旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2019年2月22日
フレンドツアー 関西発
2018年12月7日発
G501 エミレーツ航空利用
幻想のサハラ エキゾチックモロッコ 11日間
フレンドツアー食いしん坊あらため、ちょっぴりふとっちょ添乗員です
ツアーで召し上がっていただいたお食事と一部観光内容をご紹介させていただきます。
お食事は星の数で評価させていただきます。
満点は 星5つ★★★★★となります。
ではではお楽しみくださいね!
◎2日目
関西空港よりエミレーツ航空にてドバイ乗継ぎ、無事にモロッコのカサブランカへ到着。
たいへん長い空の旅、おつかれさまでした。
空港より宿泊地のラバトへ向かう途中、ハッサン2世モスクへ立ち寄りました
前国王ハッサン2世の名を冠した、アフリカ大陸最大のモスクです。
外国の信者もお参りしやすいよう大西洋を望む場所を埋立てて建立されました。
モスクの観光後、モロッコの首都ラバトのホテルへ。
夕食@ホテル
お腹の具合に応じて召し上がっていただけるビュッフェディナーでした。
長旅のあとなので、お好きなものをお好きな分だけ召し上がっていただけるのビュッフェはよかったです
評価:★★★
◎3日目
朝食@ホテル
シンプルな内容でした。
フランス保護領時代があったため、意外にパンがおいしいですよ
評価:★★★
ラバトの観光でモハメド5世の霊廟を訪れました
モハメド5世は現国王のおじいちゃんにあたるお方で、フランスからの独立時の王様です。
霊廟はマント姿も凛々しい衛兵さんに守られています。
霊廟前には中世の時代、未完成に終わったハッサンの塔とモスクがご覧いただけます。
海を望むすてきなロケーションです。
ラバト観光後、古都メクネスへ。
にぎやかな屋内マーケットを覗いてみました
メクネス周辺は緑が豊かでオリーブが特産です。
昼食@レストランCOLLE DE LA COLOMBRE
リヤド(邸宅)風の造りがすてきなレストラン♪
前菜:モロッカンサラダいろいろ
モロッコならでは豊かな香辛料を使ったお野菜を取り分けていただきました
メイン:ビーフと野菜のクスクス
クスクスは北アフリカならではの料理で、小麦粉を蒸して作る粒状のパスタです。
こちらでは晴れの日のお料理です
ズッキーニやかぼちゃ、芋、ニンジン、キャベツなどたくさんの野菜をビーフの旨みと共にいただけけました
デザート:パンケーキ
評価:★★★★
夕刻、青い街シャウエンのホテルへ。
今話題のリヤドホテル(邸宅を改装したホテル)で宿泊です
夕食@ホテル
前菜:野菜スープ
冬は朝夕思ったより寒くなります。あたたかいスープはごちそうですね
メイン:チキンもも肉のタジン
レモンとオリーブの風味でふっくら仕上げられていました♪
タジン鍋は日本でもおなじみになりましたね。
デザート:プリン
評価:★★★★
◎4日目
朝食@ホテル
モロッコ風ブレックファーストのセット
いろいろな種類のパンがバターやチーズ、ジャムなどを添えてサーブされました
オムレツも♪
シンプルながらも味わいがある朝食でした
評価:★★★★
ホテルにはプールがある中庭もあり、朝の澄んだ空気と共に眺めが楽しめました
また季節を変えてゆったり訪れたい印象でした
朝食後、青い街の観光へ
まさに青い迷宮のようなメディナ(旧市街)をめぐりました♪
青い街並みに色鮮やかな民族衣装や織物が映えますね
人懐っこいチャトラ君、ツアーに参加したそうでした。。。
小麦袋のデザインがシュール
昼食@レストランBAB SOUR
レストランの内部も青い空間
前菜:イナゴ豆のスープ
ガイドさんがオリーブオイルで国旗にも彩られているモロッコのシンボル☆を描きました
メイン:ビーフと七面鳥の串焼き
デザート:自家製ヨーグルトにイナゴ豆のはちみつがけ
イナゴ豆はこの地方の特産なんです。
評価:★★★★
午後は一路フェズへ
フェズでの宿泊はデラックスクラスのホテルでした
お部屋もスィートでした
夕食@ホテル
音楽付きでゆったりと
前菜:パンプキンスープ
メイン:スズキのソテー
魚が新鮮でないのがやや不評でした。。。
ツアー全体のバランスをとっての魚料理ですが、フェズは内陸の街なので無理して魚でなくてもという印象。
デザート:パンケーキ
評価:★★★
◎5日目
朝食@ホテル
デラックスホテルということで期待大でしたが、ちょっぴりさみしい内容でした。。。
夕食もそうでしたが、ほとんど私たちだけの貸し切り状態でした。。。
評価:★★★
終日、迷宮と謳われるフェズの旧市街(メディナ)をめぐりました
特産品で知られる陶器工房を見学。
すべての行程がほぼ手作業で行われていました
匠の技術が見事です
佃プライドに勝るとも劣らない、まさにモロッカンプライド!
