠での朝日観賞やフェズ・マラケシュの旧市街めぐりもお楽しみいただくことができました。
イスラム教の国らしい壮大なモスクに始まり、青く染められた迷宮の街、雄大なサハラ砂漠、生命力があふれるフェズ・マラケシュの旧市街など、
日本とは全く異なる雰囲気を十二分に体感できるのがモロッコのツアーです。ぜひ皆さまのご参加をお待ちしています!