
旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2023年4月 5日
フレンドツアー 関東発
2023年1月28日出発
FE105 エミレーツ航空 利用 エキゾチックモロッコ11日間
にて実際にお召し上がりいただいたお食事、一部観光内容をご紹介します。
お食事は★の数で評価します。
満点が星5つ★★★★★となります。
1日目:
夜、成田空港よりエミレーツ航空EK319便にてドバイ乗り継ぎ、同じくEK751便に乗り継いでモロッコのカサブランカへ。
大変長い空の旅、お疲れ様でした。
2日目:
午後、無事にカサブランカ到着後、いよいよモロッコの旅のスタートです。
アフリカ大陸最大のモスクであるハッサン二世モスクを訪れました。

壮麗なイスラム建築の美しさが青空に映えます。
観光後、宿泊地のラバトへ。

宿泊はモダンでスタイリッシュなホテルFARAH RABATでした。
夕食@ホテル

各種モロッコ料理のビュッフェをいただきました。
多彩なモロッコ風サラダや前菜

メインディッシュも種類豊富でした。

フルーツとデザート

評価:★★★★
3日目:
朝食@ホテル
メニュー豊富なビュッフェでした。

オムレツなどを焼いてくれるシェフもいらっしゃいました。

評価:★★★★
朝食後、モロッコ王国の都ラバトの観光へ。
フランス保護領から独立を果たした現王室の霊廟モハメド五世廟を訪れました。
騎馬衛兵さんがお出迎え


霊廟の前は、未完成で終わった中世のモスク跡と塔が残る広場になっています。

現王室のお住まいである王宮を遠目からパチリ

残念ながら警備上の理由で近くに行くことはできません。
現在の首都ラバトより、古都メクセスの観光へ。
かつて街を守っていた堅固な城壁と城門が残っています。

17世紀のスルタンであり、ここに都を移したムーレイイスマイルが眠る霊廟を訪れました。

見事なイスラム装飾が目を引きますね。
にぎやかなマーケットも覗いてみました。

緑豊かなメクセスは質のよいオリーブの産地としても知られています。

庶民の台所として様々な食品や日用品のお店が並んでいます。

観光後、町のレストランで昼食を。
昼食@レストランCOLLIER DE LA COLOMBRE
イスラム装飾が素敵なレストランでした。

メクネスはとっても美味しいワインの産地でもあります。

イスラム教徒は飲酒をしませんが、サウジアラビアやイランなどと違って観光客はお酒を楽しむことができます。
モロッカンサラダ(モロッコ風前菜の盛り合わせ)

メインはビーフと野菜がたっぷりのクスクス

アフリカの伝統料理クスクスは、こちらでは週末やハレの日にいただくお料理です。
デザートはパンケーキにジャムを添えたもの

お皿も素敵です!
評価:★★★★★
午後はローマ遺跡ヴォルビリス観光へ。
小高い丘に築かれていた壮大な都市遺跡を巡りました。

美しい床のモザイクが残っています。

かつてのローマの繁栄ぶりがわかりますね。
観光後、宿泊地シャウエンのホテルへ。
雰囲気のあるホテルRIAD DAR ECHCHAOUEN

リヤドとはかつての邸宅などを改装したホテルです。
夕食@ホテル

メイン料理はモロッコの代表的料理であるタジン。
タジンは、独特な富士山型の蓋で知られるモロッコの鍋料理です。
近年は日本でも目にするようになりましたね。
タジン料理にはいろいろな種類がありますが、この日はチキンとレモンのタジンでした。

タジン鍋を使って調理されると、身もふっくらジューシーに仕上がります。
デザートはパンナコッタでした。

評価:★★★★
4日目:
朝食@ホテル

焼きたてのトーストにオリーブの実、ジャムなどがテーブルに用意されます。

オムレツなどの卵料理がサーブされます。

都会の大型ホテルにはない家庭的なサービスがいいですね。
評価:★★★★
午前、青い迷宮と称されるシャウエンを巡りました。

どこもかしこも絵になります!