幾何学文様(アラベスク)が美しいメディナの入口ブージュール門(青い門)をくぐり、迷宮へ
サボテンの実の屋台や行きかうロバなど異国情緒たっぷり
一般家庭を訪問してミントティーをいただき、しばしほっこり
こちらの住居は吹き抜けの空間を囲んでお部屋がある造りです。
この大根みたいなのがなんと砂糖!
これを砕いて使います。フレッシュミントもたっぷり♪
お茶を入れるのはその一家の主人、今回はハミッドさん、どうもごちそうさまでした
観光では、モロッコならでは精微なイスラム装飾に息をのむブーイナニア神学校やカラウィーンモスク、ムーレイイスマイル廟など訪れました
イスラム建築の基本はシンメトリック(左右対称)にあります。
偶像崇拝は一切ありません
昼食@PALAIS LES MERINIDES
まさにモロッコならではエキゾチックな空間でモロッカン料理に舌包み
前菜:メゼ(モロッカンサラダいろいろ)
ガイドさんが市場で見つけて仕入れた白玉ねぎ(フランス野菜ブラン・アチーフ・ド・パリ)もいただきました
メイン:チキンもしくはイワシのタジンのチョイス
デザート:フルーツ(取り分けて)
評価:★★★★
古都フェズではさまざまなモロッコの伝統工芸も楽しむことができます。
銅細工の匠の技のデモンストレーション
銅とすずの合金の板に精密な文様を描いていきます。モロッカンプライド、アゲイン!
こちらは皮のなめし工房タンネリ、匂いがきついのでミントを鼻に詰めての訪問です
そんなこんなで日も暮れて、ホテルで再び夕食を。
夕食@ホテル
前菜:シーザーサラダ
豪快な盛り付けでした!
メインはビーフステーキ、デザートはケーキでしたが、残念ながらデータが消えていました
評価:★★★
◎6日目
フェズよりアトラス山脈(ミッドアトラス)を越えてサハラ地方へ大移動の一日でした
途中、りんごの産地としても有名なミデルトのレストランで昼食タイム
昼食@KASBA ASMAA
メイン:マスのホイル焼きにレモンを添えて
身がふっくらでおいしかったです
デザート:りんごのタルト
評価:★★★★
午後もひたすらサハラ砂漠を目指して移動です
でもモロッコならではダイナミックな光景の連続で異国情緒たっぷり♪
たくさんのオアシスの村をめぐりながらようやく砂漠の宿へ
今夜はメルズーガ砂丘の入り口にあるオーベルジュに宿泊です
ホテルの入り口では巨大なラクダがお出迎え♪
まさに砂漠の中のホテルではるばるサハラに来たなぁ~という実感がひしひしと。。。
このオーベルジュ“トンブクトゥ”は砂漠の中とは思えない快適なホテル
何よりすばらしいのはテラスからの眺め!
夕暮れ時はサンセットに照らされて赤く染まる砂丘がごらんいただけます
夕食@ホテル
砂漠の中とは思えないほどリッチでバラエティに富んだビュッフェディナーでした
メニューの種類も多くて何をいただこうか迷いますね
もちろん食べ放題ですよ!
土地柄を考えるとこれ以上の贅沢はないと思います
評価:★★★★★
そして食後にはとびきりのデザートも
それは満点の星空
砂漠の中では街灯りがないので、雲がなければまさに星降る空が楽しめます
プラネタリウム以上の数の星が見えて怖いほどでした。。。
◎7日目
今朝はとっても早起き!
でも苦痛でなんかありません!なぜなら幻想的な砂漠の夜明けが待っているからです
それになんと今回のツアーでは、通常別料金のラクダ代が含まれていました!
というわけで全員らくだに揺られて漆黒の砂漠を日の出のポイントまで移動しました。
みんなで砂丘の上にがんばって上がり、日の出を待つことしばし。。。
そしてついにその時が。。。
感動の瞬間
日のいずる国を後にすること幾年月。。。はるばる日が没するところ(マグレブ=モロッコの意)までやってきたかいがありました
ううう。。。生きててよかった。。。
朝日に照らされ、空や砂丘が幻想的に赤く染まっていきます
この砂漠の陰影、かのフェルメールやレンブラントにも描いて欲しかった。。。
と、感涙にむせぶ我々平たい顔族を尻目に、らくだの御者さんたちは。。。
すやすやとお休みタイム!!!!!!こんなの見飽きてるんですね
そんな人間ドラマを見ながら、みんなもわらってる~~らくださんもわらってる~~(ぜひサザエさんの歌の節で)
現地ガイドさんが砂に書いたラブレターならぬ“フレンドツアー”とアラビア文字で書いてくれました♪
ガイドさん、グッドジョブ!(チップはずむぜ!)
朝日に照らされながら再びらくだにゆられて車が待つポイントへと帰ります。
砂丘に映る影がすてきですね♪
一仕事終えたらくだ隊が帰っていきます。
わたしたちもホテルへ戻り、朝食タイム。
朝食@ホテル
砂漠の中としては十分な内容でした
評価:★★★★
この日はカスバ街道を旅しました
途中、昔の砂漠の導水システム「カタラート」を見学
現地ガイドさんが地下の導水路のシステムを解説してくれました
足で滑車を巻き上げて水を汲み上げます。
この日もサハラならでは広大でダイナミックな景観の連続でした。
オアシスの村々や険しい垂直の断崖がそびえ立つトドラ渓谷などを経由しながら昼食のレストランへ。
昼食@砂漠のオアシス、ティネリールのレストランYASMIN
前菜:おなじみモロッカンサラダ
メイン:ベルベルタジン(ミートボールの卵とじ)とベルベルオムレツ
デザート:フルーツ
評価:★★★★
夕刻、カスバ街道の西の拠点ワルザザードのホテルへ。
この夜のホテルもデラックスクラスでした
夕食@ホテル(イタリアレストラン)
趣向を変えてイタリア料理のディナーでした。
前菜:ハム、トマトとモッツァレラチーズのサラダ
メイン:ラザニア
デザート:セミフレッド(アイスケーキ)
ムーディーで暗い店内のため、画像も暗くなっておいしそうに見えませんが、味はよかったですよ
評価:★★★★
◎8日目
朝食@ホテル
5ツ星ホテルらしい充実の内容でした
アラブのソーセージ、メルゲーゼもいろいろ種類がありました
オムレツもオーダーできました♪
評価:★★★★★
ワルザザードは映画産業の町。モロッコのハリウッドとも呼ばれます。
この日は再びアトラス山脈(オートアトラス)を越えてマラケシュへと向かいますが、途中、世界遺産の村アイトベンハッドゥーを観光しました。
さすがねこちゃんはいい場所を知ってますね!