街のレストランで昼食です。
昼食@レストランBABSOUR
前菜は豆のスープ

現地の方はオリーブオイルを少しかけていただきます。
メインはアラブの伝統料理ケバブ(ミックス肉の串焼き)でした。

デザートは自家製ヨーグルト

評価:★★★★
午後、シャウエンの町ともお別れです。

午後は、長駆フェズの街を目指しました。
夕食@宿泊ホテルRIAD SALAM
前菜はモロッカンサラダ(モロッコ風前菜)

いろいろなお味が少しずつ楽しめます。
メイン

デザート

フルーツやいろいろなお菓子を食後のお茶と共にいただきました。

評価:★★★★★
5日目:
終日、中世の迷宮都市フェズを観光しました。

長い歴史を誇るフェズの王宮

ブロンズ細工と装飾タイルなどで華麗に彩られた見事な門

旧市街の入り口である門も見事なタイルや漆喰装飾で彩られています。

旧市街に一歩足を踏み入れると、そこにはさまざまな市場(スーク)はひしめくまさに迷宮。

たくさんの人々やロバも行き交う喧噪の中を巡ります。
売り子さんとの丁々発止のやり取りの楽しさもイスラム世界独特のもの。

にぎやかな旧市街の中にありながら、静寂が広がるブーイナニア神学校

中世、コーランをはじめ様々な学問を学ぶ場所であった、今でいうところの寄宿舎付き総合大学です。
観光中、一般家庭(ハミドさん宅)にてミントティーのひとときを。
いつも和やかなハミドさん夫婦

モロッカンウイスキーとの異名を持つミントティーの伝統的な入れ方など、楽しく教えてくださいます。

フェズに伝わる伝統工芸の一つ、皮のなめし工房タンヌリも観光しました。
柔らかくなめされた皮が色鮮やかに染められていく様子を眺めることができます。

かなり匂いもキツイので、ミントの葉を嗅ぎながらの観光です。
色鮮やかな製品の数々。。。

モロッコのサンダル“バブーシュ”は人気のお土産の一つです。
昼食@レストランPALAIS LES MERINIDES
前菜はレンズ豆のスープ

おなじみモロッカンサラダ各種

メインは魚のタジン

デザートはオレンジとバナナの盛り合わせ

6日目:
この日はサハラ地方に向けて終日移動の日です。
モロッコには、北の地中海や大西洋沿岸の地方と南のサハラ地方を分けているアルプス“アトラス山脈”があります。
そのアルプスの峠道を超えての旅となりました。
途中、モロッコのスイスと称される山のリゾート地イフランに立ち寄りました。

モロッコ=砂漠の国、というイメージの方が多いと思いますが、実際のモロッコは海あり、山あり、緑あり、のとっても多彩な国です。
冬期はごらんのようにアトラス山脈には雪も降ります。
かつてこのあたりには野生のライオンも生息していました。

そのアトラスライオンのモニュメントが公園にありました。
峠を越えた街道の街ミデルトのレストランで昼食をいただきました。
昼食@レストランKASBAH ASMAA
前菜は野菜のポタージュ

メインはこの地方特産のマスのグリル

アルミ包みで身もふっくらと調理されていました。

デザートはこれまた特産のリンゴのタルト

評価:★★★★
峠を越えてサハラ地方に入ると、まるでどこか別の惑星を思わせる壮大な景観が続きます。

不毛の大地が続く広大な砂漠ですが、あちこちにヤシの木の緑が鮮やかなオアシスが点在しています。

夕刻、メルズーガ砂丘にあるホテルTOMBOUCTOUに無事到着しました。

夕食@宿泊ホテル
砂漠であることを考えると種類も豊富で贅沢なビュッフェでした。

体調に合わせて食べる量を調節ができるのがビュッフェのいいところですが、ついつい食べ過ぎに注意です。

評価:★★★★
7日目:
早朝、幻想的な砂漠の夜明けを体験しました。

夜明けと共にその表情を変えていく砂漠の陰影がとても神秘的な美しさです。

私たちが日出ずる国の住人たちが、砂漠の夜明けにしばし感動している間…、
私たちを案内してくれた日が没する西の国の民とラクダたちは…
超リラックスムード!

「こちとら毎日砂漠の夜明けを見ているよ…」

「あ~あ、今朝も早くから働かされてもう疲れたよ~」
そんな彼らにもうひと働きお願いしてホテルへと戻り、朝食タイムです。

ちなみにラクダはご希望のお客様のみ実費でのご案内です。
朝食@ホテル
モロッコはフランスの影響か、パンがとてもおいしいです。

温かい卵料理もありました。

評価:★★★★
朝食後、かつての砂漠の交易ルートであったカスバ街道を一路西に、ワルザザードの街を目指しました。
途中、切り立った断崖の景観に息をのむトドラ渓谷に立ち寄りました。

昼食@レストランLA PETITE GORGE
前菜はハリラ(モロッコの伝統的な野菜スープ)と焼きたてパン

メインはモロッコ風ミートボール“ケフタ”のタジン

付け合わせの温野菜のサラダ

デザートはフルーツ

評価:★★★★
夕食@宿泊ホテルLE BERBERE PALACE内のイタリアンレストラン
前菜:生ハム、トマト、アーティチョークなどのサラダ

メイン:ミラノ風仔牛のカツレツ

デザート:ティラミス

旅も半ばで、連日のモロッコ料理から離れたメニューでよかったです。
評価:★★★★
8日目:
朝食@ホテル
新鮮なサラダ類が豊富でした。

ハリラスープもありました。

評価:★★★★
この日の最初の観光はホテルからもほど近い歴史的なカスバ(城塞化された豪族の屋敷)へ

カスバの風景よりも僕の方が絵になるでしょ?
ワルザザードはモロッコの映画産業のメッカ。

映画スタジオが街の郊外にたくさんあります。
世界遺産アイト・ベン・ハッドウの村へ。

アラビアのロレンス、グラディエーターなど数々の映画のロケにも使われているとっても絵になる村。
アーモンドの花も咲いていました。

昼食@レストランKSAR IGHNDAにて

メニューはモロッコの先住民族ベルベルの伝統料理でした。
ベルベル風野菜スープ

プルーンやナッツなどのドライフルーツをあしらったベルベル風タジン

トマトとひき肉がベースのベルベル風オムレツ

フルーツサラダ

評価:★★★★★
午後は再びアトラス山脈を越えてマラケシュへ。
夕食@宿泊ホテル

民族音楽付きのディナーでした。
季節のフルーツや野菜の彩りがきれいなサラダ

オリーブの実の前菜

白身魚のフィレ肉とブロッコリーの一皿

デザートはチョコレートケーキでした。

マカロンがのっているのがうれしいですね。
評価:★★★★★
9日目:
終日マラケシュの観光でした。
エキゾチックな庭園が印象的なマジョーレ庭園

かつての宰相の住まいであったバヒア宮殿など訪れました。

見事な天井装飾に目を奪われます。
フェズ同様、マラケシュのメディナ(旧市街)の散策も楽しい思い出となりました。

否が応でも目が惹かれるカラフルな香辛料や織物などの数々…

モロッコの街歩きは、まさに体の五感が刺激されますよ!

街のおへそにあたるジャマエルフナ広場へ

広場がその本当の姿を現すのは日没後、まだまだ開店準備中の屋台や出店がたくさん。

広場には夕刻あらためてやってまいります。
昼食@レストランLE MARKECH
この日のお昼もイタリアンでした。
前菜:地中海風サラダ

ハム、チキン、チーズ、ひき肉など4種の味が楽しめる窯焼きピッツァ

アイスクリーム

評価:★★★★
夕刻、再びジャマエルフナ広場を訪れ、さまざまな大道芸人や屋台でにぎわうその雰囲気を楽しみました。

夕食@レストランTHE RED HOUSE
エキゾチックでゴージャスな雰囲気に溢れたレストランにてディナーをいただきました。

前菜:エビと白身魚のパイ

メイン:チキンロール、マッシュルームのリゾット添え

デザート:アップルタルト

味も盛り付けもとても洗練されていて満足の3コースのディナーでした。
評価:★★★★★
10日目
名残惜しいですが、モロッコとお別れの日…
朝食@宿泊ホテル
メニュー豊富なビュッフェでした。

新鮮な食材が並んでいます。

卵料理をオーダーできました。

しっかりいただいて悔いなきよう空港へと向かいます。

評価:★★★★★
食後、バスにてカサブランカへと戻り、空路ドバイ乗り継ぎにてご帰国いただく11日間のツアーでした。
ごらんのようにモロッコは多彩な、魅力に富む見どころたっぷりの国です。
みなさまもぜひエキゾチックな異国情緒に浸りにモロッコを訪れていただきたいと思います。
ご一読どうもありがとうございました。
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