観光後、昔の砦(クサール)を改装したレストランで昼食を
一家族が暮らしていた要塞化した家がカスバ、複数の家族だとクサールと称します。
アイトベンハッドゥーは通常カスバと称されていますが、正確には複数のファミリーが暮らしていたクサールです
昼食@クサールIGHANDA
まさに砂漠のオアシス的な佇まい
前菜:ハリラ(アラブ風野菜スープ)
家庭でも定番のモロッコのお味噌汁的なスープ
メイン:ベルベルオムレツ
先日と同じメニューですが、さすが洗練された味でした
もう一つのメイン:ビーフタジン
プルーンやアプリコットの甘さとナッツの香ばしさ、ビーフの旨みなどが詰まった一品
デザート:フルーツサラダ
盛り付けがかわいいです
サハラでこんな上品な盛り付けと味は初めてでした
プライベートで宿泊したくなりましたよ~
評価:★★★★★
無事にアトラス山脈も越えて夕食はマラケシュのホテルにて
夕食@ホテル
昼食が伝統的なベルベル料理(モロッコの先住民族の伝統料理)でしたので、夜は西洋風のコース料理を。
前菜:ビーフのカルパッチョ
メイン:メカジキのグリル
デザート:チョコレートケーキもしくはフルーツをお好みで
評価:★★★★
◎9日目
朝食@ホテル
さん、ミントティーはいかが?
お茶のサービスやいろいろなパンを焼いてくれるお姉さんなど、都会のデラックスなリゾートホテルらしい充実度でした
ハリラもありました。
画像はありませんが、卵料理もオーダーできました♪
評価:★★★★★
この日は終日、マラケシュの観光をゆったりと楽しみました
昼食@イタリア料理NIAGRA
この日も趣向を変えてイタリアン
前菜:サラダ
ボリューム満点!
メイン:ピッツァ
職人さんが精魂込めて一枚ずつ焼き上げてくれています
4つの味が楽しめるピッツァでした♪
デザート:3種のアイス
これまたボリュームありました!
モロッコのイタリアンとしては合格点でしょう
評価:★★★★
さて、昼間のマラケシュもいいのですが、この街の一番のお楽しみは日没後のジャマエルフナ広場
さまざまな屋台や大道芸人で毎日がお祭り騒ぎのこの広場を見下ろすカフェでお茶のひととき
ご希望のみなさまにも“ちょこっとサービス”でお茶を楽しんでいただきました
夕食@レストランTHE RED HOUSE
ツアー最後の夜は人気の高級レストランにて
ゴージャスな空間でゆったりとディナーを
前菜:ヒメジのエスカベッシュ
ハーブやオリーブの香りがお口の中で広がりました
メイン:ローストラム、マッシュルームのリゾット添え
本来はローストチキンのメニューでしたが、モロッコまで来て本場のラムをいただかないのは残念なので変更していただきました
日本では新鮮なラムがなかなか手に入らないので、ほとんどの方がラムの美味しさをご存じないですが、モロッコではラムが最上のお肉なんです
デザート:リンゴのドーナツ
生クリームをたっぷり添えていただきました(この際カロリーは無視)
評価:★★★★★
◎10日目
名残惜しいですが帰国の途へ
カサブランカ空港へと向かいます
街の出口にはアラビア文字で“マラケシュ”と描かれたモニュメントが。
さようなら、マラケシュ・・・
さようなら、モロッコ・・・
みなさま、ごきげんよう!
通常、10日間で周遊することが多いモロッコを11日間でゆったりと巡るコースです。
見るべき見どころをきっちり抑えながらもゆとりも持たせた内容でおすすめできる内容です。
夏場は猛暑になりますので、秋から春先がベストシーズン!
ぜひフレンドツアーでエキゾチック満点のモロッコへお出かけください!
フレンドツアー
ヨーロッパ
アジア
アフリカ
中近東
北米
中南米
オセアニア
南太平洋
ミクロネシア